橘玲のレビュー一覧
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解決不能な問題が多く存在する現代、しかも「先延ばし」などで悲観論が多い。今の政治家は自己保守的立場だけで国民の目線に対峙していないことが多すぎるる為、不可解で国民は不愉快な思いをする。原発問題、年金問題、少子化対策、消費減税を含めた社会保障問題など、度あるごとに「源資」を言うが「給付金」など企業へは厚い盛りをする、だが、国民には人匙程度のものしか無い。また、ある記事「日本は北朝鮮のすぐ下の196位」と言う、これは2023年時点における対GDP比で、海外企業が日本国内で事業を展開したり、既存の日本企業株式の取得(一般的には10%以上)する割合が北朝鮮より低い、と言う。(東洋経済)政治家の役割は経
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ベストセラー作家である著者が、2009年に刊行された内容を2025年の現状に合わせて新しくした一冊。
著者はこれまで鋭い観察眼で世の中の問題点を指摘し続けており、何冊も読んできました。
巻末で、「この本で書いたことはとても単純だ。国家に依存するな。国家を道具として使え。」と述べているとおり、うまく制度を利用することで、負け組・勝ち組が逆転する、そんな方法を述べています。大企業に就職できれば安泰という時代は過去のものとなり、フリーエージェント化やマイクロ法人設立という手法を紹介しながら、実際の会計の流れなどを詳細に解説しています。もし自分がそういう立場だったら半信半疑ながら、真剣に考えさせられる -
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ネタバレ・集団生活をしてきた人類は、秩序の維持のため抜け駆けとフリーライダーに対処しなければいけなかった。正義を快楽とし、脳は上方比較(マウント乱発でさへること)を損失、下方比較(マウントすること)を報酬の感じるようにすることでこれに対処した。上位のものを引き摺り下ろすキャンセルカルチャーは気持ちがいい行為となる。
・能力があるものは自分を過小評価し、ないものは過大評価するという研究結果をダニングクルーガー効果という。共同体で除け者や叩かられないために平均に近づけようとする性質があるのかも。
・知っていることを知っている、知らないことを知っている(宇宙がなぜあるのか、パソコンがどうやって動いているのか -
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⚫︎読んだ動機
・転職して新しい会社に行くにあたり、4.0の働き方について興味を持った
・活かせる内容あれば新しい会社で活かす
⚫︎感想
・一度は読んでみて良いと思う本だった。
・一回読んだだけでは頭に入らなかったので2回目流し読みして4.0の働き方がどうなるか理解できた
・高齢化社会、人生100年時代になるにあたりフリーエージェント化を今から意識しておくし必要性の学びあった。ただ働くのではなく未来のためにどう活かせるか、どういうスキルを得たいか、今自分は何を学んでいるか意識しながら働く重要性について理解した
・鬱病になるリスクの環境についてはとても共感できた。こういう環境を避ける必要あ -
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こちらも、読書家の先輩からのご推薦。「高学歴発達障害」と合わせて読むと、非常に理解が深まった。
1.運すら遺伝している。
環境を選ぶのも正確に起因する。例えば、リスクを取りがちな人は、交通事故に合う可能性が高くなるなど。だから、このように直接的に遺伝子に刻まれていないことも遺伝子が環境を選ぶということが起こり得る。
ビッグファイブ;性格を記述するスタンダードな方法
外向性(社会性)、神経症傾向(慎重性・繊細性)、協調性、堅実性(勤勉性)、経験への開放性(開放性。文化性)、
遺伝子と性格の関連性の例
脳内のセロトニン輸送体の多型で、脳内のセロトニン濃度が変わる。セロトニン濃度が高いと陽気( -
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親子でお金の勉強をするために、よいツールになると思いました。
所々大人の私でも難しい所がありましたが、比較的平易な言葉で説明されているのでわかりやすかったです。
金融教育が高校でも始まっていますが、お金について学ぶのは若ければ若いほどいいのではないかと思っています。作中でも書かれていますが、勉強も複利効果で、するのとしないのでは差が広がっていくからです。
普段の暮らしの中で、親が子どもに伝えていくことができればベストですが、そのためには親がきちんとお金の勉強をしておかなければいけないと改めて思いました。
本書の合間合間で子どもが
「お金はなぜ大事なの?」
「なぜ宿題をしないといけないの?」 -
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ネタバレ・4章くらいまでは前作の繰り返し的な内容が多く退屈に感じた。それ以降はまあまあ。
・差別的言論とは、相手が不快に思うかという情緒的な判断ではなく、アカウンタビリティ(証拠によって合理的に説明できる)で判断するのが原則。
・日本人の三分の一は読解力がない(日本語が読めない)、三分の一以上は小学4年程度の数的思考力しかない。でも先進国の中でもこれでもマシな方。→そりゃあフェイクニュースを信じる人が多いし、論理的思考できる人は少ない、ポピュリズムが台頭する
・すべてのヨーロッパ人の共通祖先は600年辿れば1人の男か女にたどり着く。すべての地球人の共通祖先は3400年前という説→人類みな遠縁は遺伝子的 -
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ネタバレ・知能(IQ)は遺伝の影響が8割、2割が環境。→直接的な認知能力教育ではなく、生活習慣や性格など、非認知能力をのばす環境におくべき
・精神障害は遺伝率が8割、身長と体重の遺伝率は7割
・ユダヤ人は知能が高いと言われるが、検査でわかったのはアシュナケージ系(ドイツの)ユダヤ人だけで、スペイン系のセファルディや中東のミズラヒムなどは平均的。アシュナケージはヨーロッパの厳しい差別があり禁忌の金貸しで生計を立てていたり、婚姻も制限があり数十世代で遺伝的変異があった可能性がある。その裏付けで遺伝病率が高い。一方でイスラム圏のユダヤ人は人口も多く金融業に特化するわけではなかった。
・心拍数が低い、発汗しな