橘玲のレビュー一覧

  • 永遠の旅行者(下)

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    おじいちゃんの遺産が 20億円。
    行方不明のお父ちゃんの借金が 150億円。
    その孫へ おじいちゃんは 税金を払わないで、
    孫に 20億円を譲りたいと言う。
    このスキームを 恭一は どう達成するのか?

    150億円は 債券化されて、菱和債権回収がもっている。
    BVI ブリティッシュヴァージンアイランズ。
    カリブ海のタックスへイヴンの国。
    そこの ケーエイチコーポレーションが 菱和債権回収から
    1000万円で購入している。
    ケーエイチコーポレーションは 堀山の会社であった。

    行方不明のお父ちゃんは、ハワイでレストランをやっていて、
    そのレストランを 堀山に 売った。名義はそのままだった。
    それ

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    2016年10月25日
  • 永遠の旅行者(上)

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    橘玲は 実に欲張りな作家かもしれない。
    相続税回避の方法、税金のかからない方法など、
    実にたくみに 取り込みながら、
    シベリア抑留者だった祖父、バブルで儲けたが失敗し逃亡父親、精神を病む孫。
    母親は、惨殺され犯人が不明と言う 話題満載のなかで、
    20億の遺産を 孫に 税金を払わずに遺産相続させるという仕事を
    引き受けた 元弁護士 恭一。
    この男は、なぜ?という疑問をもちながら 生きている。
    この仕事を引き受けるにも、なぜなのか、分からない。
    設定が 盛りだくさんで、カネ狙いの亡者が 絡み付いてくる。

    盛りだくさんすぎて、説明が多すぎるのが、目につく。
    それにしても、恭一、まゆ、智子 それぞれ

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    2016年10月23日
  • 日本人というリスク

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    橘玲さんの本は毎回拝読させて頂いているのですが、日本及びそこに住む我々の将来について真剣に考えさせてくれます。「持ち家」vs「賃貸」みたいな話から年金、投資、貧困問題等についても読み易く書かれています♪

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    2016年11月02日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    医療費の増大や年金問題など社会問題についてのエッセイ。
    暴論と言われてもおかしくない意見を提示して、あなたならどう考えますかと問いかけてくる。
    現代社会が孕む矛盾が浮き彫りになっています。
    テレビを降板させられた某本アナウンサーと似たような意見も出てきますが、問題にならないのは品の有無でしょうね。

    #読書 #読書倶楽部 #読書記録
    #知的幸福の技術
    #自由な人生のための40の物語
    #橘玲
    #2016年91冊目

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    2016年10月04日
  • 貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    ネタバレ

    ・派遣切りや新卒の内定取り消しが相次ぎ、街には失業者が溢れ、どこを見ても暗い話題しかないけれど、
    そんなニュースばかりじゃますます暗くなるだけだ。
    朝から晩まで「不景気だ!」と騒いでいたって景気はよくならない。  
    みんなが好きな仕事に就けて、毎年給料が上がっていって、会社は一生社員の面倒を見てくれて、退職すれば悠々自適の年金生活が待っていて、病気になれば国が下の世話までしてくれる
    ──そんな理想郷を勝手に思い描いて、その夢が裏切られたと泣き喚くのはそろそろやめよう。
    そんな都合のいい話があるわけないって、幼稚園児だって知っている。  
    世界はもともと理不尽なものだ。
    みんなの都合のいいように

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    2016年08月26日
  • 知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語

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    橘玲が得意とする厭世的なハナシで世の中の不具合をバッサリと切っていく。

    民主主義と資本主義は並立しているが、前者は1人1票、後者は1株1票。積立不足分を厚生年金が補充する国民年金ほど優れた商品はないから、その点を社会保険庁は宣伝すべき。国民のプライバシーを侵害しなければ確定しない所得税より、人頭税の採用を。

    例によって、身も蓋もない露骨な表現だが、説得力は充分。「知的幸福」につながる、誰もが知っておくべき情報だ。ただし、読んでいて気分が良いかどうかは、別の問題。

    で、なぜ著者がこうしたバッサリ論を振りかざすような人間になったのか、自身の過去を理由にあげている。珍しく自分語りをする著者。興

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    2016年08月06日
  • 永遠の旅行者(下)

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    星は3.5個といったところ。
    金融専門知識がないので、所々理解出来ない部分もあった。
    上巻での、えーーー、かっこつけすぎ!と笑ってしまう場面を小説と思って我慢して、読み進めて行くと、下巻はかなり楽しめる。
    橘玲氏のマネーロンダリングもおもしろかったので、もっと金融小説を書いて欲しいと思う

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    2016年05月04日
  • 永遠の旅行者(上)

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    元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した。
     まゆは幼い頃に母を殺された未解決事件にまだ苦しんでいた。アメリカで失踪した悠介の居場所はつかめない。麻生の死期は迫る。真鍋には時間がなかった。そもそも麻生はなぜ無税の相続に拘るのか?そして、まゆが何者かに誘拐された―。人間の欲望と絶望、金と愛情、人生の意味までを、大胆かつ繊細に描ききった新世代の『

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    2016年05月02日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    アベノミクスにかかわらず、いつか訪れる財政破綻がおきるまでの日本経済がどのような様相となるか、それにどう対処するばよいか、平易に解説されている。
    第1ステージ(国債価格下落→金利上昇):普通預金(円高ならさらに有利)
    第2ステージ(国債下落、円安と物価上昇スパイラル):日本国債ベアファンド、外貨預金・外貨MMF、物価連動国債
    最終ステージ(日本国債デフォルト):海外銀行の外貨預金、日本国債ベアETF
    円高局面では「上場MSCI世界株(1554)」がよい?

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    2016年04月30日
  • 亜玖夢博士の経済入門

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    書評ブログで発見し、読んでみる。

    小説形式で進むのですが、実用的なえりすぐりの理論を、ちょいとブラックなストーリーの中で紹介。
    理論をサラリと理解しつつ、実用例が学べるところが良いと思います。

    経済に興味がある方はもちろん、普段はもっぱら小説しか読まない人にも、新たな分野への扉としてお勧め☆

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    2016年01月05日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    円の普通預金と米ドル預金を進めている。ファンドのたぐいは運営会社が危うくなるリスクから勧めていない。金投資はギャンブルと言い切っている(工業需要が少なく、貨幣と同じように皆がGOLDに価値があると思っているうちしか価値がないしろものだと主張している)。

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    2016年01月03日
  • 言ってはいけない中国の真実――橘玲の中国私論 改訂版――

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    中国の不動産バブルのすごさをテレビで見たことがあるが、そのスケールは日本のその比ではない。
    なぜ、そのようなことを現代中国がやってしまうのか、歴史を遡り、中国社会が歴史的に積み上げてきたものを私論として書き著してくれている。
    圧倒的な人口の多さ、他民族、そんなものを完璧に統治できるわけがない。
    自分自身、家族、同胞の安全をどう構築していくのか、日本人には到底理解できない手法だ。
    フットルースな「金」を扱う人ならではの分析だ。
    日頃、バイアスのかかった、そして、ステレオタイプの中国情報に接しているものにとって、中国に対する新たな視点が示されて、とっても興味深く読めました(笑)。

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    2015年12月13日
  • 永遠の旅行者(下)

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     アメリカで失踪した悠介の足取りがわかってきて、娘のまゆも回復に向かい、恭一は真相に近づいて行く。本当は、誰が、まゆの母親を殺したか。その答えが、謎のメッセージを送った犯人とともに、物語をクライマックスへと向かわせる。
     税金、金融という無機質な題材を、物語のエッセンスとして取込み、より高いレベルで昇華させていく。20億円相当の資産を非課税でまゆに相続させるには、オフショア口座で債務を抱える方法を使う。お金を取り合うマネーゲームのようでいて、人生論に近い生き方の話がメインとなっていく。クールな表現とスリリングな描写の落差と、生々しいセリフが良かった。
    生きる中で避けて通れないこと。金融、語

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    2015年11月22日
  • 言ってはいけない中国の真実――橘玲の中国私論 改訂版――

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    Part2までは橘さんのもつ経済・金融的視点での中国論がとても参考になり共感が持てるのですがPart3に入ると途端に近代史・歴史認識に対する意見がブレブレに、時に一貫性なく支離滅裂になっちゃうんですよね。。。よって★-1です。

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    2015年09月18日
  • 臆病者のための裁判入門

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    経済評論、小説で有名な橘玲による裁判実体験記
    前半部分は読み物として面白いが、n数=1でもあり
    本人裁判のテキストとしてはどうか?と思う。
    簡裁と地裁の間を行ったりきたりして、官僚裁判官に振り回されるところなどは面白く読めた。
    簡裁の判事・裁判官は簡裁の職員の上がりとして、司法試験を通っていない人がなることがあると言うのは初耳であった。でも日本が「法化社会になりつつある」とは、とても言えないのでは? (n数=1では)

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    2015年07月21日
  • 日本人というリスク

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    マイホームに関する長年の疑問がようやく解消した。

    やはり、マイホームの購入は不動産投資と同じであり、投資はおしなべてリスクとリターンを検証すべきだということが、漠然とは感じていたが、論理的に整理されていて、スッキリした。

    そういった資産運用の話以外は、どこかで読んだことのある内容だったが、全体的にまとまってきたという印象。

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    2015年06月28日
  • お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門

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    人生で一番大きな買い物である住宅、住宅程ではないが長年払っている民間保険、サラリーマンだと会社を通して強制的に徴収されてしまう厚生年金や保険等、生きていく上で半ば諦めてしまっているこれらの支出について橘玲さんの鋭い視点で分析されています。読んでおいて損はない名著です。

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    2015年06月20日
  • 言ってはいけない中国の真実――橘玲の中国私論 改訂版――

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    全ての物事と同じ。デジタルなものではない限り、はっきり白黒をつけられる事は、あまりない。それにも拘わらず、国と国とのことは白黒をつけたがる人達がいる。

    テレビで叫んだり、暴れたりしている人ほどでなくても、一般の人達の中でも、中国や韓国に対して相手のことを良く知らずに、マスコミなどの影響で悪い感情を持っている人はいるのではないだろうか。

    あくまでも橘氏の私論だが、この本は現代中国を知ることができる。そして、いつものように読みやすい。鬼城の錬金術、実は中央集権が機能していない、近代世界の中の近世を引きずっている中国。日本を含めた、周辺諸国のためにも軟着陸してほしい。

    また、謝罪は国としてしっ

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    2015年05月16日
  • 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

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    不動産
    確かに賃貸において、更新料とか、敷金償却とか、借り手に不利な制度がゴロゴロしている。
    2年に一度強制的に引越しを促す制度って、引っ越させたところで新たな借り手が見つかるのか保証はないので、賃料を下げるってことになるのかな。
    あと、ローンで買うのではなく、賃貸で余剰資金を投資する方がいいって書いてあるけど、それに加えて子供が増えたり、ご近所トラブルとか考えると、賃貸の方が良さそう。結局ローンの支払いも賃貸の支払いも同じ額になるんだろうし。
    年金
    インフレが起これば、年金問題は解決する。年金支払額は、定額のため、インフレによる補正などない。
    そうならば、インフレを起こし、積立式に移行するの

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    2015年04月29日
  • 貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    マイクロ法人設立のために何が必要で、どうすべきかを具体的に記した1冊。会計の知識とファイナンスの知識を武器に、「法人」としての人格と「自然人」としての人格を上手に使い分けることにより、サラリーマンをしながら会社経営をできるといったことが書かれている本。「社畜が理想の人生」ということに疑問を持つ人なら、一考の価値があると思います。また、株式投資を行うときに役立つ財務諸表を見ると思いますが、財務諸表のカラクリをとても分かりやすく理解できるような説明をしてあります。

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    2015年04月18日