橘玲のレビュー一覧
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億万長者にはどうやったらなれるのか。働く期間を長くして、カネ蓄えておけばいい。読んでみると大変に簡単そうである。
ただ、人間には落とし穴がある。自分を世界の中心として考えてしまう、という穴が。
常に錯覚していることを自覚し、ウマい話など来るわけがないと思い、暴落後にいろんなザルに卵を盛るように分けて投資する。臆病にしていればいいことある。速い思考は野生に必要で、現代はゆっくりした思考に価値がある、と。フックしたのはこんなあたり。
投資のテクニックらしいことも書かれているのだけど、関心なくて、ようわかりまへん。現実的でありながら遠い世界のように思えるのは、僕が投資をしていない人だからか -
Posted by ブクログ
この本の前半部分は橘玲さんの体験談であり、後半部分は裁判所や裁判に関する解説です。さらに最後に福島第1原発の事故(?)の保証についてのことが書かれています。
この本の前半部分はコメディーのように思えて、読んでいて笑ってしまいました。橘さんの本については、悲観的なことを淡々と書いている印象を持っていました。文章の捉え方は、読むときの精神状態によって、変わってくると思いますが、面白かったです。後半部分は橘さんらしく、本来の意図や歴史的な背景などが説明されていました。しかも、他国の状況などが書かれているところも橘さんらしいです。
新書なので、社会勉強として読んでもよいかなという印象です。 -
Posted by ブクログ
最初は、くどくど説明が長いな、、と思って読み始めましたが、、
いつの間にかストーリーに引き込まれました。
永遠の旅行者と呼ばれる国籍を持たない人達。
税金を払わずにすんでいる彼らの生き方に憧れのようなものをかんじてしまうが、現実的には難しいよね。
美少女まゆを狙うのは一体誰か、母親を殺した真犯人は誰か、最後まで騙されて読んでいました。
あとがきにもありますが、サスペンス的な要素の中に、戦時中、ロシアで強制労働を強いられた人々の苦悩が描かれているのも、より引き込まれる要素だと思います。
日本も相当ひどいことされてるのに、なぜ、日本の従軍慰安婦問題だけ取り沙汰されているのか、不思議でなりません。 -
Posted by ブクログ
著者が2009年に出版した「貧乏はお金持ち」と別のタイミングで読んだ。本書は2002年初版なので、内容的にそのまま2013年現在に当てはめると、非現行な部分がありそうなので確認が必要だろうが、おおまかな税制度や融資制度は変わってなさそうだ。「貧乏はお金持ち」に比べて、一般の人にも読みやすく、具体的に独立を考えている人以外は本書の方がおすすめ。
良く言えば著者の意見が一貫しているので、両書の内容は大体同じ。ただ本書の方がマイホームの購入や生命保険について等、サラリーマンにも役立つ情報がある。
マイホームは経済的に見て大きな負担であること、生命保険は損をすることに意味がある宝くじ(病気/怪我で大 -
Posted by ブクログ
一人又は家族とマイクロ法人(零細株式会社又は合同会社)を設立した場合の節税、融資を受ける方法を具体的に紹介している。
年功序列、サラリーマン、年金等日本の従来制度が立ちゆかなくなることを証明したあと、マイクロ法人の節税方法を具体的に紹介し、後半で超低利子で融資を受ける方法を説明している。
印象に残ったのは4点。
1 まず小額の融資を受け、それを期限通り利子を払い完済することで信用を買い、1,000万円を利子0.37%で借りる方法(1,000万円を定期預金に入れた場合の当時の利子は1.1%)という不思議な中小企業優遇制度とそのからくりの説明。知っていて損はないはず。
他の3点は本旨とは関係な