無理ゲー社会(小学館新書)

無理ゲー社会(小学館新書)

作者名 :
通常価格 924円 (840円+税)
獲得ポイント

4pt

    【対応端末】
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
    【縦読み対応端末】
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

作品内容

人生の攻略難易度はここまで上がった。

〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)

才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。

ベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
社会・政治 / 社会学
出版社
小学館
掲載誌・レーベル
小学館新書
ページ数
288ページ
電子版発売日
2021年07月29日
紙の本の発売
2021年07月
サイズ(目安)
2MB

無理ゲー社会(小学館新書) のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月03日

    行動心理学、脳神経科学、経済学、経営学、会計、統計、歴史など幅広い深い知識で分析し、語られており、とても納得させられる。

    0
    購入済み

    キャッチーな表題

    ねこいじり 2022年07月09日

    無理ゲーという言葉を使うしかない今の日本やアメリカの現状を観察し分析している今作

    何処か漠然とした不安が揺蕩っている今の不安から叫ばれている言葉達を甘えや思い込みと断ぜず根拠があるのはないか

    ほとんど顧みられない無差別殺人容疑者の発言を寄り添い推察する形は確かに危険かもしれないが貴重かも...続きを読む

    #深い #タメになる

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月29日

    久しぶりの橘さん、コロナ後バージョン。
    相変わらずの質の高い分析。秋葉原の無差別殺人や相模原やまゆり園での障害者大量殺人事件。
    世の中、努力だけでは変えられず、自分を守るためにその認知を変えて護るべき人まで攻撃してしまう。

    中野信子さんが著作で述べられていた正義中毒然り、悲しいことに人の脳にはそう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    1960年代、平和で豊かな時代が続いた中、アメリカ西海岸で「自分らしく生きる」というリベラルな社会の新たなルールが生まれ、世界中に浸透する。そのなかで社会的・経済的に成功したものが評判と性愛を獲得するという困難なゲーム(無理ゲー)を一人で攻略しなければならない。誰もが知能と努力で成功できるという建前...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2022年12月17日

    岡田斗司夫さんの動画で紹介されていた事で興味を持ち読みました。
    現代社会の有りようを鋭く突いていると思います。ただ、読みながら暗澹たる気持ちにもなります。
    最後の方に出てきた「マイナスの所得税」(所得税ゼロの基準所得額を決め、それより低い所得の人には、お金が支給される。生活保護やベーシックインカムに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月24日

     色々な例を交えて解説されていたが、例がわかりやすいものもあれば、ピンとこないものもいくつか。全体的には驚きや納得の多い一冊だが、同時にとにかく気分がどんよりする一冊。
     ベーシックインカムやMMTなども、あちらを立てればこちらが立たずで結局分断は起こるのだとか。
     負の所得税やCOST等おもしろい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月04日

    途中から社会学や哲学の話が急に増えて、ついていけなくなりました...
    冒頭からラストまで絶望的な内容が多いため、心が弱っている時に読むとキツイ一冊だなと感じます。統計的な結果と自分の身の回りの違いは認識できないから(マクロとミクロ)

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月28日

    「言ってはいけないから」の流れで、橘玲氏2冊目を通読しました。

    マイケル・サンデルの「実力も運のうち」を、より日本社会の事例を引用して読み易く、それでいて橘氏のスパイシーな批評をまぶした作品です。
    読み物とそしてはこちらの方が、好き嫌いははっきりしそうですが、楽しめました。

    両名が共に触れている...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月15日

    社会のレールからドロップアウトし、有力な人脈や自ら起業するような行動力、知力が無ければ、この世界では人並みには生きていけない。本著には性愛弱者としての非モテのテロリストも例として挙げられるが、問題の本質は年収における格差だ。年収の多寡により恋愛や結婚経験も変わる。こうした論調、論理展開において橘玲は...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月18日

    無理ゲー社会と言われる社会構造と要因を理解するために手に取る。
    色々な書籍からの考えを取り入れて、現在の社会構造を説明しており、頭の整理にはなった。
    一方、無理ゲーの攻略方法は示されず、この社会の行き着く先のみが示され、やや消化不良な読後感だった。
    印象に残ったのは下記の通り。
    ・公平(機会平等)と...続きを読む

    0

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

関連書籍

小学館新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング