橘玲のレビュー一覧

  • 80’s エイティーズ ある80年代の物語

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    著者の他の作品のおかげでモノの見方が広くなった。教養の深さ、観点の鋭さなど尊敬する人物の1人である。その彼がどのように青年期を過ごしてきたかがわかる本である。ただし彼に興味がない方にはお勧めしない。

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    2020年10月22日
  • 2億円と専業主婦

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    経済合理的な判断の積み重ね、はなるほど。
    確かにいつの間にか、悠々自適な「老後」より生涯現役が憧れになっている!

    好きなことを仕事にする、か…。

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    2020年10月13日
  • ダブルマリッジ

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    私が幼少の時、田舎なのにやたらフィリピン人女性がいるのを見て、「このお姉さん達は何の仕事をしているんだろう?」と疑問に思っていたんですが、その様な経験をした人は多いのではないでしょうか。この本は、妻と大学生の娘を持つ夫・憲一が、若かりし頃に赴任したフィリピンの地で行った事が家族や会社を巻き込む大騒動に発展してしまうというストーリー。直接は関係ないのですが、この本にも書かれている通り、韓国との「いわゆる従軍慰安婦問題」について対外的に日本国の主張を理解してもらえない理由の一つが判る本です。

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    2020年10月10日
  • お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門

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    若干古い本だが、いつの時代も使える知識。
    収入を増やす、支出を減らす、効率の良い運用をする。この3つのうち3つ目を丁寧に書いている本。

    読むのがめんどくさかったら、「難しいことは分かりませんが お金を増やす方法を教えてください」を読めば大体同じ知識が手に入る。

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    2020年09月21日
  • 80’s エイティーズ ある80年代の物語

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    「言ってはいけない」「上級国民/下級国民」等の著者である橘玲氏の80年代を中心とした、ポストモダン思想を基底とした筆者の編集者時代の濃い時間の回顧録。当時の社会的出来事や文化を織り混ぜながら、それぞれの時期に起きたハプニングや、共に仕事をした仲間との出来事を交え、当時の時代の風を感じさせてくれる。

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    2020年09月15日
  • 2億円と専業主婦

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    エピローグにある通り、幸福の「資本」論をカスタマイズした本で内容が被ります。
    専業主婦は三億円捨てると言っても大げさでない。
    保育園に行くと子どもは育ち母親は幸福になる。

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    2020年09月05日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    P37 ウォルター・シャイデル『暴力と不平等の人類史――戦争・革命・崩壊・疫病』 東洋経済新報社の引用、『過去の不平等を検証したアメリカの歴史学者ウォルター・シャイデルによれば、古代中国でも古代ローマでも、平和な時代にはどこでも格差が拡大している。それを破壊するのが「戦争」「革命」「(統治の)崩壊」「疫病」で、二度の世界大戦やロシア革命、文化大革命、黒死病(ペスト)の蔓延のような「とてつもなくヒドイこと」が起きると、それまでの統治構造は崩壊し、権力者や富裕層は富を失って「平等」が実現するのだ』になるほどと思い、本を借りようと思ったら貸し出し中。2度読むと違う発見がある。

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    2020年08月18日
  • 臆病者のための億万長者入門

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    学び ⇒

    ・金融資本の運用で失敗する最大の原因
     ┗①騙されて有り金をすべて失う
      ②手数料をぼったくられる
    ※投資に過度なリスクをとることではない

    ◎人生の2つの経済的目的(稼ぎ方)
    ①人的資本を労働市場に投資して大きな富(効用)を得る
     ┗ここでの大きな富は、金銭を含む「幸福」のこと
    ②金融資本を金融市場で運用して、最小のリスクで最大のリターン(利益) を得る
    →金融資本は人的資本と違い、「幸福」という問題が介入しない
    (※「損したけど有意義な仕事」はあっても「損して嬉しい投資はない」)
    …損して少なからず学びはあると思う。
    ⇒金融資本の運用においては①リスク②リターン③コストの3つ

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    2020年08月17日
  • (日本人)

    購入済み

    未だに新鮮な評論集

    かなり雑多な内容であり、自然科学がらみのところは疑問点がつく内容も多い。
    しかし政治経済がらみのところは社会が進歩していないあるいは退化しているためか、数年前の本ではあるのに、未だに新鮮で印象的な評論が多い。
    今回のコロナ騒動で明らかになったように特に「空気」についてはますます「読む」傾向が強くなってきている気がする。

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    2020年08月15日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    1970年代に出版されたウォルター・ブロックの著書を橘玲氏が現代日本の仕様に合わせて超訳した書籍で、超訳といっても原著で述べられている著者の主張がキチンとわかりやすく、伝わっており、リバタリアニズムの理論では不道徳と言われる職業もキチンと経済を動かしているのかと妙に納得させられてしまう内容。

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    2020年08月12日
  • 残酷すぎる成功法則 文庫版

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    1.成功するにはエリートコースを目指すべきか→エリートはそこそこの成功ができる。大成功するのは、エリートコースに組み込まれなかった非凡な人材(でも確率は低い。)
    2.いい人は成功できないか→しっぺ返し戦略を取るギバーが一番成功する
    3.勝者は決して諦めないのか→いろんなことを試した後で、興味が持てることを見つけたら、それに集中するべき。やるべきことを全部行うのは無理
    4.なぜネットワーキングはうまく行かないのか→ネットワークは人生で役に立つ。こちらから話すのではなく、相手の話を聞こう。
    5.自信を持つのは効果的か→自信は必要、でも過大な自信は危険。
    6.仕事中毒とワークライフバランス→偉大な業

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    2020年07月22日
  • 残酷すぎる成功法則

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    成功法則をエビデンスに基づいて語っているこの内容は様々な角度から人に秘められた能力を無限に開発していくのはどうすればできるのかと言うことを順序立てて理解させてくれた。非常に啓発される本で不可能と思える出来事さえも科学的にエビデンスに基づいてしっかりと計画的に目標立てて継続努力するならば必ずや成果を出すことができるのだということがわかり、勇気付けされます。

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    2020年07月10日
  • 不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ

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    リバタリアニズムの視点で見ると、不道徳・悪徳とされる事柄、事象がすべて逆転する。過激ではあるが納得性もあり、自由とは何か、国家の役割とは何かを考えさせられる。原書の発売から40年以上たっているが、著者の論理には一切手を加えず、今の日本の現状にマッチさせた翻訳は秀逸。

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    2020年06月24日
  • 残酷すぎる成功法則

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    自己啓発本で語られている成功法則をエビデンスをつけて実証してくれる有意義かつお得な書物。

    いい人は結局損する?楽観的と悲観的、どっちがいいの?じゃあ自信過剰と謙虚は?ワークライフバランスどんだけ大事なの?etc

    個人的には、モルドバの悲劇としっぺ返し戦略がためになりました。

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    2020年05月21日
  • 臆病者のための億万長者入門

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    投資とは何かを学び始めるのに最適な一冊。
    超基本的なことから分かりやすく、非常に読みやすく纏まっていました。

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    2020年05月13日
  • 不愉快なことには理由がある

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    不愉快になる理由を進化論の立場から明快にせt明する。いつものように不都合な真実や言ってはいけないことを言いまくる。つい読んでしまうのは、自分自身がそれを正しいと感じているからなのだろう。そんな作者がコロナ禍を見たときどう思うのか?医療崩壊を招くから検査数を抑えている? 結局、誰がそのお金を払うことになるのかに触れず野党や与党が政府に対し給付要求合戦を行うのはなぜ?私権の制限は嫌だ、マイナンバーでの管理は嫌だ。でも効率よく移動は制限してほしいし給付金は早く欲しいという自分勝手な理屈をどう考える?聴きたいものだ

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    2020年05月09日
  • 貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

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    もう 10 年くらいの本。記載されている制度などについては多くが変わっているのだろう。ただ、根底にある「独立」についての考え方については、まだまだしばらくは変わらないのだろうな。

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    2020年05月04日
  • 永遠の旅行者(下)

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    現代版『罪と罰』といったところ。

    上巻の20億円を1円の税金も払わずに相続させる手法が詳らかに。
    統合失調症。描かれた描写が戦慄を覚える。
    間近に見たきた人間なら、よく分かるはずだ。

    孤独ゆえの自由か。

    爽やかに終わりを迎えるが、一抹の哀しみは拭えない。

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    2020年05月03日
  • 永遠の旅行者(上)

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    働いた分に対する所得税、モノやサービスで得たものに対する消費税、不動産や有価証券等に対する資産税は分かる。
    故人の財産に対する相続税。こいつに対する租税論理ってのは実に曖昧だな。三途の川は六文銭しか持てないからか?

    さて、本編、20億円の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし、一円の納税もせずに。
    そんな元弁護士に元シベリア抑留者からの依頼が舞い込む。しかし、この孫娘、統合失調症で精神病棟へ収監中、父は蒸発し行方不明、母は首を切り落とされ限界をとどめぬ程の惨殺。
    税法を抜けるため、タックスヘイブン各国を飛びながら、父の跡を追う...下巻へ。

    前作までの『タックスヘイブン』『マネーロ

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    2020年05月01日
  • 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

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    コロナ蔓延により、リモートワークが拡大し、働き方も今後変わってくるだろうな。

    進化心理学では、人間の脳は進化的適応環境(EEA=Environment of Evolutionary Adaptedness)に最適化されると考えられている。EEAは、大雑把には狩猟採集の石器時代のこと。
    社会環境は物凄い勢いで変化してゆくが、進化の速度はおそろしくゆっくりだ。その結果、我々はDNAに刻まれた、石器時代のこころを持ったまま、情報が光速で飛び交う超近代都市のアスファルトジャングルで暮らさざるを得なくなった。

    標高5000メートルの高地にも、深さ6000メートルを超える超深海にも生き物は暮らし

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    2020年04月24日