橘玲のレビュー一覧

  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

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    今でも通ずる部分も多くあるように感じた。経済的合理性を考え、制度の歪みを見つけ出し、黄金の羽根を拾っていけるよう常に頭を使っていたい。
    そうなると副業申請を出して副業するか、それとも業務委託で行くか悩みます(笑)

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    2024年12月25日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    対処不可能な問題は問題ではなく 状況、環境、現実。
    コスパ と リスパ=リスクは小さいほうがいい。
    関心経済 コンテンツの氾濫。  

    サティスファイサー戦略
     満足度人間=まずまずでよしとして、それ以上は考えない。後悔を最小化する。
     適度なリスクを取り、一歩ずつ成功に近づく。

     限界効用の逓減 良いことも悪いことも慣れていく=幸福度の限界
     上手な予測 総合的、柔軟、自己批判的、複雑さを受け入れる、用心深い、経験的

    脳は物語として私を生み出す
     幸福=良い物語  不幸=物語の破綻  成功=良い物語を作れる人生の設計
     長期的な物語=日々の物語の累積  終わり良ければすべて良し

    人的資

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    2024年12月11日
  • 新・臆病者のための株入門

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    やっぱり面白い
     臆病者は世界株のインデックスファンドに投資をしろ。

     結論は前書きに書いてある。

     ジェイコム男、ホリエモンといった話題を出しながら、身も蓋もなく説明する。
     株はギャンブルであり、リスクを厭はない人びとがたまたま成功を手にする。ただそれだけのことだ。と言ってゐる。
     だからこの本は現実的で堅実な事が書いてあり、夢物語はない。そこが痛快であり、なほかつNISAのインデックスへの投資をかきたてられるのである。
     

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    2024年12月06日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    いつも通り橘節が冴える。
    面白かったのは、夫婦別姓を導入すると、日本の家庭制度が崩壊する、とか、自動運転を導入すると、犯罪が増える、とか、安楽死を認めると不当な強制が横行する、などの保守派の議論は、世界の他の国の人たちにはできていることを、日本人にはできないと言う自虐史観だと言う指摘。

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    2024年12月05日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    「シンプルライフ」「FIRE(投資術)」「仕事術」などあらゆるテーマに通じつつ、かといって上辺だけの内容ではない、データや論文に基づいた論が展開されていて、非常に読みごたえがあった。多岐に渡る内容ではあるが、話の軸はタイトルにある「シンプルで合理的に」生きることであり、限られた時間の中で選択コストを最小化して資源を集中し、複数の選択肢を用意しながらトライアンドエラーを繰り返して成功に近づくという論は、腑に落ちるものだった。冒頭のキーワードに感心があって既に色々と読んでいるような人でも(むしろそういった人こそ)、頭が整理されて得るものが大きい本だと感じた。

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    2024年11月29日
  • 女と男 なぜわかりあえないのか

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    実証実験のデータ、進化論などを基に女性と男性の様々な違い、主に生存戦略としての性差を紹介・考察している。(良い意味で)オトコとオンナは違う生き物なんだとつくづく感じた。読み進めやすい内容・構成だった。やはりオトコというものはバカなんだなあ。。
    個人的には冷静で理知的な語り口の橘玲氏が「少なくとも私は、これを知ったとき腰ご抜けるほど驚いた」というくだりが興味深い内容で、読んでいて純粋に面白かった(笑)

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    2024年11月25日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    本書が執筆されたのが第1次トランプ政権の時だった。なんという偶然だろう。『シンプルで合理的な人生設計』の前に読むべき本だったのを読メレビューで知った(汗)。件の本やこれまでの著作と重複する内容が多かったが、それでも得るものが多かった。日本と欧米の働き方=マックジョブとクリエイティブクラスの構造が示された。日本の働き方が、改善が困難なほどガラパゴス化していることを再認識。間人(アジア的)と個人(欧米的)という考え方も面白いな。幸福資本の最適ポートフォリオは参考になった。

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    2024年11月24日
  • 80’s エイティーズ ある80年代の物語

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    同学年であるので、時代の雰囲気はよくわかる。しかし、これほどの破天荒は、やらなかったし、できなかった。ニューアカやポストモダンがカルトと通じている感覚。何でもありで勢いがすさまじかったこと。

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    2024年11月21日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    凡庸な結論だけど地雷原に突っ込むな

    キャンセルカルチャーが広がり社会と関わりを断ちたくなる者が増えていくって話があったけどまさにそれを考えていた
    私はマイノリティ的な属性は持たないので非常に楽に生きていけているけど、それでも面倒な人から絡まれてゲンナリする事がある
    マイノリティ側の人の心労が伺える
    こちらから攻撃しないから傷つけないで欲しい

    白人は無条件で黒人差別の罪を背負わされてる話は興味深かった

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    2024年11月16日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

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    複雑論や脳科学といった雑多なジャンルの内容を一気読みする本。読書案内というよりも、これ読めばその分野についてだいたいわかるよという感じ。
    確かに、その分野のプロでもなければこの本の内容だけで十分すぎるほどの知識が手に入る。2015年の本だから、現在のバージョンで読みたい一冊。幅広い内容をコンパクトにまとめており、作者の頭の良さがフルに発揮されている。

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    2024年11月16日
  • 残酷すぎる人間法則

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    売らんがためなのだろうか、原題とかけ離れたタイトルは。ただ監訳者の橘玲氏の他の著作と同じように、ただ冷酷な現実を突き付けて終わりなのではなく、その現実を踏まえて本当に人が幸せに生きるとは何のかという一つの解を提示する。
    監訳者序文の一行目「人生においてだた一つ、本当に重要なものは他者との関係だ」とあるが、ここに至るまでにいろいろあるから忘れてしまう。終わりまでたどり着いて見返したときに「あ、ネタバレしてたのか」という感じ。
    人の心は見た目が2割。犯罪者プロファイリングの精度は3%以下。人の心を読むことなど自分が思っているほどできない。脳が勝手に生み出すストーリーにとらわれて確証バイアスに苦しま

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    2024年11月11日
  • 新・臆病者のための株入門

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    【素人の最適解】
    ほとんどの内容には加筆修正されておらず、NISAの章が追加されているだけです。いかに、2006年発売のこの本が株式投資における普遍的な内容であることがわかります。

    わたしが2006年度版を読んだのは2009年か2010年だったと思います。
    世界全体を一つの企業ととらえ世界全体を丸ごと購入する分散投資に「なるほど」と感銘を受けたのを覚えています。
    しかし、世界全体に投資できる商品はなく、わたし自身個別株(個別株だけが株式投資と思っていた)で儲けることができると思い込んでいたため、素人の浅はかな判断で安定株と考えていた電力系株を買い込んでいました。

    そして、東日本大震災が起き

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    2024年11月10日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    進化的合理性ではなく論理的合理性を目指せば「幸せ」になれる? という問いから本書は書き起こされた。いつも驚くのは、引用書籍に見られる著者の博識だ。あとがきでは「日本人は合理性を憎んでいる」らしい。私の職場で感じることは、もう少し合理的に働けないのかな~ということ。しかし、最近では不合理、無駄があっても良いかと思っているところで本書に出会ってしまった。もう一度、論理的合理性を目指してみようと思う。p.249の『大事なのは「若くして成功する」ことではなく、「人生の最後に成功する」こと』という一文が心に残った。

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    2024年11月09日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    リベラリズム、リバタリアニズムの定義や保守との関係などが分かって良かった。すぐに忘れてしまいそうだけど。

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    2024年11月01日
  • 新・臆病者のための株入門

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    橘玲さんでさえもやはりというか、資産を増やしたいならインデックス、長期投資に話は収斂していく。

    236.237ページの新NISAの説明を読むと、いかに複利と時間を味方につけて資産を増やすのがパワーがあるか分かる。(利回り7%)

    237ページ
    「この若者が50年間、月3万円の積み立てを続けたとすると、投資元本(1800万円)に対して資産は9倍の1億6300万円、利益は1億4500万円に(理論上)になる」

    そうなると、地味だけど、日々の暮らしで無駄遣いを減らして、節約して投資にまわすお金をコツコツと長期間運用するものが到達する地点は高くなる。

    リスクのあるゼロサムゲームに参加して資産と体力

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    2024年10月29日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    前著で触れられた3つの資本(金融資本、人的資本、社会資本)をどのように最大化していくか、という続作。
    示唆になるヒントが体系的に羅列されている印象。

    ・極力コストを発生させず(余計なことをせず)、人的資本を一極集中させること。
    ・2割の努力で8割の実力を身に付けることが最も手っ取り早いこと
    ・8割の実力を10割に引き上げるには、効果が逓減されること
    ・8割の実力を手に入れたらフィールドをずらせば(しばらくは)無双できること

    芦田愛菜さんの”人生で重大な決定をする時に1番大切なことは『間違えないこと』じゃなくて『後悔する余地を無くすこと』”という考え方は、本著のサティスファイサー戦略とも繋が

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    2024年10月28日
  • 新・臆病者のための株入門

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    まえがきにもあるとおり、親本が発売した20年前から最も合理的な投資手法は変わってないため、本書の内容に大幅な変更はない。
    しかし、NISA制度の拡充や購入できる低コスト優良商品(オルカン)の登場、右肩上がりだった株式市場など、この直近20年間は個人投資家にとっては、恵まれた時期だった。
    投資は結果が全て。また、前もってその結果を予測することは不可能だ。
    今後も同じような結果を得られないかもしれないが、最も権威あるブランド(ノーベル経済学賞)に賭ける投資手法(全世界株式インデックス・ファンドへの投資)を知っていると、詐欺対策の一助になる。
    『あなたのところに、オイシイ儲け話は絶対に来ない』のだか

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    2024年10月24日
  • タックスヘイヴン Tax Haven

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    著者の小説2冊目。『マネーロンダリング』の金融小説から一歩進んで、北朝鮮を黒幕に据えた情報小説に進化していた。裏の金融ブローカー・古波蔵が、租税回避地シンガポールで起きた事件を中心に、銀行、政治家、ヤクザ……裏社会で暗躍する人間たちが絡んだ、命懸けの真相究明。ロマンス多めの筆致は、どこか007を思わせる。最後の柳と古波藏との対決は息詰まるものを感じた。

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    2024年10月14日
  • 国家破産はこわくない 日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル 改訂版

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    アベノミクスが始まった頃に書かれた本。予想通りになっていることが怖すぎ。特に第1章は今みんなに読んで欲しい。

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    2024年10月14日
  • DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

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    この方の本は読むと賢くなった気になれる

    ただ前半の70ページほどがタイトルの内容で自分が知らなかった若しくは考えもつかなかった論が展開され唸らされた
    後半は雑誌連載の掲載のようでこちらは短いセンテンスで時事問題を中心に
    アレ?この話はこれで終わりなの?って感がして全体としての統一感は無い

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    2024年10月13日