橘玲のレビュー一覧

  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    橘玲さんの最新刊。
    正直難しいが、頑張ってついていった。
    今の時点で読み取れたのは
    ①この本は近未来を具体的に書いている。
    ②ストレスの対処法は選択肢を持つこと。
    ③共同所有自己申告税が、未来を安定化させる
    その他、イーロンマスクなどの天才たちは、好きなことにはまるのが成功条件だと思った。
    この本からはまだ1割も読み取れてないけど、将来的にはまたもう一度読んで収穫を増やしたい。

    本棚に据え置きする。

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    2024年06月24日
  • 不愉快なことには理由がある

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    ネタバレ

    世の中を取り巻く汚職や、いじめ、性差別やうつ病、貧困や格差等の社会問題について、科学的、論理的な視点から切り取る良書。大前提にあるのは、人間は不完全な生き物であり、原始時代に形成された思考・行動パターンを踏襲しているということ。それによると、恋人を失うよりも毎日長時間通勤をすることの方が不幸になるし、年金消滅や原発関連の権力闘争などは防ぎようがないのだ。ここで提起されるのは、すべてを市場のままに任せようとするリベラリズムでも、すべてを政府が管理するパターナリズムではなく、人間の認知的バイアスや行動パターンなどを前提とした、「おせっかいな自由主義」である。ユヌスがバングラデシュで実現しようとした

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    2024年06月23日
  • 全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

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    超衝撃。まさか名著「ファスト&スロー」(プライミング効果)に騙されていたとは。
    テレビや新聞によって「これ以上国債発行したら借金が膨らんで日本は破綻する」という嘘を信じる日本人が量産されたのも、ちょうどそれがハビットでありかつフックになっていたと推察できるのかな。

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    2024年06月06日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    とてもわかりやすく、最新の、遺伝行動学がよめます。
    すごいことが進んでいる、明らかになっている、んだなというのが正直な感想。
    子育てには必須の知識ですね。
    早めに遺伝子検査していて正解。

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    2024年06月06日
  • シンプルで合理的な人生設計

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     他の人が書いた色々な本や考え方に、橘さん独自の色をつけて、自分の意見としてこの本をまとめていふ。橘さんのオリジナル論ではなさそうだが、エビデンスがしっかりとしていて論理的で分かりやすい。
     徹底的に合理性を追求して、論理的に記述されており、合理性をテーマにした本の総まとめ的に読める。特に20%の努力で80%の能力は獲得できるという言葉は響いた。

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    2024年06月03日
  • 幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

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    おもしろかった~。
    現代の人の生き方とかお金のサイクルの実情が知れる。
    これを読んだからといって、さあ明日から私は幸せ!となれるわけではないけど、幸せになるってやっぱりそういうところよね、と再確認。
    この本を称え奉り言ってることがすべて正しいとは思わないけど、今自分が向かおうとしている方向性で合ってるかもと思わせてくれた。
    結構容量大きめで読むの時間かかるけど、これくらいのが読み応えあって好み。また読みたい。

    特に印象に残ったテーマ
    ・介護業界が水商売人の受け皿になっている
    ・ダイエットが成功しないのは、成功してしまうと成功しなくなってしまうから
    ・日本人が鬱になりやすいのは遺伝子レベルの原

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    2024年05月15日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

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    ギフテッドとリバタリアン
     前原政之さんから。
     右翼と保守、リベラルの違ひについて丁寧に図解してゐる。まづここが面白く、ギフテッドと自閉症(=遺伝)も絡んできて、ああ、剴切な説明だと思ふ。
     イーロン・マスクとティールのエピソードは、分析されて示唆に富む。
     そして終章ではフラクタル、コンストラクタル法則と社会について触れてゐて、目から鱗が落ちた。進化は自由のある限り、効率的に変化する。階層化こそが自由と引換へなのである。
     リバタリアンがトランプを支持する理由にも触れてゐる。

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    2024年05月14日
  • もっと言ってはいけない(新潮新書)

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    ネタバレ

    ・言ってはいけない残酷な真実。人種や進化論に触れ差別としてタブーとされてきた領域にたくさんの統計と根拠をもとに語られていく。
    ・現実を見ないようにするのではなく、現実を知ってその上で自分に何ができるかを考える方が有意義だと私は思ったので、とても勉強になった。

    以下ネタバレ
    ・アイデンティティとして最適なのは自分は最初から持っていて、相手がそれを手に入れることが絶対に不可能なものだ。黒人は白い肌を持てないし、男であることはミソジニーを生み出した。
    変更可能なアイデンティティもあるが、自分たちが本物で奴らは偽物という別の問題を引き出す。ISやキリスト教原理主義はそれの最たるもの。国籍も変えること

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    2024年04月30日
  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

    購入済み

    非常に興味深かった

    天才の考えていることが、少しわかった気がします。そして、民主主義が危機にあることも。
    その段階まで行き着いていない日本人はどうなるのだろう?

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    2024年04月22日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    リベラル化の潮流 自分らしく生きられる
     社会が複雑に 孤独に 自分らしさが衝突 格差拡大  
     リベラル化の帰結、その一部としてのポピュリズム

    キャンセルカルチャー 反倫理 反道徳
     小山田圭吾 東京パラリンピックテーマ曲 
     ロッキングオンジャパン記事 和光学園 高機能自閉症
     地位についた者が攻撃の対処、キャンセルできる地位になければ無視
     資格がないと辞退すべきだった・・・

    ポリコレ political correctness ~グローバル空間での適切なふるまい方
     身分制から生まれた日本語 相手のとの距離を調整 上下/内外
     大きな差別がなくなり 小さな差別へ 言葉づかい 過剰な

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    2024年04月07日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    結構ズバット色々と語ってくれていた。
    世の中のルールをもっと理解していこうと思えた。
    税金の話はやっぱり難しいなあ。

    #タメになる

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    2024年04月06日
  • 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

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    確かにあとがきはもやっとするが全編通じて気づきは沢山あった。
    どこに自分の時間や考えを投じるのか改めて考える機会を貰った。

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    2024年04月06日
  • シンプルで合理的な人生設計

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    この人の本は、気持ちいいくらいに社会の不合理さを言語化していて、エビデンスもきっちりしている。

    合理的に生きる方法を、様々な論点から書かれているが、最後のこの言葉に行き着いたのはちょっとおもしろかった笑
    いや、面白いというより、「人生の深み」的なものを再認識することができた。

    「どれほど合理的に人生を設計しても、それでも不合理なことはしばしば起きる。
    それが人生だし、だからこそ面白いのだろう」

    これは何回も読み返すべき本。

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    2024年03月17日
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    安定の満足感

    橘さんの本は過去に何度か読んでいますが、どれだけ残酷でも事実をはっきりと伝える内容がとても好きです。今回で言えば人種による知能の違いなど、本来であれば声に出して言えないことも書いていく姿勢は尊敬します。

    #ドロドロ #タメになる

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    2024年03月14日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    人生の行動の3割は遺伝
     ふうんと思って読んでみたが、なかなか未来の示唆に富んだ名著だった。生物学の内容だから、生物学がわからない人にはむつかしいかもしれない。

     双子研究による統計で導き出される遺伝率で、行動の何割かは遺伝だと説明できる。知能すら遺伝する。境界知能もさう。
     経済環境が自由であれば、自身の遺伝的形質も発現しやすい。反対に、貧しくて制限された抑圧的な環境だと、いかに才覚のある遺伝といへども発揮できない。
     そして、非共有環境すらも、みづからの遺伝的素質によって選び取る。すなはち、「延長された表現型」である。

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    2024年03月03日
  • 運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」

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    久しぶりの満点レビュー。
    橘さんの本は、いつもインフォーマティブで良いのだが、時に身も蓋もないことがある。この本では、もう少し常識人よりの安藤先生との対談の形をとっているので、いつもながらの的確な情報提供をしつつも、多少常識よりの結論に落ち着くことが多いのがよい。
    最先端の研究者との対談でも、ぜんぜん位負けしないところは、さすが橘さんと思わせるが、それに対して実に誠実に議論を進めていく安藤先生も、尊敬に値する。
    帯の煽り文句は、煽りすぎ。売れるかもしれないが、品位を落としていると思う。
    タイトルの「運は遺伝する」というフレーズは、この本の中心的な話題である「知性が遺伝する」というのとはズレてい

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    2024年02月28日
  • 80’s エイティーズ ある80年代の物語

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    大学卒業後の1982-1995までを中心にした、橘玲の自伝。(彼が元編集者だと知らなかった)
    当時の出版業界の勢いや破天荒さが面白い。
    そして過ぎ去った時代に対するノスタルジーも心地良い。

    今のスーパー売れっ子の彼がどうできたかが興味あったが、大学卒業までは適当であり、その後出版業界で多くの経験を積んだことで成長したようだ。
    かなり仕事に打ち込んでいたようだ。
    でもそれまでの仕事の経験と、彼の処女作『マネーロンダリング』やその後の著作に強い関係性があるわけではなさそうであった。つまり、その後の読書と執筆の生活によって数多くのヒット作を生み出したのである。
    長い間の編集生活によるスキルはあるだ

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    2024年02月23日
  • 上級国民/下級国民(小学館新書)

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    ネタバレ

    上級国民/下級国民と言うと抵抗を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、これは2019年に池袋で発生したひき逃げ事件をめぐり、ネットに飛び交った言葉だそうです。
    本書は社会学系の本で、日本やアメリカに限らず全世界的に等しく起こっている、持つ者と持たざる者の分断について解説しています。
    著者曰く、その引き金となったのは「リベラル化、知識社会化、グローバル化」の3つでした。

    最後まで読み進めると、なぜ(数々の問題行動や問題発言があってもなお)トランプ氏が人気なのか、反日・嫌韓・反中を謳う人はいったい誰なのか、といったことが感覚的に理解できるようになります。

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    2024年02月15日
  • 世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書)

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    ネタバレ

    リベラルがリベラルであるが故に他の主張と対立してリベラルでなくなってしまう
    この本を読んで気付いたのは、情報が溢れかえる世の中ではタイパを重視せざるを得なくなり当事者置いてけぼりでキャンセル活動が行われるということ
    私自身研究分野にフェミニズムが含まれ、ネットでの主義主張で引っかかる言動が多々ありモヤモヤしていたがこの本でその原因がよくわかった。
    研究を進める際は、この本を参考にして論じたいと思った

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    2024年02月08日
  • 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する

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    「はじめに」にある通り、読むのが大変そうな名著たちの触りをさらりと知ることができる。各章末のブックガイドに挙がっている入門書は読んでみたいものばかり。またいろいろな豆知識も得ることができた。「キューバ危機」って単語としては知っていたけれど、本当に核戦争一歩手前まで行っていたこと、そして、アメリカ側の当事者がジョン・F・ケネディであること。フォン・ノイマンがすば抜けた記憶力を持つ人物だったこと。「新車をもっとも安く買う方法」「プロスペクト理論」。

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    2024年02月04日