橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじとしては、Perpetual Travelerの主人公が、無税相続の依頼を受け、その渦中で登場人物の過去が掘り下げられていくといった形。精神障害やシベリア抑留にもスポットを当てている。
単純なミステリ小説以上の魅力ポイントが2点あり、1点目は世界の都市のローカルな情報や魅力が伝わること、2点目はグローバルな税システムの知識や歴史、ノウハウが分かることである。
「タックスヘイブン」ではシンガポールが舞台だったが、今回はハワイ、香港、ニューヨーク、伊豆が舞台である。
ハワイや香港には私も行ったことがあるので、魅力の再発見や知らなかった知識の会得ができて、おもしろかった。ニューヨークにも -
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※Audible会員 聴き放題の対象
第1章 株で100万円が100億円になるのはなぜか?
第2章 ホリエモンに学ぶ株式市場
第3章 デイトレードはライフスタイル
第4章 株式投資はどういうゲームか?
第5章 株で富を創造する方法
「安心」を売る商売
「強気」と「中立」ばかりの理由
➡︎『学び』
アナリストの予想が当たらないのは、実力の問題というより“言えない事情”によるものかもしれない。「この株は暴落する」と言えば売りが殺到し、企業からの抗議も覚悟しなければならない。そんな厄介事は誰だって避けたい。結果として発言は「中立」か「強気」に偏る。そもそも本当に株価が読めるのなら、何も言 -
Posted by ブクログ
「悪いこと言える俺カッケー」っていうテンションではなく、タブーとされる事柄に、データと事実をベースに躊躇なく踏み込みつつ、慎重さを持ちながらひとつの見方に偏ることもなく、結論として真に必要な事は別のところにあるのではないかという考察もあり、全体を通して筆者のバランス感覚が非常に良い。
不愉快だからと目を背け、その差をイデオロギーで否定して、見かけの差別を減らすだけでは、全ての人が幸せにいられる世界は成立しない。綺麗事だけでは、タブーを利用した既得権益を増やすだけ。我々は違いを認める勇気を持ち、全ての人が幸福な人生を送れるようになることを考えるべきと思った。 -
Posted by ブクログ
20%の努力で80%の達成度に到達する。と言う話が心に響きました。ゼネラリスト戦略でなんでも少しずつできるように努力していくのが、自分には合っているように思います。
子どもの金融教育、大人も含めるマネーリテラシーの向上を助ける本だと思います。
子育て世代の家族で切り離せない問題が子どもとお金の関係です。この本には、どのように子どもに伝えていけばいいのかが書かれていて、お金に対する考え方の地固めをしてくれます。
また、子どもに借金やギャンブルなど、困ってほしくないことをどのように説得してやめさせるのかという理由が書かれています。お金の本によく出てくる言葉を使うので慣れていない人には少し難しく、大