白石一文のレビュー一覧

  • ほかならぬ人へ

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    人間関係の複雑さと迷い
    男と女、恋と愛、結婚と離婚、そして死別など人生にはそれぞれの出会いの選択と別れの選択がある。結婚相手となれば悩まない訳がない、だが「本当にこの人で良いだろうか」は自分自身が決めるしかない。他人の一言や、一時的で気休め的な判断は後々後悔する事は間違いない、だが、それがベストだと誰も言えないのだ。「一大決心」は全て自分が決めることで自分が全て招いていることを忘れてはならない。

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    2023年08月26日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    結婚を控えた主人公は、故郷で同級生と再会する。

    読んでいて、最初の方の設定を
    すっかり忘れている状態です。
    おぼろげながら覚えているのですが
    目の前の現実(?)を読み込むのに必死で…。

    最後には驚きの現実も出てきましたが
    これを『愛』だと言っていいのかは謎です。

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    2023年07月26日
  • ほかならぬ人へ

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    恋愛に関する中篇2作が収められた作品。
    一作目の男性主人公がとにかく好きになれなかった。恋愛へのウジウジ具合、理想の持ち方に分かり合えないものを感じる。
    二作目の女性主人公は悪くはないものの、相手役の男性のリアリティのなさが気になってしまう。

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    2023年06月17日
  • 一億円のさようなら

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    人生や人間やお金についてぐるぐる回るような長編。
    夏代という女が最初から最後まで訳わからなく気持ち悪くって嫌いだった。

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    2023年06月16日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    自分の親に愛人がいたという事実が、亡くなった後に分かったとして。それを掘り起こして、知りたいと思うエネルギーが私にはないだろうな〜、と。
    歳をとるにつれ、可能であれば見たくないものに目を閉じることができるようになってきた気がする。

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    2023年05月19日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    うーん、自己中心的で理屈っぽい感じの男の人が主人公です。
    主人公をあまり好きになれないので胃癌だと言われてもなんかいまいち同情もできず…。
    あと別の本でも超能力的なものでてきて醒めた覚えがあるのですが、今回は死んだ人の声が聞こえたりするのがちょっと…。

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    2023年05月18日
  • 見えないドアと鶴の空

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    度し難い ききょう帰敬 出産時の剃毛のせいもあるだろうが下腹部は殆ど無毛で ないおう内奥を刺戟する 鍼灸院 面貌を眺めながら げんか言下に否定して 茫然とした心境 酔った勢いで誇張めいた言辞に自ら溺れただけの老人を殴り倒し こんな唐変木を持って絹子もさぞや遣る瀬なかったことだろう 宛ら波濤が岩を侵食し二つとない形象を刻むように 呼吸するただの思い出でしかないのだ 頻繁な交際をするでもなく のし熨斗をつけて由香里にくれてやるわ ぎょうが仰臥する絹子の身体 予想外の蹉跌 ちしつ知悉している政治の世界 奇跡なくしてはこの世界はただの救いなき暗黒であるし

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    2023年04月18日
  • 一瞬の光

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    ネタバレ

    結局主人公は最後まで、気が休まる穏やかな道は選ばなかった。一方ではほぼ幸せが保証されているにもかかわらず。にしても瑠衣さん報われないな…。

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    2023年04月01日
  • 不自由な心

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    すごい自己中で身勝手なおっさんたちの話ばかりで、世の中こんな奴ばかりなの?こんな奴らが社会を回してるの?なんて考えながら読んだ。不倫相手の女も、わりとあっさりしてて、こんなもんなのか〜とか思ったり。
    自分のせいで自殺未遂した女に対して、自分を縛り付ける卑劣な奴と思うなんて、なんなの?とか思ったり。

    でも、作者のあとがきを読んでスッキリした。自分の肯定と生への模索の材料、どうすれば真剣に生きられるかの模索、その手段方法としての小説があると言われると、確かに登場人物の考え方も参考になるなと思った。彼らも彼らなりに自己肯定や生の模索をしていたんだなと。彼らのように自分の人生を解釈したりできるだろう

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    2023年03月23日
  • 僕のなかの壊れていない部分

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    幼少期の出来事が主人公の人格を歪め、また自分自身を殺してしまいそうな危うさがある。
    自分の立ち位置を定め、考え続けて年を重ねていく、これから変化していく未来を見据えながらも、今を生きるという物語で、生々しい人間観があり、生きるとはなにかを深く考えさせされる作品でした。

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    2023年03月04日
  • 翼

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    女性が主人公のお話でした
    帯の言葉はちょっとおおげさかなと感じました
    帯はまぁだいたいそんなもんと思っています
    過去と現在を織り交ぜて物語は展開しました
    男女のあれこれ
    解説を読むと、それを踏まえてもう一度読んだら
    もっと深く感じることができることがあるかもとは
    思いましたが・・・

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    2023年03月02日
  • 草にすわる

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    表題含む5作品。

    草にすわる
    花束
    砂の城
    大切な人へ
    7月の真っ青な空に

    人の生き方について、人の孤独について、誰かとの関わり方について、深い作品だと思いました。

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    2023年03月01日
  • 私という運命について

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    1人の女性の20代から40代までのお話。

    人は選びとっているようで本当は選んでなくて、そうなるように生かされている。
    それでいて受け身ではない生き方。

    女性であること。

    名言に溢れた一冊でした。

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    2023年01月23日
  • 君がいないと小説は書けない(新潮文庫)

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    自伝的小説ということでちょっとエッセイに近いような作品でした。
    それもあってかちょっと古い時代の思考のようなものが見え隠れしていてそれほど面白く読めませんでした。なんとなく理屈っぽい作品でした。

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    2023年01月19日
  • もしも、私があなただったら

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    若い頃の「好き」「恋心」と歳を重ねて思う「心が通じ合う」は結局同じ意味で、人は何歳になっても疑う、、ってこと?
    最後の終わり方がハッピーエンドなのかどうなのかよくわからなかった

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    2023年01月08日
  • ほかならぬ人へ

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    ネタバレ

    *ネタバレ
    気に入ったセリフ抜粋


    ▼「とにかく私としては一度結婚というキャリアを消化しておきたいの。ー失敗したところで結婚という経験をすることができた、というのが大きいのよ。自分でもいやになるような、この訳の分からない結婚願望のようなものを私は私のこの身体のなかからはやく追い払いたいの」

    まさに今の私の心境が言い当てられたようでびっくりした。
    本当に結婚したいかと言われれば分からない。
    結婚のメリットが分からない。
    でも1人で生きていく覚悟はない。
    だから、自分の人生経験において、結婚というキャリアを消化しておきたい。

    ▼「人間の人生は、死ぬ前最後の1日でもいいから、そういうベストを見

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    2023年01月02日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    物語の基軸となっている排出権絡みのスクープは、事件そのものの中身ではなく、これに関わる政治家との議論が要になっていく。政治というものをどう考えるか。より大きな理想を追い、小さな悪を受け入れるか。正面から考えれば偽善だらけの現状を変えることができるのか。

    人の生き方そのものに問題提起する作品。言葉の端々にマッチョな思考回路が垣間見えるけれど、言わんとすることはとてもよく理解できる。一気読みだった。

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    2022年12月20日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    多くの人脈と駆け引きに長け、功を成してきた雑誌編集長を軸に、排出権取引絡みの政治スキャンダルの記事出稿をめぐって、上層部の圧力や人事、社内の不祥事などさまざまな要因がうごめいている上巻。

    2009年の作品だから、政治状況や格差に対する認識など、もちろん「振り返る」感じにはなるけれど、一向に改善されてはいない、むしろ悪化している現状を見れば、著者が引用したり批評したりしている文章は、いまだ大いに考えさせられるものがある。

    職場や人間関係の描き方という意味ではかなりマッチョな作品だが、メディアは個人的に知らない業界ではないから、むしろ真実味があり、消極的な意味でため息が出る。

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    2022年12月18日
  • 光のない海

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    偶然か必然か、何かの縁なのか暗示なのか、、白石ワールド全開。
    心を締め付け続ける孤独を描いた本作。
    ページを捲る手が止まらず、強く惹き込まれた。
    白石作品は個人的に当たり外れがあるけど、本作は当たりだった!
    これだから白石さんはやめられない。笑

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    2022年12月04日
  • どれくらいの愛情

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    正直なことを書くと、最初の作品に、少しだけれど女性軽視されてる表現を見つけて戸惑った。

    ダーウィンの法則での触れ合いについての持論も、最初は納得行ったけど、父親も子供と触れ合うのだから父と母の関係性が悪くなるのはおかしいような?

    でも、目には見えない愛についてのお話は良かったな。
    絶望は希望の種。心から相手のことを思う気持ちがあればそれで十分に愛し合えるんだ。
    愛って何だろうって、自分の中にある愛のこと、もっと考えたいと思った。

    後書きがとても好きでした。

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    2022年11月30日