白石一文のレビュー一覧

  • 一瞬の光

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    ネタバレ

    後半になるにつれて読む手が止まらず、2日で読んでしまった。読んで思ったことが多すぎるヽ(;▽;)ノ

    まず、ラストがよかったです。

    そして、この本を読んでいる間ずーっといらいらしてしまった。
    このお話、要はメンヘラがなぜモテるかって話。
    まぁ、そうなってしまった過程が過程だからメンヘラなんて言ったら失言だし、こういう生い立ちになれば誰もがそうなってしまうと思うけど、それにしても、私はこうやってずぶずぶ病んでる女にハマっていく男がほんとに嫌い。
    私の周りはなんだかんだ強い女の子が多いから、瑠衣みたいに安定している子を支持してしまうのだけれど、それにしても!!!
    強い女だから俺がいなくても大丈夫

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    2018年02月27日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    小説の形をとった自己啓発本、または新書みたいなもの。話自体は政治や企業の裏社会が露見される起伏が激しくないが、所々の引用が読みにくく、作者の考えにアジテーションされているような感覚に陥る。
    過去や未来という矢を胸から引きぬき、今この瞬間に自らの必然によって導かれるなすべきことをなせ。
    この文に貫かれるために小説のストーリーと引用が必要だった。刹那主義と一言では切り捨てることの出来ない

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    2013年08月11日
  • 不自由な心

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    現実的なストーリー背景を持つ作品を書く作家さんの作品を読みたい、そう思い読み始めた本作。
    本作の根底に流れているのは

    “「死」を眼前にしたとき、ヒトはどう変わるのか?”

    というテーマだと思う。
    『夢の空』では極限の状況下に陥らなければヒトは自分の本音に気づけないということ
    表題作である『不自由な心』では 「愛」と「死」がいかに相関的な関係を示しているか
    それがわかった気がした。

    数年後、改めて読み返してみたいと思えた作品だ。

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    2013年06月18日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    今年早々に祥伝社から『ほかならぬ人へ』の文庫版が出た時には、その巻末に収録された「解説」のかなりイッちゃってるっぷりが局地的な話題になった。新潮社の編集部員が祥伝社の文庫の巻末で、肝心の小説の話はそこそこに、作家との思い出を過剰な熱量と垂れ流しの自意識とむしろオナニズム一歩手前の自己陶酔に乗せて語りまくるという、まるで違う男のところに嫁いでしまった昔の恋人に宛てた未練がましいラブレターのような、有り体に言えば新潮社作品ではなく祥伝社作品で直木賞を獲った著者に対する祝福しきれない屈折した感情の発露とでもいうような、ちょっとパンクな内容だった。当の小説の魅力もさることながら、あの「解説」だけでも一

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    2013年05月23日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    白石一文さんの本ってやっぱり好きだなあと感じる一冊。常識では考えられない、超越した人と人との強い結びつきをいつも感じさせられます。いろんな人の運命が絡まり合って、果てしなく繋がっていく様が描かれています。

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    2013年04月29日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    表紙とタイトルに惹かれてジャケ買い?みたいな感じでかったんですけど、内容は表紙のイメージとはちょっと違って、恋愛?なのかな、一人の女性の恋愛というか人生というかを描いた作品でした。
    作家さんが男性って言うのが信じられないような女性の描き方。
    女性視点での物語がすごく自然でしたね。
    恋愛とかに対する姿勢?もすごく緩やかで、逆にひきこまれました。
    背中に龍を背負った男がすごいかっこよかった・・・。
    最後のクライマックスでドキドキしました。

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    2013年04月26日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    人の在り方、社会の在り方、心の在り方が、現実の社会問題や事件、史実の引用とともに主人公を中心に描かれる。

    白石さんの本はどれを読んでも個人的に好き。世界観も、文体も。
    まだ上巻のみなので下巻が楽しみ。

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    2013年02月26日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    ネタバレ

    「そんなことより、もっとよく現実を見ろ。それがお前の仕事だ。問題なのは“過剰さ”ってやつだ。俺たちジャーナリストがこの世界で見逃してはいけないのは、過剰な不幸、過剰な貧困に喘いでいる人たちの姿だ。そのひとたちのために自分には何ができるのかを考えろ。俺たちにできることもやるべきこともそれだけだ。この世界がなぜこうも悲惨なのか、なぜこうまで残酷で非人間的なのか。つまりは問題や課題は一体何のために存在するのか、その一点に自分の能力を集中しろ。」う〜ん。上巻はけっこう面白かったんだけどな…。上巻からの進展が少ない。

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    2013年02月16日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    白石さんの作品でも結構好きな部類。種明かしがちょっとずつちょっとずつあるので飽きずに読める。一度きりの人生をどう生きていくか、主人公の美帆の生き方は共感した

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    2013年01月31日
  • すぐそばの彼方

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    白石一文は3冊目。父親は次期総理候補、妻は建設業界大手の娘。仕事・結婚とエリートに育ったが、薫との出会いをきっかけに大きく挫折する。
    終わり方だけ、しっくりこないかったかな。後半は選挙中心で話が流れてたのに、う~む。でも基本的には好きな作家だな。

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    2013年03月03日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下巻p316
    「あなたはあなた自身をひたすらに見よ、と。あなた自身を常に見失わず、あなた以外のありとあらゆる存在に対して身構え、なすべきことをなせ、と。あなた以外のありとあらゆる存在を慈しみ慰めるために、いまこの瞬間に自らが欲することをなせ、と。あなたはいまここにしかいない。そのあなた自身があなたという必然の唯一の根拠なのだ、と。だから、たったいまあなたはなすべきことをなせ、と。」
    語りたかった一言は結局、ここに収束するでしょう。ストーリーを書くことはふさわしくない。そういう内容だったと思う。主人公もほかの登場人物も、そして巻き起こる事件も素材でしかない。大切

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    2013年01月26日
  • どれくらいの愛情

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    大人の愛にはいろいろな形があるけれど、目の前の相手を幸せにしようとしたり、離れていても相手の幸せを願うことが大切。そんな気がする。

    4作ともよかったのですが、ラストの表題作「どれくらいの愛情」が一番しっくりきた。導入部分の『解夏』の松村達雄のセリフ(あなたは本当に失明した瞬間に、その失明の恐怖から解放されるのです)が最後まで効いている。

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    2013年01月05日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    久々に小説を読んで泣いた。
    家族愛に関する話はどうしても心が動いてしまう。

    言葉がすっと入ってくる、いい小説。
    家族の想いは伝わりにくいけど、
    生きているうちに許すことができれば。

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    2015年11月27日
  • どれくらいの愛情

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    初期の作品よりも小説の質が上がったな、というのが第一印象。

    どの作品も、根源的な心の動きについて、問いかけてくるものが多かった。
    特に表題作で、主人公と晶についての関係について先生が言ったことが、心の中に染みた。
    喪失の恐怖は、喪失するかもしれない状態で起こるもの。喪失した瞬間に恐怖は消えて、心の中に永遠に残る、といった内容だったと思う。
    また、「20年後の君へ」で出てくる安西くんの優しさと強さに心打たれた。読み終わってから和んだ。

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    2012年11月10日
  • どれくらいの愛情

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    短編集。不倫の話ばかりなのが嫌なんだけど、はっとさせられる台詞が多い。舞台が福岡だから、色々想像できていい。何度も読み返してしまう本。

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    2012年10月14日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    唐突に思える本やインタビューの引用から、主人公の思考へと移ったり、後で前の思考を思い直したりしながらストーリーが進む。
    物事を多面的に見たり、ひとつのことを深く考えすすめるのが好きな人に向いてる本かも。

    引用はどれも興味深くて考えさせられるし、ストーリー自体も自分が生きている世界と違う場所で生きている人たちが出てくるので面白く読むことができました。
    この方の本は初めて読んだのですが、また別の作品も読んでみたいと思いました。

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    2012年09月03日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    白石さんの作品はどれもこんなタッチだなあと良い意味で思う。
    男女の恋愛や愛を実にいい感じで描写していて引き込まれていく感じがいい。
    結末にはこれまたいい意味で裏切られ、ひとりニンマリかな。

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    2012年07月14日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    面白かった。というか飽きなかった。
    白石一文らしい作品。

    ドロドロの競争社会を生きているカワバタ。自らも汚く染まっている。
    息子を幼くして亡くし、自らはガンに冒され、ヤケになっているのかすべてを諦めているのか。
    それでも世界のあらゆる事象について思索を巡らせる。

    長い引用には多少辟易させられたが、けっこう勉強になった。
    ラストがあっさりし過ぎで物足りなさを感じるけど、読後感は良い。

    フジサキリコはいったい何だったんだろう。

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    2012年05月29日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    このひとやっぱりすごいひと。


    かなり主張つよい。経済、市場、政治など。

    そして神と、過去と未来。



    僕たちは今の中にしか生きられない。歴史の中に僕たちはもうどこにもいないのだ。

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    2012年05月18日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    小説的過ぎる展開に多少面食らったけど、最後のほうで主人公が説く倫理観・人生観に共感する点が多々あり。ラストシーンも自分の好みでした。
    ただ上巻の感想にも書いた通り、極度の性描写・暴力描写は必要ないかな。決して綺麗事が好きなのではなく、あくまでもバランスという事ですが。

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    2012年05月02日