白石一文のレビュー一覧

  • 不自由な心

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    05年3月。5つの短編集。
    この本を女性が薦めてくれた不思議さ。男の気持ちがわかってくれたかな。
    ぼくは自分の人生を考えてしまった。
    ぼくにとって貴重な物語をありがとう。


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    2009年10月07日
  • すぐそばの彼方

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    読んでみての感想ですが、うん、面白かったです。ただ、難しかった。まだ一度しか読んでないですが、世界観(政治的側面)や構造(時間軸が交錯する)が少々僕のオツムには高尚過ぎた感はあります。もう一度読まなければ…。

    で、その上でレビュー。てんで頓珍漢なこと述べてしまうかもしれませんが、そこはまあご愛嬌というところで。

    著者が早稲田の政経卒ということもあってでしょうか、政治に対しての洞察は深いものがあったと思います。国内、国外の政治に関する詳細なデータが所狭しと書き綴られ、また歴史的な事項に関する記述も相当にありました。政治や歴史などに関しては完全に門外漢である僕(いや、単純な勉強不足です。は

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    2009年10月04日
  • すぐそばの彼方

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    読んだことのないタイプの本だった。
    終始、政界のいろんな話が出てきて、政治に興味のない私は、途中で読むのをやめようかという気にもなった。
    けれど、物語の本質はそんなところにあるんじゃなかった。
    結局は人間の物語。
    総理大臣を目指す龍三の次男として産まれた主人公の龍彦は、甘い考えで大切なものを失ってしまう。
    自らも精神的なショックから手首を切り、自殺を図るが、一命をとりとめる。
    いろんな人が龍彦のことを支えてくれる。
    みんな大人で気付かないのは龍彦だけ。

    まるで自分の人生をみているような錯覚に陥る。
    最後の最後に、失ってはいけなかったものに気づく。
    何がハッピーエンドなのか

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    2009年10月04日
  • 睡蓮

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    相手から愛されすぎるのも問題なのか。贅沢なようにも思えるが、当人は窮屈で仕方ないのかも。行動を制限されるようで。

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    2026年03月16日
  • つくみの記憶

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    白石さんは最近特にスピリチュアルな雰囲気の作品が多いね。本作も荒唐無稽ではあるけれど、そんなこともあるかもしれないなーって言う感じもあるしね。最後にもう一度つくみに登場して欲しかったけど。

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    2026年03月10日
  • Timer

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    この世界は揺れるゴンドラ。

    パリは、パリのことを知りたいと本を開いた時初めてそこにパリがある。

    "あなた自身が世界なのだ。この世界は、あなた自身がすべてを作り出したものなのだ。これは、あなたの偉大な作品なのだ。"


    「新しい領域のエネルギー」によって稼働し、89歳までの健康長寿を保証する装置、Timerが発明された世界。


    哲学もりもりの白石さん節フルパワーで、あと残りページが少なくなってきてるのにどうやって終わらせるんだこれは…と思うタイプの作品でした。(終わらなかった)


    世界には『ほんとうに親しいものの死』と『自分の死』の二つしかないというのはわかる気がした

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    2026年03月07日
  • 火口のふたり

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    東日本大地震と原発問題、富士山噴火という自然災害を再度考えさせられました。

    山梨で育ったので小さい頃から富士山の噴火の話は身近にあったので、ハザードマップをよく目にしたけれども、真っ赤っかなルートを逃げる術もないと諦めていました。最初は足の速さには自信があったので全速力ならいけるんじゃね?なんて思っていた頃もありますが、わずか数十秒足らずで襲い迫ってくるマグマには敵いませんよね(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾

    自然というか宇宙相手に人間も動物も逆らえないという事ですね。

    そう考えて読むとこの2人の性欲がちっぽけなものに感じました。

    田口ランディさんと窪美澄さんの解説が面白かったです。

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    2026年03月07日
  • 見えないドアと鶴の空

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    ネタバレ

    不倫の話に、超能力が加わって、ありゃ…こんなに風呂敷ひろげて、どう畳むのかしら…とそっちが気になってページをめくっていた。

    途中から何となく結末は予想できたけど、折り鶴成仏のシーン(←言い方)は綺麗だなぁと思いました。

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    2026年02月12日
  • 一億円のさようなら

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    自分にそれだけの遺産が手に入ったら……自分のお金じゃないと思っておいておくことはできるかな?即仕事辞めると思う。笑
    最後まで夏代さんの気持ちに共感できず。最後にその使い方するならもっと前にいい使い方できたような気が……

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    2026年02月09日
  • 睡蓮

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    73歳になる義姉智子と67歳の櫻子が久しぶりに会い飲んで話していくうちに過去を紐解いていくお話。主人公が70歳前後で過去と現実の問題に向きあう物語で最後は切ないな・・と思った。

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    2026年02月04日
  • ほかならぬ人へ

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    作者は飛び抜けてロマンチストなんだろうなと、白石作品を読み終えると毎回思う。
    現実を知りつつ、それでも尚ロマンチストで居られる事に
    一種の憧れみのようなそんな感情を持つ。

    中編の作品が2つ。
    表題作じゃなく、もう1つのかけがえのない人へが好きだった。

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    2026年01月30日
  • ほかならぬ人へ

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    恋愛とは結婚とは何か。
    恋愛には何か確たる証拠となるものがあるのか。自分自身にもわからない抑えられない衝動。嗅覚からでもきっかけとなる本能的なもので、言葉で説明できない。一緒にいて安心でき、相手の幸せを願うことができる。
    結婚とは儀式であり、社会的な体裁。恋愛とは相反し、本能ではなく理性でするもの。お互いの幸せのためではなく、生存においての戦略。自分の中の消したい又は変えたい負の気持ちを結婚がきっかけでリスタートできる期待を込めた感情的な側面もある。

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    2026年01月18日
  • つくみの記憶

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    過去の猫神様による因縁に纏わる不思議な恋愛物語。
    建築会社営業の純平は幼馴染みで恋人の友莉が居る身である日アルバイト勤務の同僚つくみと知合う。純平はつくみに対し何故かデジャブ的な感覚に囚われ恋心を抱き結ばれるもそれを友莉に目撃され友莉とは破局しつくみと結婚する。
    読み進める内に純平とつくみを中心に弟の耕平とその恋人、耕平の親友とその恋人、失恋した友莉を導く七輪優作等が、過去大分の猫神を祀る小島から津久見に移り住んだ人達の子孫で繋がっていた事が分かってくる。又、現在のつくみはこの猫神様の生まれ変わりで幼少時純平が病で死渕を彷徨う時に純平の母の命と引き換えに身を捧げ純平を救った因縁が解き明かされる

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    2026年01月18日
  • 一億円のさようなら

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    全く前情報なしのまま読んでみた。

    タイトルは象徴的な始まりであり、テーマ的には人間関係、共有されなかった事実がどうそれを変えていくか、それを踏まえて互いの理解に辿り着けるかを描いた作品。
    主人公の行動・心情、加えて環境や風景などを丁寧に描いており、理解のしやすさにはつながっているが、逆に行動や心理が現実として考えるとずれている部分もあり、共感しにくい部分もあった。
    伏線の様な不穏な要素も散りばめられており、先が気になってページをめくったものの、終わり方は物足りない様にも感じた。
    電子書籍で読んでいてあとどれくらいかもわからなかったこともあり、その印象が強まったかもしれない。
    また、章が代わ

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    2026年01月16日
  • 一瞬の光

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    ネタバレ

    会社での権力争いの中で垣間見える主人公のエリートぶりと香折との関係性の対比が美しい。
    また、この物語の哀愁漂う雰囲気が好きです。
    ただ個人的にはラストの終わり方があまり納得できませんでした。

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    2026年01月02日
  • 睡蓮

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    白石ワールド、全開でした。

    これほどまでに、人生に捧げる人がいるのか?
    なんとも、羨ましくもあり、怖さもあり。

    しかし、数奇な人生、運命はあるものなのか・・・
    といつも、著者の作品を読んで思います。

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    2025年12月24日
  • 僕のなかの壊れていない部分

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    読むのがしんどかったっけど、
    作者がいう壊れていない部分がどこなのかを知りたくて読んだ。
    生き方をずっとぐるぐる考えていて、自己嫌悪にすぐ陥ったり、人のぬくもりを結局求めてしまって見苦しい言葉をつらつら言ってしまう主人公の、欠落した人間性で作品の8割ほどが占拠されてる。
    その欠落した人格の中、まだ自分の居場所を見つけられる希望そのものを微かに持っていて、
    それがおそらく壊れていない部分なのだと思う。
    えりこがキーパーソンとして考えられる。
    この人の向き合い方が主人公のダメさを表出している。
    キリがない。
    キリがないこの絶望の中で、探す可能性に縋って生きていくしかない。これが正義か悪かはわからな

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    2025年12月21日
  • 睡蓮

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     退屈させず、最後まで読ませるのだが、この作家の自画像と思われる、何でもできるスーパー男性主人公がこの作品にも登場しウザい。標題にもなっている「睡蓮」に出会った時の衝撃がよくわからない。

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    2025年12月18日
  • 睡蓮

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    67歳の櫻子は、娘が中学生になる頃に離婚してからずっと独りでいた。
    彼女のことを気にかけてくれていた兄も亡くなって17年が経つ。
    義姉の智子は、兄の元を突然去り同級生と再婚してからは、櫻子とも会うことはなかったのだが…。
    2人が語るそれぞれの想いとは…。

    仲の良い兄妹なのだろうが、ここまで心情を打ち明けるほどとは…と少し異常に思えるのだが。

    夫婦の関係も智子にとっては快適よりも重荷になっていたのだろうが、新たにスタートされた2人の生活は穏やかなのだろうと察せられた。

    最後の櫻子の爆弾発言は何を意味するのか…。

    愛情が相手の重荷になるほどだと、愛とは言えないのではないか、それは執着になる

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    2025年12月08日
  • 永遠のとなり

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    幼馴染でそれぞれが鬱病とがんを患っている二人の話。幸福感を感じられない二人ですが納得しているのかな。私の周りにも鬱病を発症した人がいましたが基本的に真面目というか物事を真摯に受け止める人が多い気がしました。

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    2025年12月01日