白石一文のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。お金が絡むとやっぱいいことはないよなぁという気持ちがあったけど、この中のキャラたちの生き生きとした生き方がとても良かった。今自分が一億円貰ったら何するんだろうなぁと思うけどなんかちょっとだけ買ったらあとは銀行に入れて半分忘れながら日々を過ごしそう。って考えるのも楽しい。
ただ、章が変わるときにがらっと場面が変わるんだけど、全然説明が無く会話からだんだん状況が見えてくる、ってのが結構あったのが個人的には結構ストレスだった。その中で新キャラの名前だけが出てくるけど読み進めないと背景がよく分からんかったり、えっ?えっ!?ってなりながら追うのが辛かった。そこだけマイナス。 -
Posted by ブクログ
章毎に物語を引き継ぐように語り手が変わり話を進めていく手法は、話の展開への興味を喚起し次から次へとページをめくってしまった。
謎の女性つくみとの運命的な出会いと、遼平が子供の頃に助けられた白猫のようなつくみ。
遼平とつくみの結婚までの話かと思えば、それから派生する様々な出来事と関係者たちの出自が不思議にも大分県津久見市に集約されていく。
ファンタジー的でもありながらミステリアスな話の展開に、このような終わり方なのか…と、作者に放り出されたような結末に不思議な読後感があった。
様々な証言を集めて真実を描く…、のではなく混沌とした話を混沌と終わらす。すっきりしないが、気になる小説になった。 -
Posted by ブクログ
我が産声を聞きに
白石一文
冒頭、主人公の夫の病気が発覚してからの急激な展開も彼女の前の彼氏の胸のうちの蟠りに気付いた後の流れも白石一文先生らしい話の導入な気がする。それに神戸が舞台なのは「神秘」と同じで神戸の街の描写に既視感を感じる。白石先生らしい「運命の人と暮らす選択」…があって残された彼女がこれからどう生きていくか?を見つけていく話…まだ冒頭80頁ほどだがそう感じますw
ちょっと違うけど「一億円のさよなら」に似てる気がした。彼女は出て行かれた方だけどね。
長く一緒に暮らしてきた相手がある日突然、理路整然と理解不能な理由をつらつらと述べて目の前から日常から消える…そんな事あるのか?って気が