Timer

Timer

1,870円 (税込)

9pt

3.7

〈死〉の果てを描いた異次元の衝撃。
人類究極の問いを突破する、白石文学の新たな代表作誕生!

89歳までの健康長寿を保証する世紀の発明"Timer"
"その日"が来たら、私の心と身体はいったいどこへ行くのか?
体内に装着したTimerの声に導かれ、余命わずかの老夫婦は、
人生究極の問いの答えを求め、禁断の地へ向かう――。

【あらすじ】
「どんなにかなしいことがあっても、本当にかなしむ必要はない。この世界に悲劇なんてものは存在しないんだから。」
89歳までの健康長寿を約束する夢の装置Timerを開発し、失踪したサカモト博士が残したメッセージにはどんな意味があったのか?
装着したTimerの消滅日=死を目前に、カヤコは突然、「博士を捜し出し、Timerの秘密が知りたい」と言い出した。その時限設定を解除した者は不老不死になるという噂もある。彼女の真意は不明だが僕は同行を決めた。
年老いて夫婦二人きりになった今、カヤコの死は、僕の死だった。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

Timer のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人生とは我とは何なのか。
    まずは胡蝶の夢を思い出した。
    器が蝶であってもカヤコさんであっても見た夢(人生)は我のものなのか。起きた出来事に意味をつけたら、夢枕漠の晴明の言うところの呪、またはラベリングしたら、思考として形になったらそれがその人の生きた、その人の視点の人生なのだろう。
    幻想と言ってしま

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    人はどこから生まれてきて、死んだらどこへ行くのだろうか?
    これが宗教が生まれた大きな理由である、葬儀のときには時々この話をしていることを思い出しながら読み終えた。
    自分の命は、永遠の中の一瞬であり、広大な宇宙の中の1粒の塵にも相当しないかすかなものである。
    と考えるのか、この世界は全てが自分を中心に

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

     デカルトの「我思う、ゆえに我在り」という大命題に始まり、量子力学からの多世界理論に至る作品世界。

    (内容紹介)
    89歳までの健康長寿を保証する世紀の発明"Timer"
    "その日"が来たら、私の心と身体はいったいどこへ行くのか? 
    体内に装着したTimerの

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    “70歳死亡法案”並の突拍子もないSF。人間の残虐行為が閾値を超え「怒りと絶望の光」が豚たちの体から発せられた。爆発した巨大な豚「ミラクル・ベイブ」タイマー自分なら着けるかどうか…生と死考えさせられたけど、最後は哲学すぎて理解できず。

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    命、死、概念について考えさせられる物語だった。

    読むたびに感想が変わる本だと思った。

    3年後位にまた読みたい。

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    小説を借りたはず・・・
    エッセイだった??
    と思って読み進めると・・・
    SFっぽいお話になっていって
    なんとまあ〜〜な展開に

    0
    2024年06月13日

Timer の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

白石一文 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す