Timer

Timer

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

〈死〉の果てを描いた異次元の衝撃。
人類究極の問いを突破する、白石文学の新たな代表作誕生!

89歳までの健康長寿を保証する世紀の発明"Timer"
"その日"が来たら、私の心と身体はいったいどこへ行くのか?
体内に装着したTimerの声に導かれ、余命わずかの老夫婦は、
人生究極の問いの答えを求め、禁断の地へ向かう――。

【あらすじ】
「どんなにかなしいことがあっても、本当にかなしむ必要はない。この世界に悲劇なんてものは存在しないんだから。」
89歳までの健康長寿を約束する夢の装置Timerを開発し、失踪したサカモト博士が残したメッセージにはどんな意味があったのか?
装着したTimerの消滅日=死を目前に、カヤコは突然、「博士を捜し出し、Timerの秘密が知りたい」と言い出した。その時限設定を解除した者は不老不死になるという噂もある。彼女の真意は不明だが僕は同行を決めた。
年老いて夫婦二人きりになった今、カヤコの死は、僕の死だった。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    毎日新聞出版
  • タイトル
    :
    Timer 世界の秘密と光の見つけ方
  • タイトルID
    :
    1599466
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年06月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

Timer のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人生とは我とは何なのか。
    まずは胡蝶の夢を思い出した。
    器が蝶であってもカヤコさんであっても見た夢(人生)は我のものなのか。起きた出来事に意味をつけたら、夢枕漠の晴明の言うところの呪、またはラベリングしたら、思考として形になったらそれがその人の生きた、その人の視点の人生なのだろう。
    幻想と言ってしまえばそれまで。他者からみたら全く違うように見えるのだから。
    冒頭の記憶のベンチは新しいエネルギーが存在する場所でカズマサさんの胡蝶の夢が見られる場所なのかな?

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    なぜそう思ったのかは分からないが、最初はこの作家のエッセイかなと思って読みはじめたら、小説と分かり、題名からして認知症になりつつある主人公のわずかな余生みたいな話なのかなと思ったら、SF小説だった。
    ずっと面白かったのだけれど、哲学的な話でもあって結構一気に読み進めたのだが、最後は何だかよく分からなかった.残念。

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    Timerを装着すると89歳までは健康で生活できる。その代わりに期限が来ると必ず死ぬ。人の寿命を操作する事で一見平穏な世界が生まれる。実は永遠の命を得る事が出来るのでは?人間の死とは何をもって死となるのか?期限を迎える妻と装着をせず老いていく夫がその謎に近づいていく。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    人はどこから生まれてきて、死んだらどこへ行くのだろうか?
    これが宗教が生まれた大きな理由である、葬儀のときには時々この話をしていることを思い出しながら読み終えた。
    自分の命は、永遠の中の一瞬であり、広大な宇宙の中の1粒の塵にも相当しないかすかなものである。
    と考えるのか、この世界は全てが自分を中心に動いている、自分が見て、聞いて、考える、これが人にとっての世界の全てである。と考えるのか?
    死後の世界を考えることも、同じことなのかもしれない。

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

     デカルトの「我思う、ゆえに我在り」という大命題に始まり、量子力学からの多世界理論に至る作品世界。

    (内容紹介)
    89歳までの健康長寿を保証する世紀の発明"Timer"
    "その日"が来たら、私の心と身体はいったいどこへ行くのか? 
    体内に装着したTimerの声に導かれ、余命わずかの老夫婦は、
    人生究極の問いの答えを求め、禁断の地へ向かう――。


    【あらすじ】
     「どんなにかなしいことがあっても、本当にかなしむ必要はない。この世界に悲劇なんてものは存在しないんだから。」
     89歳までの健康長寿を約束する夢の装置Timerを開発し、失踪したサカモト博士が残したメッセージにはどんな意味があったのか?
     装着したTimerの消滅日=死を目前に、カヤコは突然、「博士を捜し出し、Timerの秘密が知りたい」と言い出した。その時限設定を解除した者は不老不死になるという噂もある。彼女の真意は不明だが僕は同行を決めた。
     年老いて夫婦二人きりになった今、カヤコの死は、僕の死だった。

    【もくじ】
    記憶のベンチ         
    ふたりの自分         
    進化の怪物          
    ほどけていく夢        
    ほんとうに親しい者の死    
    幻視             
    孤立型年金生活世帯      
    「外し屋」と「死なせ屋」    
    不老不死の噂         
    同化            
    〝外し屋捜し〟         
    新しい領域のエネルギー    
    カヤコの存念         
    永遠のいのち        
    マレ、ミレ、ニレ、アレ    
    ミラクル・ベイブ       
    怒りと絶望の光        
    体内時空連続体変異      
    > 白壁五丁目          
    言葉の綾           
    ヒロコの死          
    奇妙な紙袋          
    不買運動           
    揺れるゴンドラ        
    マゴメトシミツの独白     
    求めよ、さらば与えられん   
    「この僕」           
    ヘンな流れ          
    「爆心地ゼロ」へ        
    焚き火            
    デルス・ウザーラ       
    パリは、パリになる

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    この世界は揺れるゴンドラ。

    パリは、パリのことを知りたいと本を開いた時初めてそこにパリがある。

    "あなた自身が世界なのだ。この世界は、あなた自身がすべてを作り出したものなのだ。これは、あなたの偉大な作品なのだ。"


    「新しい領域のエネルギー」によって稼働し、89歳までの健康長寿を保証する装置、Timerが発明された世界。


    哲学もりもりの白石さん節フルパワーで、あと残りページが少なくなってきてるのにどうやって終わらせるんだこれは…と思うタイプの作品でした。(終わらなかった)


    世界には『ほんとうに親しいものの死』と『自分の死』の二つしかないというのはわかる気がした。
    そして不老不死を得ると自分の死はないし、〝ほんとうに〟親しいもの、も存在しなくなる。長い時の流れの中でほんとうに親しかったもの、になってしまうから。

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    “70歳死亡法案”並の突拍子もないSF。人間の残虐行為が閾値を超え「怒りと絶望の光」が豚たちの体から発せられた。爆発した巨大な豚「ミラクル・ベイブ」タイマー自分なら着けるかどうか…生と死考えさせられたけど、最後は哲学すぎて理解できず。

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    命、死、概念について考えさせられる物語だった。

    読むたびに感想が変わる本だと思った。

    3年後位にまた読みたい。

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    小説を借りたはず・・・
    エッセイだった??
    と思って読み進めると・・・
    SFっぽいお話になっていって
    なんとまあ〜〜な展開に

    0
    2024年06月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近勝手に白石一文週間をやっているんだけど、これはちょっと荒唐無稽すぎた。設定は近未来。地球規模の人口増加と高齢化の問題を克服するために、科学者が「Timer」という装置を発明し、それを心臓(?)に埋め込むことで、人は89歳までは健康に生きることができる(それによって医療費が抑制できる)。が、それ以上は生きることは許されない。
    Timerをつけるかどうかは本人の考え(倫理観)によるが、つけなければならない理由を審査してもらう仕組みになっている。
    主人公の「僕」はtimerをつけておらず、いつ死ぬかはわからない。年相応に老いていっている。伴侶のカヤコは年上だが、Timerを装着しており、若々しく健康なままだ。しかし、あと数年で死ぬことは確定している。
    この小説は、もうすぐ死ぬカヤコが、Timerの発明者である博士とその研究について調べ、Timerを外すことはできるのか、Timerが予定通り作動して自分が「死」を迎えたとき、自分はどうなるのかを追求しようとする物語。
    Timerの仕組みそれ自体が、ありえない設定だとは思ったけど、「命の期限が決められたとしたら…」というテーマは、小説としてもちろんアリだ。
    でも他にも、「新しい領域のエネルギー」とか、荒唐無稽すぎる設定が多すぎた。
    未来の世界では、家畜の豚が、人間に対する怒りをため込んでいきなり爆発。そんな事象が確認されて、それを新エネルギーとして利用することにした、とか。で、人間はもう牛肉や豚肉は食べずに、大豆由来の代替肉を消費するようになっている。

    実際にこの世界が、100年後の未来にどうなっているか全く予想できないけど、ちょっとあり得なさすぎるかなと思った。
    医学や生命科学ももっと進歩するだろう。人は死ぬ時期を選べるかもしれない。寿命が延びることで、少子高齢化は加速するだろう。しかし医学の進歩で健康なまま長生きできれば、社会保障制度は維持できるかもしれない。生殖医療も進歩するだろう。子どもを望む夫婦は、好きなタイミングで子どもをもうけることができるかもしれない。しかしそもそも、そんな世界で「子どもをもちたい」と思わなくなっているかもしれない。
    白石一文が一番書きたかったのは、「この世界は揺れるゴンドラ」という部分かもしれない、とも思った。私たちは一つ一つのゴンドラ。それ以外は「背景」でしかない。認知しなければ、それは「ない」のと同じこと。パリは「パリに行きたい」と思って初めて「パリ」になる。例えば江戸時代に鎖国下にあった日本の人にとっては、「パリ」なんてないのと同じこと。意識して初めてその世界は出現する。
    最近パラレルワールドを描いた作品もけっこう読んだので、頭が混乱してきたよ笑。でも、たしかにそうかも、と思いました。

    0
    2025年05月11日

Timer の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    毎日新聞出版
  • タイトル
    :
    Timer 世界の秘密と光の見つけ方
  • タイトルID
    :
    1599466
  • ページ数
    :
    192ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年06月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

白石一文 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す