プラスチックの祈り

プラスチックの祈り

1,999円 (税込)

9pt

3.4

作家・姫野伸昌は妻・小雪の死を境に酒浸りだったが、突如周りで不可思議な現象が起き始め、やがて自身の肉体がプラスチック化し脱落し始める。姫野は天罰と直感するが、しかしなぜ? 微かに残る妻の死の記憶──。読者に挑戦し、挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!!

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プラスチックの祈り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月15日

    これは・・・。
    また一気に読み切ってしまう白石一文作品。
    こんなに長くて重くて登場人物がたくさん出てきて意味がわからないのに、一晩二晩で読み切ってしまうのは何故なんだろう。
    白石一文読んでる〜〜〜〜〜ってワクワクしながらもうページすっ飛ばす勢いで読んだ。ただ今回のラストはなんだか完全に煙に巻かれたよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月22日

    自分の認識が世界を作り上げている。
    プラスチックというある意味軽くて今風なモチーフを使うことによって、吹けば飛ぶような己の存在や世界の軽さを表現したものか。

    存在の残滓は残っているものの死んでいなくなった妻とそこにまつわる記憶をめぐる物語は二転三転して面白かったが、そのまま話を進めないのが評価の別...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月25日

     読後感が不気味、面白い、興味深い、消化不良...なんとも言葉で表現できない、様々な感情が混ざり合って、気持ち悪い作品だと思ってしまいました。
    ストーリーもSFのような、推理小説のような...
    ところどころ、主人公に語らせる認識論的な話や、存在そのものについての見方が、自分のアイデンティティを揺るが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月21日

    五年前の秋、かかとのプラスチック化を初めて見つけたとき、これは天罰だと直感した。
    ーあんな形で小雪を失った当然の報いに違いない。
    そう確信した。

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    Posted by ブクログ 2019年05月25日

    体がプラスチック化する。それが、ある日ポロリと取れる。
    どんよりした気分や悲しい気分も同じように固まってポロリと取れてスッキリすれば清々しいんだろうにね〜。

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    Posted by ブクログ 2019年05月14日

    本当にキツイときの記憶が失われたり、過去の思い出を友人と語ると食い違うということは実感としてわかる。
    そういった齟齬を突き詰めて作品化した大作。
    ラストの収束も含め、観測・認識されないものはプラスチックであるというテーゼは量子力学の観測問題のよう。

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月18日

    うーん。
    長文だった。早く終わらないかなぁ?と読み進めると、え?え?え?の展開へ。
    なんだかメビウスの輪みたいな話。
    ちょっと苦手。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年02月12日

    白石一文さん大好きで、たくさん読んできたけど、本作は、主人公が小説家で、福岡の名門公立高校出身であり、父親も作家(しかも”いちろう”の部分が自身の父と一致)という部分など、作者の来し方と重なる部分がいつになく多く、ファンとしてはそそられるものだった。
    主人公は妻を亡くしてから記憶が錯綜していて、それ...続きを読む

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