白石一文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々に白石さんの本を手に取りました。
うんうんこの感じ…またハマってしまいそうです。
(約15年前に読み漁っていました!)
女性が主人公かつ一人称で語られるものでは「私という運命について」を最初に読んだのですが、あれ?この作家さんって実は女性?って当時思いました。今回も感じたけどそれくらい女性の心理描写が鋭い。笑
文体は繊細で美しく、構成も展開も先が気になって一気読みしてしまいます。
様々な登場人物を通して、生きること愛することについて、徹底的に寄り添って考えてくれます。
私も私自身の人生を振り返りながら、心の整理をしていけるような気がするんです。
運命の人だと感じた人、そう心に決めた人、 -
Posted by ブクログ
多分、コロナ期のって書いてあるだけで買って積んであった単行本。この時期をいろんな立場の人がどう過ごしたか知りたかったんだろうけども。ちょい違った(笑)
これはほんの4ヶ月の話。主人公はこの
4ヶ月の間にリスタートするのか、なぜそうなったのか。コロナ?猫?
文庫の帯に角田さんの「自分のものなのにこんなにも自分の力ではどうにも、ならない人生を生まれてしまったとう言う理由だけで私たちは生きている」と、あったけど、本当に読んでるときは人生のもとかしさを考えてしまった。
自身の過去を主人公に重ねそうになって、いやいや違うしとちょい移入してしまう。
なんとなく、主人公は連れ添う相手の本命には慣れない。だか -
Posted by ブクログ
先月ようやく長編小説「大地」を読み終わったことで、小説枠が空き、こちらの一冊を読んでみることに。以前、目当ての本と一緒にメルカリで売られていて、たまたまついてきた。どうやら直木賞を獲った作品でもあるということで、内容もわからず読み始める。結論、結構好き。とても落ち着いた大人な内容だが、人との関係性についてハッとさせられる。本のタイトルでもある「ほかならぬ人へ」と、「かけがえのない人へ」という2つの物語がある。最後にふと「ほかならぬ」と「かけがえのない」はどう違うのかなと考えた。「ほかならぬ」は自分主語、「かけがえのない」は運命主語なのかな。あと、編集者の作者に対する愛に溢れたあとがきがとても良
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Posted by ブクログ
本を読んで、一人の人間をこれほどまでに深く描いて、知るほどにその人としての魅力を感じられる作品はそう多くない思った。物語の中盤までは、周辺人物との関わりの中で主人公のさまざまな側面が点のように描かれるから、相手に合わせて異なる顔を見せる人間の日常のようで、言動や人への向き合い方がチグハグなように感じるけど、物語が進んで主人公が自分自身と深く向き合うフェーズに入るにつれて、読者の主人公に対する解像度が上がって、「点」が次第に「線」となり、「面」となり、最後には一つの「球」になっていくような感覚が味わえてすごく面白かった。
その過程で主人公の人柄を理解していくと、状況に応じた主人公の言動に一本の筋