白石一文のレビュー一覧

  • 永遠のとなり

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    私、この作家さん好きです。
    うつ病ってそうなんだって、実感できる表現。がんを患うとそうなんだって胸に迫る表現。

    あとまだ何冊か購入済み。楽しみ。

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    2016年06月07日
  • 永遠のとなり

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    ネタバレ

    久し振りに「白石一文」さんです。
    何を読んでも、
    ズシン!
    と、
    何かが残るし考えさせられるので、
    ちょっと、
    自分が今「ぶれてるかも?」しれない。
    と、
    思ってる時にほど読みたい作家さんなんですね。

    解説を読むとあっさり書かれてます。
    主人公は青野精一郎で、
    早稲田に進んで趣味は絵を描くことだったみたいで、
    保険会社に就職し、
    結婚して、
    会社が合併による意識改革でへこたれ、
    部下を自殺に追い込んでしまった自責の念からか、
    本人までも鬱病になる。
    それと、
    鬱になった原因は不倫にあるのかも?
    否、
    それぞれがからまって鬱になったのかもですね。

    親友のあっちゃんこと、
    津田敦もちょっと変わってるかもですね。
    一橋大学から銀行に就職し、
    経営コンサルトを開業して40歳になったときに、
    たばこを吸ってたわけでもないのに肺がんを患う。
    そしてまた。。。

    もっと、
    色々と入り乱れてる2人ですよ。
    2人の共通の知り合いさんたちが教えてくれます。
    もっと、
    自分の人生って何だったんだろうとか、
    これからどんな風に人生をおくっていくんだろう。
    いけるのだろう。
    そう、
    思ってる人ほど読んでなにかを胸に残して欲しいです。

    読んでいて、
    ちょこちょこドッグイヤーしたところをコメントしていきます。

    ・昔の会社って凄いよね。
    上司に包丁をプレゼントされ、
    仕事ができなかったらその包丁で自殺しろ!
    と、
    言われるって、
    実際にあったらしいから怖いわよねぇ。。。

    ・人間は生きたがる生き物でもあるけど、
    死にたがる生き物でもある。
    魂が、
    肉体から解放されたがってるから、
    本来生きられる寿命よりも、
    人間は短い時間で死ぬんですよ。

    身体に悪いと思ってるものでも食べるし、
    身体にいと言われればそれも食べるし、
    どっちなんだよ!
    と、
    思うことは確かにある。
    様々な理由を根っこに抱えながらね。
    食べ物だけでなく、
    魂に良い人付き合いもあれば、
    魂に悪い人付き合いもありますよね。
    良いものだけで囲んでいれば長く健康的に生きられるのに、
    なんで、
    悪いものも集めてしまうのでしょうか?
    不思議ですね。

    ・夫婦でも、
    恋人同士でも、
    片方が死んでしまったとき、
    残されたもう一人が取り返しのつかないほどのダメージを受けてしまう関係っていうのは、
    絶対に間違ってる。

    なんだかわかるかな。

    ・孤独と向き合わなければ、
    自身の真価を見出すことは難しい。
    って、
    去年の僕ですね。
    きっと。
    真っ正面から受け入れられるようになったのも最近ですよ。

    俺物語の感想に書いたけど、
    猛男と砂川もどうなるんでしょうね?
    せいちゃんとあっちゃんは30年以上も続いてて、
    奥さんよりも、
    お互いの付き合いの方が長くて、
    絆も強い気がします。
    もう、
    今世では僕はそんな友人は作れないでしょうね。
    そう思ってるだけで作れるのかも知れませんが、ないと思う。

    あっちゃんは怒りのエネルギーを、
    生きるエネルギーにして生きてきた。
    スピリチュアルの世界では、
    怒りのエネルギーは死へのエネルギーなんです。
    怒りをもとに生きていたから、
    タバコも吸わないのに肺がんになるんですよ。
    まさに、
    息苦しかったことでしょう。

    せいちゃんが悟るんです。
    「自分のことが嫌いやったんやなぁ」って。
    この人たちは50歳になる年齢になっていろいろと気づくんです。
    気づけただけでもいいことでしょう。
    もっと、
    僕も気づけていきたいのです。
    ゆえに、
    こういう小説のありがたみが身に心に魂に沁みるのです。

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    2016年02月26日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    いつも通り白石一文の文章に、
    彼の描く物語に魅了されてしまいました。

    彼の描く舞台ではよく
    一定の成功を収めた男、あるいは女たちが
    それぞれ生きていく上での
    本質に触れるような事態に直面し、
    自身の生き方を問うて、
    惑いながらも最善を選び取っていく。

    極端に見えることもしばしばだが、
    人生の半ばを過ぎた大人になった自分には、
    彼の言わんとしている事柄が
    絶妙に琴線を震わせる。

    彼の紡ぐ物語をもっと読みたい…

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    2015年10月26日
  • 不自由な心

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    「いくら真面目で一生懸命に生きてみたところでたしかにそれきりでは、ただの自分勝手、ひとりよがりでしかあるまい。『一人きり』とは、他人に対する思いやりや慈しみをどんどん喪失してゆく、単にわがままで貧しい行為にすぎないのではないか」

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    2014年08月25日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    上巻は時間を掛けて、下巻は一気に読んだ。若くして癌を患って再発の可能性がある中で生きる雑誌編集長の主人公。彼の「生きる」という行為に対する根源的な問いかけに心を揺さぶられる。必然の今を生きることこそが「矢を抜く」ことになるのか。まだ自分の中で消化しきれていない。再読したい。

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    2014年07月12日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    ネタバレ

    上巻よりも下巻の方が面白かったかも。
    相変わらずの引用はちょっと難しい部分やくどい部分もあり、頭に入ってこないところもありましたが、カワバタがどのように救われていくのか追っていくのが面白かったです。
    まさかDVから助けだしたユリエと一緒になっていくとは思いませんでした。
    白石さんお得意のスピリチュアルな要素も双子に絡めて展開されていましたが、思わず納得しそうな感じでした。

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    2014年06月10日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    非常にたくさんのテーマが盛り込まれてるけど、考えていることのすべてをまとめてもらっているかんじ。

    まさに、揺さぶられる。
    久々の衝撃。

    ここから自分の考えを構築していくのが楽しいだろう、きっと。

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    2014年05月20日
  • 永遠のとなり

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    うつになって、乱れて、さまよって、迷子になって。
    休暇をとって何もない日々が過ぎると、いろんなことを整理できるようにもなる。
    自分は人生に、何を残してきたか。
    問う。

    これから、何か残したいと思えるか。
    問うけれど、無理はしなくていい。
    休みながら、 流されながら、立ち止まりながら、振り返りながら、前を向く。
    きっとその間にも何か、残しているはずだから。大丈夫。

    背中を押してもらえた、一冊です。

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    2014年01月02日
  • 不自由な心

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    内容がいいかというとどうかという感じなんだけど、とにかく情報量が多くて、読むことの悦びを感じる。
    電車が終点に着いたのに気づかず、折り返してしまいそうになったくらいに、没頭できた。

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    2013年10月01日
  • 永遠のとなり

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    再読
    部下の自殺をきっかけにうつ病になり、会社を辞め妻子とも別れ故郷・博多に戻った精一郎。肺がんを発病、何度も結婚と離婚を繰り返す敦。48歳の親友ふたりの再生物語

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    2013年09月26日
  • 永遠のとなり

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    自分の部下が自殺し、そのあと自分が鬱になって
    家族とも離れ、自分の地元へ戻って生活を送っている
    人の話。

    生き方とか、人の再生とか、生きるうえでの覚悟とか
    そんなんを主人公の50歳の人を中心に描かれてます。

    読みやすかったです。こういう淡々と物事が進む話も好きです。

    門司港以外、いまいち場所感がつかめませんでした。。。

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    2013年09月22日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    白石一文さん、3冊目。

    「俺は、お前のためならいつでも死んでやる」

    久しぶりに、小説の中の男性に恋をしました。
    私が言われた訳でもないのに、まだドキドキしています。
    私は、仲間優司さんが大好きです♪

    相変わらず、女性陣はみんな強いですね〜。
    今回の主人公、美帆は特に強い!
    しかし、それ以上に強い男が仲間優司!!
    それと、優司の博多弁は痺れるほど色気があるのは何故!?
    生きるべき義、死すべき義を語る優司の言葉は、すぅっと胸に入ってきて、かなり納得。

    結末も私好みで、久々の大ヒット小説になりました(^O^)

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    2013年04月23日
  • 一瞬の光

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    白石一文のデビュー作である。文章の折々に格言めいた言葉が散りばめられており、生きることや愛することを考えさせられる。著者の作品では、一貫して運命について描かれており、また、時として運命を見過ごしてしまう人たちを描いている。運命を見過ごしたと気づいた時、自身の本当の人生を取り戻そうと、人は走り出す。しかし、そこで、人生の厳しさや運命の持つ不思議が描かれる。

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    2022年10月24日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    ネタバレ

    「世の中に問題が起こるのは、私たちみんなが他人の不幸に余りにも無関心だからだし、その結果として世の中がいつまでたっても不調和なままだからです。私たちは全体の調和を優先しようという強い意志をいまだに持つことができないし、私欲に溺れて資源の分配でも常に独り占めをもくろんでしまう。そのために人間同士の恨みや嫉妬、憎悪の感情は一向に衰えを見せず、相互殺戮がいつ起きても不思議ではない怨恨の連鎖がいまもって途切れることなく続いているのです。」

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    2013年02月14日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    結局人生に答えなんてない。
    ただ一つ分かるのは今の自分の気持ち・考えなのだから、もっと自分に素直に生きよう。そして「今」という時間を大切にしよう。 

    この本を読み終えてそんなことを思った。

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    2012年03月24日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    これから自分が搭乗する飛行機が墜落するとわかったとき、
    自分だったら、どうするのだろうか。

    その行動が意味することがわかっただけでも、
    この作品が問いかけてくる内省の言葉はとてつもなく重い。

    確かにフィクションではあるけれども、
    現実の世相を反映していて、その現実に対する主人公の見識は、
    社会批評に十分なっていると思う。

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    2012年04月01日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    社会のシステムや人間が生きることについて考えさせられるが、答えがまったく見えない。思考すればするほど、わけがわからなくなる。結局答えなんてないのか。

    カワバタが今後どのようになっていくのかとても気になる。

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    2012年03月18日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    山本周五郎賞を受賞したかどうかは、
    然程重要なことではないと思う。

    冒頭の描写はなんとも過激だけれども、
    主人公の語り口はとてもシニカルで刺激に満ちている。

    週刊誌の編集長という設定ではあるが、
    著者の経歴からして、ある程度、自己を投影したうえで、
    描いているのではあるまいか。

    人間という存在そのものについて、
    大きな疑問を投げかける一冊になっている。
    だからといって、読みづらいわけではない。

    共感に次ぐ、共感で、自分との近さを思い知らされた。

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    2012年03月16日
  • 私という運命について

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    自分がした選択に。

    もしも運命というものがあるとしたら。

    それには全て理由があって、必然なのではないか。

    きっと、一生懸命考えて、向き合って、選択して、実現しようともがくから、そう思える。
    点と点がどんどん結びついていく。

    女性としての生き方が中心に話が進んでいくから、
    共感できてたまらない。
    これはやばい。

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    2025年09月16日
  • 永遠のとなり

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    おすすめ度:95点

    Book Express ディア品川店におけるPOPより
    「人はなぜ生きているのでしょうか?
    何のために生きているのでしょうか?
    ”幸せ”とは何でしょうか?
    この小説は”すごく良いです!!”とか簡単に言えないのです。いや、良いのです。
    でも、そんな月並みな言葉じゃな表現できないのです。
    とっても大切なことが、さらっと書かれていますので、ゆっくり、じっくり読んで下さい。きっと備忘録になる一冊です。」

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    2013年10月30日