この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下
  • 最新刊

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

770円 (税込)

3pt

カワバタは胃ガンであった。手術の直後から、数年前に死んだ息子が自分をどこかに導こうとする囁きが聞こえ出す。格差社会、DV、売春――思索はどこまでも広がり、深まり、それが死の準備などではなく、新たな生の発見へとつながってゆく。発表されるや各メディアから嵐のような絶賛を浴びた、衝撃の書。(講談社文庫)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上
    748円 (税込)
    数々のスクープを物してきた敏腕編集長、カワバタ。大物政治家Nのスキャンダルを追う彼の前に現れた奇妙なグラビアの女。彼女を抱いた日から、人生は本来の軌道を外れて転がり出す。不敵なまでの強引さと唐突さで物語に差し挟まれる数々の引用。小説が真理に近づく限界を極めた、第22回山本周五郎賞受賞作。(講談社文庫)
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下
    770円 (税込)
    カワバタは胃ガンであった。手術の直後から、数年前に死んだ息子が自分をどこかに導こうとする囁きが聞こえ出す。格差社会、DV、売春――思索はどこまでも広がり、深まり、それが死の準備などではなく、新たな生の発見へとつながってゆく。発表されるや各メディアから嵐のような絶賛を浴びた、衝撃の書。(講談社文庫)

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上巻は時間を掛けて、下巻は一気に読んだ。若くして癌を患って再発の可能性がある中で生きる雑誌編集長の主人公。彼の「生きる」という行為に対する根源的な問いかけに心を揺さぶられる。必然の今を生きることこそが「矢を抜く」ことになるのか。まだ自分の中で消化しきれていない。再読したい。

    0
    2014年07月12日

    Posted by ブクログ

    非常にたくさんのテーマが盛り込まれてるけど、考えていることのすべてをまとめてもらっているかんじ。

    まさに、揺さぶられる。
    久々の衝撃。

    ここから自分の考えを構築していくのが楽しいだろう、きっと。

    0
    2014年05月20日

    Posted by ブクログ

    結局人生に答えなんてない。
    ただ一つ分かるのは今の自分の気持ち・考えなのだから、もっと自分に素直に生きよう。そして「今」という時間を大切にしよう。 

    この本を読み終えてそんなことを思った。

    0
    2012年03月24日

    Posted by ブクログ

    これから自分が搭乗する飛行機が墜落するとわかったとき、
    自分だったら、どうするのだろうか。

    その行動が意味することがわかっただけでも、
    この作品が問いかけてくる内省の言葉はとてつもなく重い。

    確かにフィクションではあるけれども、
    現実の世相を反映していて、その現実に対する主人公の見識は、
    社会批

    0
    2012年04月01日

    Posted by ブクログ

    最後の方でミスリードさせて落とす展開は良かったし、救いのあるラストで良かったなという感じ。読み方を深めて再読したいと思わせる内容。満足。

    0
    2024年01月21日

    Posted by ブクログ

    久々に上下巻にも及ぶ大作を読んだ。
    でも「長い」というイメージはない。

    この本は作者にとっての「哲学」なんだと思った。

    編集者という職業柄をうまく使い、
    時事問題・歴史問題・政治問題を絡ませながら
    最後に「必然」とは何かという哲学に導いている。

    主人公のカワバタをこういった哲学の道に引きずり込

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    上巻と同じように理屈の捏ね回しは続きつつも、物語も動き出してなかなかに面白い。ただ、突然逃亡犯を捕まえる展開になったり、政治家がスピリチュアルなことを言い出したり、意外な人の結びつきが合ったり、少し強引な雰囲気もあった。小説だからある程度は仕方ないけれど。
    良くも悪くも濃厚でてんこ盛りな一種のカオス

    0
    2019年07月17日

    Posted by ブクログ

    中村一文が書く人の一生についての話。今個人的にこの小説みたいなことばっかり考えて生きてるので、すごく身につまされる話だった。どこかのコミュニティに属していると、他人の利権争いや、他人の打算ありきで話をもちかけてこられて、すごくやりづらい。でも主人公が言っていた「必然」を意識する生き方は面白いので、俺

    0
    2017年10月09日

    Posted by ブクログ

    これぞ白石一文というくらい、人生への考察に満ちた濃厚な小説だった。

    過去も未来もない、あるのは現在だけだということ。
    必然に従って生きるということ。

    でも必然というのは誰がどうやって決めるのだろう。「必然だから仕方ない」という逃げ道になってしまわないだろうか。人生を大切に生きているようでいてどこ

    0
    2017年08月05日

    Posted by ブクログ

    真理の追求の果てに心の解放が見えてくる。
    難しい引用による読みにくさも有り、一枚一枚の話の積み重ねが、まるで修行のようだったが、この小説の中には、心に残しておきたい一節が沢山あった。誰でもがきっと一生のうちで響く時がくる気がする。自分も、余命がわかった時にもう一度読み返したい。そんな小説だった。とて

    0
    2017年05月09日

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

白石一文 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す