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Posted by ブクログ
予想と違うスタート。権力をほしいままにしてグラドルを抱く悪徳編集者かと思いきや、違う側面も次々に出てくる。そして登場人物の名前がカタカナ表記だったり(人物名が覚えにくかった)、やたらと出てくる引用文。これは小論文崩れの読み物?と思ったけれど、ちゃんと小説だった。
出版社内の権力闘争や、自分の妻との簡単に説明しきれない尊敬と愛情と憎悪のごった煮のようなものも楽しめた。
ただ、機関銃のような理屈の羅列と、精神科医との高尚な議論には正直ついていけなかった。人なんて、その辺に咲いて枯れる草花とほぼ同じなのに理屈こねすぎ、と。
頭のいい人はどこまでも理屈を追うことが出来て、それってかえって苦しいことなのかもとも考えた。
Posted by ブクログ
貧困格差なんて絶対に無くならないと薄々分かってはいたが決定づけられた気がした。芸能人が1本百万~千万単位のギャラをもらったり、スポーツ選手の年収が億単位であったり馬鹿げていると言われれば、その通りので読んでいて腹が立ってきた。TVで下らない発言しかしない芸人と朝から晩まで毎日コツコツと仕事をしている人が貰っている給料とが雲泥の差なんてよくよく考えたら可笑しな話だ。そしてお金を沢山稼いでいる人はそうでない人を見下す。極端な話、政治家で消費税が上がって生活が苦しいと私生活で日々の支出を抑えている人がどれだけいるのか?明日食べるものに困って痩せてしまっている政治家なんて見たことないし、みんなでっぷりとした体格をしているではないか。
そういった絶望的な社会を諦めて生きていかなければならないと痛感させられる。
週刊誌編集長のカワバタをはじめ、登場人物の表記がすべてカタカナの為、其々の人物に感情移入することがなく、人間関係よりもカワバタ(著者)の主張が際立っている様に思う。しかしたまに誰が誰だか解らなくなってしまうのが玉に瑕。
下巻の月刊誌への移動とワーキングプアで取材を受けた
”タケダ”の衆議院議員立候補についての展開が気になる。グラビアアイドル”リコ”が無き息子の声の通り「悪い人」なのかどうかも見どころ。
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