白石一文のレビュー一覧

  • 永遠のとなり

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    50歳まじかの男子が博多に帰って生活する話
    男子の友情が書かれている。珍しい。男女の恋ではない、人間物語がかかれています

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    2016年01月11日
  • 翼

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    自分にとって必要な人間に理屈抜きで気づくかが、いかに難しいものか。
    読み始めは、嫌悪感を感じたが、倫理観や常識を抜きにして考えると、ありえるかもしれないと感じる。
    白石さんの作品らしく、読むとドッと疲れますが、楽しい一冊です。

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    2015年10月28日
  • 火口のふたり

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    全体的に好きというよりは、引用して記憶にとどめたいと思う表現がたくさん出てくるのが白石一文かも。
    ーーー
    結婚式を控えて、従兄の賢治と久しぶりに再会した直子。しかし彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でもあったーー。挙式までの五日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、再び過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行きつく先は? 恋愛小説の名手・白石一文が描く・極限の愛。

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    2015年09月23日
  • 不自由な心

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    色んな意味で考えさせられました。

    共通したテーマの如く「不倫」が出てきますが、、、さほど嫌な感じは受けず、さらっと納得、不思議な程に最後は収まるところに収まって安定感がありました。

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    2015年09月08日
  • 火口のふたり

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    結婚式を控えた直子と、従弟である主人公賢ちゃんがやりまくるだけの話だった。
    その描写も特にエロさもなく、淫靡というより、変態っぽい感じ。
    短編で十分ではないのでしょうか、それか、解説の田口さんが書いているように従妹などという半端な設定じゃなく、いっそ兄妹にした方が突き抜けていたかも。
    白石さんのファンなので、星は3つですが、ファンじゃなければ2つにしたかも。
    面白い、面白くないというのは個人の感覚の問題でしょうが、今まで読んだ白石作品の中で一番つまらなかった。

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    2015年08月08日
  • 不自由な心

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    直木賞親子受賞の白石一文、その15年以上前の短編集。僕らがちょうど社会人になった頃の作品だから、オフィスの風景が懐かしさを覚える。それにしても全編の主人公のなんと勝手で甘ったれたことか。でも、響く部分がないわけでもなく、困ってしまう。それはとりもなおさず、自分も同じで、他から見ればそう見えるということなのだ。情けない。
    あ、あとね、僕ヒコーキのなかで読んだのですが、別の意味でオススメしません。地に足着けて読みましょう…。

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    2015年07月12日
  • 翼

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    ネタバレ

    親友の夫となった男こそが主人公・田宮里江子の『運命の人』だったが気づいた時には遅かった…ということで。
    時系列があちことにいくので、あれ?となることしばしば。
    (解説によればそれが「白石節」らしい)
    岳志とのことよりも、城山・坂巻関連の話のほうが面白かった。

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    2015年07月06日
  • 幻影の星

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    久しぶり本著者の作品が読みたくなり手に取る。
    やはり独特の文体。自分の信条、考えをこれでもかという風に出してくる。小説の広げ方にもこんな方法が有るのだなあと思う。

    未来から来たとしか思えない自分のレインコートと出合い、「時」を考える話。

    東日本大震災も一つのテーマになっている。放射能の問題、生まれてくるこの健康を考え、四国に引っ越そうとする妻、仕事を辞めることができない夫。生まれてきた子が、受ける影響はどんなにだろう?それが何十年後ではないと分からない怖さ。

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    2015年06月30日
  • 火口のふたり

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    ダメな男。周りに流され自分で決められない。なのに女性とは色々よろしくできちゃって。ずるいな。東北の震災、富士山噴火によって、刹那的な生き方に流れてしまう。理解できない事はない。何が何でも「頑張れ」よりは心が落ち着くかも。でも大人の男性の欲情ってやっぱり理解できないなぁと。

    料理ができる男描写は惹かれました。

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    2015年06月19日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    救いのない話かな。
    ミステリー小説並みの登場人物の絡みが少々怖い。
    運命に逆らえない、運命を受け入れるしかない白石さんの著書の中でも、この作品は、読んでいても辛らかった。
    子供を成すことの考えは人それぞれですが、主人公やみなみさんのこれから生まれて来る子供たちに明るい希望や環境があるといいけど・・・・・・。

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    2015年05月18日
  • 翼

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    帯の文章と、鉄筆文庫の第一巻目ということで興味を持って読んでみたが、期待していたような話ではなかった。

    全体的に暗いし、主要登場人物にはあまり共感できないし。
    とくに主人公の彼に対する気持ちが分からない。
    迷惑なら最初から突き放しておけばよかったのに。

    解説によると時系列が前後するのが、この著者らしく魅力的なところらしいのだが、私にはこの良さがあまり分からない。

    基本的には読みやすく、なるほどなーと思える考え方などもあったので、最終的に理解が追い付かなくなったのは惜しくもあり悔しい。

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    2015年05月15日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    巻末の解説にもありましたが『一瞬の光』のこじらせ女子版といったところ。
    ただ、『一瞬の光』の瑠衣さんと違い丈二はエリートで容姿に恵まれているけど、下衆な男でパーフェクトな男性とはとてもいえません。
    かえって、元ヤクザの優司の方がカッコイイ男として描かれているので、『一瞬の光』を読んだ時みたいな、どうしてこっちを選ぶかな?と納得できない訳じゃない。
    個人的には非のうちどころのないエリートの婚約者よりも元ヤクザを選ぶ話の方が面白くなりそうなのにと少し残念でした。
    後半にあるエピソードには「お前は金八先生における杉田かおるか」とツッコミを入れたくなった。
    もう35歳なんだから……そんな中学生みたいな

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    2015年04月06日
  • どれくらいの愛情

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    ネタバレ

    白石一文らしい穏やかな恋愛小説。
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    5年前、結婚を目前に最愛の女性、晶に裏切られた正平は、苦しみの中、家業に打ち込み、思わぬ成功を収めていた。そんな彼に突然、電話が。再開した男と女。明らかにされる別離の理由(表題作)。目に見えるものだけでは分からない「大切なもの」に気づくとき、人は感動に打ち震える。表題作の他3作を収録した傑作恋愛小説集。

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    2015年05月01日
  • どれくらいの愛情

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    目に見えるものだけでは分からない”大切なもの”かぁ。「なんとなく」深いなぁと思うところはあるのだけど、私にはまだ早いのかもしれない。きちんと理解が出来ていない気がする。歳を取って読んだなら、また違う感想になるのかな。

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    2015年01月13日
  • 永遠のとなり

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    イオンモール香椎浜は、福岡県福岡市東区にあるイオン九州のショッピングセンターである。 千早駅(ちはやえき)香椎宮かしいぐう セドリック アイランドシティ 雲仙 湯治とうじ あらは九州では河豚と並ぶ高級魚として珍重 篠田尋子ドルホリンクル78脳梗塞 私の中の春という季節の価値は既に暴落している 如才じょさい無い 見せしめ以外の何物でもない。 MBA 部長、俺、頭おかしいんです 駆け落ち 希望がない人間に致命傷を与えるのは、裸の赤ん坊にナイフを突き立てるのと同じくらい簡単なのだ。 こりゃ上物やねぇ 風光明媚ふうこうめいび博多 明日生まれんのが死 雁ノ巣駅がのすえき こんな風に視界を閉ざし、頭の中に

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    2015年01月11日
  • 幻影の星

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    今までの白石さんの雰囲気とは異なる内容だった。
    震災直後に執筆されたようで、原発事故に対する著者の意見も垣間見えた気がした。

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    2014年12月10日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    結局最後までトーンは変わらず。
    これをどう評価するかは読むときの心理状態に大きく左右されるだろうな。
    少なくとも今の自分とは明らかにスタンスが違う点が多かったものの、かといって一刀両断に斬り捨てるほど否定するものでもなく…
    まあ、一つの考え方を知ることができたという印象かな。

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    2014年09月15日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    世の中、つまり政治や経済、国家、人間関係、恋愛、家族、企業内の権力闘争など、あらゆる事柄に対する著書の主張を延々と書き連ねている印象。
    どこに行き着くのか?

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    2014年09月15日
  • 永遠のとなり

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    50前の同級生のおじさん二人のお話。うつ病にがん。病気とともに人生を振り返り、これまでの生き方を問う。やっぱり健康って大切だよなぁ。
    笑うにも泣くにも怒るにも、健康な体と健全な精神があってこそ。

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    2014年08月11日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    ネタバレ

    いつもの白石さんの気分で読み始めましたが、読み進めていくうちにちょっと違うのかなと感じ始めました。
    白石さんが普段感じていることを、カワバタを通して伝えてこようとしているのでは。
    難しくも感じるけど、ちょっと罪悪感や見たくない部分に触れられている気分もあり、下巻も読まずにいられません。

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    2014年06月07日