白石一文のレビュー一覧

  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    どれくらいの愛情→私という運命について→不自由な心→一瞬の光→心に龍を散りばめて
    と読んできたが、個人的に一番面白くなかった。
    白石一文さんが言わんとすることはわかる。文体も読みやすい。だけど、なぜか一番つまらなかった。
    肩透かしをくらったといえばいいのだろうか。

    確かに心にぐっときた台詞はあったけれど、不自由な心を読んだときほどの余韻はなかった。
    わたしは男性視点の物語の方が好みなのかもしれない。

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    2013年06月25日
  • どれくらいの愛情

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    白石一文作品を読んだのはこれが1作目。
    シンプルな愛ではなく、どこか込み入った愛。大人たちの、様々な紆余曲折を経たひとたちの物語である。
    中編集だが、不自由な心ほど心に響く物語がなかったように思う。

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    2013年06月24日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    最後の方は登場人物が絡まり合い頭が混乱。
    こういう物語のストーリーは、白石さんお手の物ですね!

    あの後皆どうしたのだろうか…

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    2013年05月20日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    直木賞作家白石一文の2010年に刊行された作品。この作品には恋愛を描いた小説ではなく、家族、過程、忘れ得ぬ人への思いと人が思いがけず巻き込まれる人との縁の不思議さが描かれている。
    白石作品は常に水準は高いと思うが、この作品も楽しめた。
    白石一文氏も女性を描くのがとても上手な作家だと思うが、この作品も主人公の女性が心理描写がすばらしい。
    白石ふぁんなら是非。

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    2013年05月20日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    白石一文は好きなので大抵の小説は読んでいる。この人らしく、[運命と絆と愛]についての小説。父親と自分というのは新しい視点?この人の描く主人公の女の人は好き。でも毎回置いてかれる感もあり

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    2013年05月02日
  • すぐそばの彼方

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    白石さんの2冊目。

    まだ2冊だけなので言い切れないが、登場人物が精神的に強い女性と脆い男性が多い気がする。

    主人公は、時期首相と目される代議士の父を持つ柴田龍彦。
    四年前に不祥事を起こし、自殺未遂の末の精神失調、現在は回復しつつも父の秘書を務める。

    この龍彦が本当に情けない。確かに、代議士の家庭に生まれ、愛情に飢えた結果とはいえ、もっと早くに何とか出来たのでは、と思えてならない。

    比べて女性達の何と強い事!
    政略結婚の妻…好きにはなれないが、現実を受け入れけっして泣きわめいたりせず、淡々と妻をまっとうしている。

    由香子…現在の愛人。昔、祖父母の家のお手伝いさんだった女性の娘。医師と結

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    2013年04月22日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    生きていくうちに生成される煩瑣なしがらみによって、自分の考えや行為が律せられていくことのおそろしさ、それが運命への畏怖なのだろう。
    周一郎の愛は脆くて儚いもののように思えるが、めぐりながら肥大化する運命のちからを感じた。

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    2013年04月16日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    鳥取砂丘にいってみたくなる。
    美砂子という名前、美しい砂、いい名前だなと思った。

    子供を生む前に、死への戦慄に怯えざるを得ないこの世に果たして自分の意志で命を誕生させていいものか考えた時期があった。全くもって不完全な自分が新しい命を産むこと、自分が味わった苦しみを生まれてくる子も同じだけ味わうこと、それを認識していながらも子を誕生させるということ。

    人生たかだか80年対生前と死後の時間無限大∞

    自分の存在しない無限大の時間の流れに対して、あまりにも短い、一瞬とも言えないほどの生きている時間の短さ。暗闇で床について考え出すと怖くて怖くて頭がおかしくなりそうになる。

    でも、私は子供を産んだ

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    2013年04月12日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    次から次に新しい人物が現れる。しかもそれぞれの関係性がややこしく絡まるため理解しづらい。しかし、最終、その複雑な関係をまとめ上げる女性のもつ神秘が語られる。

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    2013年04月13日
  • すぐそばの彼方

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    なんでか一時この人のばっかずっと読んでたな・
    おかげでシンクロしちゃいました。
    すいません嘘ですおもそろかったです。

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    2013年04月12日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    白石一文さんの最新文庫作。読みながら「なんか知ってる話だなぁ」と思ってたら、単行本を買って既に読んだことがありました。これって本好きあるあるですかね?

    父の死をきっかけに、子供を産みたいと望むようになった35歳の主婦。ある男との出会いをきっかけに、自分を取り巻く人間関係の奇妙な偶然に気づいていき…

    子供を産むということがどういうことか、作者が登場人物に語らせている内容が面白かったですね。極論過ぎて共感は得られない内容ですが、ある種の真実は突いている気がします。あと、ラストの主人公の独白が印象的でした。

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    2013年04月06日
  • すぐそばの彼方

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    著者の一貫したテーマよりもストーリーに重きを置いた作品。小説としては面白いけど、著者の味が薄まってしまっている。なかなかバランスが難しい。

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    2013年03月13日
  • 不自由な心

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    この作品の中の不倫は、遊びではなく本気の恋愛の不倫。結婚もしてないので、不倫については想像するしか出来ないが、こんな面倒な事は経験したくもないが、いつか味わってみたい様な気もする。
    最後の作品の主人公の思考が自分と同じ過ぎて、あまり人には言えないな。

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    2013年03月11日
  • どれくらいの愛情

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    小説、殊にこういったリアリズムに基づく小説というのは、現実の「ままならなさ」に対する別の可能性の提示なのではないか、とも思う。
    現実ではこうなるしかなかったけれど、こういう展開もあったのかもしれない。
    もしくは、実際の、現実的な結末はこうだったけれど、こういう終わり方だってできたはずだ、という。

    世界は矛盾していて不安定だからこそ、生きていくことは苦しくて、こころがぐらぐら揺れてしまう。
    白石一文さんの小説は、そういう「違和感」や「揺らぎ」を冷静に捉え、一人の個人としての無力さ、ままならなさをきちっと言葉にして突き付けてくる。だから、読んでいて苦しくなったり、こころがぐらぐら揺れてしまうのだ

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    2013年03月09日
  • どれくらいの愛情

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    妻である自分には、ちょっと苦しさを感じる物語も。夫に言い訳したくなる。そして、離れて暮らす夫に会いたくなる。どの物語も、空気の密度が濃くて、湿度を感じる。愛することと、人生を共にすることは、一筋縄ではいかないな…

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    2013年03月05日
  • どれくらいの愛情

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    大人の恋愛を描いた中編集。
    30~40代が主人公だからか離婚、不倫、過去の傷など、みんな「いわくつき」ばかりで純粋な関係が出てこない。
    白石氏の年齢による価値観がこうさせるのか、今や初婚年齢が30代を超える時代なので,つまらない作品とは思わないがちょっと時代に合わない気がする。

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    2013年02月08日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    仲間優司がとてつもなくカッコいい!!
    エンターテイメントととしてよくできていて、すごく引き込まれてページをめくる手が止まらなかった。
    ヤクザ、夜の仕事、覚醒剤、朝鮮等々なんだかドロドロして胸やけしそうなキーワードが沢山盛り込まれるけどその割にはどっしり重い印象はなく、読後感はほっこり。

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    2013年01月25日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    ガンに侵された週刊誌の編集者が主人公。勤め先は文藝春秋ぽいが、社名はでてこない。フリードマンや湯浅誠といった人たちの言葉を引用しながら、格差社会のおかしさを訴える。政界を揺るがすスクープを得ても、「政治家をやめさせたところで変わらない」という諦めも、変わらない格差に対する疑問から。小説読んでるというより、社会派エッセイ読んでる気分になる。著者が伝えたいのは、処女作と変わらず、「一瞬の必然を積み重ねる」生き方だ。豊かさの幻想に惑わされない。その生き方の重要性を説く主人公は、格差の上位に立つというのも変な話かもしれない。

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    2013年01月17日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    かなり驚いたが、白石さんには珍しく、セクシーな場面から始まる。しかも実際にあった事実などの引用が多数出てきて、勉強になるのか?白石さんのストレス発散?か、読みにくく感じる人もいるかも知れない。下巻ではこの世の中のエリートとそうでない人の理由?みたいなことにも触れている。

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    2012年12月12日
  • どれくらいの愛情

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    直感冴え渡り。
    まさに、今読むべきモノだった。とゆー感じ。
    ダーウィンの法則の最後のページでは、うん、そうだよね。と思ったりしないでもなかったかな。。

    大切な人の手は離してはいけない。
    目に見えるモノがすべてではないよ。
    例え離れ離れになっても、出会うべくして出会った人には縁があればまた巡り会えるんじゃないかな。

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    2012年11月08日