白石一文のレビュー一覧

  • Timer

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    “70歳死亡法案”並の突拍子もないSF。人間の残虐行為が閾値を超え「怒りと絶望の光」が豚たちの体から発せられた。爆発した巨大な豚「ミラクル・ベイブ」タイマー自分なら着けるかどうか…生と死考えさせられたけど、最後は哲学すぎて理解できず。

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    2024年07月31日
  • Timer

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    命、死、概念について考えさせられる物語だった。

    読むたびに感想が変わる本だと思った。

    3年後位にまた読みたい。

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    2024年07月04日
  • 我が産声を聞きに

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    なんじゃそりゃ…という最後
    結局どうするの??離婚を受け入れて自分の人生を再出発させるということなのか
    結婚22年もいっしょに暮らしてきて残るのは娘だけって
    色んな夫婦の関係性があるとは思うがちょっと理解できなかった
    終始夫の勝手な言い分に腹がたった

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    2024年06月26日
  • Timer

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    小説を借りたはず・・・
    エッセイだった??
    と思って読み進めると・・・
    SFっぽいお話になっていって
    なんとまあ〜〜な展開に

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    2024年06月13日
  • ほかならぬ人へ

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    ネタバレ

    白石一文好きだなって改めて思う。自分が美しいと思う考え方ではないけど、この人が書くと綺麗だと感じる。
    特に前編の方が好き。運命の人って言い換えがこんなに綺麗になるのが良いかもって思う。

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    2024年06月01日
  • 永遠のとなり

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    永遠のとなり。
    それは友情であったり、故郷であったり、病であったりだけれど、永遠にとなりにあって決して混じることはないんだろうと思いました。
    個々、という感じ。並び立つと言ってもいいかもしれません。
    それは苦しみでも寂しさでもなく、救いなんだろうな。

    冒頭からせいちゃんとあっちゃんの待ち合わせ場所が香椎浜イオンモールだったのでたいへん動揺し、実家が東区込みのエリアなので(福岡市内ではない)なにもかも土地勘バリバリある中読み進めるという珍しい読書体験でした。
    菓子折り文化もちゃんとある。
    このレベルの流暢な博多弁、喋らない地域の方には読み難いんじゃなかろうかと思ってしまった。語尾同じだけど意味が違うのもいっぱいあるし。
    でもこれやったら音読できる……

    「要するに、わしらは毎日生まれて毎日死によるんよ。明日生まれんのが死ぬていうことやろ」…あっちゃんのこれには、「なるほどですね〜」(方言)と思いました。
    幸福とは、人それぞれの小さな世界との折り合い。ちょっとだけ心が軽くなった、良いお話でした。

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    2024年05月27日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    何十年ぶりかに 読み直した、若い頃に呼んだ時の気持ちと 歳取ってからの感じ方が違うので それもまた 面白い、最後の展開は素晴らしくて、一気読みしまいました

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    2024年05月25日
  • 火口のふたり

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    これ映画化したとき「男女がただヤッてるだけの映画」って評してる人いたけど、小説も平たく言うならそんな感じ。
    結婚を10日後に控えた直子と、昔関係を持っていたいとこの賢治が再会し、肉欲に溺れる。言うなればそれだけの物語。

    白石一文さんの著作なので、そこに哲学はあるというか(私が掴みきれているかは謎だが)人間の原始的な部分に迫った作品だと思う。あと男女のセックス観の違いとか。すれ違い、理解しあえないことも多々あるので。
    背景に「富士山噴火」「大震災」があるから、どうせそうなるのであれば背徳的な関係に突っ走るとか享楽に溺れるみたいなこともあるだろうとは思える。
    普通ではない状況のとき人間はどうなるのか。そういう意味で、原始的な部分に迫った作品。
    崇高な「生きる意味」とか言ってたって、結局欲望の前にはひれ伏すしかないでしょ、みたいな。

    映画観てないけどぐぐってみたら関連ワードで「本当にしてる」とか出てくるから、たぶんリアルを追求しているのだろう。
    でもこの小説の世界観を映像で表現するなら、そう見えるくらいで挑まなきゃ難しいかも、と思った。純粋なのに俗的というか、相反するものの凄みを感じるので。
    そう考えると俳優さんってすごいな。

    でもこういうふたりって、結婚などをするとあっさり別れちゃったりするのかも。背徳感だとか身体の記憶だけで結ばれる関係というのも、あると思うので。

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    2024年05月11日
  • 我が産声を聞きに

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    コロナ禍の時、肺ガン診断の日に別居を言い出す夫。もう一つの人生を選びたい。主人公の妻の行動が始まる。
    作者の父とも仕事をし、作中の句集作者の息子の編集者の解説が俊逸。

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    2024年04月03日
  • 我が産声を聞きに

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    一人娘が大学に入学し一人暮らしを始め、夫婦二人のコロナ下の生活。二人とも仕事を持ちお金にも余裕があり理想の家族だったはずなのに。選ばなかった人生選べなかった人生。それをもう一度やり直すと決めた夫。妻は心の整理をつける事ができるのか。

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    2024年03月12日
  • どれくらいの愛情

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    4つの中編からなる重厚な一冊。白石作品の多くに共通して見られる、運命というテーマが深く丁寧に描かれている。

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    2024年03月12日
  • 一瞬の光

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    何故かおりを選ぶのか、何故そこまで感情移入するのか理解出来なかった。
    年を食うと若い女を求めるというだけの話なのかな。
    ただビジネスの話に関しては引き込まれる箇所はあった。

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    2024年02月17日
  • ほかならぬ人へ

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    初読みの作家さん。
    「ほかならぬ人」と「かけがえのない人」の2篇の小説。

    とても深い。
    「自分にとってのベストな他人は誰なのか?」という命題がテーマとなっている。
    この人に違いないという証拠とは、何なのか?
    考えると途方も無い空間に投げ出されるような、心がざわざわする感覚になりました。


    東海さんや黒木さんが格好良く、恋愛というよりも、人生における真意を突いたセリフの数々にとても共感できました。

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    2024年02月07日
  • ほかならぬ人へ

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    内容自体は特に珍しいものでもないと思う。
    ひとが誰かのことをほかならぬ特別なひとだと裏付けるものは何なのか、それは定量的なものではないのかも。
    好きな人の香りや匂いは、その香り自体は実は何の意味も無い情報でしかなく、好きな人そのひとに依存しているんだろうなと思う。

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    2024年02月03日
  • 神秘(上)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    貪るように読んでいた時期があった白石作品。

    久しぶりに読んだが、静謐で重いところから、仙人のような境地に至る心の動きに心を掴まさせられる。
    『スティーブ・ジョブズ』『城之崎にて』を読もうと思う。

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    2024年01月14日
  • ほかならぬ人へ

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    かなり読み進めた後に「あれ?この本前に読んだことあるような……?」と思わせる本がある。
    それが、これだった。あるシーンだけ記憶に残っていた。正直に言うと、全体の印象はちと薄い。だけど、記憶に残るシーンを描けるのはすごいと思う。

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    2024年01月12日
  • 一億円のさようなら

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    鉄平は、妻の夏代が二十歳くらいの頃、伯母から遺産を相続しており、相続財産は総額四十八億円程度となっているという秘密を偶然知ってしまいます。

    夏代はなぜ結婚前からの遺産の存在を隠し続け、一切手をつけなかったのか。なのに、どうして突然カナダのバイオベンチャーに二億円を出資したのか。

    遺産をずっと秘密にされてきた鉄平は、妻のこと、家族のことを何も信じられなくなってしまいます。

    妻を信じられなくなった鉄平の気持ちも、夫に遺産を隠し続けてきた夏代の気持ちも、どちらもわかるような気がします。家族や結婚生活について、自分だったらどう思うか、考えてしまいます。

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    2024年01月03日
  • 神秘(下)【毎日文庫】

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    下巻に入ると、山下やよいさんにぐっと近づいていきます。彼女が結婚式をしたという教会や、阪神大震災の犠牲者名簿などから、少しずつ居場所を手繰り寄せていく、この過程が一番ワクワクしたかも。

    その後は、何かがぱあっとひらけていくような展開を期待していたもののそうはならず、一度はテンションが下がってしまったのですが、最後の「あとがきに代えてーー白石一文『神秘』を語る」まで読んだとき、ああ、この本は「がん(病)の治し方」を、「生きたまま生まれ変わる」ことは可能であることを、具体的に示してくれた小説だったのだと納得しました。

    すべては必要な展開だったのです。この小説の中には、なにひとつ無駄はなかった。そして、私が、今、この本を読んだことは必然だった。私もきっと何かに導かれて生きているのだろうと感じました。

    〈私〉もしくは〈僕〉による、生と死についての考察や深い内観が良かった。私自身も漠然と考えていたことが言葉に表されていて、メモに書きとめたことばや文章がたくさんあります。いのち、生と死、生き方、死に方、これらについて何か思うことがあれば、この小説を開いてみると何かしらのヒントが得られるのではないでしょうか。

    ラスト、谷口善道さんの主人公への問いかけの答えは、この小説のタイトルにつながっていくのでしょう。登場人物たち、この人たちにはみんな幸せになってほしいと思いました。

    この「神秘」を知った今、もう一度初めから読み返したいという気がしています。なかなかおもしろかったです。

    それにしても、JR住吉駅の「新快速飛び降り事件」て、これも本当にあった事件なんですね。びっくりだ。

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    2023年11月01日
  • 神秘(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    最後の30ページのための上下巻にわたる壮大な前振り。でも思い返してみればたしかに運命的とも思える不思議な出会いは過去にもあった。おおかたは忘れているだけなのかも知れない。

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    2023年10月31日
  • 神秘(上)【毎日文庫】

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    〈来年の今頃には、この〝私という意識〟を永遠に失う。これから迎える秋が最後の秋であり、そのあとの冬が最後の冬なのだ。来春の桜が最後の桜になるのだ。そして、次の秋や冬を私が過ごすことはおそらくない〉

    膵臓の末期がんで余命一年と宣告された五十三歳の〈私〉、菊池三喜男。現在は東京の大手出版社の役員。二十年前、月刊誌の編集部員だった〈私〉は、一本の電話を受けた。それは山下やよいという女性からで、信じがたい内容だったが、試しに彼女の言う通りにしたら、そのときひどく捻挫していた左足が、電話越しに治ってしまったのだった。そのやりとりを記したメモを手に、その女性を探すため神戸へ向かう。

    小説に登場する場所、人物、社名などがすべて実名なので、これはフィクションなのかどうかわからなくなりますね。おかげでリアリティがあります。

    話の展開がゆっくりなのは、新聞に連載されていた作品だからでしょうか。上巻では、山下やよいさんを探すことは探すのですが、それよりもまず神戸での暮らしが中心に描かれます。人々との出会いと街の風景が穏やかで、余命一年という事実を忘れてしまうほどの幸福感。神戸には私も行ったことがあるので、三宮駅周辺やルミナリエなど、また行きたくなりました。

    さて、下巻ではどんな展開が待っているのか、めっちゃ気になる。すぐ行こう。

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    2023年10月28日