白石一文のレビュー一覧

  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    意図的にミスリードして、肩透かしを食らわせる
    ストーリーテリングが面白いけど
    引用が多すぎて、理屈が理屈としてゴツゴツしすぎ?

    小説としてはどうなんだろう?

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    2020年07月19日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    格差社会、メディアと権力、
    大きなテーマに小説のカタチで鋭く斬り込む!
    引用のフリードマンとか
    「恋愛はギャンブルだけど結婚はビジネス」などの
    警句は目を引く。

    ちょっと人物造形はありきたり、とも思ったり。
    下巻を読まないと最終的な判断はできないけど。

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    2020年07月09日
  • 私という運命について

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    紆余曲折ありながらも女性が自分の運命を受け入れるまでの10年間の話。
    表面的には人生の大きなうねり(運命)を時代背景も合わせてテンポ良く描いてみせた、ショート版一代記のような雰囲気だが、ストーリー的にはたった10年で悲劇の連続だし受け入れ難い…

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    2020年07月03日
  • もしも、私があなただったら

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    もしも、私があなただったら。
    もしも、あなたが私だったら。

    この二つの問いが相反するものではなくて、
    実は同じものなのだということに気づかされた。

    大切な誰かを想う時に、ふと考えてしまうこの問いに、
    明確な答えを出せる人はいないのだろう。

    なぜなら、「私」も「あなた」も、世界にはたった一人しかいなくて、
    この人生はたった一度きりしかないのだから。

    だからこそ私たちは、その答えの手がかりを探して、
    こういう小説を読むのだ。

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    2020年06月25日
  • 永遠のとなり

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    読み始めは淡々とストーリーが進んでいて、イマイチかもって思っていたのが、だんだんだんだん何をテーマにしているのかが分かってきて後半は惹き込まれた。
    生と死、病、家族、仕事、友情、そして人生とは、、深かった。
    博多が舞台というのも良かった。
    博多には一度しか行ったことないけど好きな街。
    博多弁も好き。

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    2020年06月11日
  • 火口のふたり

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    何というか、作者らしくないなぁと言うのが読み終って1番の感想。

    3.11後に出た作品という事で、
    あの震災後の作者の気持ちを反映しているのかな、
    と邪推。

    内容はやりまくって、食べまくって、またやりまくるの繰り返し。
    堕落しているのか、前へ進んでいきたいのか今ひとつよく分からない従兄妹同士の2人。
    もういっその事くっ付いてしまえ!と言いたくなる。

    嫌いではないけれど、好きにもなれない1冊。

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    2020年05月18日
  • ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

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    「ちっぽけなミスからっていうけど、本当は大きな失敗を招いている時は、それはちっぽけなミスなんかじゃない。重大なミスを犯していることに気づいていないだけ」

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    2020年05月05日
  • 火口のふたり

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    やっぱり白石作品は男性目線のだと私にはイマイチ。
    女性目線の話のほうが共感できる部分が多い。
    賢ちゃんも直子も現実から逃げてるだけでしょって思った。。
    でも映画は観てみたい。

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    2020年04月15日
  • 幻影の星

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    最近はまっている白石さん。
    かなり期待して読み始めましたが、最後まで共感や理解が追いつかないこともあって、少し落胆気味です。
    しかし、本書は非常に抽象的かつ身近な事柄をテーマとしているため、はっきりとした答えや結末を出さず、筆者の一つの“考え”を紹介していると解釈すると、興味深い部分もありました。
    時間とは人間が便宜上作った道具であり、存在しないものである、と言う考えが印象に残りました。

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    2020年04月01日
  • 火口のふたり

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    ネタバレ

    言いたいことは分かる。地震や津波、それを上回るような大災害が起こるかもしれない現代において、過去の努力が未来に繋がることなく、一瞬にして無になってしまうことも、往々にしてあるのだ。で、「今」だけを生きるためにすることは?と問われているのでしょう。
    しがらみのないセックスシーンが延々と続いた先にそれらを帳消しにしてしまうものは・・・。都合よすぎた感はぬぐえないな。

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    2020年03月07日
  • 彼が通る不思議なコースを私も

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    主人公はとある場面で見かけた男性と合コンで再開する。小学校教師である彼と交際1年ほどで結婚するが、彼は教師を辞めてしまう。そして彼は自らの体験をもとに、発達障害や何らかの理由で学習能力に問題がある子供たちに向けた体操と学習塾を開く。一方、主人公は大阪転勤を命じられ単身赴任をすることに。新婚間も無くで別居に不安を感じるが、夫の塾は評判が評判を呼び経営は順調に。すれ違いが不安になった主人公は子作りを提案するが夫はやんわり拒否。それは彼が持つ特殊な能力によるものだった。

    夫が教育にかける情熱はすばらしく、こういう教育者がもっともっと増えてほしいと本気で思わせてくれる。主人公のキャラがいまいちなせい

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    2020年02月24日
  • 火口のふたり

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    ざっとした流れは、あらすじ通り。
    結婚前の火遊びの話ねーとタカ括ってたら、
    もちろんそれだけではなく。
    2人の関係収拾つかないんじゃないか??からの怒涛のラストにびっくりした。リアルな出来事の中で話を紡いでたのに、急に創作が入り込んでついていききれず。出演者気になるので映画観るかも。

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    2020年02月20日
  • 一瞬の光

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    主人公がなんだか人間味がなく、感情移入できないため、あまりのめり込んで読むことができない小説です。

    でも同じ社畜として共感できる部分は多かったです。

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    2020年02月20日
  • プラスチックの祈り

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     読後感が不気味、面白い、興味深い、消化不良...なんとも言葉で表現できない、様々な感情が混ざり合って、気持ち悪い作品だと思ってしまいました。
    ストーリーもSFのような、推理小説のような...
    ところどころ、主人公に語らせる認識論的な話や、存在そのものについての見方が、自分のアイデンティティを揺るがされるようで恐ろしい、気味悪いと感じてしまうのかもしれません。
     ラストも、えっこんな終わり方なの!?と驚くようなエンドです。もやもやが残ります。
     また読みたいかと言われると疑問ですが、印象的な作品であることは間違いないです。

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    2020年01月25日
  • どれくらいの愛情

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    いろんな形の恋愛があって、そのどれもが平穏なものではなく。
    傷つけて傷つけられて、それでも大切なものがあって。
    愛ゆえの嘘がたくさん出てきた気がします。
    嘘をつくってよくないことではあるけど、相手のためを思った優しい嘘は、きっと二人には必要なものだったんだろうなと。
    私は『20年後の私へ』が好きでした。

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    2020年01月23日
  • ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

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    「誰かをどうしようもなく愛したことがある者。大事な存在を喪失したことのある者。そして、子供を持たない者。この3つのどれかに当てはまる人間なら、この小説が顕す人生観とその哲学的メッセージに共鳴しないはずがない」
    これは巻末の解説を担当している、編集者の中瀬ゆかりさんによる文章。
    中瀬さんは内縁関係にあった作家の白川道氏を突然失くした。そしてこの小説は、著者の白石一文さんが中瀬さんのために執筆したものらしい。

    一言で感想を表すのはとても難しい小説だった。面白いとは言えないし、泣けるとか感動系とも違う。人間関係にスポットを当てると、つっこみどころも無いわけではない。
    結果的に自分を陥れることとなっ

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    2020年01月21日
  • 記憶の渚にて

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    口汚く謗るそしる 大仰で無意味な 永遠に答えのでない問いに立ち向かう蛮勇を 骨箱 感慨はない もう兄とは忌憚なく話し合えるような間柄ではなくなっていたのだ 名古屋風味噌おでん 八丁味噌 赤茶漬け ねんごろ懇ろに合掌するよう規定で定められているのだろう マニュアルを最初から軽んずる人間に本当の意味で独創的な者は一人もいなかった気がする 電話機を耳朶じだに押し当てる ひさこ寿子 懐旧談かいきゅうだん 深謀遠慮を巡らした 要らぬ穿鑿せんさくめいたことをせずに有難く押し頂いて即刻掲載という成り行きになったのだろう 粟粒結核ぞくりゅうけっかく 仔細に読み解いていくと 自らの誤謬を悟ったことになる 彼はざ

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    2020年01月11日
  • 火口のふたり

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    結婚式を控えて、従兄の賢治とひさしぶりに再会した直子。しかし彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でもあった。
    挙式までの5日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、ふたたび過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行く着く先は?

    ラストどうなるんだろう、という怖いもの見たさだけで読み切ったようなものだったんですが、想像だにしてなかった展開でポカーン。えっ、富士山って、えーっ!?
    賢治と直子の関係がバレて修羅場、からの純文学!みたいな感じを期待してたのにな。

    過去のことも先のことも忘れてしまいたくて直子とのセックスに溺れる、という賢治の考えには共感。
    「今だけ」とい

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    2020年01月06日
  • ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

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    珠美との出会い(正確には再会)をきっかけに、芹澤の中でそれまで何十年間も閉じ込められていたものが開放されて、思わぬ方向に人生が流れていった。
    そして『これでよかったのだ』と芹澤は感じているのではないかと思う。

    一度きりで、思い通りにならず、この先何が起こるか分からないもの。その人生をどうやって生きていくのか。
    その問いは『何を大切にして生きていくか』でもあり、そこから裏をとれば『大切にしたいものを大切にして生きること』こそが、おそらくは生きていく指針なのだろう。

    人との出会い、本との出会い、景色との出会い。
    出会いは『大切なものが何か』を気づかせてくれる。

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    2020年01月02日
  • 一瞬の光

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    大手企業の出世頭として嘱望されていた橋田浩介は、派閥抗争に破れた。それはトップに君臨して会社を牽引していた人物の裏切りだった。彼の手腕を認めた反対派の誘いがあったが、彼はそれまでの闘志も意欲も失ってしまっていた。
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    2019年12月30日