あらすじ
大企業を辞め福岡に戻った男。
東京から追ってきた、友人の妻。
人生の半ばを過ぎた二人は再出発できるのか――。
大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川圭吾の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れた。
心の通い合いを強く感じる啓吾だったが、あるひとつの疑念が頭を離れない――。
人生の半ばを過ぎた男女が再出発に向けて研ぎ澄まされていく。
企業の倫理、愛情の深淵をあますところなく描きこんだ長編恋愛小説。
解説・池上冬樹
※この電子書籍は2006年に光文社より刊行され、文藝春秋より2020年5月に刊行した文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もしも、私があなただったら…
表題でもあり、本書のキーワードでもあり、思考における一つの大切な言葉。
白石さん&福岡が舞台ということで購読。
結局は人はわからない。
人を信じ切れるか。後悔のない選択ができるか。
また、自分を信じ切れるか。
面白かった。
Posted by ブクログ
もしも、私があなただったら
もしも、あなたが私だったら
表題になっているフレーズが、
文中でも度々キーワードとなっていた。
作中舞台が、福岡という(個人的に)身近な土地であったこと、行動の動機が謎に包まれた美奈の言動に翻弄されあっという間に読み終えてしまった。
思っていたより
シンプルな結末に落ち着いた感じ。
官能的な表現が多かったのが少し恥ずかしさもあったが最後まで面白く読めた。
Posted by ブクログ
若い頃の「好き」「恋心」と歳を重ねて思う「心が通じ合う」は結局同じ意味で、人は何歳になっても疑う、、ってこと?
最後の終わり方がハッピーエンドなのかどうなのかよくわからなかった
Posted by ブクログ
大人の愛。
歳をとると「好き」だけでは突っ走れない。
結婚とか子供とかお金とかがちらついて。
ちらつきながらも結局最後は好きかどうか。心を通わせれるかどうかなんだな。。。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
大企業を辞め、故郷の博多で小さなバーを営む藤川啓吾の前に、かつての同僚の妻・美奈が現れた。心の通い合いを強く感じる啓吾だったが、あるひとつの疑念が頭を離れない―。人生の半ばを過ぎた男女が再出発に向けて研ぎ澄まされてゆく。企業の倫理、愛情の深淵をあますところなく描きこんだ長編恋愛小説。
Posted by ブクログ
もしも私があなただったら、こうしてほしいと思うよね。もしもあなたが私だったら、こう想ってると思うでしよ。勢いにまかせた青春ではない、中年の恋愛とはこの領域。