白石一文のレビュー一覧

  • どれくらいの愛情

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    妻である自分には、ちょっと苦しさを感じる物語も。夫に言い訳したくなる。そして、離れて暮らす夫に会いたくなる。どの物語も、空気の密度が濃くて、湿度を感じる。愛することと、人生を共にすることは、一筋縄ではいかないな…

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    2013年03月05日
  • どれくらいの愛情

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    大人の恋愛を描いた中編集。
    30~40代が主人公だからか離婚、不倫、過去の傷など、みんな「いわくつき」ばかりで純粋な関係が出てこない。
    白石氏の年齢による価値観がこうさせるのか、今や初婚年齢が30代を超える時代なので,つまらない作品とは思わないがちょっと時代に合わない気がする。

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    2013年02月08日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    仲間優司がとてつもなくカッコいい!!
    エンターテイメントととしてよくできていて、すごく引き込まれてページをめくる手が止まらなかった。
    ヤクザ、夜の仕事、覚醒剤、朝鮮等々なんだかドロドロして胸やけしそうなキーワードが沢山盛り込まれるけどその割にはどっしり重い印象はなく、読後感はほっこり。

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    2013年01月25日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    ガンに侵された週刊誌の編集者が主人公。勤め先は文藝春秋ぽいが、社名はでてこない。フリードマンや湯浅誠といった人たちの言葉を引用しながら、格差社会のおかしさを訴える。政界を揺るがすスクープを得ても、「政治家をやめさせたところで変わらない」という諦めも、変わらない格差に対する疑問から。小説読んでるというより、社会派エッセイ読んでる気分になる。著者が伝えたいのは、処女作と変わらず、「一瞬の必然を積み重ねる」生き方だ。豊かさの幻想に惑わされない。その生き方の重要性を説く主人公は、格差の上位に立つというのも変な話かもしれない。

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    2013年01月17日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    かなり驚いたが、白石さんには珍しく、セクシーな場面から始まる。しかも実際にあった事実などの引用が多数出てきて、勉強になるのか?白石さんのストレス発散?か、読みにくく感じる人もいるかも知れない。下巻ではこの世の中のエリートとそうでない人の理由?みたいなことにも触れている。

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    2012年12月12日
  • どれくらいの愛情

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    直感冴え渡り。
    まさに、今読むべきモノだった。とゆー感じ。
    ダーウィンの法則の最後のページでは、うん、そうだよね。と思ったりしないでもなかったかな。。

    大切な人の手は離してはいけない。
    目に見えるモノがすべてではないよ。
    例え離れ離れになっても、出会うべくして出会った人には縁があればまた巡り会えるんじゃないかな。

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    2012年11月08日
  • すぐそばの彼方

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    政治の裏側って、総理大臣になるって、こんなふうな綱引きゲームみたいなものなのかもしれない。ただ、それでも彼らが何らかの使命を感じて政治に関わっているのだと思いたい。龍彦は最後に見つけた道がほんとに幸せなのかな。

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    2012年11月03日
  • どれくらいの愛情

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    どの作品も愛情に溢れていて好き。少しずつ報われない、すれ違いもあるけれど、それを優しく包んでいるかんじ。表題作と20年後の私へは中でもイチオシ。

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    2012年10月13日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    この人の作品は、大学生の頃に読んだデビュー作の『一瞬の光』以来だ。
    今作もとにかく重たい。
    どろどろしたモノが小説中ずっと漂っている感じ。

    絶望的な現代社会を見事に絶望的に描いているんだけど、小説を通してそういう世界を描いて、そして何を伝えるのか。

    まだ上巻だから総括の評価は出来ないけど。読み終えたあとに何かしらの生のエネルギーを得られる小説以外は良い小説だと思いません僕は。

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    2012年08月26日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    エンターテイメントとしてすごく面白かった。人の業であったり、欲望を色濃く描きつつも、物語としての軽やかさを失っていないように感じた。設定だけみたら美男美女で鼻白む。でも、その設定の必要性であったり、何を読ませたいかは、きっちりとわかる。おごがましいけど、密度の濃い小説だと思いました。

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    2012年06月18日
  • すぐそばの彼方

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    ネタバレ

    男は相手を魅力的と感じてから愛し始めるけど、女は愛し始めてから相手に魅力を感じるようになる。って。
    どちらにせよ愛した人のそばにいることが、幸せって事ですね。

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    2012年05月27日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    任侠マニアの僕としては、この作品をどのような位置づけでどう評価していいものかとても迷う。
    そもそも「任侠」というジャンルで捉えること自体間違っているのは重々承知の上なのだが、主人公のひとりである人物がヤクザなのだし、ヤクザ的シーンが多いのも確かなのでそういう目で見てしまうのも致し方ないところである。

    このように書くとソッチ系の作品か、と思われるかもしれないが、実は主題はそうではなく、「恋より底深いつながりの核心に迫り、運命の相手の存在を確信させる」恋愛小説であってヤクザがドンパチする小説ではない。

    恋愛小説といっても好いた惚れたの青春系ではなく、ヤクザが出てくるくらいだからそこはきっちり大

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    2012年05月24日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    マスコミ界に身を置く主人公を通じて、夫婦、恋愛、経済、政治、社会情勢など様々な分野の勉強になりました。実は白石先生の本を昔一冊買ったのですが、途中でやめてしまって捨てて、そのままになってます。今回初めて最後まで読めました。

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    2012年05月17日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    相変わらず上手い(綺麗な)文章だが、内容的に、、、。
    性描写にちょっと過ぎる点が以前の作品にも見受けられたけれど、本作もまた然り。その表現を否定する訳ではないけど、バランスが、、、、。
    全体評は下巻を読んでから。

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    2012年04月26日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    落ち着いた文章でじっくり書いてある作品なのに、何故か入り込めなかった。
    登場人物の殆どが実の両親とは離別しているという設定までは受け入れたとしても、背景が実親が朝鮮総連の活動家、元覚醒剤中毒で売春させられていた女性、孤児院出身の元やくざでおまけにマグロの遠洋漁船に乗せられていた、自殺した愛人の子を本妻が養子にしたなど、昭和のやくざ映画さながらの極端な事例のオンパレードで、笑えるぐらい「やり過ぎ」ていることが理由でしょう。
    エンターテイメント性と受け止めれば良いかも知れませんが、自分には合いませんでした。

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    2012年04月25日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    白石一文の作品というと、イケメンでリッチなエリートかキャリア・ウーマン系女性が恋愛して不倫して無茶して、というパターンで、面白いのだけどどの作品がどの題名だったかなかなか区別がつかない、というイメージだった。

    しかし、この作品は基本パターンは似たところにあるが、いろんな著名人の名言を引用し、かつリッチ男が社会主義的・所得の再配分とか主張するのなど新しい感ありあり。ストーリーも面白いのだけど、結局何が言いたいのが良くわからないのが玉にキズか。

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    2012年04月13日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    ネタバレ

    このほんは何故パワープッシュされているのかよくわからなかった。タイトルには厨二心を惹きつけるなにかがあるのは感じるが(というか実際ひきつけられた。)

    実際、中身を厨二病をこじらせたまま大人になった「資本主義って」「政治家なんて」「オトナとかって」という作家自身が伝えたいメッセージであふれていて、少しこっぱずかしい感じがした。


    お話としては、登場人物を延々に混乱し続ける分かり辛さにはなんとも言えないことに加え、結末もなかなか唐突だった。

    しかしながら、説教くさく、ストーリーとして大きな展開があるわけでもないのに、きちんと最後まで導く表現力と文章力は秀逸。また読みたい作家かと言われれば、少

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    2012年04月01日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    小説という形をとっているが、フリードマンのインタビュー等各所からの引用を散りばめながら、主人公(週刊誌の編集長。胃がんを患っている)とその周りの人間を通した社会論を読んでいるような気分になった。

    色々と考えさせられることが多い半面、どうしても読むペースが遅くなるのでまめに少しづつ読み進めたい本がいい時はオススメだと思う。

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    2012年03月24日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    上に続いて引用文が多いが興味深いものが多く、普段は手に取りにくい題材のものも引用されたものを読み、もっと深く読んで見たくなった。ラストシーンも印象的な一冊であった。

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    2012年03月22日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    一気にぐいぐい読んでた。

    人間は見た目じゃないとか言いつつ綺麗な人を「綺麗、綺麗」ともてはやすのは、嫉妬してるからなのかあと思った。

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    2012年02月20日