白石一文のレビュー一覧

  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美帆と優司の運命がちょっと見えづらい気がしながら読んだ。
    しかし美帆の執念はかなり怖い。
    美人はなかなか幸せになれないだの言われたり、その複雑な生い立ちの環境からすれば、そんな発想に行き着いてしまうものかと思った。自分にはとうてい同じ考えはうまれない。

    0
    2012年01月13日
  • すぐそばの彼方

    Posted by ブクログ

    正直難しかった。人間ドラマと政治が絡み合ってて。白石作品の中では全然サクサク読めなかった。人間ドラマとしては一度は地の底に落ちた男が本当に自分の生きていく道をみつけるまでがきちんと描かれていると思う。
    どうしてもそこに絡んでくる政治の話がややこしくて。。。

    0
    2011年10月02日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人の心を支えるものには、人生の中のいろいろな瞬間である。その描き方がとても良かった。また容姿端麗な方々ですねハイハイと思ったら、けっこう感動。

    0
    2014年11月29日
  • 一瞬の光

    Posted by ブクログ

    白石一文の本は初めて読んだ。日本を代表する企業に勤務する38歳のエリートの話。社内の派閥抗争と偶然出会った短大の女子学生との話が交互に進んでいくストーリーの中で、本当に大切なことを見出していくのが主題。

    0
    2020年10月25日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    背景の記述が説明文的だなーといつも通り思ってしまったけれど、展開はいつも通り楽しめました。どうもほんとに伝えたいことを理解できていない気がして、もどかしい。この方の描く女性主人公の気持ち、いつもよく分からない・・。男性に読んでもらって感想を聞いてみよう・・。
    #bookoff

    0
    2014年07月21日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    この話を読み終わってからあとがきの「小説の役割」を読むと、
    なるほど自分が小説に求めていたものがずばり書いてあって納得。

    肝心の小説の内容については、
    「まぁ男の人ってこんな人も多いよね。共存してる女も女だけど。」
    と言ったところかな。
    何だかんだで、みんなしたたかに生きてるんですよね、実は。

    0
    2010年11月22日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    5本の短編すべてが不倫の話。
    う~ん、30代40代の恋愛は不倫しかないのか?と思ってしまう。
    著者が政経学部出身のせいなのか、物語の途中にはさまれるその当時の経済状況の説明がうっとうしい。
    最後の表題作が一番読み応えがあったけど…
    あくまでも男の一方的な立場で書かれた小説。

    0
    2010年10月25日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    愛と死、がテーマなのかな?

    私はやっぱりあんまり好きじゃないです。おじさんの不倫の話でしょ、って。特に、一番最初の話は、怒りすら覚えながら読みました。あまりにも男目線でしか女性が描かれてないし、ここまで男に都合のよい女の人っていないと思うけど。ラストはほんっとにビックリ、というか呆れるというか。。余りにも自分勝手なおっさんたちに、きっぱり女性が愛想尽かしてほしかったなぁ。

    ほんとに私の好みではない、と改めて思ったのですが、この本もなぜか夫は「良かった」と言うのです。これはやはり男女の差なのでしょうか。長い付き合いの夫だけれど、まだまだ理解不能なこともあるんだなぁとしみじみ不思議を感じました

    0
    2010年10月08日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    生と死について。

    死病を抱えた男性主人公たちが
    家庭を捨てて「本当の愛」つまり不倫相手のほうに
    いく、というのが
    なんとも身勝手で薄っぺらくて
    そのパターンが続くとちょっとうんざり。

    0
    2010年07月19日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    不毛な恋。
    イーヴンじゃないのに、だからこそバランスを取ろうと必死になるのかしら。そして抜けられなくなるのかしら。

    《不自由な心》
    その心の不自由さを甘美と感じ、不毛な道を歩む女子が多いのでしょうか。

    大人味すぎて、美味しさがよく分からなかった。
    30歳超えて読むとまた違うのかな。

    0
    2010年05月06日
  • すぐそばの彼方

    Posted by ブクログ

     近いはずで遠い政治の世界が動いていくさまのドキドキ感、絶妙なミステリ仕立てで描かれる主人公のある過去が、ページをめくらせる。主人公の気持ちなどとノイズだといわんばかりの現実。それが、恋心の切なさを浮き彫りにさせる。でも結局は、主軸はその現実を享受する人間なのだ。

     白石一文の小説を「不倫モノ」と片付けてしまう読者が多いけれど、おそらく既婚者である著者が人の心を揺り動かしてしまう恋愛について書くには、じつに誠実な書き方なのではないだろうかと思っている。「女性への幻想に耐えられない」という女性読者は、彼の書く異性への幻想や男性のセックス依存みたいなものを自分だって持っている(女だって所詮ビッチ

    0
    2010年05月01日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    全5編からなる短編小説集。
    全話、男女の許されざる関係性をテーマにしているがその質はどれも様々である。
    不倫の他に一貫するテーマが死。結婚は愛の偽装であるとするならば、この作品集の主たるテーマは愛と死である。
    特に表題となった不自由な心では、愛と死について、独善的に捉える主人公の心が、事故によって体の自由を奪われた妻の体と対比するような形で描かれている。
    愛とはどうあるべきか。誓うものか、祈るものか、縛るものか、背負うものか、押し付けるものか。そしてその先にある諦念を受け入れることが愛であるのか。
    無責任な愛ほど他者を不幸に貶めるものはない。それは死も同じである。

    感情で小説を読む人にはオス

    0
    2010年05月01日
  • 永遠のとなり

    Posted by ブクログ

    私と同世代の男性を主人公にした物語。
    もっと感情移入できて良いはずなのに、さほどは来なかった。
    うつ病だけなら、それをテーマにしているような作家・南木さんの作品は大好きなのですがね。どうもこの人とは相性が悪いのか。
    調べてみたら5年ほど前に「一瞬の光」を読んでいて、その感想の中に"個人的には苦手ですね"とか"まあ、これ一作かな"なんて書いてました。
    今回も似たような感想です。
    (小説としてのレベルはそこそこだと思います。私との相性の問題です)

    0
    2016年07月31日
  • 永遠のとなり

    Posted by ブクログ

    今日はもの凄い黄砂でしたね。
    そのモヤ〜っとした空気の中を仁川まで行った往復の電車の中で読む。
    本の中も同じような空気が澱む。
    部下の自殺をきっかけにうつ病に罹り、会社を辞め妻子とも別れ故郷・博多に戻った精一郎。
    肺がんを発病し、死の恐怖から逃れようとするかのように結婚と離婚をくりかえす敦。
    48歳となって再び寄り添うように支え合う小学校以来の親友ふたり。
    う〜ん。私より2級下の主人公たちは、ほぼ同じ時期に同じ福岡で高校時代を生き、大学へ行き就職をした。
    華やいだ若かりし頃と、そして相反するような現在。
    主人公たちほど酷い状況にはないけど、気分的には良く分かるような気がする。
    齢50も過ぎると

    0
    2017年02月04日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    不倫を繰り返す主人公たち(男性)にただただ呆れた。

    私に言わせれば、「不自由な心」というよりもむしろ、
    「自ら不自由な身になって、その不自由な自分に自己陶酔してる心」。

    つまるところ、弱い男たちの体のいい不倫の言い訳にしか聞こえなかった。

    0
    2010年01月11日
  • すぐそばの彼方

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、父の秘書を務めながらも、日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、徐々に自分を取り戻し始めるが、再生の過程で人生最大の選択を迫られる…。一度きりの人生で彼が本当に求めていたものとは果して何だったのか。『一瞬の光』『不自由な心』に続く、気鋭の傑作長編。

    【感想】

    0
    2010年01月06日
  • すぐそばの彼方

    Posted by ブクログ

    『すぐそばの彼方』(白石一文、2005年、角川文庫)

    政治と女をめぐるフィクション。
    次期首相最有力候補を父に持ち、父親の私設秘書をつとめる龍彦。
    龍彦が過去に犯した過ちから徐々に立ち直っていくが、同時に父親から再度信頼を得、政界(政局)の権力争いへと巻き込まれていく。その過程にはある真実があったのだが…

    政治の権力闘争の影にある闇の部分が随所にあり、政治に身を投じ権力を手にした者の裏の姿を描き出している点がおもしろい。
    この小説では女性関係が物語と平行して明らかになっていく。政治に身を投じつつも、愛する女性を追い求める「政治家」の姿があった。

    (2009年10月25日)

    0
    2009年10月26日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    愛と命をテーマに、緊張感溢れる筆致で綴った、珠玉小説集。

    大手部品メーカーに勤務する野島は、パーティで、同僚の若い女性の結婚話を耳にし、動揺を隠せなかった。
    なぜなら当の女性とは、野島が不倫を続けている恵理だったからだ…。心のもどかしさを描く珠玉小説集。

    ________________________

    不倫や若いころの恋など
    ただ幸せなだけではすまないような人達の物語。

    表題の物語よりも、それ以外の話がおもしろかった。

    ただ、読んでてすっきりした気持ちになれるものではないかな。
    リアルな世界の感情が体に入ってくる感じがなんとも。

    0
    2010年02月06日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    短編のすべてに「不倫」という題材が組み込まれているが、嫌悪よりも人間らしい愛情が描かれていることを感じ、深く響いた。
    例えばもう二度と繋がることの出来ない相手でも(今現在傍らにいる人であれば尚いいが)、心の中に優しい傷となって生き続ける。
    自分の中で記憶が形を変えながら死を迎えるその日まで共に歩み続ける。そんな愛情の素晴らしさに触れた作品だった。
    この作品を読んでいると己にあった既存の常識が少し砕け破壊されたように思う。
    個体で生まれて個体で死んでいくのには変わりがないが、胸の中を覗けば無数の物語があり、それらに時に苦しめられ時に励まされている。
    そんなふうにして今日もやっと呼吸して、酸素を二

    0
    2009年10月04日
  • 不自由な心

    Posted by ブクログ

    【my room】結婚している男性と、その恋人の女性の恋愛を見つめる作品を集めた短編集。基本的に男性目線のものが多いかな。まぁ男性が書いているんだから当たり前か。しかししかし、白石一文を読む度に思うけれど、この人の作品は私の心にはどうにもしっくり来ない。本人には本人なりの正当性があるのかもしれないけど、やっぱり不倫されるのは嫌だな。それが前提となっている様な感じがするのは少し私には肌が合わない。

    0
    2009年10月04日