白石一文のレビュー一覧

  • 私という運命について

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    ネタバレ

    これは独身の若い頃読んでいたら身につまされる本だったなぁ。回り道してやっと気づく幸せもあると今ならわかる。
    スピリチュアル色濃いラストは泣ける教科書のような収め方で若干白け気味。経験した身としては、帝王切開後のリアリティのなさの違和感が尾を引いた。
    共感半々、「私の選択こそが私の運命」はまさにそう思う。というか、そう信じでもしなければ曲がり角が次々と現れる人生やってこれないw
    康一郎くんと息子の誕生日が偶然同じ月日で、そればかりはこの本との巡り合わせを感じてしまった。

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    2017年01月16日
  • 火口のふたり

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    いとこ同士の恋愛物語。
    と言ってもタブーに挑むような重苦しい内容ではなく、比較的能天気なトーン。
    ならば普通の恋愛小説としてどうかと言えば、共感できるところもあれは、そうでないところもあり、白石作品としてはインパクトに欠ける印象でした。

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    2016年11月10日
  • 翼

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    『私という運命について』が割と好みだったので
    手に取った一冊。

    うーん何だろう。
    私はどうしても妻目線で読んでしまった。
    主人にいきなり『運命の人とこれからの人生を進んでいきたい』と言われたら相当ショックだよなぁ。
    はい、わかりました。とはとても言えない。

    逆に自分にそういう人が目の前に現れたとしたら、
    アッサリと別れてくれと言いそうな気もする。
    嗚呼、何て矛盾でしょうか。

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    2016年05月29日
  • 翼

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    死や愛についてがテーマなのかと
    1回読んだだけじゃ読んだ気がしないような深い作品。白石さんの世界観炸裂。

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    2016年04月25日
  • すぐそばの彼方

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    ネタバレ

    藤田元首相の2ページ半に渡る政治思想が、世の中のリアルな側面に思われた。私的には、人の言動や、人が作るシステム(政治)の不完全さの方が、完全なものよりも現代を映す上で真実味がある気がした。

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    2016年04月24日
  • 不自由な心

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    短編集です。通奏低音で流れるテーマは
    運命の人と一緒になれればほんとうに幸せになれたのかも…
    なんだろうかと感じます。
    それが出来なかったり、それを選択しなかった人生の様々な結末を描きつつ、幸せな人生とは…を問うたような作品です。

    運命の人…だと思える人と出逢う。
    いつ出会えるかは全くわからないんですよ。結婚する前ならいいですよ。そのまま流れに身を任せておけばいいんだしね。後ろめたさも、後ろ指さされる心配もありませんもんね。
    でも結婚した後だったり、子供を持った後だったりする場合もあるんですよ。その場合…どれほど苦しまなきゃならなくなるか…

    自由な心で思うままに生きられれば…誰しもそう願う

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    2016年03月29日
  • 永遠のとなり

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    主人公の幼馴染の敦の一見自由奔放な生き方は、実は、苦労して自分を育ててくれた母親への愛情が下敷きとなり、また、そんな母親の境遇を作った世の中への怒りが原動力だったとは…その敦のがんと闘う様。毎日生まれて、毎日死んでいるという彼。それを鏡として自らのうつやこれまでを振り返る主人公。物語全体が緩やかに進行しつつも、男女の違いや生きることとは、死ぬこととはを常に考えさせられる展開は、自分への永遠の宿題として受け止めた。男同士の友情っていいなぁと、羨ましくもなった。

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    2016年02月21日
  • 永遠のとなり

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    人生の谷、病気や離婚、社内抗争、部下の自殺、それに対してどう接していくか。もがいたり、怒ったり、堕ちたり。でもほんとの親友がいると、救われるな…。

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    2016年02月06日
  • 永遠のとなり

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    50歳まじかの男子が博多に帰って生活する話
    男子の友情が書かれている。珍しい。男女の恋ではない、人間物語がかかれています

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    2016年01月11日
  • 翼

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    自分にとって必要な人間に理屈抜きで気づくかが、いかに難しいものか。
    読み始めは、嫌悪感を感じたが、倫理観や常識を抜きにして考えると、ありえるかもしれないと感じる。
    白石さんの作品らしく、読むとドッと疲れますが、楽しい一冊です。

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    2015年10月28日
  • 火口のふたり

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    全体的に好きというよりは、引用して記憶にとどめたいと思う表現がたくさん出てくるのが白石一文かも。
    ーーー
    結婚式を控えて、従兄の賢治と久しぶりに再会した直子。しかし彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でもあったーー。挙式までの五日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、再び過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行きつく先は? 恋愛小説の名手・白石一文が描く・極限の愛。

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    2015年09月23日
  • 不自由な心

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    色んな意味で考えさせられました。

    共通したテーマの如く「不倫」が出てきますが、、、さほど嫌な感じは受けず、さらっと納得、不思議な程に最後は収まるところに収まって安定感がありました。

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    2015年09月08日
  • 火口のふたり

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    結婚式を控えた直子と、従弟である主人公賢ちゃんがやりまくるだけの話だった。
    その描写も特にエロさもなく、淫靡というより、変態っぽい感じ。
    短編で十分ではないのでしょうか、それか、解説の田口さんが書いているように従妹などという半端な設定じゃなく、いっそ兄妹にした方が突き抜けていたかも。
    白石さんのファンなので、星は3つですが、ファンじゃなければ2つにしたかも。
    面白い、面白くないというのは個人の感覚の問題でしょうが、今まで読んだ白石作品の中で一番つまらなかった。

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    2015年08月08日
  • 不自由な心

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    直木賞親子受賞の白石一文、その15年以上前の短編集。僕らがちょうど社会人になった頃の作品だから、オフィスの風景が懐かしさを覚える。それにしても全編の主人公のなんと勝手で甘ったれたことか。でも、響く部分がないわけでもなく、困ってしまう。それはとりもなおさず、自分も同じで、他から見ればそう見えるということなのだ。情けない。
    あ、あとね、僕ヒコーキのなかで読んだのですが、別の意味でオススメしません。地に足着けて読みましょう…。

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    2015年07月12日
  • 翼

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    ネタバレ

    親友の夫となった男こそが主人公・田宮里江子の『運命の人』だったが気づいた時には遅かった…ということで。
    時系列があちことにいくので、あれ?となることしばしば。
    (解説によればそれが「白石節」らしい)
    岳志とのことよりも、城山・坂巻関連の話のほうが面白かった。

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    2015年07月06日
  • 幻影の星

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    久しぶり本著者の作品が読みたくなり手に取る。
    やはり独特の文体。自分の信条、考えをこれでもかという風に出してくる。小説の広げ方にもこんな方法が有るのだなあと思う。

    未来から来たとしか思えない自分のレインコートと出合い、「時」を考える話。

    東日本大震災も一つのテーマになっている。放射能の問題、生まれてくるこの健康を考え、四国に引っ越そうとする妻、仕事を辞めることができない夫。生まれてきた子が、受ける影響はどんなにだろう?それが何十年後ではないと分からない怖さ。

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    2015年06月30日
  • 火口のふたり

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    ダメな男。周りに流され自分で決められない。なのに女性とは色々よろしくできちゃって。ずるいな。東北の震災、富士山噴火によって、刹那的な生き方に流れてしまう。理解できない事はない。何が何でも「頑張れ」よりは心が落ち着くかも。でも大人の男性の欲情ってやっぱり理解できないなぁと。

    料理ができる男描写は惹かれました。

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    2015年06月19日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    救いのない話かな。
    ミステリー小説並みの登場人物の絡みが少々怖い。
    運命に逆らえない、運命を受け入れるしかない白石さんの著書の中でも、この作品は、読んでいても辛らかった。
    子供を成すことの考えは人それぞれですが、主人公やみなみさんのこれから生まれて来る子供たちに明るい希望や環境があるといいけど・・・・・・。

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    2015年05月18日
  • 翼

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    帯の文章と、鉄筆文庫の第一巻目ということで興味を持って読んでみたが、期待していたような話ではなかった。

    全体的に暗いし、主要登場人物にはあまり共感できないし。
    とくに主人公の彼に対する気持ちが分からない。
    迷惑なら最初から突き放しておけばよかったのに。

    解説によると時系列が前後するのが、この著者らしく魅力的なところらしいのだが、私にはこの良さがあまり分からない。

    基本的には読みやすく、なるほどなーと思える考え方などもあったので、最終的に理解が追い付かなくなったのは惜しくもあり悔しい。

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    2015年05月15日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    巻末の解説にもありましたが『一瞬の光』のこじらせ女子版といったところ。
    ただ、『一瞬の光』の瑠衣さんと違い丈二はエリートで容姿に恵まれているけど、下衆な男でパーフェクトな男性とはとてもいえません。
    かえって、元ヤクザの優司の方がカッコイイ男として描かれているので、『一瞬の光』を読んだ時みたいな、どうしてこっちを選ぶかな?と納得できない訳じゃない。
    個人的には非のうちどころのないエリートの婚約者よりも元ヤクザを選ぶ話の方が面白くなりそうなのにと少し残念でした。
    後半にあるエピソードには「お前は金八先生における杉田かおるか」とツッコミを入れたくなった。
    もう35歳なんだから……そんな中学生みたいな

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    2015年04月06日