白石一文のレビュー一覧

  • 一瞬の光

    Posted by ブクログ

    自分を愛していないと人を愛することはできないが、人を自分以上に愛して初めて本当に自分を愛することができる

    0
    2019年06月06日
  • プラスチックの祈り

    Posted by ブクログ

    体がプラスチック化する。それが、ある日ポロリと取れる。
    どんよりした気分や悲しい気分も同じように固まってポロリと取れてスッキリすれば清々しいんだろうにね〜。

    0
    2019年05月25日
  • プラスチックの祈り

    Posted by ブクログ

    本当にキツイときの記憶が失われたり、過去の思い出を友人と語ると食い違うということは実感としてわかる。
    そういった齟齬を突き詰めて作品化した大作。
    ラストの収束も含め、観測・認識されないものはプラスチックであるというテーゼは量子力学の観測問題のよう。

    0
    2019年05月14日
  • すぐそばの彼方

    Posted by ブクログ

    政治ものだけど、白石さんの「運命の人は、時すでに遅しくらいにわかる」的な恋愛物語。わかっていたけど、最後は戻るんだなぁ。主人公は責任感が強くみえるか、所々急に弱く逃げてしまう。でも戻るんだなぁ。
    政治の人間関係が少し複雑で読み難く、ストーリーが見えていたので評価3ですが、白石作品はやはり良いかな。

    0
    2019年04月16日
  • 幻影の星

    Posted by ブクログ

    長崎市諫早市いさはやし ほんみょう本明川 めいめい銘々適当に飲み始める イリュージョン 中洲の旗艦店 デキャンティング 重度の子宮内膜炎を患っていて 過去の姿の連なり 既に無くなったものの集積 江戸川橋 神楽坂 書籍取次大手のトーハン 逆転式一方通行 ひるがれい昼餉ひるげ 都電荒川線に乗って早稲田と三ノ輪橋の間を往復したり イタリアの小都市トリエステ たききぎ薪焙煎の上質なエスプレッソ 世界平和はナマコとともに ゾウの時からネズミの時間 肺の動きは、その動物の心拍を基準にすると、四倍の時間がかかっている。つまり心臓の拍動を時計の振り子とみなすなら、肺の時間は、どの動物でも心臓時計四拍分なので

    0
    2019年04月21日
  • 火口のふたり

    Posted by ブクログ

    世界が終わるとき…終わるかもしれないとき…
    誰と何をして過ごすのか。
    生かされている私たちには究極のテーマだと思う。
    そこそこ大人の私なので分からんこともない。
    人として至極素直な行動なのだろうとも思う。
    だけどやっぱりこれは男性の理想の終末なのかなという気もする。男性が生きていることを一番に感じられる瞬間。
    母である私はおそらく選択する道が違うのだろうな…というだけのこと。
    今年の8冊目
    2019.3.24

    0
    2019年03月24日
  • プラスチックの祈り

    Posted by ブクログ

    うーん。
    長文だった。早く終わらないかなぁ?と読み進めると、え?え?え?の展開へ。
    なんだかメビウスの輪みたいな話。
    ちょっと苦手。

    0
    2019年03月18日
  • 愛なんて嘘(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初の短編が良かった。
    あらゆるものには、みんなが知っている『昼の時間』と誰にも見られない『夜の時間』がある。人も同じで我々はその人の片面しか見ることが出来ない。

    0
    2019年02月27日
  • 記憶の渚にて

    Posted by ブクログ

    これは、通勤時間に細切れで読む本ではなかった。まず登場人物の関係が複雑で、メモでもしなきゃついていけないほどなのと、じっくり読んで理解したい文章が何箇所かに出てくるのと…。白石ワールド炸裂というか、これまでの作品のなかで最も難解かも。再読するかな。

    0
    2019年02月12日
  • 光のない海

    Posted by ブクログ

    机や椅子といった什器の類の入れ替えを行なっている 鬱々とした気分も軽くなっていった 水瓶ボトル 厳しい淘汰の波をもろに被る立場だから 胃に穴が空くほどの呻吟を持つ繰り返している 「ハチノスって分かりますか。牛の胃袋なんですが、その煮込みをトリッパって言うんです」白山通り 御崎町 海蛇の水入れ 昌平橋、万世橋、秋葉原駅前を経て道なりに神田川沿いを走れば、じきに浅草橋だった。昭和通り改札 電気街に立ち並んでいた各店舗は軒並み客足を奪われていったのだ どん底には底があること、峠には折り返しがあること、逆境とは一つの境地に過ぎないということを、私は心のどこかで察知していた気がする… 家計は逼迫し 蛍烏

    0
    2019年01月11日
  • 翼

    Posted by ブクログ

    価値観の違いなんだろうけど、こんな感じに自己の感情に正直に恋愛や人付き合いをできる人って・・・苦手。自由を勘違いしているように思える。なりたくもないし、近くにそんな人がいたとしたら巻き込まれたくないから離れたい。
    いまいち、感情移入し辛い話でした。
    ただ、自分のことを知っている人がいなくなったら本当の死って部分だけは『なるほどね』と思った。家族は大事にしよう。

    0
    2018年11月11日
  • 翼

    Posted by ブクログ

    面白かった。死生観、生きる意味、男女、、とても深い。

    思わず納得、同感した文
    「子供や孫に目がない連中ほど、他の生き物には冷淡だな」
    「当時は、美人ほど男性的に振る舞うものだと言う“常識”を私はまだ知らなかったのだ」
    「人間はどんな人生を送ったとしても、最後にはちゃんと死ねるんだ。」
    「真実の人生を手に入れさえすれば、こんな嘘だらけの人生ときれいさっぱり縁を切ることができる」

    多少の前後があり、最後はあっという間に衝撃の結末があって、そこまでグイグイ引きこまれる。

    0
    2018年09月11日
  • 永遠のとなり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    博多弁と福岡ののどかな風景の描写が良かった。再生の物語という事で鬱と癌という重い病を抱えながら一生懸命もがいている姿が印象的だった。正直最後あっちゃんが死ぬと思ったけどあの終わり方で良かったと思う。特に15章での病室での今までの本音の掛け合いに少しうるっときました。終盤ですがその辺りから物語が素直にすすんでいきより友情を深めた場面であった事は言うまでもない。2人の年齢になっても昔の友達とこういう関係でいられたらいいなと強く思いました。

    0
    2018年09月05日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

    Posted by ブクログ

    先の読めない展開が読んでいる間ずっと楽しめた。引用も多くて社会やら人間やらについて考えさせられる仕掛けにもなっている。ただ個人的は突き刺さる矢はなかったかな。

    0
    2018年03月24日
  • 幻影の星

    Posted by ブクログ

    東日本大震災を経て変化した人生観を描いた作品だと思うのですが、あまり関係ないと思える描写が多く、かつパラレルワールドでもない不思議な要素も加わって、何がポイントなのか理解できなかった。
    相変わらず白石作品は難解で、なのについ読んでしまうところが魅力なのか。

    0
    2018年03月14日
  • 翼

    Posted by ブクログ

    「僕たちの人生は誰かを不幸にしないためにあるわけじゃないよ。愛する人を幸せにするためにあるのだし、そして、何よりも自分自身が幸福になるためにあるんだ」

    0
    2018年03月06日
  • どれくらいの愛情

    Posted by ブクログ

    あとがきで「世界の完全性」ということに言及している。小説の中ではある意味わかりやすい象徴的な人物が出てきているが、確かに「世界の完全性」なるものはあるのかもしれない。あると信じて、探求していきたいとも思うし。そんなあとがきを読んでいて思い出したのは「一般意思2.0」。いろいろなものが自分の中でつながっていく小説だった。

    0
    2018年03月02日
  • どれくらいの愛情

    Posted by ブクログ

    『二十年後の私さん。心がくたびれて、なにもしたくなくなったり、誰のことも好きになれないような気がしたら、どうか、この私のことを思い出して下さい。私はいま、あなたのことを心から応援しています。そしてあなたが素敵な人と出会い、幸福な人生をこれからも送っていくことを心から願っています。父や母、いやそれ以上の強い気持ちで、私はあなたの幸せを祈っています。あなたは決して一人ではありません。こうして今も一生懸命に生きている私がいます。これからも一生懸命に生きていく私がいます。そういうたくさんの私が積み重なって、いまのあなたがいるのです。だから、あなたは決して一人ではありません。一人だと思ったときは、二十年

    0
    2017年10月30日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    愛護センターという名の処分施設 癇癪持ち 剥奪 排卵日 猟犬ミニチュアダックスのハリー 荒唐無稽な 浅草界隈の雑踏 杉並区久我山 不憫 贔屓 カヌー 鎌田浩之 東西線門前仲町 福生 急逝 一筆認めて 湯島 清澄 東条紘子 牛寺周一郎 人間の容姿の嗜好 相好を崩して 川越 次元大介 大腿骨 一瞥 京葉線 血縁の絶対化 日光白根山 伊香保温泉 愕然たる思い 妊娠の可能性は35歳を境にして急降下 瀕死なオタマジャクシ ソニーを退職 死という絶対現象 際限なく再生産 下卑た欲望 桃源郷 人生は一回きりの死と無限回数の誕生によって織り成された実に奇妙な生成物 彼等は生殖・繁殖活動は行っても、それを死と結

    0
    2017年09月25日
  • 幻影の星

    Posted by ブクログ

    死生観、生きている今と死んだ世界
    この世界観がずっと漂ったお話
    何となくこの世界観の中にいることは
    心地よく感じた

    0
    2017年09月09日