白石一文のレビュー一覧

  • つくみの記憶

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    過去の猫神様による因縁に纏わる不思議な恋愛物語。
    建築会社営業の純平は幼馴染みで恋人の友莉が居る身である日アルバイト勤務の同僚つくみと知合う。純平はつくみに対し何故かデジャブ的な感覚に囚われ恋心を抱き結ばれるもそれを友莉に目撃され友莉とは破局しつくみと結婚する。
    読み進める内に純平とつくみを中心に弟の耕平とその恋人、耕平の親友とその恋人、失恋した友莉を導く七輪優作等が、過去大分の猫神を祀る小島から津久見に移り住んだ人達の子孫で繋がっていた事が分かってくる。又、現在のつくみはこの猫神様の生まれ変わりで幼少時純平が病で死渕を彷徨う時に純平の母の命と引き換えに身を捧げ純平を救った因縁が解き明かされる

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    2026年01月18日
  • 一億円のさようなら

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    全く前情報なしのまま読んでみた。

    タイトルは象徴的な始まりであり、テーマ的には人間関係、共有されなかった事実がどうそれを変えていくか、それを踏まえて互いの理解に辿り着けるかを描いた作品。
    主人公の行動・心情、加えて環境や風景などを丁寧に描いており、理解のしやすさにはつながっているが、逆に行動や心理が現実として考えるとずれている部分もあり、共感しにくい部分もあった。
    伏線の様な不穏な要素も散りばめられており、先が気になってページをめくったものの、終わり方は物足りない様にも感じた。
    電子書籍で読んでいてあとどれくらいかもわからなかったこともあり、その印象が強まったかもしれない。
    また、章が代わ

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    2026年01月16日
  • 一瞬の光

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    ネタバレ

    会社での権力争いの中で垣間見える主人公のエリートぶりと香折との関係性の対比が美しい。
    また、この物語の哀愁漂う雰囲気が好きです。
    ただ個人的にはラストの終わり方があまり納得できませんでした。

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    2026年01月02日
  • 睡蓮

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    白石ワールド、全開でした。

    これほどまでに、人生に捧げる人がいるのか?
    なんとも、羨ましくもあり、怖さもあり。

    しかし、数奇な人生、運命はあるものなのか・・・
    といつも、著者の作品を読んで思います。

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    2025年12月24日
  • 僕のなかの壊れていない部分

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    読むのがしんどかったっけど、
    作者がいう壊れていない部分がどこなのかを知りたくて読んだ。
    生き方をずっとぐるぐる考えていて、自己嫌悪にすぐ陥ったり、人のぬくもりを結局求めてしまって見苦しい言葉をつらつら言ってしまう主人公の、欠落した人間性で作品の8割ほどが占拠されてる。
    その欠落した人格の中、まだ自分の居場所を見つけられる希望そのものを微かに持っていて、
    それがおそらく壊れていない部分なのだと思う。
    えりこがキーパーソンとして考えられる。
    この人の向き合い方が主人公のダメさを表出している。
    キリがない。
    キリがないこの絶望の中で、探す可能性に縋って生きていくしかない。これが正義か悪かはわからな

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    2025年12月21日
  • 睡蓮

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     退屈させず、最後まで読ませるのだが、この作家の自画像と思われる、何でもできるスーパー男性主人公がこの作品にも登場しウザい。標題にもなっている「睡蓮」に出会った時の衝撃がよくわからない。

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    2025年12月18日
  • 睡蓮

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    67歳の櫻子は、娘が中学生になる頃に離婚してからずっと独りでいた。
    彼女のことを気にかけてくれていた兄も亡くなって17年が経つ。
    義姉の智子は、兄の元を突然去り同級生と再婚してからは、櫻子とも会うことはなかったのだが…。
    2人が語るそれぞれの想いとは…。

    仲の良い兄妹なのだろうが、ここまで心情を打ち明けるほどとは…と少し異常に思えるのだが。

    夫婦の関係も智子にとっては快適よりも重荷になっていたのだろうが、新たにスタートされた2人の生活は穏やかなのだろうと察せられた。

    最後の櫻子の爆弾発言は何を意味するのか…。

    愛情が相手の重荷になるほどだと、愛とは言えないのではないか、それは執着になる

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    2025年12月08日
  • 永遠のとなり

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    幼馴染でそれぞれが鬱病とがんを患っている二人の話。幸福感を感じられない二人ですが納得しているのかな。私の周りにも鬱病を発症した人がいましたが基本的に真面目というか物事を真摯に受け止める人が多い気がしました。

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    2025年12月01日
  • ほかならぬ人へ

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    ネタバレ

    表題「ほかならぬ人へ」と、「かけがえのない人へ」の、二編の小説。


    「ほかならぬ人へ」
    最初は、明生の妻なずなが酷い女のように感じたが、そうとも言いきれない。
    仕方がないこと。人を好きになるのは、理屈じゃないから。
    自分にとってベストだと思っていた相手は、実はそうではなかった。勘違いだった。
    ただそれだけのこと。
    匂いが好きだと思う人とは相性が良いと言うけれど、それは間違いないと思う。


    「かけがえのない人へ」
    みはるが黒木から離れられないのも、わかる。
    黒木は結婚してくれそうもないから、みはるは真っ当なエリートと婚約したわけだけど、黒木といる時の自分の方が自分らしくいられたんだろうな、き

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    2025年11月19日
  • ほかならぬ人へ

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    直木賞作品。明生にはあまり共感できませんでした。お互いの気持ちがうまくいかずじゃんけんみたいだねという渚の言葉が印象に残りました。

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    2025年11月14日
  • 幻影の星

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    何作目かの白石一文さんの作品

    書評を見る限り、これが彼の骨頂なんだとは思うが、おー、、そういう感じねという驚き(何か謎が明確に紐解かれていくのかしら?)と思いながら読み進めていたため若干思っていたのとは違ったが面白かった

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    2025年10月26日
  • つくみの記憶

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    幼馴染の友莉と結婚するだろうと思っていた遼平だが会社のパートとしてやってきた つくみに出会いあらがうことができなくなる 弟の耕平その恋人 謎の七輪優作 様々な人達が瓜生島と猫のキーワードで繋がってくる

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    2025年10月12日
  • つくみの記憶

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    白石さんの著作は欠かさず読んでいるつもりだ。本作は間に旅行とかが入り、時間がかかり過ぎ、人間関係がわからなくなってしまった。

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    2025年09月29日
  • ほかならぬ人へ

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    恋愛って怖い
    大人になるにつれてする恋愛はどこかで誰かが傷ついてしまうような

    だから妥協してはいけない、自分の気持ちに最初からみんな正直であるべきなんだなと

    最後の解説の作者の言葉が1番沁みた

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    2025年09月18日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    「利害得失(りがいとくしつ)」とは、利益と損害、または得ることと失うことを意味する四字熟語です。利益と損失、という同じ意味合いの言葉を重ねることで、物事の損得やメリット・デメリットを強調する表現です

    数々のスクープを物してきた敏腕編集長、カワバタ。大物政治家Nのスキャンダルを追う彼の前に現れた奇妙なグラビアの女。彼女を抱いた日から、人生は本来の軌道を外れて転がり出す。不敵なまでの強引さと唐突さで物語に差し挟まれる数々の引用。小説が真理に近づく限界を極めた、第22回山本周五郎賞受賞作。(講談社文庫)

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    2025年08月23日
  • つくみの記憶

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    松谷遼平は、幼馴染の友莉という恋人がいたが、会社のアルバイトで入ってきた8歳下の隠善つくみと会ってから奇妙な感覚に襲われ、ずっと以前からの身内のような気持ちになる。

    すぐにつくみと結婚した遼平だったが、その後友莉の失踪で捜索を進めるうちに関係者たちの出自や記憶が、遼平の母の実家・瓜生村と繋がっていることに気づく。

    そして、つくみが突然いなくなった後、彼女も瓜生村に行ったのではと…。
    遼平がそこで体験したのは…。


    異常とも思える人と人の奇縁にあり得ないと思ってしまう。
    だが土地の記憶が関係ある人を結びつけているのだと思うとこのような魔訶不思議さもあるのでは…とも感じる。
    登場人物がみんな

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    2025年08月15日
  • つくみの記憶

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    一気読みでしたが、何とも言えない読後感…
    読み終わっても謎が解けたわけではなく、前半に際立ってたつくみさんの不思議だけど惹き寄せられる姿が途中から消え去って、個人的には残念な気がしました。この不可解さも白石ワールドといえはそうなのかも知れませんが。

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    2025年08月12日
  • 幻影の星

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    ネタバレ

    ・バーバリーのコートが故郷のバス停でなぜか発見されるところから始まる話。
    ・過去にも、どうも1回読んでいた記憶があるが、内容が曖昧だった。
    ・今回も歯痛があったので、しっかり集中して読めず、内容がイマイチ頭に入ってこなかった。
    ・2012年1月の発刊。主人公の内省がふんだんに作中に盛り込まれるタイプの作品。
    ・文庫解説の榎本正樹さんの文章がよかった。
    ・再読度:中。

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    2025年08月07日
  • つくみの記憶

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    不思議な空気感。シロの化身のつくみと遼平がどうなったか気になる。なんだか中途半端な幕切れ。別腹だけじゃなく別舌⁈

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    2025年08月03日
  • つくみの記憶

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    なかなかストーリーを理解するのがむずかしくて、これどうやって終わるの?って思いながら読んだ。
    読み終わっても何かスッキリしない感じでした。
    ファンタジー寄りなのかな?

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    2025年07月23日