白石一文のレビュー一覧

  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    結婚まじかの美人で才能もお金にも恵まれた女性が幼馴染の元やくざに再会し惹かれ結婚をする物語
    彼の作品はこういう女性が多くでてくる。とにかく美人。才能があり、お金がある。
    作者自身、彼は男性だがかっこいいのでモテた、かつお金もあったから、に投射しているのかも。

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    2016年01月11日
  • 火口のふたり

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    エロい小説やな(笑)

    でも、男のセックスの捉えかた、感じかた、向き合い方は、真実やなと思った。なかなかエロをあそこまで哲学できないで(笑)
    男性のエクスタシーの原理を知る上でも、女性は必読じゃないかな(^-^)/

    内容ないと評価する人もいるが、俺は好きな小説だ(^-^)/

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    2015年11月20日
  • 一瞬の光

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    ネタバレ

    重い小説。作中人物の誰も幸せにならない。いや、浩介は幸せになったのかな。でもあと、30年、40年は最期の状態を続けられないでしょう。一体、とうするのでしょうね。

    設定もかなり嫌味だし、そもそも、香折の家庭は異常すぎるでしょう。と、あげつらうところも多いのですが、一気に読ませられました。男にとっては、ある種の、ユートピア小説ですね。

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    2023年01月02日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    新たな遭遇だな。

    こんな小説読んだことないよ。

    作者は理屈っぽい性格なんだろう(笑)
    でも、男の読者はそれがハマるかも。

    唐突な引用に戸惑うが
    何故か引き込まれる。

    でも、勉強になったな(^^)/

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    2015年08月26日
  • 永遠のとなり

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    旦那さんイチオシの本。パート2
    うつ病になった主人公とガンを繰り返し、治療と向き合っていく友人の幼馴染の2人のお話。
    何が幸せで、何が生きがい?生きていく事の意味や人を幸せにするって事の難しさ、自分の幸せって何かを考えさせられる。
    人は脆くて繊細。生きる事を諦めなかったら、自分のペースで生きていけばいいんだと思わせてくれた。
    福岡出身なので、博多弁や福岡の場所が出てきて良かった。

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    2015年07月10日
  • どれくらいの愛情

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    作者は白石一文です。
    とても心に残る、力強いメッセージが伝わる小説でした。
    恋愛小説(短編)が3つ入っています。
    女性が好きそうな本だと思います。(多分)
    この作者の本をはじめて読みましたが、
    なんとも色々な人物が描かれていて、作者の幅を感じます。
    特に表題作でもある「どれくらいの愛情」はとても良いです。
    陳腐な言い方ですが、愛に満ちた話だなと思いました。

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    2015年06月27日
  • 永遠のとなり

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    部下の自殺がきっかけとなって、ウツ病になり、会社もやめ、妻子とも別れ、ひとりになった男と、ガンになり、死の恐怖の中で、結婚と離婚を繰り返す男、この2人が、生きていく中で、世界のいまが見えてくる。

     

     >私たちの欲望は次々と細切れにされ、その細切れごとに過剰なまでのサービスが用意され、充足させられていく。その一方で、もっと大きくて曖昧で分割のできない大切な欲望、たとえば、のんびり自然と共に生きたいだとか、家族仲良く暮らしたいだとか、本当に困ったとき誰かに助けてもらいたいだとか、病気をしたらゆっくり体を休みたいだとか、ひとりぼっちで死にたくないだとか、必要以上に他人と競いたくないだとか、

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    2015年04月18日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    2015/3/13登場人物が多くて途中、誰がどういう関係なのかを整理することが必要だった。子供を生むことをテーマにしていて、父の浮気相手との関係、夫との関係、夫の浮気相手の息子(と名乗る)人との関係が興味深い。子供を生まないほうが幸せって言うの、うーんどうなんだろう。少しわかるけど、なんとなく信じたくない。

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    2015年04月13日
  • 心に龍をちりばめて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    優司は、美帆といるときに事故で死んだのでは?      最後に出てくるサングラスをかけた浅黒い男は誰?優司だよねえ。

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    2015年01月30日
  • すぐそばの彼方

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    ネタバレ

    政治小説であり恋愛小説であり再生を描いた小説でもある。
    「愛と名誉のために」的な再生小説を期待して読んだのだけど、主人公の再生への道は相当違うもん。結局小説のゴールはかなり近いとこにたどりつくんだけど、でもこの主人公は小説ラストで見つけた場所に安住しないと思う。

    そこが、俺の(今のところの)価値観と違うので、この小説の結末には納得できない。随所随所にエエことは書いてあるし納得できる部分もあるんだけど、やっぱり一度、とてつもない権力ととてつもない地位を目の当たりにしてしまうと、それを知らない価値観には戻れないのだろうな。作者の意図とは違うのかも知れないが、この主人公は作者が与えたハッピーエンド

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    2014年11月22日
  • ほかならぬ人へ

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    ネタバレ

    『ほかならぬ人』、『かけがえのない人』の二編に共通するのは衝動とでも言える、心の底から湧き上がる感情のように思えた。この話での衝動は一時的なものではなく、むしろ積み上げた正確な気持ちであったように感じた。なずな、とみはるは普通の人が躊躇してしまう衝動に身を任せるということをやった。彼女たちのその後の結果がどうであれ、爽快な話だった。

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    2025年02月10日
  • どれくらいの愛情

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    読み応えありました。
    4作の恋愛小説集。
    はじめの「20年後の私へ」は合いませんでした。
    薄っぺらくて、都合がよくて、面白くないなあ〜と思って読み始めたのですが、
    2作目から一転。深い深い。
    あとがきでも書かれているように目に見えないものの確かさを必死で探していく感じで、
    いつもはどんな小説を読んでも、自分の既存の価値観に基づいて小説の言葉を理解していきますが、
    この小説を読みながら「わたしはこう思ってあってるのだろうか」と思いながら読みました。
    一番好きなのはダーウィンの法則で知佳の思考を物語を通して追えるところです。
    恋愛小説というのは感情や偶然みたいな見えないものがそれこそ集まって物語が

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    2014年10月06日
  • 幻影の星

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    ネタバレ

    久しぶりの白石作品。
    難しかったー。時間の概念というか、哲学的で考えながら読まないとついていけない。
    でも、人はいずれ死んでいくとか、過去の光を見て音を聞いているわけだから自分の存在も過去であるとか、ああなるほど・・・とも思った。
    所々に現れる、心に残る描写はやっぱり白石作品でさすがだな~と思った。

    しかし、武夫のコートやるり子のケータイの謎がのちのち解けるのかしらと思っていたら、特に何もなかった・・・。謎というか、本人たちで処理されたという結末だった。そこを待っていただけに、ちょっとだけ物足りなかった。

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    2014年09月17日
  • 翼

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    二度読んで初めて勇気の湧いてくる小説だと感じた。
    初めて恋をして失敗をした時の事を思い出すような小説だった。純粋過ぎる思いはたくさんの人を傷つけるし、成就しないものである。

    それでも、それは間違っていないよと
    言われているような気がした。

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    2016年11月25日
  • どれくらいの愛情

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    下記を今朝登録したのだが、時間が経つにつれ、段々印象が上向いてきたので、評価星ひとつ増やす。

    『絶望した側が、戦いに勝つことがよくある…』

    『辛いときこそ、心のエネルギーを失ってはならない。人間は幼い時からその体に太陽エネルギーをたくさん蓄えてきたのだから、苦しいときこそ、それを放出して、自分の内部や周辺に渦巻いている暗黒のエネルギーを吹き消せばよい。少なくともそうイメージすることで、人間は溌剌となれるのだ…』

    今、手元に本がないので、語句、文章は正確ではないが、そのような内容だった。
    なぜか、その2点がじわーっと込み上げてきて、思わず修正。



    表題作のほか3編。
    博多弁が面白い。

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    2014年07月23日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

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    貧困格差なんて絶対に無くならないと薄々分かってはいたが決定づけられた気がした。芸能人が1本百万~千万単位のギャラをもらったり、スポーツ選手の年収が億単位であったり馬鹿げていると言われれば、その通りので読んでいて腹が立ってきた。TVで下らない発言しかしない芸人と朝から晩まで毎日コツコツと仕事をしている人が貰っている給料とが雲泥の差なんてよくよく考えたら可笑しな話だ。そしてお金を沢山稼いでいる人はそうでない人を見下す。極端な話、政治家で消費税が上がって生活が苦しいと私生活で日々の支出を抑えている人がどれだけいるのか?明日食べるものに困って痩せてしまっている政治家なんて見たことないし、みんなでっぷり

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    2014年06月23日
  • すぐそばの彼方

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    まず、タイトルが良い。
    物理的なことではなく、自分以外の人との距離感を言っているように思います。

    物語は 政治の話が大半で、読みづらさもありますが、登場人物たちの会話の中での気付きは、白石さんらしいなぁと感じました。

    「愛」の反対語は、憎しみではなく「無関心」という マザー・テレサの言葉。物語の中では、政治家の本質について、良し悪しを語られていますが、人は孤独でありながら それでも人によって生かされている ということを考えさせられます。

    人は人との合成によって初めて奇跡を生む。人は人とつながることで奇跡となるのだ。一人一人の人生にたとえ一切の意味がなかったとしても、人間の集合には必ず意味

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    2014年06月10日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    白石一文らしい作品。
    白石作品は女性が主人公の方が面白い。
    心理描写が細かくて。
    今回は排卵日がどうのとかその辺まで詳しく描写している。

    物語の設定も細かく、ミステリーのような読み応え。
    ただ、複雑な人間関係が収斂していくにつれてちょっと興冷めした。
    西村と鎌田の罠もちょっとあり得ないし。

    最後に作品タイトルの意味や主人公美砂子の名前の由来がわかってスッキリするけど、結局、父親の思いがすべてということかな。

    生と死、人生、男と女、親と子、様々なことについてゴニョゴニョ語るけど、それが文学だろうからなあ。

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    2014年06月03日
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

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    ネタバレ

    唐突な引用や不意に変わる展開が効果的で面白く、ストーリー運びの上手さと相まって最後まで一気に読ませられました。
    ただ主人公の論理には非常に魅力的な部分もあれど、その偏狭さに段々頭痛がしてきます。すべての人の心に矢が突き刺さっているという前提のようで、彼の目を通すと非常に暗いサングラスをかけて世の中を見ている気分になります。他者に対する評価が大変厳しく、彼らに対する想像力や寛容性は殆どありませんが、ご自分には意外に点が甘く、持論には辻褄が合わない箇所も多々あります。結局自分の信条に固執するあまり多様性には狭量のようです。
    恐らく議論を広げるため確信犯的に書いているのだろうけどそれにしても今一つ感

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    2014年07月23日
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)

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    白石一文さん、かっけぇ。
    白石さんらしい。
    久しぶりの著者の作品。
    大好きなんだけど、ヘビーだって分かってるから。
    覚悟して読まないとって思ってずっと読む気になれなかったのが、今日はなんだかその気になって読んでみた。
    ら、なんだか今の自分に言われてるような考えさせられるような言葉が出てきてしまう。
    やっぱり白石一文さんの作品とはなんらかの運命めいたものを感じてしまう。

    いやー白石さんかっこいい!結局そこ笑

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    2014年05月21日