白石一文のレビュー一覧

  • 不自由な心

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    不倫を繰り返す主人公たち(男性)にただただ呆れた。

    私に言わせれば、「不自由な心」というよりもむしろ、
    「自ら不自由な身になって、その不自由な自分に自己陶酔してる心」。

    つまるところ、弱い男たちの体のいい不倫の言い訳にしか聞こえなかった。

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    2010年01月11日
  • すぐそばの彼方

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    【あらすじ】
    次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、父の秘書を務めながらも、日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、徐々に自分を取り戻し始めるが、再生の過程で人生最大の選択を迫られる…。一度きりの人生で彼が本当に求めていたものとは果して何だったのか。『一瞬の光』『不自由な心』に続く、気鋭の傑作長編。

    【感想】

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    2010年01月06日
  • すぐそばの彼方

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    『すぐそばの彼方』(白石一文、2005年、角川文庫)

    政治と女をめぐるフィクション。
    次期首相最有力候補を父に持ち、父親の私設秘書をつとめる龍彦。
    龍彦が過去に犯した過ちから徐々に立ち直っていくが、同時に父親から再度信頼を得、政界(政局)の権力争いへと巻き込まれていく。その過程にはある真実があったのだが…

    政治の権力闘争の影にある闇の部分が随所にあり、政治に身を投じ権力を手にした者の裏の姿を描き出している点がおもしろい。
    この小説では女性関係が物語と平行して明らかになっていく。政治に身を投じつつも、愛する女性を追い求める「政治家」の姿があった。

    (2009年10月25日)

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    2009年10月26日
  • 不自由な心

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    愛と命をテーマに、緊張感溢れる筆致で綴った、珠玉小説集。

    大手部品メーカーに勤務する野島は、パーティで、同僚の若い女性の結婚話を耳にし、動揺を隠せなかった。
    なぜなら当の女性とは、野島が不倫を続けている恵理だったからだ…。心のもどかしさを描く珠玉小説集。

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    不倫や若いころの恋など
    ただ幸せなだけではすまないような人達の物語。

    表題の物語よりも、それ以外の話がおもしろかった。

    ただ、読んでてすっきりした気持ちになれるものではないかな。
    リアルな世界の感情が体に入ってくる感じがなんとも。

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    2010年02月06日
  • 不自由な心

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    短編のすべてに「不倫」という題材が組み込まれているが、嫌悪よりも人間らしい愛情が描かれていることを感じ、深く響いた。
    例えばもう二度と繋がることの出来ない相手でも(今現在傍らにいる人であれば尚いいが)、心の中に優しい傷となって生き続ける。
    自分の中で記憶が形を変えながら死を迎えるその日まで共に歩み続ける。そんな愛情の素晴らしさに触れた作品だった。
    この作品を読んでいると己にあった既存の常識が少し砕け破壊されたように思う。
    個体で生まれて個体で死んでいくのには変わりがないが、胸の中を覗けば無数の物語があり、それらに時に苦しめられ時に励まされている。
    そんなふうにして今日もやっと呼吸して、酸素を二

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    2009年10月04日
  • 不自由な心

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    【my room】結婚している男性と、その恋人の女性の恋愛を見つめる作品を集めた短編集。基本的に男性目線のものが多いかな。まぁ男性が書いているんだから当たり前か。しかししかし、白石一文を読む度に思うけれど、この人の作品は私の心にはどうにもしっくり来ない。本人には本人なりの正当性があるのかもしれないけど、やっぱり不倫されるのは嫌だな。それが前提となっている様な感じがするのは少し私には肌が合わない。

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    2009年10月04日
  • 不自由な心

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    「1冊くらい」第4弾。男性視点で、女性関係を中心に自分を見つめ直す物語たち。全てがハッピーエンドとは言えない。むしろアンハッピーエンドの方が多いんじゃね?でも、最後に何かを得ていく主人公達。「夢の空」はその中で少し異色かな?嫌いではないけど。ラストの表題作「不自由な心」が受け入れにくい終りをしているのだけど、その後のあとがきを読んだら何となく「こういうこともありか」とすとんと落ちたような。…ただ、やっぱり自分が不倫された側だったら相当傷つくと思うけどね。。

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    2009年10月07日
  • 不自由な心

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    短編集です。この人も初読でしたが…。
    男性の書く文章だな、とものすごく思いました。いい意味でも悪い意味でも夢があって…ご都合主義(笑)
    何年も不倫をした挙句に、振り返ってみた女がみんなそんないい女だったら誰も苦労しないってば、と言いたくなります。
    予定調和のように理解ある愛人・恋人に対して、妻はみんなどうも反応が鈍くて…まるで浮気されてもしょうがない、といっているようでなんだかなー…とちょっと思ってしまいました。
    あ、小説としては書き方もうまいし面白いですけどね。なんかうーん?と読みながら頭ひねっちゃう感じが…いいんだか悪いんだか。

    登場する男性は皆、それほど強引でもなく押しが強すぎるでもな

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    2014年08月02日
  • 不自由な心

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    短編集。重いです。そして、どうしても主人公たちが好きになれない。全作品に、死というものが関係している。

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    2009年10月07日
  • すぐそばの彼方

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    えーと、京都〜福岡間で読んだ本。一度自分を見失った人の再生のお話。けど、最後にたどり着くところは、とても良かった。その感触だけでもいい本だと思った。欲を言えば、気付くのが遅すぎたってことですかね。

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    2009年10月04日
  • すぐそばの彼方

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    大人になるにつれて「うまくやる」ことを覚えて、器用になって、でも、純粋さに代表されるようななにかを少しずつ失って。そうある自分やまわりにうまくなじめなくて。でも、結局は純粋になっていく。そんな主人公。政治の話は難しいのかもしれないけれど、それはこの人がストーリーの中に「難しい世界の中に生きるからこそ」シンプルでピュアなものの大切さをすりこませたものだと思う。

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    2009年10月04日
  • すぐそばの彼方

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    政治の話があたしには難しい。でも、徐々に明らかにされていく主人公の過去とか、そういう書き方はよかったかな。結末にはちょっと納得がいかないけど。長いわりには飽きずに読めた。(05/11/24)

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    2009年10月04日