池井戸潤のレビュー一覧

  • ハヤブサ消防団

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    分厚い文庫であったが、後半は特に続きが気になってスイスイと読み進みていった。
    テレビドラマ化されていた本作品。ドラマを見ていなかったが、CMとかちょっとした番宣で俳優、女優さんが出ていたので この人がこの役をやったんだなと想像しながら読みました。
    山間部を舞台にした放火、殺人、宗教。
    実際にもあり得そうに感じました。

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    2025年10月04日
  • 空飛ぶタイヤ(下)

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    自分の会社の事だから、世間一般の人とは違う、どこか特別な視点で作品を読んでいた気がする。

    作中で描かれるような卑しさは、二年目の私にはまだ感じられない。だがもしまた同じような状況に会社が陥った時、普段我々が見ないもう一つの体質が顔を覗かせるかもしれない。

    勿論、不祥事から会社全体を悪だと決めつけることは出来ないが、長年一つの会社で働いていると、その邪悪な体質に気付かぬうちに飼い慣らされていくのも事実だと思う。

    結構な長編小説なので、途中飽きが来ることもあったが、最後はじんわりと目頭が熱くなるのを感じた。
    会社に守られた私は、死に物狂いで働いたことはあったか?何をしても自分の生活は安泰だと

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    2025年10月04日
  • 花咲舞が黙ってない

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    銀行が舞台なので、金融用語や専門知識が出てきます。


    登場人物たちが、読者にも分かるように自然な形で説明してくれるので、難しい部分もスッと頭に入ってきます

    専門知識がなくても安心して読める!

    悪を暴くたびにスカッとする!そんな一冊です。

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    2025年10月03日
  • 株価暴落

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    池井戸潤は非常に読みやすく、気づけば一気読み。
    主人公の坂東の姿は、どこか半沢直樹を思い出させるような強い正義感が漂う。組織に迎合せず、理不尽な圧力に屈しない姿勢は爽快、爽快。

    物語のラストでは、二戸がどのように追い詰められ、こてんぱんにされるのか、いろんな想像が膨らむ良い終わり方だった。

    単なる勧善懲悪の物語にとどまらず、銀行員の働き方や意識、さらには組織内での人間模様が描かれている。
    銀行員として働くあの人もこんな感じなのかな〜

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    2025年09月30日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    人間関係、仕事ふとした時に似通っていると思うことがある。まさにこの話はそれである。苦境が押し寄せる会社、野球部。でも、己と周りを信じてることの大切さ、池井戸氏は人間の感情の表現が上手い!

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    2025年09月26日
  • ハヤブサ消防団

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    誰を信じるのか
    何を信じるのか
    どこまで信じるのか

    むしろ
    誰を信じていいのか
    何を信じていいのか

    そして
    どこまで信じていいのか

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    2025年09月25日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    ドラマ化されて世間を賑わせたタイトルは知っていたものの、実際に小説を手に取ったのは今回が初めてだった。ページをめくる指が止まらないほどの痛快さだった。

    誇張も含まれているだろうが、銀行の描写は細やかで臨場感に満ちている。特に人事の描かれ方は現実の銀行員たちも思わず頷く部分があるのではないか。

    上下関係が絶対的に支配する組織の中で、理不尽に頭を下げるのではなく、自らの正しさを信じて迷わない半沢直樹はカッコよかった。自分ならその場を丸く収めるために、軽々しく謝ってしまっているだろう。

    理不尽に抗うことは容易ではないが、正義を貫くことの清々しさと、信念を持つことの大切さが描かれていた。

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    2025年09月25日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根を走る生徒側と箱根駅伝を中継するテレビ局側の2本立てで話が進む。展開が早くわかりやすいが、登場人物達の深みにかける。(選手が16人とあるのに名前すらわからない生徒もいる)
    ストーリー自体は面白いので下巻に期待。

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    2025年11月09日
  • 空飛ぶタイヤ(下)

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    スッキリする結末は良かったけど、
    もしも大企業サイトが一枚岩で
    関係者の不満なく対応していたらどうなっていたのか。
    現実に置き換えるとこわい。

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    2025年09月22日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    面白かった。
    落として落として上げるというお決まりをなぞっているのだが、引き込んで読ませるテクニックが凄いと感じた。
    ただ、2012年に書かれたということもあり女性社員の描き方に時代を感じた。

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    2025年09月21日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    作品の存在は知っていたが、今回初めて手に取って読んでみました。自分の信念を貫き、融資ミスの責任を全て自分に押し付け保身に走る醜い上司に立ち向かう半沢直樹の奔走する姿を描いた今作は、まさに正義と悪の対決を象徴していると思いました。正義は勝つ、そんなシンプルかつ力強いメッセージを体現したこの作品は、多くの人の心の琴線に触れるはず。それこそが、この作品が大ヒットを記録し、絶大な人気を誇る理由なのだと思います。

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    2025年09月21日
  • 新装版 BT’63(上)

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    ネタバレ

    池井戸潤では珍しい、タイムリープ要素が含まれた作品。 BT21というトラックがキーとなり、親子の記憶を繋ぐ。

    上では病み上がりの主人公の記憶の混濁、父親の制服を着たことで見ることができた父親の記憶が主軸だった。主人公よりもその父親が過去に運送会社でどのようなことをしていたか焦点が当てられていて面白かった。池井戸潤シリーズには必ず出てくる会社の経営状況、銀行員も良かった。

    今で言う闇バイトのようなことをしていた従業員、そして経歴を全て偽って入社していた犯罪者、そこから発生していく様々なトラブル。新規事業個人宅配が銀行にも評価され、これから、と言ういい面もある一方、社内のトラブルは解決できてお

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    2025年09月19日
  • 民王 シベリアの陰謀

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    前作を読み終わりすぐに手に取って読んだ
    あっという間に民王の世界に引き込まれて了読。
    前作の主要登場人物が皆登場して、尚且つ全体的に距離感が縮まった感じのやり取りがまた嬉しい。
    次の武藤内閣は何が起こるのか⁈続編望む!

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    2025年09月19日
  • 株価暴落

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    ネタバレ

    続きが気になる…

    爆弾犯として追われていた黄はどうなったのか、二戸はどうなったのか、一風堂の株価は持ち直したのか!?

    信用取引についてよく分かる内容でした。
    それにしても、自身の欲望のために株価暴落させて人を巻き込むなんて…
    人間が1番怖い

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    2025年09月19日
  • 民王

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    最近の政治に似ていて先取りか、と思ったら2010年に刊行した小説で民主党の政権時代だった。震災で失敗して自民党に代わったことを思い出した。小説が書かれた時には、これでまた変わるとは思わなかっただろう。
    内容はSFのようなコメディーのような、池井戸さんには珍しい内容。バカ息子と脳と体が入れ替わった首相。敵方の政敵は優秀な娘と入れ替わり。スケベな首相がバカ息子の言動に振り回されながら、若い頃の政治を目指した自分に戻って行く。くすりと笑える場面も多く、楽しんで読めた。

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    2025年09月18日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    2014年にTBS系でテレビドラマ化され、唐沢寿明が主演

    「ルーズヴェルト・ゲーム」の由来::アメリカのルーズベルト大統領が「野球で一番面白いゲームスコアは8対7だ!」と語ったことに由来し、点を取られたら取り返す逆転劇を意味します。

    大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。(講談社文庫)

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    2025年09月28日
  • 民王 シベリアの陰謀

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    前作に続いて、本当にこれ池井戸作品?と思わせるようなギャグストーリー。
    期待を裏切るようでいて、期待を裏切らない仕上がりです。
    ギャグの中にも、得体の知れないポピュリズムとか、世論とか、現代を物語っているなぁと感心し、星4つつけました。

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    2025年09月15日
  • 半沢直樹 2 オレたち花のバブル組

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    ネタバレ

    出向した近藤が野田を説得するシーンが熱かったです。

    組織で働く以上、ノーと思っていてもイエスと言わねばならない瞬間は多々あります。
    それでも、イエスとしか言わないで思考停止で仕事をしても、楽しみは見いだせません。
    改めて、仕事を頑張ろうと思えましたし、将来部下を持ったら、建設的な反論は積極的に受け入れようと思います。

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    2025年09月14日
  • ハヤブサ消防団

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    小さな田舎町で起きる連続放火事件の解明をベースに、過去から現代まで、多様な人間模様を描いた池井戸潤のミステリー小説。
    新興宗教が絡むこともあり、想像以上に恐ろしくなり、心拍数が上がる場面も多かった。
    最後が救いのある終わり方でよかった

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    2025年09月14日
  • シャイロックの子供たち

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    久しぶりに池井戸潤さんの小説を読んだけれど、小説の世界に連れて行ってくれるスピードがとにかく早い。
    通勤で読んでいますが、読み始めたら一気にその世界に連れていかれ、なんど乗り過ごしそうになったか。

    ただ大きく感銘を受けたとか、印象に残るとか、そういうのはなかった。

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    2025年09月13日