池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
池井戸潤さん、すごいですね。
2022年に映画化された作品とは知りませんでした。
筆力というか、引き込む文章力がすごい。
銀行マンの仕事がよくわかる。
銀行の世界は知らないので、書かれている状況が
本当のことに近いかどうかはわからないが
とにかく、引き込まれました。
かつて実家の稼業が連帯債務により倒産したあきらと
裕福な海運会社の3兄弟の長男の子として生まれたアキラ。
それぞれの家の事情や、しがらみや、家族環境が丁寧に描かれ、二人は同じ銀行に入る。
新入社員研修での対決で存在感を示した二人。
そしてそれから怒涛のように流れる時間。
懸命に生きるという気持ちが伝わってきて
銀行志望の大学生に読んでほしいと思いました。 -
Posted by ブクログ
先月読んだ『俺たちの箱根駅伝 上・下巻』が面白すぎたので、池井戸潤作品を少しずつ読んでみようと思い手に取った一冊。
大企業『トキワ自動車』の経営戦略室次長であるエリート主人公・君嶋は、ある大型買収案件に反対したことで工場総務部へ左遷される。さらに、毎年巨額の赤字を抱える同社ラグビー部『アストロズ』の管理職を兼務することとなり、チーム運営の抜本的改革に取り組んでいく…。
ラグビーの知識が無くても、基本は作中で丁寧に説明されるので問題なかった。何より、経営のプロである主人公がその手腕を存分に発揮して、チームをメキメキと再生していく展開が痛快で一気に引き込まれた!!
一方で並行して進むのは、かつて反対した大型買収案件の復活や社内の権力闘争、隠蔽工作など。身内の裏切りや取締役会での攻防、さらには『かつての天敵が実は味方だった』などの熱いドラマが繰り広げられる。
スポーツ小説と企業小説の二つを同時に楽しめて、それぞれが良い結末へと収束していく構成が見事。読後感もスッキリとしていて、読んでよかったと素直に思える作品だった。 -
Posted by ブクログ
池井戸潤先生の小説は、自分が歳をとればとるほど深く染みるようになるなぁと思いながら読んだ。
特に花咲舞の言っていることもやっていることも正しいのに、それが「正解」ではなかったり、何をやっているんだろうと途方にくれたり、共感できることが多かった。
最近の子とひとくくりにするのは良くないが、思ったことは口に出さないのに、納得するまではやらないという子が多い中、自分の意見を口に出して動くことができるということも才能なんだなと思った。
また、自社の是非を他者に託すというのは本当に苦渋の選択だったと思うが、ここまで崩壊していたらもうプライドとかも捨てて託すのが正解なのかなとぼんやりと思った。
いきなり明日業績が悪くなることはないが、日々の積み重ねだと思うので今日も頑張ろうと思える作品だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大変面白かった!池井戸潤氏らしい人間ドラマや痛快な展開、それなりの分量だったけど一瞬で読めた。
舞台は青島製作所という未上場の中堅企業。不況による青島製作所の、またコストセンターとしての青島製作所野球部の戦いが描かれる。
最終的に青島製作所と、野球部の未来は別れることになった。しかしその前に、「グラウンドでひとつになる」ことができた場面は大変好きなシーン。根がスポ根人間なので、スポーツで人がつながるということが好きでたまらない。そのスポーツが、なかなかコストセンターから抜け出せないという事実は悲しい限りである。このあたりの社会人スポーツのあり方については、ノーサイド・ゲームでも大変よく描かれていた。
またその途中で描かれる人間ドラマも、池井戸氏のスポーツもので外せない。沖原くんが復活したあとの投球やその雰囲気について、説得力のある描写がされていたことも感情移入の一因となった。 -
Posted by ブクログ
ドラマ原作。野球の話。事前に知っていたのはこれだけ。企業VS企業の構図が中心なのは池井戸潤の定番!社会人野球チームの戦い、経営陣の戦い、
技術者達の戦い、熾烈な争いが何重にも重なり、
全てがルーズベルトゲームのよう。
面白いに決まってる!
解説を読むと、ドラマ半沢直樹は2013年。
えーっ?もう13年も前?倍返しって若い子には通じないかも?
ルーズベルトゲームも最近のドラマと思っていたら、めちゃ前だったわ。
岐阜が生んだ二大作家、
池井戸潤と朝井リョウ!
この2人の本は
期待を裏切らない。
予想をはるかに凌駕して、良いっ!
作家出身地別47都道府県、
全国めぐりながら
読んでいくのも楽しいかも♪