【感想・ネタバレ】仇敵のレビュー

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Posted by ブクログ

池井戸潤氏の金融サスペンス。と言うらしい。

今回は短編で連なるロングストーリー。主人公である恋窪が言われのない罪で大手銀行を追われ、地方銀行の庶務行員になったところから始まる。

短編でありつつ、最後には全ての物語が一つに。そして、恋窪を追い落とした敵に繋がっていくと言う。続きがあるならば読んでみたいと思わされる一冊。

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2022年04月01日

購入済み

仇敵

池井戸さんのはほとんど拝読しています
銀行の仕組みが描かれてるのが分かりやすいし、一気に読み上げたくなります

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2019年08月24日

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★4.5
半沢直樹、花咲舞のビッグネームではない、池井戸初期の金融ミステリー。
かつてのエリート銀行員が挫折、しがない庶務行員で働く二流銀行で、新米融資係とともに不正解決にとりくむうちに、かつての仇敵と対峙することになる。

ヤクザとか、殺人になるとかは安易に思うが、なかなか経理会計とか金融に関わった人間ならば楽しく読めるお話。主人公の昼行灯設定が、いかにも「必殺仕事人」じみていて、胸がすく。後半の畳みかける展開から目が離せない。一気に読んだ。

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2018年11月07日

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庶務行員という職種も初めて知りました。
出世の世界から離れた職で銀行員の面白さからは離れた職種なのでしょうけれど、その人の人間性、知識や視野の広さから、若手営業マンや旧職場の部下からも頼られる姿はとても素敵。
本人の知識や知恵で広がる世界もあるのかなと思うと、自分も頑張りたいなと思えた。
恋窪さんにもあこがれるが、彼を慕う若手や友人たちにも愛すべき人が多くて、楽しく読めた。
小さな話それぞれも面白く、大きな流れとしてつながって、池井戸ワールドの面白さにはまりました。

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2018年10月12日

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そこまで執着するかな・・・と思いながら初めは読んでいたが。
本編っぽい話に入ったあたりからメキメキ面白い!!
けっこう古い話だけど、古いを感じさせないねえ。

河野さんに何事も起きなくて本当によかった笑

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2018年10月08日

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ネタバレ

昨年社会現象になるほど爆発的ヒットだった「半沢直樹」の著者、池井戸潤による銀行ミステリー。

私はまだ半沢直樹シリーズの小説3冊しか読んでいない初心者であるが、著者の人物描写や組み立ては私好みであり、機会があればもっと読みたいと思っていたところなのだ。

本作品は1999年から2002年にかけて週刊小説などで連載された短編集を集約したものであり、今から10年以上前の銀行が舞台ではあるが、それほど古臭さを感じず読み進められた。

感想としては一言。
面白い。

300ページほどのボリュームだが、あまりの楽しさに、数時間で一気に読み終えてしまった。まず、主人公の設定がお見事。かつて都市銀行にてエリートバンカーの道を歩んでいた恋窪が、とある事件をきっかけに失脚して退行し、現在は地銀にて庶務行員をしている。そんな恋窪が、融資課の若手:松木に優しくアドバイスしながら降りかかるミステリーに挑み、また過去自身がハメられた事件の真相をも解明していく、というもの。
腕力が弱くていつも喧嘩には負けてしまうし、控え目な態度により多くの人間に舐められてしまうのだが、静かな闘志を秘めながら穏やかに突き進む…。

本書にて印象的だった記述は以下のとおり。

「ミスは誰にでもあるんですよ、松木くん。ところがそのミスが更に大きくなる、取り返しのつかないところに行ってしまう時には、もう一つのミスが重なる時なんです。自分ひとりで解決しようとする、というミスです。会社は組織で動いていて、決してあなたの個人商店じゃない」
→これはどの組織においても言えることである。私も部下や後輩がミスをした時にこの言葉を借りよう。

「具体的にどうすればいいと思いますか、恋窪さん」
「それを考えるのが松木くん、あなたの仕事じゃないですか」
恋窪は、松木が融資係として成長する過程では、何度か高いハードルを越える必要があることを知っている。それを飛び越えてこそ会社内容を見通す目が育ち、一人前のバンカーになれる。スキルを取得する一番の近道は自分の力で考え、解決していくことなのだ。
→現在部下が3人いる私だが、私自身の考えを示して指示することが多い。時期をみて考えさせるようシフトしていかねば。

「松木くん、融資をするのが全て顧客のためになるとは限らないのです。貸すも親切、貸さぬも親切。つまり、相手のためを考えればあえて貸さない方が良い時もあるということです。経営者も間違うことがある。その間違いに気付いたら、正しい道を示してやるのが、あなた方融資係の仕事なんです。」
→これも私の仕事に通ずる。保険金を払うことが正しいとは限らず、時には厳しい態度で出ることも大事なのだ。
2014年11月08日

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2019年08月24日

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ネタバレ

メガバンクで幹部の不祥事の追及に失敗し、地方銀行(とはいえ川崎)の庶務行員となった恋窪が元ライバルの不審な死をきっかけに、不祥事を起こした幹部を再び追い詰める。一般人がここまで行動に移せるかと思う部分あり、いつもの池井戸さんの懲らしめる部分が弱めであったり、ちょっと違和感を残した終わり方だった。

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2024年01月27日

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池井戸潤さんは
流石だと思います!
読み出しからテンポよく
先が気になって仕方がない。
悪党な奴らは!!と天罰くらえ!
です(笑)

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2023年04月20日

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今更だけど、池井戸潤の作品ははじめて。流行りに乗らなすぎるタイプ。ドラマも見ずにいる。
根本的に無知なので、金融作品の基礎が理解できず、そこが問題点になるのかな。小説で社会を知る。

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2023年01月14日

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「池井戸潤」の連作ミステリ作品『仇敵』を読みました。

『銀行総務特命』、『架空通貨』、『アキラとあきら』に続き「池井戸潤」作品… 2年前に女優の「杏」主演でドラマ化された『花咲舞が黙ってない』の原作本のひとつです。

-----story-------------
◆2015年7月スタート日本テレビ系ドラマ『花咲舞が黙ってない』ドラマ化エピソード収録作! ◆
花咲舞が黙ってない

元エリートの矜恃――男は再び立ち上がる!

奴らがまた動き出した。
ライバルの仇をとってやる。
これは銀行員ではなく、人間としての戦いだ!
「池井戸潤」のミステリー魂に括目せよ!

地方銀行の東都南銀行で庶務行員の職を得た「恋窪商太郎」。
元大手銀行で次長職を務めるエリートだったが、不祥事の責任をとり退職していた。
融資課の若き行員「松木」から相談を受け、行内の事件を解決に導く充実の日々。
しかし、退職のきっかけとなった〈仇敵〉が恋窪の前に再び現われ、人生の闘いに再び立ち上がる……男の闘いを描く銀行ミステリー!
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ある不正事件の責任を負わされ大手銀行を退職し、現在は地方銀行で庶務行員として働く「恋窪商太郎」が、融資課の若い行員「松木」の手助けをしながら、行内の事件を解決しつつ、不正を続ける"仇敵"へ立ち向かったいく勧善懲悪モノの連作ミステリ作品、、、

「恋窪商太郎」の男気ある行動に共感しつつ読めましたね… 読後のスッキリ感は、他の「池井戸潤」作品に比べると少ないものの、愉しく読むことができました。

 ■庶務行員
 ■貸さぬ親切
 ■仇敵
 ■漏洩
 ■密計
 ■逆転
 ■裏金
 ■キャッシュ・スパイラル
 ■解説――果つる底なき/霜月蒼

メガバンク東京首都銀行のエリート行員だった「恋窪商太郎」は、幹部行員の裏金工作を追及していたが、謂れなき罪を着せられ辞職を余儀なくされる… 彼は地方銀行の東都南銀行武蔵小杉支店に庶務行員の仕事を得て働きはじめ、仕事一辺倒だった生活から抜け出して人生の豊かさを知る、、、

「恋窪」は、駐車場の誘導や窓口でのお客様の案内、備品のチェック等の本来業務をこなしながら、融資課の若い行員「松木」から持ち込まれる支店を舞台にして日々持ち上がる問題を解決していく… だが、こうした日々の出来事の幾つかは「恋窪」の古巣である東京首都銀行での裏金工作と関係しており"仇敵"との因縁から逃れることはできなかった。

「恋窪」は旧知の部下で、現在も東京首都銀行企画部門に勤務する「河野」の協力を得ながら、過去に追い詰められなかった"仇敵"を追い落とせる道を見出していく、、、

一篇一篇の物語が、支店の日々の事件を描いた短篇として完結しつつ、それらの物語が連なることにより「恋窪」の復讐劇としての長篇小説としての意味を持つ作品に仕上がっています… 復讐は叶うものの、庶務行員の立場が変わるわけでもないので、登場する人物のうちの何人かは命も落としており、決して後味のよい爽快な終わり方でもないんですよね。

「池井戸潤」作品って、読めば読むほど、巨大銀行の伏魔殿ぶり… 巨額の資金が動く闇の部分が見えてきて、金融機関不信に陥りそうですよね、、、

『アキラとあきら』での産業中央銀行融資部長「羽根田」の、

「金は人のために貸せ。金のために金を貸したとき、バンカーはただの金貸しになる。」

という言葉を実践しているバンカーがいることを信じたいですね。

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2022年11月24日

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銀行ミステリーになるんやろな。
普通のミステリーなら、現場にあるものから、事件解決のトリックを解明する。
それが、手形とかに残されたモノから、解明する。
その醍醐味は、池井戸さんは、筆力があるから分かるんやけど、金融商品なんかの知識はサッパリなんで、もっと、そん辺も知識入れたら、もっと面白いかも?
庶務行員って、はじめて聞いたけど、用務員みたいなもんなんかな?

都市銀行で、バリバリ働いていた恋窪さんやけど、不正を暴き損ねて、逆にやられて、退職…今は、地方銀行の庶務行員。
でも、それはそれで、良かったみたいやな。出世競争とかドロドロないし、仕事以外で、楽しめるし。(私は、こっち派なんで共感〜)
しかし、そうは問屋が卸さない!
やはり、過去の因縁に決着つけないとアカンのか…
今は、庶務行員と言っても、バリバリ総合職なだけに、意を結するとスゴい!
現実、ここまで出来るかは知らんけど、楽しく読めた〜
池井戸さんのは、最後は、ええ感じに終わるので、読後感スッキリ〜(^_^)v

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2022年07月24日

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安定の池井戸さんの銀行ミステリーでした!庶務行員というのは本書で初めて知った役職でしたが、恋窪さんの不正を許さないという情熱が次々と事件を解決していきました。

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2022年07月09日

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とても読みやすいので、一気に読めてしまった。ということは名作なのだろうけど、いつも程のスケールやドラマ性が無かったのが残念です。銀行員も命懸けなのはやだな。

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2022年04月10日

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安定の面白さ。ザ・池井戸金融ミステリ作品。
本作品は「相棒」の要素も加わった感じかなぁ。
ただ、いつも話が読めてしまうのが残念…

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2020年11月15日

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ネタバレ

再読。裏金や地位、派閥のために人殺しまでするかねぇ。とか、社外秘情報行き来しまくり!て現実味ないけれど、キャラクターが愛らしく、短編集てことで軽快に読めました。

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2020年07月27日

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憎き仇敵の策略に嵌められてメガバンクを辞職した果てに地方銀行の庶務行員となった恋窪商太郎が執念で外道の悪党を懲らしめリベンジを果たす秀作金融ミステリ連作短編集。本書の8つの作品の中で無慈悲に殺された人が3人もいるという事で金権を守る為なら躊躇せずに殺人に踏み切るえげつない野郎どもが相手ですから、格闘家ではない普通の四十男・恋窪は荒っぽい奴らから殴る蹴るの暴行を受けて傷だらけですが人でなしの外道を叩き潰す気概と根性と負けん気の強さは超一流なのですね。著者の作風で少し惜しいのは物語に淡々と幕を降ろす癖ですね。

でもきっとそれは池井戸さんが大人で派手な演出がお嫌いだからなのか、もしくは敗者に向けた武士の情けからかも知れませんね。しかし東都首都銀行の峰岸・白山総業の中島らの人間が腐り切った外道どもに運悪く目をつけられたら命が幾つあっても足りないなと心底ぞっとしますね。逆に後輩・松木と元部下の河野の協力と存在が恋窪にとって誠に大きかったですね。また恋窪の巨悪を許さぬ猛々しい性格とは真逆の駐車場の誘導係に甘んじようが年下の中西課長から揶揄されようが少しも腹を立てずに涼しい顔で穏やかに受入れる姿勢を私は見習いたいですね。

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2019年08月10日

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池井戸潤の仇敵を読みました。

主人公の恋窪商太郎はメガバンクの辣腕銀行員でしたが、不正を暴こうとした相手の策略でいわれなき罪をかぶせられ、地方銀行の庶務行員として静かな人生を送っています。

ところが、突然元同僚の桜井から電話を受けたその日、桜井が自殺に見せかけて殺害されてしまいます。
恋窪は桜井の仇を討つために、一度敗北した相手の不正を再度暴こうとするのでした。
8つの短編で恋窪が相手の不正を暴いていく経過が描かれていきます。

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2019年04月09日

購入済み

面白い

少し、非現実的な殺人がすぐに起こっているが最終的にはすべてが結びついて一件落着

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2018年10月29日

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初期池井戸作品。得意とする銀行ものを描く。メガバンクの不祥事を暴き損ねた主人公、恋窪がかつての怨敵に再び挑む、というのが本筋で「半沢直樹」をもっと硬派にした印象を受ける。経理の勉強をしていると固有名詞とかが分かって読んでいて面白かった。連作の短編ものとなっているのでさっくりしているのも特徴でテーマほど難しくないのも良い。恋窪を筆頭に見どころのあるキャラが多いが一番響いたのは、一瞬しか出てこなかったある会社の常務。志半ばで死んでいった部下を想い放つセリフが良かった。実に良かった。

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2023年11月10日

Posted by ブクログ

池井戸潤さんお得意の金融系連作ミステリかつリベンジ系
ミステリと言うよりはどちらかと言うとエンタメに近いかも

自分が読んできた池井戸さん作品の中では専門知識が要される作品の感じでちんぷんかんぷんなところもあったがそれでも面白かった

松木、河野の人物像も良かったなぁ

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2023年10月26日

Posted by ブクログ

短編だけど大筋が有るので、ドラマ向けの作品だと思います。
主人公は静かに燃えるタイプで、後輩の面倒見が良いので、上司に居たら良いな。
終りかたが少しあっさりして物足りなさを感じたけど、リアルはこんなものかも。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

庶務行員による組織的犯罪へのリベンジという設定は面白かった。ただ、敵役の悪事性を考えると、主人公はとっくに殺されていないと不自然。そのあたりの矛盾が気になった。

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2023年04月18日

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池井戸潤さんの本は本当にハズレなしです。
こちらは現在中小銀行の庶務行員、
元大手一流銀行のエリート行員だった恋窪のショートストーリー。
短編が時系列に進んでいき、1話毎に仇敵と又渡り合う事になっていきます。
銀行の悪い権力者と渡り合うストーリーは痛快、サクサク読めました。

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2022年08月23日

Posted by ブクログ

audibleで読んでいない池井戸さんの小説を探したらこれでした。つまりaudibleに載っているのはほぼ読んでしまっていたわけですね。
大銀行の企画部から地銀の1支店の案内係の主人公が、銀行員としての経験を活かして様々な問題解決をする。
そしてパンドラの箱を開けて不正を解明し、逆に大銀行を追われた主人公は、この地銀の課題を解決しながら次第に自分が追われた大銀行の役員の不正解明をして…。
サラリーマン小説としては痛快で気持ちの良いストーリーでした。

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2022年03月05日

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金融ミステリというジャンルを初めて知った。
知識がない人間でもサラーっと読めるのは凄い。
ただもう少し人間同士の感情的部分に読み応えが欲しいな〜と個人的には思った。
説得で大体どうにかなる義理人情の万能感があまり自分には合わなかったという感じ。

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2021年04月17日

Posted by ブクログ

これも、池井戸潤の初期の頃の作品。

架空通過同様、「警察は何やってるの?」という感じで素人探偵が巨悪に立ち向かう話です。

何件の殺人がありますが、主人公の恋窪だけは殺されません。
巨悪側から見たら、真っ先に殺すべき相手と思いますが…

ストーリーとしては、大筋があって複数の短編がその大筋のもと紡がれている感じです。
話としては、面白いです。

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2021年03月30日

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ネタバレ

恋窪の優しい人柄と松木の後輩感!
もともとエリート銀行員だった恋窪は、罪を着せられ地方の庶務行員として働いている。
銀行員の松木はそのことを知っていて、恋窪のことを信頼し、たびたび相談しにやってきた。

庶務行員と銀行員の間柄の2人。同じ会社だが部署は違い、共通点は多くない。
しかし松木は仕事で行き詰まると恋窪にアドバイスを求めてきた。それに恋窪は答え、時には共に問題を解決に導いてきたのであった。
上司と部下のような掛け合いは、穏やかでとても面白い。

『仇敵』には、ミステリー要素も大きく絡んで来る。

人が死んだり、暴力表現があったりなど、こんなのすぐ警察沙汰になるだろうと思われる描写も少なくない。

穏やかな掛け合いとダークな世界観のミスマッチング。この小説では良い味となっている。

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2020年04月01日

Posted by ブクログ

物足りない(笑)
池井戸さん得意の金融ミステリー&鉄板の復讐モノ
しかし、それが故に物足りないです。

短編連作形式の長編金融ミステリー。短編それぞれでまとまりながらも、ストーリ全体で巨悪に挑んでいく物語。
構成としては「7つの会議」と同じような構成です。

ストーリとしては、エリート行員の恋窪は、いわれなき罪を着せられ、メガバンクを追われます。そして今では、武蔵小杉にある地方銀行の庶務行員となって静かに日々を送っています。
ここで必殺仕事人よろしく、庶務行員として庶務作業をひょうひょうとこなす一方で、後輩の松木にはエリート銀行員のキレッキレのアドバイスをあたえ、さらには、前の職場の部下の河野と一緒に、自分自身を退職させたメガバンクの裏に潜む悪に挑んでいきます。
悪人たちにどう対峙していくのか?
ハードボイルドのシーンもあり、最後は安定の終わり方。

物足りないのは、短編の完成度がイマイチで、全体の長編ミステリーがブチブチ切れる感じになってしまうところ。
さらに、悪者たちを追いつめるところが、あまりにあっさりなところ。もっと、恋窪自信が追いつめられながらも、這い上がって這い上がって、最後はこれでもか!ってぐらいにコテンパンに悪者をやっつけて欲しかったのですが、あまりにあっさり終わってしまいます(笑)

他の池井戸作品を知っている方は皆さんそう思うのでは?

本作を通じて「庶務行員」という職位があるのをはじめて知りました。さらには、銀行の仕組みも勉強になります。

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2019年03月16日

Posted by ブクログ

ハードボイルド的な、完全にそうでもない感じが少しイライラしてしまった。ドラマ向けな話の内容で、小説として中身の濃いものではない印象。

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2019年01月20日

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1812 銀行内の不正に立ち向かう話。分かりやすく程よい緊張感で読み易いが、ラストになって急にあっさりなのが残念。

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2018年12月19日

Posted by ブクログ

前職を追われた経緯をひっぱるだけ引っ張っておいて、最後はなんだかあっけない終わり方だったなぁ。もっと悪者を懲らしめた方が、池井戸潤の小説らしいのになぁ。

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2018年11月29日

Posted by ブクログ

あぁ〜すっきりした(^^)
池井戸潤作品の良いところは正義は勝つ!ってところですね。
本作も謂われもない罪でエリート銀行員が地方銀行の庶務行員となり、新しい一歩を踏み出した矢先に、元ライバルから電話が再び運命を揺るがすことに。

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2018年10月15日

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