池井戸潤のレビュー一覧

  • 果つる底なき

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    池井戸潤のデビュー作だが、そうとは思えないほどストーリーが精緻に構成されている。氏の作品にはあまり見られない恋愛の側面も織り込まれていることも興味深い。

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    2025年12月13日
  • 花咲舞が黙ってない

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    面白かった
    花咲舞ちゃんのキャラクターが痛快で良い
    ドラマは杏ちゃんがやってるというのは知っていたが、
    読んでいてピッタリだと思った
    短編なので1時間ドラマみたく読める

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    2025年12月12日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    ネタバレ

    友達から、社会人になる前に読んでおいたほうがいい!ってオススメされたので読みました。ドラマでも観たことはなかったので、評判的に楽しみに読みました。
    特に中盤の段々真相に近づいていくところはページをめくる手が止まらない!結末もスッキリするもので、流石の面白さでした。

    個人的には、半沢直樹よりも浅野支店長の心理描写がしんどかったです。なんか自分も彼のような閉塞感を感じたことがあったなと思い出してしまいました。家族との描写もしんどかった。結果的には、妻に救ってもらうかたちになりますが…。半沢直樹もそこまで鬼ではなく、情に流されてしまう(駒として有効活用しただけかもしれないが)ところがあるのが安心し

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    2025年12月08日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝が好きなのでタイトルに惹かれつつ、とはいえ小説で語れるものなのか?と半信半疑で読み始めたら、どんどん先を読みたくなって困った。10月の予選会での敗退から本選が始まる前までの2〜3ヶ月のことを、特に派手なエピソードもなく、群像劇ゆえに色々な立場の人物の視点から描いているだけなのに、なんでこんな面白いのか。
    まず、池井戸潤が「エゴの強いネチネチしていて嫌な人物」を動かし、「ヒールに仕組まれたピンチを、主人公サイドが知恵と信頼で切り抜ける小さな山場」を連続的に描くのが上手い。ここまでは周知の強みだろうけど、この作品はそれに加えて、箱根駅伝という現実のコンテンツが登場人物の造形や言動に説得力を

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    2025年12月06日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    ネタバレ

    明誠学院大学4年で陸上競技部のキャプテン青葉隼斗は最後の箱根駅伝の予選会で実力を発揮できずチームはわずか10秒差の11位で本選出場を逃す。監督の諸矢は引退し、箱根駅伝連覇を成し遂げた伝説のOBだが指導経験のない甲斐が後任となる。甲斐が率いる関東学生連合チームに選ばれた隼斗。最初のミーティングで甲斐が掲げた目標は本選3位以内相当。下位争いの常連である学生連合を率いる初心者監督の掲げた目標はチームの内部からも外部からも反発を受ける。チームキャプテンに指名された隼斗は崩壊寸前のチームをまとめるため奔走する。
    一方、箱根駅伝の中継を担う大日テレビでは、局内の勢力争い、ベテランアナウンサーの急病など、箱

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    2025年12月05日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    ネタバレ

    迎えた箱根駅伝本番の日。1区16位でスタートした関東学生連合チームは2区村井、3区富岡、5区倉科の好走に後押しされ往路6位と好成績を収める。予想外の学生連合の好成績はそれまで冷ややかな見方だった大日テレビ、そして本選出場の各大学に徐々に影響を及ぼし始める。復路6区の猪又が凍結した路面に足を取られ転倒というアクシデントに見舞われたものの、7区、8区が区間賞に迫る快走を見せ学生連合チームや目標の3位を上回る2位相当でゴールする。
    本物の箱根駅伝さながらに選手一人一人にスポットが当たる下巻。家族、先生、チームメイト、色々な思いを抱えながら走るランナーに胸が熱くなる。6区の猪又の激走には思わず涙したが

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    2025年12月05日
  • ハヤブサ消防団

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    映画1本見たような満足感。映像だともっとこわいんだろーな〜。ドラマは見たことないけど。
    ゾクゾクしながら読みました。

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    2025年12月05日
  • 果つる底なき

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    池井戸潤のデビュー作。江戸川乱歩賞受賞、1998年出版。

    この人、最初からすごいんだ!と驚いた。
    デビュー作ってことは、書いたときは素人。なのに序盤から本業の作家とした思えない水準の読み応え、引き込まれまくる。

    池井戸潤の真骨頂、銀行内部の情報はやはりすごくリアル。それだけじゃなく、ミステリーとしても面白かった。

    後半、真相が明かされていく過程のところがやや理解しづらかったり、前半に出てきていた登場人物が名前だけ出ても誰だかすぐに把握できなかったりといった、若干の読みづらさは感じた。でも大した不満ではない。

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    2025年12月05日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    ネタバレ

    単に箱根駅伝の話で、優勝目指す学校の話なんだろうなと思っていたが、まったく違った。
    最初からいきなり、明誠学院大学が予選落ちしたので、あれ?これどうなるの?と思ってしまった。関東学生連合チームの話だった。
    これを読むまで全く知らなかかった、連合チーム。学校もちがう、目標も違うチームで3位以内を目指す話だった。
    この本の最後、連合チームは寄せ集めじゃない、一つのチームで、各大学のチームメイトが集まってくれたところは最高に感動してしまった。

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    2025年12月04日
  • 下町ロケット

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    大逆転劇!
    ぶつかり合いながらもお互いに成長し合い、困難を乗り越えていく。
    チームビルディングの凄さを感じました。

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    2025年12月02日
  • 空飛ぶタイヤ(下)

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    大企業に立ち向かう中小企業の社長が、様々な不運や困難、妨害工作などにより窮地に陥るが、社員や家族に支えられてやがて大企業に一矢報いる。
    このストーリーは面白いのだが、やはり二番煎じにも感じられてしまい評価4とした。

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    2025年12月02日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    一気読みした〜!
    文章も描写も、キャラクター設定も上手すぎてするする読める。箱根関連で最近「風が強く吹いている」を読んだので、せっかくならと思いこちらにも手をつけてみることに。
    上巻のラストが大好き。

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    2025年11月30日
  • 鉄の骨

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    池井戸先生の作品は本当にページを捲る手が止められない。。

    談合をテーマにした作品
    自分もサラリーマンなので組織にいる人間として主人公の心情に共感できるところが多数。。(犯罪に加担するという点では無いです)

    ともあれ犯罪は犯罪
    法治国家である以上、法律は守らないといけない当たり前が、大企業の数々の不祥事で基盤が揺らいでいる時代

    改めてサラリーマンとしてあるべき姿を問わないといけないと思う作品でした

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    2025年11月30日
  • ハヤブサ消防団

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    いい。面白かった。宗教団体で決着する最後が良いかどうかは別として岐阜の田園地帯に起きたミステリーが、田舎の暮らしや景色と相まって、より一層、怖さが引き立っていた気がする。夢中になって読み進めた良質な内容だと思った。読書が楽しめた。

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    2025年11月28日
  • 新装版 BT’63(下)

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    絶望を生きた後に、希望はあるか。
    感動のラストへひた走る、著者渾身の超大作。

    タイムスリップした琢磨が目の当たりにしたのは、
    若き父・史郎が直面した試練の日々だった。
    闇の住人・成沢が仕組んだ罠、異形の殺し屋『猫寅』との戦い。
    史郎は愛する鏡子を守ることができるのか。
    そして、呪われたトラックBT21号の数奇な運命は――。

    池井戸ワールドの真骨頂!

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    2025年11月26日
  • 花咲舞が黙ってない

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    R7.11.24
    相馬が良い上司だ。
    1人の社員として自分の立場を気にするよりも、会社の未来を想う花咲舞も凄いわ。

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    2025年11月24日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    ネタバレ

    箱根駅伝当日

    選手の転倒は、実際に早稲田の選手が転倒した出来事がよぎるし、もともと学連を応援したい私としては涙なしには読めない話だった

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    2025年11月24日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝前日までのTV局と学連の話

    フィクションだが、ところどころ実際の出来事があって、「実際のこと」が分かるとさらに深みが増す

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    2025年11月24日
  • 鉄の骨

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    ネタバレ

    面白かった。
    談合とはこのような形で行われるのかと、勉強になった。
    ただ、萌の存在に最後までモヤモヤした。
    平太とちゃんと別れてないのにもかかわらず、他の男と付き合う。
    うーんという感想です。

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    2025年11月22日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    面白い!大好きな箱根駅伝をこの作者が描くなら絶対に面白いだろうと思っていたが、期待を上回る良さだった。TVドラマ化も予定されているとの事で楽しみだ。たくさんの登場人物のそれぞれに物語があり、下巻では駅伝のレースが描かれるのがとても楽しみ。

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    2025年11月22日