池井戸潤のレビュー一覧
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ネタバレ
上巻のワクワク感、期待感をよくまとめたなという視点で星4つ。上巻の満点から星1つ減ってはいるけど、しっかり各ランナーに感情移入しつつボロボロ泣きながら読んでた。
上巻は関東学連が集まって練習を始め、各々の考え方の違いで衝突はしつつも目標へ向かって進んでいくという内容。下巻は上巻の内容を含め、箱根駅伝往路復路全レースの様子を描く。うまく走れるランナーやそうではない人もおり、順位を上げたり下げたりしながらレースは進んでいく。ランナーの視点や主務の視点、前監督、テレビ中継など多角的に切り取ることで飽きさせない工夫がされていたと思う。
往路復路含めると全10区あり、全ての区間の走りを丁寧に -
Posted by ブクログ
ストーカーサスペンス × 経営サスペンス
ひとつの長篇にふたつの物語が進行してゐる。
たがひに絡みあったりはしないが、サスペンスが相乗効果をあげてこんがらがることがない。それだけでも技倆なのに、なほかつこれが相当おもしろい。
ひとつは電車の列にわりこんできた男を注意したことによる、相手の陰湿な復讐劇。それに対抗するサスペンスである。もうひとつは、出向先の融資企業で起こった帳尻の合はない経理。銀行にまつはる営業と総務のバトルサスペンスである。
さすが池井戸潤だと私はおもった。リーダビリティが高いし、ストーカーにしろ銀行にしろ、前者は家族の思ひ出をまじへることでリアリティがついてゐるし -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公:赤松徳郎の「守る」という執念が強く表現されていました。
この小説のモデルとなった事故のことは今でもよく覚えております。あれは衝撃的でした。この小説は事故の経緯やその後の自動車会社のリコール隠しも書いてあって改めて事故の衝撃を思い出させてくれました。
自分もこれほどではないけど似たような経験があります。学生時代の時ですが、バスを待っているときにそばを走っていたダンプカーのタイヤが突然パンクして、その破片が自分の顔に飛んできたことがあります。怪我はその時はなかったですけど、危ない!と思いました。今現在、自分は国道のそばに住んでいて、トレーラーやダンプカーなどの大型自動車がバンバン行き -
Posted by ブクログ
ネタバレこの事故は、2002/1/10に起きた「横浜母子死傷事故」を元に描かれたフィクションですが、登場人物やヒューマンドラマがフィクションで事故の概要はノンフィクションです。むごい事故でニュースや新聞記事のトップに取り上げられました。した。自分も印象に残っています。
あらすじ:登場人物は「赤松運送」社長が主人公で、そこの会社が所有しているトレーラーのタイヤが突然はずれ、横浜市の国道の歩道を歩いていた母親とその子供を直撃して、母親が死亡で子供が軽傷という何とも痛ましい事故で、加害者、被害者の人間関係を描いているのですが、特に加害者側の「赤松運送」について深く描いてました。事故の原因が「ハブ」と呼ば