あらすじ
ともに入行した産業中央銀行で雌雄を決することになったふたりのアキラ。そんな中、彬の実家に異変が起きる。家業を立て直すため、父から会社を継ぐことを決意する彬。バンカーとしての矜持を持ち続ける瑛と、若くして日本の海運業の一翼を担う企業を率いることになった彬の人生が交差するとき、ふたりの前に新たな難題が……。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
生まれも育ちも全く異なる2人のアキラ。
それぞれの極端な生い立ちの違いを、上手く絡ませて、新人の研修で出会いを演出し、伝説の研修を生み出す。上手く出来すぎた話ではあるが、引き込まれてしまう。
2人はバンカーとして活躍し始めるが、父親の死によって片方のアキラが会社を継ぐことになってから、同族会社の不始末に巻き込まれてしまう。
そこからどのように解決していくのか、クライマックスを迎え、ドキドキが止まらなかった。
面白く、非常に銀行の事について勉強になる。
いい小説です。
Posted by ブクログ
2人の天才の生い立ちを見て、頭の良い子は子どもの頃から違うなーと思ってしまいました。
親の会社を通して大変な経験をしたことが根底にあるのでしょう。
男性は本能的に大きなお金を動かしてビッグビジネスがしたいという野望を持っているものなのでしょうか?私にはストレスでしかないけど。
でもそんな私でも、困難を乗り越えようと懸命に考えるバンカーや経営者の姿は、魅力的だし少し羨ましいとも思いました。若い頃、もう少し勉強頑張れば良かった。
Posted by ブクログ
上下巻、面白くてあっという間に読み終わった。
どちらのアキラも魅力的だったし、清々しく良い終わり方だった。
しかし池井戸作品の悪役って、なんでこんなに頭にくるんだろ。
Posted by ブクログ
町工場の少年・山崎瑛と東海郵船の御曹司・階堂彬。全く違う環境で育った二人の少年は、産業中央銀行に同期入社を果たす。彼らは、東海郵船という巨大な会社を窮地から救えるのだろうか。
非常に痛快!
どちらのアキラも非常に優秀なので、度重なる困難も「どう乗り越えていくのか」わくわくして見ていた。階堂彬の叔父にあたる階堂普と崇は、優秀な兄・階堂一磨に多大な劣等感を抱いていた。彼らに経営センスはまるでなく、典型的な無能な二代目。一磨や彬の助言にも一切耳を貸さず、破滅に向かって一直線だ。彬の弟・龍馬を唆して連帯保証人にした時は、思わず舌打ちをした。彼らを真正面から叩いていく彬に拍手喝采。頼む、この会社を再生してくれと祈るように頁をめくった。先が気になって、頁をめくる手が止まらなかった。
山崎瑛は、よくまっすぐ成長したものだ。
父親の工場が潰れ、夜逃げした先にも借金取りがやってくる壮絶な体験を幼少期にした。努力の方向性も正しく、立派に学問を修め、大手の銀行に就職できた。ただ勉強ができるだけじゃなく、瑛はとても有能だ。人生のロードマップみたいな物ができている人なんだと思う。進むべき道が見えていて、そこに向かってまっすぐに努力できる人なのだろう。
階堂彬の社内改革の話も読みたかった。
東海郵船がもっと落ち着くまで全部読みたかった。二人のアキラの働きでブラッシュアップされたロイヤルマリン下田も見たかったなあ。ところで、私はゴミ屋敷や散らかった家を業者や整理収納アドバイザーが片付ける動画が好きだ。何かが機能的に美しくなっていく様が好きなのだと思う。倒産しかけている東海商会や東海観光、階堂龍馬によって取引先からの信用を失いつつある東海郵船の再生は、その動画を見た時のような爽快感を与えてくれた。是非、綺麗に着地するまで詳細に読んでみたかった。
Posted by ブクログ
銀行と会社
まさか新入社員研修の時の設定になるとは思わなかった。
まわりの人がやめた方がいいと言うことは、自分は大丈夫と思っても止めた方がいいんだろうけど、難しいよね。
やめろと言われると余計にやってやるって熱くなりそう。
Posted by ブクログ
半澤直樹などの名著を書き上げた、池井戸潤さんの作品ということで気になって読んだ。銀行と会社との関係をこれほどまでに鮮明に描けるもんなのかと驚きと共にページを進める手が止まらなかった。
会社をどう立て直すかを試行錯誤するというのが、この話の一番主なところであって熱いところだが、経営者の子供に生まれたために、経営者として生きていかなければならないという宿命に抗う階堂家の意地や、兄弟間での嫉妬など人間味の溢れるストーリーも描かれており大変見応えがあった。晋が彬の助言を受け入れて、階堂家の呪縛から解き離れた時の、負けを認めた勇気には感動した。他にも池井戸潤さんの作品を読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
映画もドラマも見てるからどんな話か知っているのに小説は小説で面白く読めた。
映像作品では時代設定がそれほど古くないけど、小説では電話をかける時に交換を呼ぶという表現があって、交換を通じて電話をかけていたのって一体昭和何年までだろう?とか考えてしまった。
今となってはバブル時代にバカの一つ覚えみたいにリゾート開発とかゴルフ場つくって、結局それがほぼ全部会社のお荷物になるってわかってるから、読んでて、やってることがどんなに危険なことかわかんないのかなーと思うけどまあ当時はわからなかったんだろうしね。今だから上目線で語るけどな!w
Posted by ブクログ
バンカーのことは何も知らない私でも
どんどん読み進めることができて、
どのページを読んでいてもワクワクハラハラの
下巻だったかなと思います。
2人のアキラが協力して諦めないところ、
醜い叔父2人を納得させてくれたところは
最高でした!そして、ガシャポンもー、、
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったで池井戸作品ハズレなし説
一流バンカーになったあきらとアキラが大企業を相手にやり合うのか、または敵対しバチバチやるのかと期待大で下巻を拝読。やはり親の会社を継ぐのね
敷かれたレールを進むのは良いようで悪いようで、おじさん達がいい見本。これまで誰も厳しくしたり方向を修正してくれたりしてもらわなかったからか、または誰の意見も聞いてこなかったからか、言い訳や景気のせい、誰かのせいにして自分は悪くない誰かのせいや!って逃げて本当ダサいよね
それの窮地を救いだす!あきらとアキラ爽快でした
Posted by ブクログ
ページを捲る手が止まらない一冊だった。
上からの伏線回収が止まらない。
懐かしい人々がたくさん登場し、彬と瑛がようやく同じ場面に登場する。
やはり、小節ごとに分かれて描かれていた人物が出会い、同じ場面に登場するとワクワクする。
特に研修の2人の発想には惚れ惚れする。
次はどんな手を繰り出してくるんだろう、と先を読む手が止まらなかった。
こんなに爽快感のある本は初めて読んだ。
池井戸潤さん、ありがとうございます!
Posted by ブクログ
上下巻の感想です。
いつもの池井戸さんの作品と違うのは、主人公が2人いて、それぞれの幼少期からの長い時間が描かれているところ。
いつもお馴染みの「課題満載」、「嫌なやつあり」、「バンカー登場」という構図ですが、切り口の違いでこんなに面白く、途中で飽きる事もなく、のめり込んでしまうのはなんでですかね。
Posted by ブクログ
面白すぎた……‼︎
彬が会社を継ぐことを決意したところから面白さが加速した。
難しい言葉はいっぱい出てきたけれど、アキラ達の戦いには迫力があって読む手が止まらなかった。
2人ともカッコ良すぎる、、、
Posted by ブクログ
映像化された話題のドラマは観ていたのですが、池井戸潤さんの作品を「読む」のは今回が初めて。
文庫本を常にカバンに入れて、隙間時間でのちょこちょこ読みだったのですが、毎回、続きが早く読みたくて、本を開くのが楽しみになるぐらい、ストーリーに引き込まれてしまいました。
メガバンクの法人営業部門と同族経営の企業グループを舞台にした経済ドラマ。
企業向け融資の現場で起こる悲喜交々が描かれた硬派で爽やかな物語でした。
個人的な感想としては、緊張感のある会話のシーンが良かったです。表情や仕草を描いている文章表現がとても。読みながら臨場感を感じました。
銀行員になった二人、そして運命を受け入れ事業を継ぐ彬と彬の会社の為に奔走する晃。虚栄心と嫉妬心にまみれた叔父や弟。人間の心と企業のあり方をテンポよく表現するこの作品は本当に飽きがこずあっという間にひきこまれます。
Posted by ブクログ
主人公2人の宿命を受け入れ
それをまっとうしようとする姿が
とてもかっこよかった
彬は社長の息子であるからこそ
その会社を継ぎ、会社、社員またその家族を守らなければならない宿命を負い、
瑛は、自らが倒産による家族の崩壊を経験したからこそ、同じ立場の人を救わなければならないという宿命を負う。
宿命と戦うことは難しい。
ときには敗北を認めなければならないときもある。
どう向き合いどう戦うか
自分の実力を認め、他人の意見に耳を傾け、最後まで諦めないことが大切だと思った。
Posted by ブクログ
上巻を読んで休む間もなく1日で読んでしまうほどのめり込んだ一冊でした。 お金と幸せ。 どちらも大切ですが、どのように掴むかで人生が大きく変わりますね〜
Posted by ブクログ
あっという間に読めた
最終稟議が思わぬところで繋がりを見せたことにおおっ、となった。
失敗は誰にだってある。
それを認めて敗北を宣言する勇気はどれほど大変なものか。
「まだやれる、まだやれる」が単なる暴走になってしまい取り返しのつかないことになる。
結局そんな不要なプライドが邪魔をして多くの人に迷惑をかけてしまっていることにも気付けない。見切りって難しいな。
自分にも何となく思い当たるフシがあるから、歳取ってくると余計にプライドが邪魔してしまうんだよ。そんな強情な年寄りにならないように周りの人の意見に耳を傾けることは大事だなと思えた。
もう少し子供時代のストーリーとの繋がりを感じたかったので▲1
Posted by ブクログ
ヒューマンストーリー。ただ、最後の終わり方までが強引な印象を受けました。あきらとアキラが組んでからは話がスムーズに進みすぎて、少し物足りなさを感じたものの、とても面白く読めました。
Posted by ブクログ
池井戸潤さん、すごいですね。
2022年に映画化された作品とは知りませんでした。
筆力というか、引き込む文章力がすごい。
銀行マンの仕事がよくわかる。
銀行の世界は知らないので、書かれている状況が
本当のことに近いかどうかはわからないが
とにかく、引き込まれました。
かつて実家の稼業が連帯債務により倒産したあきらと
裕福な海運会社の3兄弟の長男の子として生まれたアキラ。
それぞれの家の事情や、しがらみや、家族環境が丁寧に描かれ、二人は同じ銀行に入る。
新入社員研修での対決で存在感を示した二人。
そしてそれから怒涛のように流れる時間。
懸命に生きるという気持ちが伝わってきて
銀行志望の大学生に読んでほしいと思いました。
Posted by ブクログ
銀行の利益のためだけにお金を貸すバンカーと人のためや社会のためにお金を貸すバンカーがいるということを知ることができた。
人情に溢れる傑作でした。
Posted by ブクログ
ガシャポンがここで出てくるとは!
ふたりのあきらと共闘、ワクワクしました。
にしても叔父さんたちのちょろさというかクズっぷりが酷い。詐欺とか背信とか普通なら懲戒免職ものだと思うけど身内を理由に許せるものなのか・・?
Posted by ブクログ
激昂、激昂、激昂。
作中で繰り返されるのは、大声を出せば相手が黙ると思っているおじさんたちの熱い激昂。しかし、旧態依然としたおじさん達を、静かな知性が一掃する。
気質的に難しい「女性」という存在を極力排し、男たちのエゴと信念のぶつかり合いに終始している構成が心地いい。
「声の大きさ」を武器にする前時代の遺物に対し、二人のアキラはどこまでも爽やかで、冷静で、そして圧倒的に優秀だ。その対比を眺めるだけでも十分な読み応えがあった。
「倍返しだ‼︎」で有名な作品も含めて、ドラマや映画化が多くされる池井戸作品に出会うのは初めて。
その勧善懲悪の分かりやすさは、エンタメとして心地よくもあり、同時にある種の物足りなさも残った。
だが、この徹底して男たちの生き様に絞った構成には、この結末が相応しいのである、と、思った。
Posted by ブクログ
一気読みした上巻に続いて下巻も一気に。とても良かった!!!銀行さんの仕事内容にこんなにもドラマがあるなんて、、、なんて、なんて、かっこいいのでしょう。お仕事物は自分の仕事へのモチベーションにもなるのでやっぱり定期的に摂取したいものですね。
Posted by ブクログ
下巻読み終わりました。面白かったです。
池井戸先生の話にハズレはありませんね。ドキドキハラハラしながらも、きっと2人のあきらくんが何とかしてくれる!と信じて読み進めました。
バブルの話が描かれているのでかなり昔に書かれた話のようですが古臭さを全く感じませんでした。出てくる人物たちも鼻についたりムカつく方たちもいるにはいましたが、読み終わってみれば皆んな自分の範囲内で必死に頑張っていたのかな…と思います。
ドラマ化もされているようなので、見たいような小説のイメージをぶち壊すようなドラマ化なら見たくないような…。複雑な心境です。
Posted by ブクログ
共に産業中央銀行に入社したふたりのアキラ、山崎瑛と階堂彬。時は空前のバブル期を経て株価暴落へ…。その頃、大手海運会社「東海郵船」の社長だった彬の父が病に倒れる。次々に降りかかる困難の中、彬と瑛の運命が交差する…。
最後の最後までハラハラドキドキが止まりません!何、この良本!
ストーリーの展開が早いので、これまた次が気になってページを繰る手が止まらない!
アキラとあきら、今までこの本を積読してたことをひたすら後悔する作品でした。
…さ、映画見よっと。
Posted by ブクログ
とにかく痛快で、非常に元気が出た。
最悪で成功の見えない「お荷物」にも果敢に向き合う2人のアキラがあまりにも素敵。
自分の宿命を果たす仕事は何か?と考えるきっかけを得られたなぁ。
それにしても良い経営者は良い部下を側に置く(その審美眼がある)、ということには非常に納得した。
Posted by ブクログ
第八章ロザリオで涙。ヤスさん最高です。
その後のまさかの展開の繰り返しにドキドキが止まらず一気に読みました。
池井戸作品一作目でしたが、解説もわかりやすく他の作品も読もうと思える作品でした。
Posted by ブクログ
下町育ちの苦労人アキラと、裕福な家庭産まれのアキラが銀行で出逢って、倍返しだ〜!とかやる話かと思っていたら、なんとも爽やかで希望に満ちたストーリー。
きっと現実はここまで綺麗には行かないことばかり。それでも心と小説の中くらいは、情熱や信念を忘れずに仕事をしたいな。明日の仕事が少し前向きになる、良い話でした。