池井戸潤のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレドラマを先に観ていてすごく面白かったので文庫本を購入。最近続編が出たので、続編のまえに読まねば!と、買った文庫本ではなくAudibleにて聴きました。
ドラマの印象が強くて、キャストに脳内で変換しながら楽しみました。
三馬太郎は中村倫也に。
賢作さんは生瀬勝久に。
勘助は満島真之介に。
真鍋は古川雄大に。
彩は川口春奈に。
ドラマと小説とで結構違うところがあって、
ドラマでは消防団の省吾が結構なキーマンなんだけれど小説ではほんのちょびっとしか出ないとか、
小説にしか出てこない郵便局長とか。
教団の描写もかなり異なりました。
ドラマのほうがサスペンス感があってゾワッとする仕上がりなので、小説のほうを後に読むと、ラストは、あれ?これで終わりなの?って思ってしまう。
のどかな田舎が新興宗教に侵食される恐怖は、ドラマ版のほうが強く出てます。
小説のほうがよいところは、ハヤブサという山あいの農村の風景描写かな。地元がハヤブサ地区のような田舎で、どの家にも軽トラがあって、いろんな持ち回りの当番があって。地元の風景を思いうかべながら楽しみました。
続編を読むのも楽しみです。
-
Posted by ブクログ
銀行から小さな電子部品の会社へ出向している倉田は、ある日電車で割り込みをした男に注意したところ、家までつけられ、花壇をめちゃくちゃにされる。一方で、仕事でもソリの合わない営業部長絡みで在庫が合わず、営業部長を問い詰めても埒が明かない。そんな中、家の周りをストーカーのようにうろつく男の行動がエスカレートしていく。
さっぱり系のタイトルだが、黒い雨の表す表紙のように、思ったよりものっけからドロドロしていき、あれあれなんか不穏だぞという話が続く。それは会社の方も同様で、倉田を敵視する真瀬の行動もエスカレートしていく。
おうおう嫌な感じだねえ、これって2つが交差したりするの?と思っていると、中盤あたりで割と軽い感じに転換していく。
というのも、やはり会社のほうが倉田の味方が思いの外有能なのと、池井戸潤らしい銀行やお金のフローの話がメインとなって、そういう職業でなければそうなのね、と軽く流して読めてしまうところがあるだろう。
オチについては言及を控えるが、スカッとする話でもなかったのは逆に良かったかな。あまり良い風にすべてがリンクしても不自然だし。
今風の重すぎないミステリ+銀行仕込のビジネス小説ってところ。 -
Posted by ブクログ
安定の面白さ!!
もう本当に嫌な奴がたくさん出てきて、嫌な思いをさせられてるけど、佃製作所はまっすぐ誠実に進む。帝国重工の財前も変わらず実直な人。
前作の終わりから伊丹には本当イライラさせられたが、そのおかげで天才島津が佃製作所の仲間になってくれたし結果オーライかも。
日本の農業を救おうと、無人農業ロボット開発を始めた大企業の帝国重工の財前と、エンジンとトランミッションを供給する佃製作所。
一方、下町の底力を見せつけようと同じく無人農業ロボットを開発を発表したのは佃を裏切った伊丹たち。
そもそもの考えが違う。農業のために動くか自分たちを誇示するためか…
でも、帝国重工も財前と藤間以外は本当嫌な奴ばかりで、帝国重工自らがプロジェクトの足を引っ張るようなかき回しっぷり。
相変わらずイライラさせられてもスッキリ終わるので安心して読めた笑 -
Posted by ブクログ
面白かったです
私はTVドラマを観ていないのですが
杏さんが主演をしていたのを
なんとなく知っていて
脳内ではずっと杏さんがお話しを
進行してくれました
ストーリーは銀行員の主人公が
次々に起こる不祥事や不正をまっすぐな
正義感で保身や私利私欲に走る
悪党を許さない
時には自分達の無力に打ちひしがれる‥
こんなお話し
感想としては
私は年老いたサラリーマンで
主人公の様なキラキラまっすぐ純真正義
にはついていけませんでした
たしかに◯◯年前なら仲間達と夢や未来を
赤ちょうちんで語りあったものです‥(笑)
ですが今はサラリーマンにおける自分の立場や
組織の体質や染み付いた事なかれ主義に
いつの間にか花咲舞さんに糾弾されそうな
側にいる事に気が付きました
つまり自分の会社員としてのまっすぐ具合を
検証させられてしまいました
いえ 私は悪い事はしていませんが
この作品を読んだ皆さんはどうなのでしょうか?
あと半沢直樹が出てきたのは面白いです
こちらもTVドラマは見ていませんが
名前と倍返しだ!くらいは知っていました