池井戸潤のレビュー一覧

  • 新装版 BT’63(上)

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    池井戸先生の本にしては珍しくファンタジー?とも思ったのだけれども、年老いても尚、しっかりとした記憶を後付される銀行家が登場するとは、やはり
    「らしい」感じがした。
    昭和の高度成長期の運送業に携わった男が直ぐ側で見た事件のその真相、そして出会った男たち、母と子。少しホラーじみたシーンもあり、一気読み必至。古き良き時代というよりも昭和のオリンピックを目前とした東京近辺の田舎じみた風景も目に見えるような、殺伐さも感じられる。

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    2024年01月10日
  • 新装版 BT’63(下)

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    思いもよらない方向に物語が進み、ハラハラドキドキしながら一気に読みました。
    単に過去の出来事が明かされていくでなく、現代でも物語が進んでいくのがよかったです。

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    2024年01月01日
  • 新装版 BT’63(上)

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    単なるタイムスリップものなのかな、と思っていたら、過去の世界で見える出来事がどんどん事態が重たい方向へ進んでいって驚きました。この先どうなるんだろう、これ以上何が起こるんだろう、とどんどん読むスピードが早くなっていきました。

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    2023年12月31日
  • 最終退行

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    池井戸さんの作品らしく、最後までドキドキしっぱなしであった。さらに、現実離れしている場面が少しあり、読み終えるまで飽きなかった。

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    2023年12月30日
  • 株価暴落

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    エンタメとして純粋に面白かった。ひとつだけ気になったのは、「純粋に悪い人/敵」としての人物を便利に登場させすぎてしまっているように感じたこと。明確な犯罪やコンプライアンス違反を犯すには、かなり強い動機や思い切りが必要な人が多いのでは?

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    2023年12月05日
  • 新装版 不祥事

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    ドラマ「 花咲舞が黙ってない!」の原作。銀行を舞台にした勧善懲悪の短編集。池井戸作品らしい、水戸黄門っポイ感じで安心して楽しく読めました。

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    2023年11月11日
  • 半沢直樹 2 オレたち花のバブル組

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    いやぁ、面白かったぁ。
    銀行のあれこれって難しいんかなと思ってたけど、素人にでもわかりやすく記されていて読んでいてとてもスリリングでした。
    にしても半沢さんすごいなぁ
    これからどうなっちゃうんだろう

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    2023年11月10日
  • 架空通貨

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    物語の設定がうまい。
    (初めからドキドキしちゃうけど、そこにはやっぱり踏み込まないよね!というギリギリな感じがすごい!笑)

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    2023年11月09日
  • 半沢ニャオ樹(1)

    ネタバレ 購入済み

    ついに猫バージョンまで。

    賄賂がニャンプチなのが猫界ならではですね。頭取がライオンなのが地味に面白かったです。土下座がなかったのが残念。

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    2023年11月07日
  • 民王

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    最後の戻るとこは物足りなかったけど、これもめちゃくちゃ面白い!政治の話で分からんなぁって思いよったら、まさかの親子入れ代わり?脳波テロなんて思いつく凄いわ池井戸ワールド!早速シベリア編を読むぞ

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    2023年11月07日
  • 空飛ぶタイヤ(上)

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    トラックのタイヤの脱輪により母子死傷という悲しい事故を起こしてしまった小さな運送会社。事故の原因を調査してもらうも、整備不良と診断され、世間からのバッシングもあり、窮地に立たされてしまう。だがしかし、本当は原因を調査した自動車メーカーが何か隠蔽しているのではないかと、疑惑が膨らみ、下巻へ続く。
    運送会社はまだまだ窮地に立たされていて、見えた希望も潰えてしまいかねないし、死亡事故になってしまったのは事実なので、下巻でどうまとめるのか楽しみ。

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    2023年10月29日
  • 新装版 BT’63(上)

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    上下巻合わせての感想

    父の遺品の影響で40年前の父を見ることになる
    40年前にタイムスリップというよりは父の目線で過去に介入することなく、昔の映像を見ているよう

    上巻の最初は少し退屈に思いながらも主人公や父親の日常・・・という感じだったが、少しずつ不穏な気配がする

    そして想像を絶する事件が起こる!
    この展開にはびっくりした!

    自分が知っている池井戸作品っぽくないけど、まんまとストーリーに引き込まれた!

    お父さんすげー!!がリアルな感想

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    2023年10月26日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    頭の中で半沢直樹が堺雅人さんと置き換わって、心にスッキリする言い回しで、10倍返ししてる図が想像できました。
    初心者にもわかりやすく説明があり、とっても面白かった!

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    2023年10月23日
  • 民王

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    めちゃめちゃ面白かった。首相とその息子の頭の中の交換された様が笑えた。実際にこんな総理がいたら、日本も多少なりとも変わるかな

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    2023年10月18日
  • 架空通貨

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    ●前半はよし、特に取引の複雑さがどんどん明かされていくストーリーはハラハラで面白い。
    ●その分、後半のあっさり感はいただけない。まあ、仕方がないんだろうけど、もうちょっと他になかったかな…
    ●最初はなんだこれって思った女子高生がめっちゃいい味出してる。ドラマ化するべき。
    ●地域通貨が出来上がっているカラクリはお見事。よく思いつくなあと感心する。

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    2023年10月14日
  • 新装版 BT’63(下)

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    辛く悲しい父の過去を巡る話。闇の住人が恐ろしく明るい要素があまりないけど、ナレーションも良く聴き応えがあった。琢磨側の現在の話は淡白なのが少し残念。

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    2023年10月09日
  • 新装版 BT’63(下)

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    後編。
    息子、琢磨は父の冒険を共に経験する。
    会社の業績低下。
    DVから逃げてきた薄幸の親子との出会い。
    そして社員が密かに関わっていた、ヤクザとの関わり。

    BT'63という個性の強いトラックは、その全てに関わる。
    降って湧いたような殺人事件から続け様に起こる不幸。


    物語は、主人公の再出発と、親子愛に包まれ感涙。

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    2023年09月28日
  • 新装版 BT’63(上)

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    精神を病んで離婚もし、しばらく入院生活を余儀なくする主人公、大間木琢磨。ある日、父親の史郎の遺品を見ていたら、夢とも区別がつかぬ幻想を見る。
    あまりに現実的でリアルな印象のそれに取り憑かれる。

    アメリカの有名な映画「クリスティーン」を彷彿通させる旧式のボンネットタイプのトラック「BT'63」を中心に繰り広げられるファンタジー作品上巻。

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    2023年09月28日
  • 新装版 BT’63(上)

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    最初は状況掴めなかったけど、過去の父と現在の子供が謎を追いかける話と分かってきた。時代背景から昔の作品だと感じるが、先が気になる展開。

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    2023年09月25日
  • 新装版 BT’63(下)

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    ネタバレ

    BT´63は主人公と過去の父親を繋げることができた。

    父親は主人公に過去を語らずに生涯を終えた。

    過去の父親の姿を鑑賞することで、断片的に出来事を読み取ることができた主人公は、父親を詳しく知ろうと手がかかりを探して行動していく。

    仕事が生きがいであった父親の会社は倒産することになる。主人公は過去を知った上で、結末を変えることができないのは残酷だと感じる。

    過去と未来が交わることはない。
    私はこの本を読み、村上春樹の海辺のカフカを思い出した。

    BT´63と主人公が出会った時、何かが大きく変化するのではと読者に匂わて、実際はストーリーに影響しない。期待を裏切られた感じがある。

    話が膨ら

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    2023年09月22日