池井戸潤のレビュー一覧
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ネタバレ前作に引き続き面白かった。
1作目は、半沢ヒーロー!って感じで半沢かっこいいの気持ちが100%で終わったんだけど、今回はそうでも無かったかな。半沢もちょっとどうなんってところが目に付いて。
まず、まじで半沢(周りの人もだけど)全然謝らんなって。謝ったら死ぬんか。謝れるだけでこの世界相当上手く生きれるんちゃうの。夏休み無くなって家族旅行いけなくなったのとか、謝っておけよと思う。飲食のバイトとかできなさそう。謝るだけで収まる場面で変ないざこざずっと起こしてそう。
あと、
家族を人質に報告書を隠滅する大和田常務と
娘を人質に岸川を強請る半沢と
結局一緒なんよなって思う。
正義のためなら何やっても良いのなら、正義の定義付けが重要になってくるけど、たぶん正義って立場や状況によって変わってくるんだよね。
って思ってたら、やっぱり今回の半沢を正義と思わない人たちの話が出てきて、半沢が異動になるんだね。よくできた話だ。 -
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2026.10.25 長瀬智也、最後の映画主演作! 巨大企業のリコール隠しに立ち向かう、池井戸潤原作の社会派ドラマ
タイトルからは、想像出来ない、メーカーと中小との真相巡る戦い、親会社の銀行巻き込んだ素晴らしい小説だー
走行中の大型トレーラーが脱輪し、はずれたタイヤが歩道を歩く若い母親と子を直撃した。トレーラーの製造元ホープ自動車は、トレーラーを所有する赤松運送の整備不良が原因と主張するが、社長の赤松は到底納得できない。独自に真相に迫ろうとする赤松を阻む、大企業の論理に。会社の経営は混迷を極め、家族からも孤立し、絶望のどん底に堕ちた赤松に、週刊誌記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。(講談社文庫) -
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「物語」のすべてが Back To
現代から過去へ 父から息子へ
記憶の鍵 喪失と再生 崩壊する家庭
「BT21」という車番に目を留めた。BTはボンネット・トラックの略、21番は、平と片岡が担当していたトラックだ。
「BT21」 桜庭は再び、その車番を口にした。「そいつは呪われたトラックだ」
「私は長く入院生活をしていました」 桜庭の表情にわずかばかり、満足そうな色が浮かんだ。琢磨は、発症した経緯、現況、そして夢で見た相馬運送のことを話した。そこに出てきた三つ葉銀行、若き日の桜庭、ボンネット・トラックが居並ぶターミナルの光景。それを見つけるために羽田周辺を歩き回ったこと。そこで偶然、銀行の歴史展の資料を見せられ、その〝つて〟で、桜庭の連絡先を知ったこと。一昨夜、再び過去へ行った琢磨が、史郎に「宅配便」を教えたこと。
父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる――。父と息子の感動長編。 -
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自分の会社の事だから、世間一般の人とは違う、どこか特別な視点で作品を読んでいた気がする。
作中で描かれるような卑しさは、二年目の私にはまだ感じられない。だがもしまた同じような状況に会社が陥った時、普段我々が見ないもう一つの体質が顔を覗かせるかもしれない。
勿論、不祥事から会社全体を悪だと決めつけることは出来ないが、長年一つの会社で働いていると、その邪悪な体質に気付かぬうちに飼い慣らされていくのも事実だと思う。
結構な長編小説なので、途中飽きが来ることもあったが、最後はじんわりと目頭が熱くなるのを感じた。
会社に守られた私は、死に物狂いで働いたことはあったか?何をしても自分の生活は安泰だというこの意識そのものが、サラリーマンなのだと感じる。
自分のいる環境について一度立ち止まって思いを巡らすには良い体験だったと思う。
•どんなことがあろうと、常に目指すべきはことの本質だ。形式や先入観にとらわれた時、その本質は見失われ、安直だが見当違いな結論だけが目の前にぶら下がってるわけだ。
•大企業にいる時に周囲を囲っていた見えないバリアが取り払われ、世の中の荒波と強風がまともに吹き付ける中、大型客船から帆船に乗り換えたようなものだ。生きることとはこういうことかと思った。その厳しさを認識こそすれ、嘆く暇も恨む余地もなく、ただひたすらがむしゃらに、無骨に奔走してきたのだ。
•会社の都合と個人の都合を使い分け、体よく、つつがなく、定年まで勤め上げようというサラリーマンそのものだ。 -
Posted by ブクログ
ドラマ化されて世間を賑わせたタイトルは知っていたものの、実際に小説を手に取ったのは今回が初めてだった。ページをめくる指が止まらないほどの痛快さだった。
誇張も含まれているだろうが、銀行の描写は細やかで臨場感に満ちている。特に人事の描かれ方は現実の銀行員たちも思わず頷く部分があるのではないか。
上下関係が絶対的に支配する組織の中で、理不尽に頭を下げるのではなく、自らの正しさを信じて迷わない半沢直樹はカッコよかった。自分ならその場を丸く収めるために、軽々しく謝ってしまっているだろう。
理不尽に抗うことは容易ではないが、正義を貫くことの清々しさと、信念を持つことの大切さが描かれていた。 -
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ネタバレ池井戸潤では珍しい、タイムリープ要素が含まれた作品。 BT21というトラックがキーとなり、親子の記憶を繋ぐ。
上では病み上がりの主人公の記憶の混濁、父親の制服を着たことで見ることができた父親の記憶が主軸だった。主人公よりもその父親が過去に運送会社でどのようなことをしていたか焦点が当てられていて面白かった。池井戸潤シリーズには必ず出てくる会社の経営状況、銀行員も良かった。
今で言う闇バイトのようなことをしていた従業員、そして経歴を全て偽って入社していた犯罪者、そこから発生していく様々なトラブル。新規事業個人宅配が銀行にも評価され、これから、と言ういい面もある一方、社内のトラブルは解決できておらず、警察に疑いもかけられているので果たしてどうするのか・・・続きは下