感情タグBEST3
半沢シリーズはだいたい中盤から後半にかけて、展開が加速していくイメージでしたが、今回は待ちに待っていたせいか、最初からワクワクドキドキしながら読みました。途中2回ほどスカっとする場面があり、中だるみする箇所もなく一気に読み終わりました。
Posted by ブクログ 2024年03月15日
今度の敵は悪徳政治家と国交省大臣、その私設諮問機関とさらにスケールアップ。徹底的に悪役を糾弾してくれるので気持ちが良い。現実でも半沢みたいな人が出てきて、裏金疑惑やら何やら完膚なきまでに打ちのめしてくれたらいいのに。帝国航空社長は序盤だけの登場でほぼ財務部長が同社の顔となっていたが、再建のための意...続きを読む識改革は現場から自発的に起こってきていたのか。旧Sとか旧Tとか心底下らないと思うが、合併銀行あるあるなのかな。スピンオフではなく続編早く出ないかな。
Posted by ブクログ 2024年01月04日
«どこまでも堅実に誠実に。仕事内容に「プライド」を持て»
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※この物語はフィクションです。実在する人物及び団体とは一切関係ありません
この一文を再確認しないと、今にも怒髪が天井を突き破りそうな方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
私もそのひとりですが、安心してください、フィ...続きを読むクションです(再掲示)
ジョージ・オーウェル先生の『動物農場』を読んだ時にも感じたのですが、(ロシア革命を上手いこと風刺した名作です。)筆が立つ小説家の方は、人の感情を操作するのがほんっとに上手だなと思いました。(拍手とともに)
本題ですが、今回ガッツリネタバレを含んでおりますので、以下未読の方はご注意ください。
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今回の話は今までの難題のようにひとつひっくり返せば万事上手くいくという訳にいかないのが難しいところだったなと思います。
根幹の(経営者が)気難しい航空会社の再建のみならず、(むしろここを早々に味方につけられたのは少し意外!)
折り悪く政権交代をきっかけに絡んでくる議員の皆様、(顔と前職の評判だけで議員を選んじゃダメ!の好例かと。見極め大事ですね。)
そしてまさか身内にまで問題を抱えていたとは……(組織全体がピンチなのに、自己保身と半沢憎しで身内まで潰そうとする曽根崎と紀本は本当に何なんでしょうね)
四面楚歌の状況でも、冷静にひとつずつ問題を切り崩していく半沢に、今回も勇気づけられました。全て解決とまではどうしてもいきませんでしたが、これを機に色々な部分が見直され、再建されていけば良いなと思います。
今回の話を読んであらためて「プライド」というものを考えた時、これは所蔵する組織や立場によって作られるのではなく、自分の行ってきた、あるいは行っている活動内容によって形作られていくものなんだろうなと思いました。
Posted by ブクログ 2023年12月21日
作中、富岡さんと誰かさん(はっきり名前が出てこないけど、読んでいればわかる)がサシ飲みしているときの会話で、富岡さんのセリフにハッとするような印象深いものがあった。
「ただ、欲にも、身の丈ってものがある。身の丈に合わない欲を掻くから、面倒なことになる。人もそうだし、実は会社だってそうだと思いますね...続きを読む。できもしないことをやろうとするから無理がある。結局、そんな会社は誰も幸せにしない。社業もうまくいかないし、社員だってストレスで参っちまう。全ての会社には、その会社に合った身の丈の欲ってのがあるんですよ」(P329)
この小説に登場するものは、銀行だったり大企業だったり政治家だったりで、なにもそういうTVの向こう側の存在だけの話ではなくて、誰でも一人ひとりの人間にも言えることだと感じた。身の丈に合わない欲は面倒だし不幸になると思う。
Posted by ブクログ 2021年01月05日
面白すぎる…。ずっとこういう本を読めていたらどんなに幸せなんだろう。ドラマが大ヒットするのも分かるなあ。見ておけばよかったなあ。なんか、雰囲気がバチスタシリーズにそっくりだ。どちらも超一流のシリーズ。医学か金融かの違いで、どちらにも共通しているのは人情味だと思う。どこか下町のような気配がついてまわる...続きを読むのは主人公の気質のせいかな。本音を言えば、乃原も白井も其部も紀本ももっとこっぴどくやり込められればよかったなー。でもすっきり!超一級品!!
Posted by ブクログ 2020年11月18日
今回は帝国航空の経営再建を任された半沢直樹。政治家のタスク・フォースにより500億円の債権放棄を迫られるが、半沢の精査では自主再建できると判断。最初は相変わらずのボロクソに言われたりだが、最後は大どんでん返し。わかっているがスッキリする。
Posted by ブクログ 2020年10月03日
政治とJALモデル企業の再生と2つ絡めてしまったから、負け確定からの逆転ネタがいつもよりキレ悪い気がしたけど、面白かった。もっと、谷川が社内で頑張った描写が読みたかった。ドラマ見てないけど黒崎の演技は見てみたいキャラクターだと思った。小説ではあまり良いヤツ感でないけど、多分ドラマでは人気あるんだろう...続きを読むな。
半沢が行った先で前任者には恵まれないけど、部下が優秀なのも変わらず。そして、仕事に対するブレない価値観も良い。部下や同僚が優秀なのは、この規模の銀行や天下り先レベルなら、間違いなく一流大学卒業者がゴロゴロいそうだしね。
Posted by ブクログ 2020年09月28日
【内容】
今度の敵は国家権力! シリーズ史上最大の倍返し!
出向先の子会社・東京セントラル証券から東京中央銀行に復帰した半沢直樹。今度は破綻寸前の巨大航空会社帝国航空を担当することに。頭取から立て直しを命じられた半沢だが、500 億円もの債権放棄を要求してきた政府の再生タスクフォースと激突する。
政...続きを読む治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い
――銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに?
【感想】
昨日テレビドラマの最終回。
大枠は似通うが、原作との違いが楽しめる。
大和田さんが出るTVドラマの方が、
クスッという展開があるかな。
まさか政府とまで戦うことになるとは...
色々なバンカーとしての熱意、行動、決断を見て、
「あるべき」を忘れず、
やるべきことに全力を尽くすことが、
どの職業、職種でも大切なことなのだと感じた。
半沢が頭取になるまでの続編、あると良いなぁ。
Posted by ブクログ 2020年09月01日
2020.08再読
ドラマの映像やキャストのキャラが重なり、かなり面白く読める。原作の方が心情描写が詳細な分だけ想像が広がり、こういう読み方も楽しい。
Posted by ブクログ 2020年05月17日
半沢シリーズ第4弾!今回の相手は、政治家。
桁違いに面白い。1日であっという間に読み終わった。久しぶりの再読だったが、ドキドキハラハラ感は最後まで持続。
今後、島耕作シリーズのように、永くシリーズ化してほしいと切に願う。
Posted by ブクログ 2020年04月12日
半沢シリーズこれにて完結!
帝国航空の債権放棄を巡って、東京中央銀行vs進政党のバトルが繰り広げられた。
旧Tの問題貸し出しの隠蔽疑惑が浮上し、一時は棄却した債権放棄案を突きつけられたが、半沢・富田らの捜索で政府への違法融資を発見する。
中野渡が紀本に話したこの銀行の未来について、自ら下した経営者...続きを読むの覚悟はぐっと胸にくるものがあった。
Posted by ブクログ 2020年02月07日
これはハマルハマル!半沢直樹ファン、池井戸さんファンなら、間違いなくあっという間に読める一冊。
地上波では絶滅してしまった時代劇を彷彿させる、完全なる勧善懲悪。忘れていた日本の精神の琴線に触れるストーリー展開。日本航空にアイデアを得たと思われる緻密なバックグラウンドと、壮大な伏線回収。
文句なく、5...続きを読むつ星。
池井戸潤先生の作品は、過去作品からドラマで拝見し、最終的な爽快感がたまらなく好きで、今回次のドラマまで待つことができず、購入!先生の作品は、大好きで最終的にこうなるという展開はいつもですが、そこか、そうくるか、まじかっという展開にはいつも驚かされます。今回のこの作品もその展開にハマり、久しぶりに半沢...続きを読むシリーズに目を通しましたが、想像以上の展開には恐れ入りました。証券会社という中でも、半沢直樹が十分生きた作品でした。シリーズで1番好きかも
Posted by ブクログ 2019年10月03日
ロスジェネの方が面白かったような。
黒崎さんの久々の登場はインパクトあり。
中野渡社長の時代が終わった。
次は誰が社長で、半沢さんはなんの役職につくのか楽しみ。
Posted by ブクログ 2020年07月12日
またしても期待を裏切らない半沢直樹の第4弾。今回は頭取命令で経営再建中の帝国航空を任され、500億円もの債権放棄を求める再生タスクフォースと激突する。同期は勿論、今回は富岡氏の強力な味方があってこそ!政治家や乃原との対立にスカッとさせられた。富岡氏の言葉も良かったなー。ドラマ化が期待させられる。
Posted by ブクログ 2020年11月09日
2020年11月
テレビドラマ見終えて、6年ぶりに改めて原作を読み返した。
原作に登場しない大和田常務を、わざわざ引っ張り出したのは、やはり見栄えを考えてのことだろう。
そのために原作にない"架空の"添加シーンをたっぷり盛り込んだ一方で、原作の終盤で物語のanchorとも言えるシ...続きを読むーンだった、富岡さんと頭取?が酒を酌み交わす場面、その後頭取室での紀本常務との場面がまるまるカットされてたところに、ノーサイド〜と同様の据わりの悪さを覚えることになった。
ドラマでは、富田さんのフォローもして欲しかった。
話題性もあり、ドラマは大変楽しんだが、映像を思い浮かべながら活字を追うほうを支持したいと強く思った。
Posted by ブクログ 2024年02月28日
だいぶ前に、ドラマ版を見ていたが小説も圧倒的に面白い。少々、半沢に都合良すぎな展開な気もするけど、それを補って余りあるカタルシスがたまらない。これぐらい、自分の意見を言えたら人生かわるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ 2023年03月30日
あの、半沢直樹の続編です。
※ 「オレたちバブル入行組」 > 「オレたち花のバブル組」 > 「ロスジェネの逆襲」
JALの会社更生法の適用を題材にして、当時の民主党とか蓮舫とかの悪者を敵に回して、最後に倍返しって感じ。
今度は、相手が政治家だから半沢直樹も偉くなったなぁ。
JALは今まで問題が多...続きを読むかったので、よく小節の題材になるよね。
山崎豊子の「沈まぬ太陽」、横山秀夫の「クライマーズハイ」・・・
政治と国有会社は、問題有り有りだったんだねって事がよくわかる。
銀翼の・・・も政治の腐敗を、半沢直樹がバッサリやっちゃうってのは、大岡越前とか水戸黄門とかと同じパターン。
まあ、単純に面白いわけだ。
これ、 「ロスジェネの逆襲」と合わせて、TVドラマの企画が持ち上がってるんだよね。
またまた高視聴率取るんでしょうね。
Posted by ブクログ 2021年08月26日
ドラマ化もされたあの半沢シリーズ第4弾。
今回は頭取命令で経営再建中の帝国航空案件で巨大権力と対決する物語。
半沢は東京中央銀行に戻り営業第二部長に返り咲いて活躍します。
航空会社と政治家、反社会勢力を相手に信頼する仲間たちと奮闘しましますが、
実は合併前の旧Tと旧S勢力の派閥争いやら、何度も絶体...続きを読む絶命になります。
今回もテンポよく読めて面白かったです。
正直テンポが良くなりすぎて読み応えがなくなっていると感じちゃいますが、
ドラマの登場人物を思い浮かべてニヤニヤしながら読みました。
ガッツが欲しい会社員にお勧めの作品です。
Posted by ブクログ 2020年08月16日
半沢直樹ドラマに影響されて数年ぶりに読み直し。
シリーズ最終巻にふさわしい国家権力との勝負。
半沢直樹の勧善懲悪が描かれるのはもちろんだが、これまでのシリーズ3作品と異なり、後半は銀行内の不正に向き合う各キャラクターが描かれる。
クライマックス半沢にフォーカスが当てられるかと思いきや最後は中野渡...続きを読むが主人公。半沢だけじゃなく内藤、黒崎、そして富岡の思いが、このシリーズ最終巻を面白くしてると思う。
個人的には、ロスジェネの逆襲がTHE半沢直樹で仕事論としても読めて、心の琴線に刺さるシリーズベストだと感じるが、銀翼のイカロスは合併と不正とやや重厚感あるテーマを扱っていて読み応えがある。
ドラマでは半沢にフォーカスを当てられると思うとのの、どこまで描かれるのか。苦悩する中野渡を織り込んで描かれたら面白くなりそう。トミさん出て欲しいなぁ。
Posted by ブクログ 2019年10月12日
池井戸潤の物語は、本当に分かりやすいほどの勧善懲悪。
物語の完結が手に取るように分かる。
それでいて、飽きさせずに、分かりやすいストーリー展開。
池井戸潤の魅力にハマる人が多いのも頷ける。
これからも、半沢直樹にはもっともっと、活躍してもらいたい。
Posted by ブクログ 2021年01月10日
ふーむ。
日本で起こっているいろんな事件が、
こうやって、物語になって、
ノンフィクションをこえるフィクションを
つくることが出来るのか?
と言う訳ではないなぁ。
現実は、もっと複雑で、ドロドロしたものだろう。
中野渡頭取ー検査部 富岡ー半沢直樹。
このチームワークで、合併した銀行のうみを
あから...続きを読むさまにする。
舞台は 帝国航空を救済する 方法論をめぐって、
政治が絡み、そして、政治屋が暗躍し、
大臣がスタンドプレーをする。
まるで幼稚な 大臣で、自分のことしか考えない。
あぁ。節度もない。
勧善懲悪を 現代に当てはめる編集能力は
優れていますねぇ。
ただ、なにかが 欠落しているようで。
怖いものを感じる。
Posted by ブクログ 2023年01月29日
ドラマは見ていたが本で読むのは初めて。専門用語が多くて最初はなかなか読み進められなかった。半沢直樹、中野渡頭取など魅力的な登場人物に引き付けられた。バンカーとしてのプライド、武士のような決断力、覚悟。男の戦いの場だなと。読んでみてドラマのほうもキャスティング、俳優の演技力、良く作られたドラマだったと...続きを読む改めて関心した。
Posted by ブクログ 2023年01月14日
今作はある一人の遺書から始まった。それの意味することは最後に分かるのだが……さて、今回の半沢直樹はとある航空会社を救うべく奮闘する。しかし例の如く邪魔が入る。その敵はこれまで以上の大物。銀行全体、金融業界の在り方も問われる事案に半沢ら「バンカー」たちの答えは?
Posted by ブクログ 2022年09月11日
発売から一年半。ようやく予約が回ってきた。
出向していた半沢が、前作で銀行に返り咲いた後から話は始まる。
今度は破綻寸前の航空会社が舞台。
実際にあった事例へやどこかの政治へのオマージュ盛込みまくりな本作。理屈と正論が常に正義だとは思わないが、正義の側に回ると確かに誰もが唸り、納得するような話...続きを読むになってくる。
色々な所で言われているが、水戸黄門や大岡越前的な面白さに通じるところがあるのではなかろうか。
Posted by ブクログ 2021年09月16日
日本航空の再生をモデルにし、合併行の乱脈融資が表沙汰になる話。
2日で一気に読んだ。
政治の道具になる公共機関として航空会社。政治家のスタンドプレー。その問題融資をつく。
例によっての倍返し
悪役乃原弁護士がアナウンサー上がりの白井国交省大臣にいう言葉が妙に心に残った。「理想は大いに結構。だが、...続きを読む現実を知らない者が理想を語ったところで結局は恥を掻かされるのがオチだ」
Posted by ブクログ 2021年02月07日
シリーズ4作目。半沢が営業第二部長に返り咲いて活躍する。旧Tと旧Sの対立がなぜこんなに根が深いのか、今回で理由がわかった。富岡が良いキャラクターだった。
めげずに読み進めているけど、このシリーズいまいち没入しきれないのは経済や政治に自分が弱いからだろうか、、、
途中で、あまりにも都合のよい展開あり。
最後には、それが必然だったストーリーが描かれるであろうと期待して読み進めたが・・・残念!
そこに目をつぶれば、面白かったけどね。