【感想・ネタバレ】銀翼のイカロスのレビュー

あらすじ

半沢直樹シリーズ第4弾&最新作!頭取命令で経営再建中の帝国航空を押しつけられた東京中央銀行の半沢直樹が、500億円もの債権放棄を求める再生タスクフォースと激突する。政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い。半沢に勝ち目はあるか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

«どこまでも堅実に誠実に。仕事内容に「プライド」を持て»
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※この物語はフィクションです。実在する人物及び団体とは一切関係ありません


この一文を再確認しないと、今にも怒髪が天井を突き破りそうな方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
私もそのひとりですが、安心してください、フィクションです(再掲示)
ジョージ・オーウェル先生の『動物農場』を読んだ時にも感じたのですが、(ロシア革命を上手いこと風刺した名作です。)筆が立つ小説家の方は、人の感情を操作するのがほんっとに上手だなと思いました。(拍手とともに)

本題ですが、今回ガッツリネタバレを含んでおりますので、以下未読の方はご注意ください。

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今回の話は今までの難題のようにひとつひっくり返せば万事上手くいくという訳にいかないのが難しいところだったなと思います。
根幹の(経営者が)気難しい航空会社の再建のみならず、(むしろここを早々に味方につけられたのは少し意外!)
折り悪く政権交代をきっかけに絡んでくる議員の皆様、(顔と前職の評判だけで議員を選んじゃダメ!の好例かと。見極め大事ですね。)
そしてまさか身内にまで問題を抱えていたとは……(組織全体がピンチなのに、自己保身と半沢憎しで身内まで潰そうとする曽根崎と紀本は本当に何なんでしょうね)
四面楚歌の状況でも、冷静にひとつずつ問題を切り崩していく半沢に、今回も勇気づけられました。全て解決とまではどうしてもいきませんでしたが、これを機に色々な部分が見直され、再建されていけば良いなと思います。

今回の話を読んであらためて「プライド」というものを考えた時、これは所蔵する組織や立場によって作られるのではなく、自分の行ってきた、あるいは行っている活動内容によって形作られていくものなんだろうなと思いました。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白すぎる…。ずっとこういう本を読めていたらどんなに幸せなんだろう。ドラマが大ヒットするのも分かるなあ。見ておけばよかったなあ。なんか、雰囲気がバチスタシリーズにそっくりだ。どちらも超一流のシリーズ。医学か金融かの違いで、どちらにも共通しているのは人情味だと思う。どこか下町のような気配がついてまわるのは主人公の気質のせいかな。本音を言えば、乃原も白井も其部も紀本ももっとこっぴどくやり込められればよかったなー。でもすっきり!超一級品!!

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2021年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【内容】
今度の敵は国家権力! シリーズ史上最大の倍返し!
出向先の子会社・東京セントラル証券から東京中央銀行に復帰した半沢直樹。今度は破綻寸前の巨大航空会社帝国航空を担当することに。頭取から立て直しを命じられた半沢だが、500 億円もの債権放棄を要求してきた政府の再生タスクフォースと激突する。
治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い
――銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに?


【感想】
昨日テレビドラマの最終回。
大枠は似通うが、原作との違いが楽しめる。
大和田さんが出るTVドラマの方が、
クスッという展開があるかな。

まさか政府とまで戦うことになるとは...
色々なバンカーとしての熱意、行動、決断を見て、
「あるべき」を忘れず、
やるべきことに全力を尽くすことが、
どの職業、職種でも大切なことなのだと感じた。

半沢が頭取になるまでの続編、あると良いなぁ。

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2020年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2020年11月
テレビドラマ見終えて、6年ぶりに改めて原作を読み返した。
原作に登場しない大和田常務を、わざわざ引っ張り出したのは、やはり見栄えを考えてのことだろう。
そのために原作にない"架空の"添加シーンをたっぷり盛り込んだ一方で、原作の終盤で物語のanchorとも言えるシーンだった、富岡さんと頭取?が酒を酌み交わす場面、その後頭取室での紀本常務との場面がまるまるカットされてたところに、ノーサイド〜と同様の据わりの悪さを覚えることになった。
ドラマでは、富田さんのフォローもして欲しかった。
話題性もあり、ドラマは大変楽しんだが、映像を思い浮かべながら活字を追うほうを支持したいと強く思った。

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2020年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

政治と金の問題を題材にした、変わらず腐り切ったような世の裏側をテーマにしていた
理解できてないし自分ではろくに何もできない大臣は、ちゃんとむかつくキャラクターだった
そうしたいろんな立場の人を心の内ととともに描いてくれるのが、面白さかなと思った

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世間に知られることなく、ひっそりと銀行を去ろうとも、この男が生きてきた道のりは尊く、そして光輝いている。そのことを半沢は知っている

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2023年04月07日

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ネタバレ

経営不振に陥った航空会社の再建を巡って、銀行と政府関係者の攻防を描いた物語。

テレビで堺雅人が主演して大好評だった半沢直樹シリーズ。
前作の「オレたちバブル入行組」等は、TV番組で見たので読んでないけれど、この本はまだ映像化されていないので読むことにした。

読みながら、この航空会社はJALのこと、政権を取った政党は民主党のことなどとついつい考えてしまう物語だった。当然のことながら巻末には、「この物語はフィクションであり、云々」の但し書きはあるのだけれど。、

また、読みながら半沢直樹が出てくると堺雅人の顔が浮かび、黒崎が出てきてお姉言葉をしゃべると片岡愛之助を連想してしてしまう。
それほど、TVのインパクトが大きかったってことだろうなぁ~

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今作はある一人の遺書から始まった。それの意味することは最後に分かるのだが……さて、今回の半沢直樹はとある航空会社を救うべく奮闘する。しかし例の如く邪魔が入る。その敵はこれまで以上の大物。銀行全体、金融業界の在り方も問われる事案に半沢ら「バンカー」たちの答えは?

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

半沢直樹シリーズで期待して読んだが、政治家・国家と話が大きくなり過ぎてしまった。
普段うだつの上がらない振りした特命捜査官みたいな人も出てきて、ちょっとなんだか・・・。
一銀行員の太刀打ちできる範囲の物語にしておいてほしい。

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2024年05月26日

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