池井戸潤のレビュー一覧

  • シャイロックの子供たち

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    銀行は働くものを不幸にするのかな?
    ほんとに池井戸先生の描く銀行は伏魔殿も良いとこ。
    本作でも、半沢直樹よろしくすっきり爽快カタルシスが得られると思っていたら。。。。

    なかなか、難解なミステリー。ハッピーなのかバッドなのか、そのラストすらわからない。

    ただ、愛する家族の事を考えたら不正や犯罪は絶対にしてはいけないよね。
    よくこの本の宣伝文句に使われるカツカレー。
    確かに泣けるわ。

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    2025年11月11日
  • かばん屋の相続

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    都内の中小企業と銀行(信金)の融資課との短編集。

    池井戸潤氏の作品が発表されてから(さすがの元バンカーですが)

    自分の中で銀行員は

    《人様のお金で人様よりいい生活をしている、法を犯していない金貸し》

    という
    それ悪意じゃね、みたいな印象になってしまっている。

    もちろん、そんな人ばかりではなく中小企業を育てたいとか応援したいととか純粋にそう思う人もいると思う。

    でも、そういう人ってバンカーで勝ち上がっていくのは難しいんだろうな、とも思う。

    公私を割り切れる人、
    感情に流されない人、
    ビジネスに私情をはさむことなくどんな判断でも(たとえそれが冷酷で死刑宣告に近くても)迷わずにできる人

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    2025年11月09日
  • ハヤブサ消防団

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    ミステリー作家の三馬太郎。
    都会から田舎に移り住み、ハヤブサ消防団に入隊し、連続放火事件の真相を追う。

    仲間であるはずの二人の内、どちらかが犯人かも知れない…という展開になってから、先が気になってどんどん読み進めていった。

    オルビス・テラエという宗教団体とタウンソーラーの繋がりや山原家との関わり、どんどんゴチャゴチャしてきて最後はどういうこっちゃで終わったかな。

    太郎氏が書いた作品が、きっとこのハヤブサ消防団なんだよね、と思った。

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    2025年11月08日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    池井戸さんだから、最後は「倍返し」なのはわかってたけど(笑)、それでもやっぱりスカッと最高だった!

    昔、テレビドラマでやってた時、見逃してしまったのが残念。唐沢寿明の細川社長、見たかったなー。アマプラでやってないかしら。

    高校の時に暴力事件を起こして野球を諦めざるを得なかった沖原くんが、自分の過去に区切りをつけ、成長していく姿が眩しかった。

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    2025年11月07日
  • 銀行狐

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    短編集
    「正義? ある程度までいくと、政治力でねじ曲がるやつのことか?」
    金と人情にまつわる傑作人間ドラマ五編。2004年講談社文庫刊『銀行狐』の新装版。

    銀行には金と秘密と謎がある。いや時には、「狐」から頭取宛てに恐ろしい脅迫状が届いたり、金庫室から老婆の頭部が見つかることも――怨みを買うことは日常茶飯事、となれば犯人像もまた多岐にわたる。動機は金の怨みか、憎しみか、悲しみか。日常に亀裂が走り、平凡な人間に魔が差すときを描いたミステリー短編集全五編。

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    2025年11月06日
  • 新装版 銀行総務特命

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    一章ごとに読み切りで隙間時間に重宝しました
    登場人物が多かったり、専門用語が出てきたりで、途中の状況がわからないままラストを迎えることが少なくなかった

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    2025年11月03日
  • シャイロックの子供たち

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    ネタバレ

    私の読解力が無さすぎる結構難しかった
    あとモヤモヤするところがいっぱいあった
    まず、100万盗んだと疑われた愛理が可哀想なのと銀行って怖い!
    個人的には1000万競馬に持ってくやつが一番ヤバイ

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    2025年10月30日
  • 株価暴落

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    さすがに二十年前の金融小説とか古すぎた。
    いい奴悪い奴弱い奴がきっちり配置され、スパッスパッと勧善懲悪パズルが完成していくのは楽しい。

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    2025年10月15日
  • 花咲舞が黙ってない

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    正義を振りかざして権力者をギャフンと言わせる様は、現実の世界ではなかなかできないだけに痛快。ややストーリーの構成が浅いような印象がするのと、物語の回収が粗いように感じた。全体を通して読みやすい企業ミステリー。

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    2025年10月14日
  • 民王 シベリアの陰謀

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    『民王』の第2弾と言うことだが、前回のように総理と息子が入れ替わるというような荒唐無稽な事態は起こらない。
    しかし、武藤泰山が総理大臣を務める日本で、人を凶暴化させるという笑撃的な?ウイルスが蔓延する。
    彼らが右往左往する様を描き、現代日本を痛烈に皮肉った政治エンターテイメント。
    現代の政治家(屋)たちに、泰山の爪の垢でも飲ませたい(笑)。

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    2025年10月10日
  • ようこそ、わが家へ

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    絡み合う謎。スリルある日常ミステリー。
    出向先の会社で人間関係と怪しい資金繰りに悩みながら、一方では悪質なストーカーに悩まされる父親の話。ストーカーの悪質さも勿論、事情は理解できても汚いやり方の営業部長には腹が立ちました。
    最終的に大きなお咎めもなく営業部長の沙汰が収まったのは不完全燃焼感がありましたが、それも父親の人柄でそういうもんかもな、ですませてしまえる読後感の良さがあります。
    ストーカーの話が出てくる必然性はありませんが、家と仕事、誰でも持っている二つの世界で奮闘する姿は応援したいものがありました。
    誰でも事情があり、会社と家族という世界があり、その中で四苦八苦しながら生きている。そん

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    2025年10月05日
  • 最終退行

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    池井戸潤の世界によくいる正義感を貫く銀行員、本作の主人公・蓮沼もその一人。銀行という世界では決してきれいごとだけでは成り立たないが、だからこそ「自分は何のために働いているのか」と問う彼の姿には共感する部分が多かった。

    麻耶のように、身体の相性と価値観が合う同僚の存在は働くうえでの救いになるなぁ、と。(ガッツリ不倫だが)

    ストーリーは毎度、水戸黄門のように最終的には悪が成敗され、読後感はすっきりと心地よい。
    しかしそこに至るまでの、蓮沼の不器用で苦しい立ち回りには胸が締めつけられた。

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    2025年10月05日
  • 株価暴落

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    ネタバレ

    巨大スーパーへの爆破テロ事件と銀行の融資問題を絡めたクライム・ミステリー。

    主人公の銀行員・板東は、組織の論理を優先する二戸と対立。後の『半沢直樹』に通じる熱い「正義のバンカー」の原型が見られ、この軸は楽しめる。
    一方、テロ事件の捜査と銀行内の駆け引きという二つのパートがなかなか交わらないため、中盤にもどかしさを感じた。また、板東と二戸の対立の構図も、近年の小説で描かれる複雑な組織戦と比較するとシンプルに感じられ、少し物足りなさが残る。
    展開がスピーディーで比較的読みやすく、金融ミステリーとして独自の構成を持つ点では楽しめたが、池井戸作品の濃厚な組織戦を期待すると、少し肩透かしを食らうかもし

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    2025年10月04日
  • かばん屋の相続

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    経済短編集
    働く男たちの愛憎、葛藤を描いた文春文庫オリジナル短編集。池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに? 表題作他、五編収録。

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    2025年10月19日
  • 銀翼のイカロス

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    ネタバレ

    経営不振に陥った航空会社の再建を巡って、銀行と政府関係者の攻防を描いた物語。

    テレビで堺雅人が主演して大好評だった半沢直樹シリーズ。
    前作の「オレたちバブル入行組」等は、TV番組で見たので読んでないけれど、この本はまだ映像化されていないので読むことにした。

    読みながら、この航空会社はJALのこと、政権を取った政党は民主党のことなどとついつい考えてしまう物語だった。当然のことながら巻末には、「この物語はフィクションであり、云々」の但し書きはあるのだけれど。、

    また、読みながら半沢直樹が出てくると堺雅人の顔が浮かび、黒崎が出てきてお姉言葉をしゃべると片岡愛之助を連想してしてしまう。
    それほど

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    2025年09月25日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    ドラマを先に観てから原作を読んだため、セリフの一つ一つで役者の顔が浮かんできた。
    内容はドラマと違って浅く感じたし、野球にしても企業の攻防にしても原作ではハラハラするところはなかった。

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    2025年09月22日
  • シャイロックの子供たち

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    オーディブルにて。

    銀行で起こる事件や不祥事の連作短編集。
    他の作品では圧倒的な正義の主人公がいて不祥事や権力に立ち向かうが、この作品では不祥事を起こしてしまう方にピントが当てられている。
    それもあってスカッとする感じではなく、少しモヤモヤが残るかな〜

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    2025年09月12日
  • 花咲舞が黙ってない

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    オーディブルにて。

    連作短編集だから仕方ないけど、どうしても半沢直樹シリーズと比べると一段下がってしまう。
    でもその業界の知識がなくても楽しめる点では上かな。

    次は何にしようか。

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    2025年09月01日
  • ハヤブサ消防団

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    ドラマを先に観ていたのですが、全く違う結末だったのでこれはこれで楽しめました。
    カルト宗教のせいでハヤブサの皆さんの生活が掻き回されましたが、最後に展子さんがずっと帰りたかった地に帰れたのは、唯一の救いでした。

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    2025年08月31日
  • ようこそ、わが家へ

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    ネタバレ

    怖い話は読めないので読むのを躊躇った本。
    真面目でごく普通の会社員倉田はある日、駅のホームで割り込む男を注意しました。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが始まり ―― 。また、出向先の会社でも不正の疑惑があり、という話。

    ストーカーに追いつめられるハラハラ感はありますが、想像していたよりは怖くなく、家族の絆を感じました。そのあたりは、さすが池井戸さん!です。

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    2025年08月26日