【感想・ネタバレ】新装版 銀行総務特命のレビュー

あらすじ

2014年4月スタート日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作本(講談社文庫) 主演:杏。帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平(いぶすき・しゅうへい)。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり……スキャンダルに事欠かない伏魔殿(メガバンク)を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある「罠」を用意しているとも知らずに――「総務特命担当者」の運命はいかに? 意外な仕掛けに唸らされること間違いなし!

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Posted by ブクログ

銀行内の不祥事処理班が活躍(というより暗躍)するオムニバス形式のストーリー。いつもの堅実で地味な行員ががんばる話ではなかったので、読み始めは退屈な気がしてしまったけれど、読み進めると、特命の指宿の仕事ぶりがついつい気になってページを捲ってしまった。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の銀行物は本当面白い!

短編で、各話の終わりをあえて書かない
手法が賛否が別れるかもしれないですね。

ちなみに私は、しっかり最後まで描き切って
欲しい派。笑

それでも面白かったし、
今更ながら、シリーズ化を希望してしまう。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

同じ人物達の短編集。読み応えがあった!さすが池井戸潤さんの作品だと思いました。銀行が舞台でもさまざまな人間ドラマがあるんだな、、と^_^

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2023年03月30日

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●久しぶりに読んだ池井戸作品。今は銀行小説と言えば池井戸さんですね。
●よくもまあこんなにネタがあるなと思うくらい、どんどんエピソードが出てくる。やはり事実は小説より奇なりってやつですかね。現場エピソードが強すぎるんよね苦笑。
●しかし、本当に銀行ってのは原点主義だし、内部闘争がすごいなあ…内定辞退しておいて正解だった…

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2023年02月22日

Posted by ブクログ

久しぶりに読んだ。短編集。面白かった。銀行員がノルマに追われて高圧的な上司がいて組織の闇があって、取引先の社長もヤクザみたいで・・・、とかって言うのが自分の支店営業時代を思い出して苦しかった。。私利私欲に負けていけない事したら絶対にダメだな、とも改めて思った。
指宿や唐川の仕事ぶりはすごい。正しいことをするという信念と熱量は見習わないと。あと、社内社外の人脈大切だなぁとも。
人質事件の話が一番ハラハラして面白かった。

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2022年11月27日

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1話1話が短いストーリーだったので、すきま時間に読みやすい。
銀行で起こる様々な事件を解決していく特殊なチームで、指宿さんの洞察力がすごい!

銀行業務の不審からストーカー紛いの事件まで、色んな切り口のお話があって楽しめた。

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2022年10月13日

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「不祥事」より難しかったけど面白いかった!毎回、最後が余韻を残す感じで、その後が気になるけど。。
続編も作ってほしい!

指宿修平→西島秀俊さん
唐木怜→栗山千明さん
でどうでしょう!

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2022年09月25日

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〜感じたこと〜
・少しでも気になることがあれば、納得するまで自分の頭で考えて決断を出す。
・この世に楽に儲かる話はない
・依頼に全て答えない。目的を見失わない。

自分のやっていることと、ありたい姿の方向性を合わせていきたい。

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2022年07月08日

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銀行の闇ってヤツやな。
銀行って、昔は就職も人気あったけど、ないみたいやな。
事実は知らんけど、この本を読む限り、出世全ての人が多いんかな。いくら、自身の成績の為とは言え、こんな事して出世って、…
そんなアカン事してる人を取り締まる総務部特命。
銀行ミステリーになるんかな?
この人らすら、組織との諍いには巻き込まれる…
でも、社内で色々やるのは、勝手にしたらええけど、社外を巻き込んでは…
お金貸したりするのは、社外やから仕方ないにしても…
悪さするにしても、弱いのを対象にするな!中小企業とか、老人とか…

法律の上で問題なくても、人として許されない行動ってのはあると思うんですー(文中より)

自分で納得した生き方しよ!

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2022年03月19日

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ここのところ、池井戸潤作品を読んでいるが、いずれも読みやすく、物語に引き込まれるように読めて面白いと思う。本作品も面白かった。

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2021年11月14日

Posted by ブクログ

面白いけど、ラストはもうちょっと読みたいなと。
狙って思わせぶりに終わらせてるんだろうけど、ちと恣意的すぎるかな。

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2021年08月27日

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2021(R3)8.16-8.20

帝都銀行で行内の不祥事処理を任された指宿修平が、銀行内の様々な問題処理に奔走する短編集。

顧客名簿の流出、現役行員のAV出演疑惑、行内の派閥対立など、なさそうでありそうな事件が次々起こる。

事件によっては、その解決の途中で終わる物語もあり、その終わり方は賛否両論だと思うが、個人的には解決まで読みたかった。
特に、『特命対特命』が面白かった。特命の指宿を潰そうとする別の特命がいるなんて、すごい組織だなー。

やっぱりどの職業も、他人に見えているより見えないところの方が圧倒的に多いよな。銀行もまた然りで、タイヘンなこと、いっぱいあるんだろうな。

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2021年08月24日

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銀行総務特命 池井戸潤さん

「法律の上で問題はなくても、
人として許されないこともある。」
著書より抜粋。

1.印象
さながら、あの相棒の特命係のような部署。
基本的には、特段の仕事、ルーティンは無し。
何か起こったら、それを銀行の組織とは秘密裏に、独立した組織として調査する権限のある組織。

2.現実の組織へ対比すると、、、
内部監査。

規程どおりに運用されているか?
また、取引価格に疑問を呈するところはないか?
はたまた、その新規取引先選定の経緯は?選定プロセスは?

その視点で読むだけで、内部監査の勘所もあがるやもしれない。

3.銀行再編の時代に
破綻した場合、預金保護残高には制限がある。
それを見込んで、破綻前に銀行が預金者から、さらに預金を吸いあげる物語が執筆されている。
さらに、それが行員の所得へ。。。


池井戸さんは銀行出身。
主人公に語らせるキーワードに、銀行への未来の想いが秘められているような感じもする。

#読書好きな人とつながりたい。

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2020年11月07日

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メガバンクが舞台の半沢直樹シリーズの原型とも思える短編集。初出が2002年であるにもかかわらず、テーマが古びていないのはさすがと思った。
ただ、短編集だから当然なのだが、事件発生から解決までがあっという間で少々物足りなかった。
池井戸先生の作品は長編の方が面白い気がする。

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2024年05月22日

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エンターテインメント小説として、面白かった。
短編なので読みやすいし。
最後にすべての物語を繋げる線が見えてくる…、みたいな展開はさすがに期待しすぎだった。普通に読み切り小説です。

人間の心の闇というか、楽できるなら楽したいし、ミスは隠蔽したい。それが、大きなお金が動く銀行という場所では、大きな事件にも発展する。
世の中が、指宿のような人間ばかりだったなら、どうだっただろうか。それはそれで、窮屈さを生むのだろうか。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

8編からなる短編集
半沢直樹シリーズとも関連があり、池井戸潤ファンを楽しませてくれます。

正直なところ、途中から物凄く惹きつけられ読む手を休めるところを知りませんでした。
半沢直樹シリーズがあるなら指宿修平&唐木怜シリーズがあってもいいんじゃないかな...

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2024年01月13日

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話の顛末を読者に委ねるような終わり方が自分にはあまり合わないのかもしれない。自分の想像力の無さが影響しているのかもしれない。
章ごとに別の独立した事件が描かれていて、それぞれの背後に一本通ったものが見えればもう少し自分の心の中に話が止まるかもしれない。

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2023年08月14日

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池井戸作品の特徴はハッピーエンドと自分なりに決めつけているが、当作品は結論を読者の創造にゆだねる形式をとっているため、ハッピーな気持ちになる前にすとんと終わってしまうようだ。

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2023年06月16日

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最後に悪が暴かれるストーリーは気持ちがいいね。(^_^)v堅牢で時計が時を刻むように正確そうな銀行という職場にも、人が介在する限りいろいろな物語があるんだろうな〜・・・。

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2023年04月29日

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池井戸潤さんお得意の銀行が舞台の短編集。
行内の不祥事処理をする指宿(男性)、唐木(女性)が各々行内の事件を解決していく。
善人悪人がはっきりしていて読みやすいストーリー、楽しませてもらいました。

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2023年04月01日

Posted by ブクログ

池井戸シリーズ。主人公がいろいろな事件を解明していきます。短編小説でした。オチがもじもじでした。

難易度 中
感動★☆☆☆☆
涙線☆☆☆☆☆
興奮★★★☆☆
感心★☆☆☆☆
伏線★★★☆☆

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2022年10月05日

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ネタバレ

池井戸潤さんの銀行ものとしては、少し過激な印象。
テレビドラマでは、本書と「不祥事」の登場人物を重ねているようだが、小説では結構別もの。
内容としては、ハラハラドキドキでき、余韻に浸れる。

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2022年08月02日

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< Audible >

前の本と同じく、これも短編から構成されている作品だった。
一つ一つの話は非常に面白いが、やっぱり全体として大きなストーリーになって

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2022年05月08日

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・帝都銀行内での特別ポジション「総務特命」指宿修平の身の回りで起こる銀行不祥事をお題とした話。
・8つの短編で構成されており、どの話も面白いかつ8つとも話の内容が違い飽きずに楽しめる。ただ、物語に出てくる人物の名前をやっと覚え、展開も面白くなってきたところでふと終わってしまう所はもっと読みたい読者にとっては物足りなく感じてしまうかも。話の終わり方も読者に今後の展開を考えさせるよう余白を持たせており、スッキリと終わる話ではない。

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2022年03月05日

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池井戸潤、お得意の銀行不正を暴くはなし
短編集。

指宿が、特命をうけて、部をつくり、内偵調査をする。
粉飾決算、ストーカー問題、AV出演、など短編ならではの面白さはあるが、
私は長編好き

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2021年10月10日

Posted by ブクログ

なかなかインパクトの強い作品。池井戸さんの初期作感が強い。
スカッと感よりゾクっとした終わり方が多い頃の作品です

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2021年09月03日

Posted by ブクログ

池井戸さんお得意の銀行を背景にした様々な問題を解決する物語。
短編ではあるが主人公が一人なので一つの小説として読める。物語によっては終わり方が唐突なので読者が展開を想像して納得しなくてはならないものもあるが、池井戸さんの小説を読んでいる方は概ね先がわかるでしょう。
それぞれが微妙に繋がっていたらもっと楽しめたかも。

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2021年08月16日

Posted by ブクログ

初期の作品ということで、話の繋がりがなく、口調もリアリティにかけ、何より作者が描くステレオタイプな女性像に心底嫌気が差してしまい、なかなか入り込めなかった。
でも最初と最後の話はのめり込んで読んだ。

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2021年01月14日

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銀行内の不祥事処理を任された総務部特命担当者指宿修平。そんな特命担当が必要な銀行があったら困るのだが、話としては面白い。

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2020年09月24日

Posted by ブクログ

花咲舞シリーズの堅実版といったところか。もしくは、指宿が半沢とキャラが被るので半沢シリーズの前哨戦小説とも言える感じもします。それぞれ楽しめたのですが、大きな黒幕の影を残したまま終えるストーリーがあったり、正直者が馬鹿を見て、そのまま悪に走ってしまう、という展開があったりで少々不満が残りました。正統法で最後まで徹底的にやっつけて欲しいと思ってしまうのは、もはや半沢流儀が身についてしまったせいなのか。。。

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2020年07月18日

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