池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんだか大ヒットしてるようですね、「半沢直樹」
池井戸潤は面白いもんね。ま、私も見てますが。
で、この「不祥事」のヒロイン 花咲舞は、半沢直樹の女版だな。
半沢直樹が面白いと感じた方は、この「不祥事」も楽しめると思う。
さて、「半沢直樹」の原作は、「オレたちバブル入行組」である。
今の所、ドラマではこの原作を忠実に辿っているが、このスピードでは続編まで行っちゃいそうだな。
それ、読んでないんだよね。早く読まなきゃドラマに追い越されちゃうよ。
それにしても凄い題名だよね、たんなる小説の架空の人物名 固有名詞を題名にしちゃうなんて。
よっぽど原作の題名が嫌いだったんだろうな。(たんなる憶測です -
Posted by ブクログ
半沢直樹のその後を書いた作品。
「オレたちバブル入行組」
「オレたち花のバブル組」
の続編という訳だ。
子会社の証券会社へ出向を命じられ、そこでも組織と戦っていく。
ロスジェネとはロストジェネレーションの略。
バブル崩壊以降に就職した世代の事。
半沢直樹の部課にあたる訳だ。
で最後には・・・・・
ネタバレするので書かない。
この続きの作品はあるのかな?
さて、ドラマ「半沢直樹」
続編が期待されているようだが、そうなると、この「ロスジェネの逆襲」となる。
ん~、これはこれで面白いけど、前のドラマが良すぎたな。
続編はそれ以上にしないといけないだろうから、そうとう難しいと思う。
やめた -
Posted by ブクログ
あの、半沢直樹の続編です。
※ 「オレたちバブル入行組」 > 「オレたち花のバブル組」 > 「ロスジェネの逆襲」
JALの会社更生法の適用を題材にして、当時の民主党とか蓮舫とかの悪者を敵に回して、最後に倍返しって感じ。
今度は、相手が政治家だから半沢直樹も偉くなったなぁ。
JALは今まで問題が多かったので、よく小節の題材になるよね。
山崎豊子の「沈まぬ太陽」、横山秀夫の「クライマーズハイ」・・・
政治と国有会社は、問題有り有りだったんだねって事がよくわかる。
銀翼の・・・も政治の腐敗を、半沢直樹がバッサリやっちゃうってのは、大岡越前とか水戸黄門とかと同じパターン。
まあ、単純に面白いわけ -
匿名
購入済み葛藤
ひとつの物語にたくさんの人間の葛藤要素をちりばめたことにより、本当に味わい深い内容の作品が出来上がっていてすごいと思いました。お金への執着、他人を好きになることのプロセス、意地とプライドによって素直になれない大人たち…などなど、現代社会によくみられそうなものを描いています。正しいこととは一体何なのか、考えさせられます。
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Posted by ブクログ
【短評】
ビジネス小説の面白さを知った。ビジネス小説は長年喰わず嫌いしていた分野だったが、いざ読み始めてみるとこれがなかなか引き込まれる。本作は、町工場の一人息子・山崎「瑛」と老舗海運業者の御曹司・階堂「瑛」という二人の「アキラ」の人生を対比的に描くことで、対極のアプローチから在るべきバンカーの姿を炙り出していく。
少年時代から学生時代を経て、銀行員へと至る「アキラ」の物語の節目節目で彼らは思考する。「経営とは何か?」「銀行員とは何か?」年相応の感性により、時に困惑だったり、失望だったり、羨望と共に描写されるその「問い」が、バンカーとしての彼らを形作っていく。必然、優秀な人材として成熟した二人 -
無料版購入済み
いつもの勧善懲悪ではあるが
この作者の作品は「半沢直樹シリーズ」に代表されるような痛快勧善懲悪ドラマがヒットしていて、あまり好きではない。しかし、この作品の半分は「日常の恐怖」を臨場感.迫力を持ってうまく描き出している。もっとも最後には、いつものように一件落着になってしまうのだが、他の作品と少しテイストが違うのでなかなかいいかな。
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Posted by ブクログ
若いのに権力者に物怖じせず立ち向かう花咲舞がホントに痛快。でも手を出すのは今の時代は一発アウトだよね。。
しかし登場人物が銀行内の出世に執着してる様はなんか凄いな・・と。うちの会社じゃそんな感じじゃないし今の銀行もまだそんな感じなのかな?最近の若者は(自分も含め)出世欲がない時代となった中でこの小説を読むと、なんか大の大人が必死になって出世ゲームしてるのが滑稽にも思える一方、そんなに偉くなると美味しいのかな、とか、正しい手段かどうかは置いておいて、その熱量がすごいなぁと感心したりする。
1億円の詐欺を防いだ花咲舞は圧巻だった。自分だったら副支店長から命令されたら自分の判断なんてせずにすぐ従って