あらすじ
2014年4月スタート日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作本!主演:杏「ベテラン女子行員はコストだよ」そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店をまわり(=臨店)、業務改善を指導する舞は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!(講談社文庫)
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テレビドラマにもなった、相馬健と花咲舞 事務部臨店の話
花咲舞が支店のちょっとした問題やトラブルの真相を斬って解決する 花咲さんが、やや正義感が強くて社内でうまくやっていけるかなと思うこともあるけれど、小説なのでOK
銀行の内部もドロドロしてる印象 どこの会社も同じか
さすがは銀行出身の池井戸さん作品 さくさく読めました
匿名
そうそう!そーなのよ!
そんな部分が随所に散りばめられ、リアルです。
保身主義者が蔓延し、一番大事な何に対しての仕事なのかは後回し。
役所内も同様です。
長いこと溜まった気持ちを舞がズバッと代弁してくれたかのような…
読み易いし、気分爽快です。
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とにかくスカッと痛快な気分になりたかったので手にした本。折から福井放送では4/20の0:55AM(土ドラ9だけど枠の関係からかな)から「花咲舞が黙っていない」が放送されます、楽しみです!と言うことで、「花咲舞、初登場!」って副題がついてダブルカバーになった文庫本です。池井戸潤さんの本は久しぶりですが、もう読み始めたら止められなくなりますね。もやもやが最後はスッキリ。政治の世界にも半沢直樹や花咲舞がいたらいいのに笑
過去の花咲舞のTVドラマを見ていないので、今週土曜日からしばらくは楽しめそう。
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何度か読んでいる。
池井戸潤さん(半澤とかの人)と同舞台で書かれている女性銀行員の話。
銀行の話が書かれているのは良いけど大企業体質的すぎるから銀行員になってなくて良かったと思ってしまう作品。自分は本作の主人公のように強くないので勧善懲悪を疑似体験するに当たっては非常に面白い作品だと思った。時間がかかったのと短編が重なる感じだったのでそれぞれの話の繋ぎ目を理解するのに時間がかかった
Posted by ブクログ
2021(R3)8.24-8.26
テレビドラマにもなった花咲舞が、上司の相馬とともに問題のある銀行の支店に乗り込み、問題を解決していく短編集。
正義感が強く、筋が通らないことは、たとえ相手が上司であっても決して負けない。問題が大きくて何回でも決して諦めない。
面白すぎて一気に読んでしまった。そしてスカッとした。
それはなぜか?
勧善懲悪のストーリーであり(実際にはそんなにスッキリとは解決しないと思うのだが)、悪いヤツは痛い目に遭う展開であること。
組織の中で生きている自分にとって言いたくても言えないことを、花咲舞が代わりにズバッと言ってくれる。その辺りの痛快さ。
その辺りが理由なのかなと思った。
金融庁の主任検査官をやっつける話なんか、痛快さを通り越して爽快さすら感じる。
また一方で、花咲舞たちと敵対する勢力の中心部にいる登場人物の「苦悩」というか「心の揺れ」も描かれて味わい深い。
エンタメとしてとっても元気になれる作品を見てでした。痛快!爽快!
読みやすい!!爽快感
池井戸潤先生の作品は、過去作品からドラマ読んでいますが、この作品は単品の中にもユーモアや銀行員としてあるべき姿を表現してくれるものでした。非常に読みやすく、あいかあらずの先生の爽快感を楽しみました。
花咲や狂咲と言われながらも、銀行という大きな壁に立ち向かう姿は、かっこよく男っぽかったです、それでいての優しさ、非常に楽しい時間を過ごせました。
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⚫︎過不足なくまとまっていて読ませる。
⚫︎さすが銀行員だけあって、リアル。またちょっと専門チックな話だからそれも読み応えがある。話のネタは結構あるもんなのかな。銀行員が読んだら、あるあるネタのオンパレードなんやろうか。
⚫︎キャラもみんな立っているから感情移入しやすいし、やっぱりテンポがピカイチ。文章にほんとに無駄がない。
Posted by ブクログ
半沢直樹シリーズを読み返し終わって、舞台の東京中央銀行の旧Tである東京第一銀行が舞台の花咲舞
が活躍する「不祥事」を読み返す事に❕
強烈な個性の花咲舞と優柔不断な相馬が織り成す物語は痛快だった❗️
途中、金融庁監査で登場する監査役が半沢直樹の黒崎と重なる。おネエ言葉はなかったけど、黒崎の元だろうなって思った
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銀行を舞台に、正義感強めの主人公 花咲舞が不祥事や問題に次々に切り込み解決していく、痛快な経済小説です。2014年、2015年、そして2024年にドラマ化。間違っていることに「間違っている」とはっきり言う花咲舞の言葉、芯が強くかっこいい花咲舞の言葉には、なにか読み手の心に響くものがあるのではないか…?!(ユメ)
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2024年、今田美桜で主演に再ドラマ化された
「花咲舞が黙ってない」のシリーズの第1弾。
舞台は、あの「半沢直樹」で有名な東京第一銀行。
支店を回って業務改善を指導する部署で、花咲舞とその上司である相馬がタックを組み、探偵さながらに行内の事務のミスや不祥事等の真相に迫っていくという、お仕事小説×ミステリー小説、全8話。
各話は短編となっているものの、全編を通して真藤というエリート幹部との対立構造が描かれており、
勧善懲悪的なストーリーと、特に人間ドラマの色が濃い第7話「彼岸花」が特に魅力的で、銀行以外の話も読んでみたいと思いました。
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没頭。
登場人物の名前と役職を覚えるのが大変だが、苦としなければ娯楽の1冊。
解明された途端次の章に移る潔さは花咲舞らしい。
銀行員の誇りの形は2つあり、保身で不祥事を起こすか、お客様のため社内に喝を入れる花咲舞か。
仕事は誰にでも公平に、泥臭くあれ。
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花咲と相馬のコンビは相変わらず良いですね。銀行が利益を生む組織である以上に、そこで働く人達が生き生きと働けることを願う花咲の姿勢は素晴らしいです。どこの職場も同じですね。
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テレビドラマ原作本で「花咲舞」が初登場する。
メガバンクに勤務する超一流の美人テラーであり、
「狂咲」の異名をとる正義の人、花咲舞。
彼女は「黙ってない」だけでなく「手も出る、肘(?)も出る」人であった・・・。殴っちゃいかんだろうと思うものの、執筆当時の時代背景もあるし、殴られる側があまりにも醜悪なのでそこはスルー。
相方の相馬調査役に「見かけと中身が違う」と言わしめる舞の言動がとにかく痛快で、深く考えずに勧善懲悪の現代劇として楽しむ作品。続編も購入してしまった。
Posted by ブクログ
なんだか大ヒットしてるようですね、「半沢直樹」
池井戸潤は面白いもんね。ま、私も見てますが。
で、この「不祥事」のヒロイン 花咲舞は、半沢直樹の女版だな。
半沢直樹が面白いと感じた方は、この「不祥事」も楽しめると思う。
さて、「半沢直樹」の原作は、「オレたちバブル入行組」である。
今の所、ドラマではこの原作を忠実に辿っているが、このスピードでは続編まで行っちゃいそうだな。
それ、読んでないんだよね。早く読まなきゃドラマに追い越されちゃうよ。
それにしても凄い題名だよね、たんなる小説の架空の人物名 固有名詞を題名にしちゃうなんて。
よっぽど原作の題名が嫌いだったんだろうな。(たんなる憶測ですが)
先日、ポッドキャストで竹中平蔵の話を聞いていたら、池井戸潤の小説が愛読書だって。
専門家からみても、池井戸潤の金融小説は信憑性があるらしい。
池井戸潤、どれもお勧めですよ。
と言っても私もまだまだ読んでないんだけどね。
Posted by ブクログ
銀行内の人間関係や不正を花咲舞と頼りない上司の相馬調査役が解決する小説。続編から先に読んだがこちらの方が痛快でした。銀行窓口業務をテラーと言うことや振込・送金を行う業務を為替業務と言うことを知りました。
Posted by ブクログ
若いのに権力者に物怖じせず立ち向かう花咲舞がホントに痛快。でも手を出すのは今の時代は一発アウトだよね。。
しかし登場人物が銀行内の出世に執着してる様はなんか凄いな・・と。うちの会社じゃそんな感じじゃないし今の銀行もまだそんな感じなのかな?最近の若者は(自分も含め)出世欲がない時代となった中でこの小説を読むと、なんか大の大人が必死になって出世ゲームしてるのが滑稽にも思える一方、そんなに偉くなると美味しいのかな、とか、正しい手段かどうかは置いておいて、その熱量がすごいなぁと感心したりする。
1億円の詐欺を防いだ花咲舞は圧巻だった。自分だったら副支店長から命令されたら自分の判断なんてせずにすぐ従ってしまいそうだし、、今の自分の仕事のやり方を見直さないととも思った。銀行内の知り合いとかを使っていろいろと調査していく様を見て、社内のつながり大事だなぁとも思った。
Posted by ブクログ
一つ一つの章が短編集の様に完結しているようで、最後には繋がりを持って完結すると言う一つの物語だった。
構成される8章のそれぞれのお話は、ただ単に主人公の花咲舞が銀行内の歪んだ常識や人物を斬る、と言った様な痛快な面白さと言うだけでなく、各章がテーマを持ち違った視点、違った展開と結末を持った物語であると言うところが池井戸氏さすが、と唸ってしまうものだった。
『彼岸花』のお話の顛末が個人的には好きです。
Posted by ブクログ
短編集でさくさく読めて面白かった。銀行の内情やミステリー要素もあり、自分もこういう考えになってないかと考えさせられた。なかなか舞のように動けないからこそ、物語の中で痛快な気分を味わえた。
その後が気になる話もあったが、結末が語られすぎないのもいいかなと思った。
Posted by ブクログ
狂咲こと、花咲舞。
調店では、遺憾なく力を発揮!
清々しいほど、スッキリする!
優秀で、正論を通す!上でも下でもお構いなく!
それにしても、銀行のエリートって、自己保身の固まりで、内部紛争に明け暮れてる。今はともかく、作者も銀行出身なんで、実際に似たようなもんなんかな?
何かお客さんの方を全然見てない…
何やねん!って感じ。
そこに、狂咲がスカッと正す!
ええ感じやわ!
でも、神戸支店での話は頂けませんな。
ストーリーは、ええけど、話し方が…
「バカ野郎。なに浮かれてんねん。」
あの……バカは、使わんと思う。
アホやと思います。
「…思ったねん。」
思っててん。とか、思ってんねん。とか
と思ってたけど、南の辺では使うみた
いです。
ストーリーはええから、支店と言葉を変えて〜!( *`ω´)
勢いがつく本
半沢メインのシリーズを一通り読んだあとに読ん出るからか、よりライトで華があるように感じる。気分転換や、何かしらの勢いをつけたい時に読むと前向きな気持ちで取り組めそう。
Posted by ブクログ
ベースが今から約20年前に発売されたものなので現代とは異なり様々なハラスメントが飛び交う中で舞のまっすぐな信念が様々な問題を解決に導く。
問題を起こす当事者が全て悪者ではなく、銀行といった大きな組織の中で様々な事に巻き込まれた故に犯してしまったトラブルもあり銀行員の悲哀も上手く表現されていると感じた。
Posted by ブクログ
上下の隔てなく、正しい事は遠慮無く上司に進言でき、部下に合った指導が出来る。そんな主人公にとっても惹かれる。その横でオロオロしている調査役が自分と被っているのに笑ってしまう。(^_^;)
Posted by ブクログ
「花咲舞が黙ってない」というドラマの題名だけ知っていて、この名前が出てきた時に少し親近感がわいた。
手軽に楽しく読めた。他の池井戸潤作品も読みたい
Posted by ブクログ
花咲舞シリーズ 人物は同じですが、毎回ストーリーが変わります 結末は自分で考えるスタイル
難易度 中
感動★☆☆☆☆
涙線☆☆☆☆☆
興奮★★☆☆☆
感心★☆☆☆☆
伏線★★★☆☆
Posted by ブクログ
自分が実際に銀行で働いているので、同業の物語を読んでみたいと思い購入。
スピーディーに話が進んでいくので、一気に読みやすいし、銀行ってこういう仕事なんだっていうのが分かる本だった。
だけど物語的には最後の最後で「あれ、これで終わり?」となったので、もう少しスッキリ解決できないものかなぁと感じた。
Posted by ブクログ
ドラマの半沢直樹は見ていたけど、池井戸潤の小説を読んだのは初めてでした。杏ちゃんのドラマもチラリと見たことがあったから、読んでいる途中ずっと杏ちゃんの顔が頭に浮かんでいました。
私は、同じ社内なのに他部のことをさん付けで呼ぶのは嫌いです。