池井戸潤のレビュー一覧
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舞台は東京第一銀行長原支店
年齢職種役職は様々な行員たちの日々を描く短編集
1 副支店長の古川
なんとしても業績を上げ、支店長になりたい。
モラハラが過ぎてついには部下に対しての暴力事件を起こす。
2 頑張れども業績の伸びない友野
妻には「まだ転勤しないの?」
と言われる。
銀行では転勤=昇格らしい
3 100万円が紛失し、疑われる北川
仕事も気配りも出来る素敵な女性。
亡き父に変わり一家を支えている。
4 業務課の課長代理、遠藤
鳴かず飛ばすの業績低迷。
もう一人の課長代理でエースの滝野と比べられ、古川にひどく叱責されてばかり。
ついには精神を病む。
うーん。
面白いけど、ちょっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ●あらすじ(下書き)
一風堂の爆破テロにより、株価が暴落する。
犯人候補として、出店時に地場の小売店で反対派のリーダーをした末に亡くなった犬鳴黄が挙がる。
銀行では追加融資をすべきか検討、審査部は見送りたいvs企画部は融資すべきで対立
実は二戸と風間会長は裏でつながっており、コンサルフィーとして多額の見返りを受け取っていた
また爆破テロも犬鳴ではなく、犬鳴を高校生の時に補導した警察官・滝田の仕業だった
滝田は元ワルで犬鳴の同僚を使い、また一風堂財前と手を組み3億円を元手に信用取引で大儲けしようとしていた
●感想
一風堂サイド、銀行サイド、犬鳴サイド、、犯罪小説、経済小説、どちらの旨味も詰ま -
Posted by ブクログ
池井戸潤の長篇作品『シャイロックの子供たち』を読みました。
池井戸潤の作品は、昨年の10月に読んだ『七つの会議』以来ですね。
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その日、銀行は戦場に変わる……。
ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。
女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪……!?
たたき上げの誇り、家族への思い……事件の裏に透ける行員たちの葛藤。
著者の池井戸さんが「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、原点にして最高峰とも言える傑作ミステリ。
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2003年(平成15年)から2004年(平成16年)に金融・営業専門誌『近代セールス』に連載された6話に書き下ろし4話を加え -
Posted by ブクログ
面白かった!!
最近、池井戸潤さんの初期の作品を読んでたので、半沢直樹最新作の本作は、勧善懲悪が徹底されていて後味スッキリ!だった。
実は本棚で積み本になっていた理由は、本の帯。
「半沢直樹が絵画の謎に挑む」とあり、半沢直樹のキャラを利用した作者本人による模倣品かと、勝手に(ごめんなさい)想像してしまっていた。時々、あるじゃないですか。続編が出るたびに面白く無くなっていくパターン。
だけど、違った。しっかり銀行員でしっかり面白かった!
ただ、現在においてもこんなにひどい銀行はまだあるのだろうか?これたけ転職が一般的な時代に、優秀な人材が報われないような会社や銀行であれば、ほんとに錆びれてしま