あらすじ
池井戸潤最新作! 2019年7月放映、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS日曜劇場)の原作。経営戦略室から左遷された男が挑む――。低迷ラグビー部を“経済的に”立て直せ!
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いつも通りスッキリする池井戸潤の作品
人生は一度きりなのにいつも大切なものを見失う
君にとって大切なものはなに?
それを考えたほうがいい
中身のない奴が一時の栄華を誇ったとしても、
所詮、泡沫の夢
ラグビー全く知らなかったけど、知識も付いたし
ノーサイドの精神は素晴らしい
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ラグビーは全くルール知らないけどすごくハラハラしながら読めた。
チームの経営では君嶋さんや多英さんたちスタッフが、チームの戦術は柴門監督が、プレーではアストロズの選手たちが、それぞれの役回りをキッチリこなして最高のチームを作り上げていく姿を見せてもらえた。
一つのことに全力で撃ち込む姿はやっぱりカッコイイし、応援の後押しって間違いなく力になるんだなと思えた。
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堂場瞬一先生のラグビーもの大好き人間のわたしにとっても十分満足できる緊迫の描写です!
平凡なビジネスマンにとっては、とにかく共感を感じるであろう池井戸潤先生作品。こちらの作品も漏れなく、組織で働く人間にとって勇気や希望を与えてくれます。熱き作品。ありがとうございます。感動しますよー。
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いゃ〜、面白かった!
いつもは登場人物や章ごとの簡単な要約を忘れないようスマホに書きながら読みますが、面白い作品って途中から書き忘れるのよね。
先が読みたくて。
勧善懲悪のわかりきったストーリーなのに胸熱シーンが満載。スポーツ物なのに社内外の人間関係の機微やマネジメントの視点も満載で、読書の楽しさを再認識させてくれました。
スカッとします!オススメ!
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6年ぶりの再読。ラグビー協会と所属企業に立ち向かう主人公君嶋のスカーッとする復讐劇とラグビーの醍醐味である、ゲームを超えた人と人とを絆が織り交ぜたストーリーを楽しく読めた。リアルの日本ラグビーの課題を、実にリアルに描かれているように思い、日本のラグビーの盛衰に危機感を抱いた。ドラマ化されたイメージとダブり、決勝のシーンはジーンとしびれた。
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箱根駅伝に半沢を足したような内容。スポーツ独特のゴールを目指すような高揚感と企業内での倍返しのスッキリ感。
社内の権威者に楯突いて左遷された君嶋。左遷された先はラグビー部の責任者を兼ねる横浜工場の総務部長。ラグビーには全く関心の無かった君嶋は優秀なマネジメント力を発揮し、ラグビー部を押し上げて行く。企業内スポーツの宿命である経費削減でラグビー部も風前の灯に。ここで真の敵が現れ、反撃開始となる。敵と思っていた相手が味方であり、味方と思っていた相手が敵という小説ならではの設定。敵を葬りスカッとさせた後に、ラグビー部も歓喜の瞬間を迎える。
ラグビーは高校の授業でトラウマがあり、あまり好きでは無い。ただ、高校時代に縁のなかった同級生が超有名大学のキャプテンとなり、全日本で試合をし、今は協会の役員となっている。頑迷な協会の改革も小説の中で描かれているので、何となく頑張れとエールを送りたくなる。
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トライした先が素敵なものであったり。
そうではなかったとしても。
トライするまでの努力や真っ直ぐな気持ちは、この先続く何度とあるトライに必ず力や勇気になってくれるんだろうと思いました。
爽やかな作品ですね。
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「ひとりはチームのために、チームはひとりのために。素晴らしい言葉だろう。ラグビー選手は、チームのためにひたすら献身し、そしてチームも選手も見捨てない。組織とはそうあるべきだ」
いま自分たちが抱えている問題はなにか。なにをしなければならないか。批判は誰にだってできる。肝心なことは、行動を起こすことだ。
君嶋「大事なのは、どうあるべきかを正しく判断することだ。誰でもわかる当たり前のことなんだよ」
多英「だけど、その当たり前のことが難しい。それがわかるのは、君嶋さんの才能だと思います」
柴門「こっから先はあいつらが考えて判断するしかない。監督や戦略の責任にするのか、何とかしようと踏んばるのか、それはあいつらが決めることだ。百パーセント確実なものはない。何を信じるかだ」
生涯の友情、思いやり、高潔さ、勝利へのあくなき執念。これこそが、七尾がラグビーというスポーツから贈られた最高のギフトだ。グランドの中だけでなく、人生に通用する原理原則である。
君嶋は語りかけた。「長く事業をやっていれば、いいときも悪いときもある。そうした事業の浮き沈みに振り回されるのは、起業スポーツにとってのいわば宿命だ。起業のスポンサードを得て活動する以上、起業が抱える様々な事情で、活動休止のリスクは必ず存在する。安穏として、ラグビーだけをやっていればいい気楽な環境なんて、世の中のどおを探してもない。これから先もないだろう。我々は社会人としての責任を常に背負ってここにいる。我々に必要なのは、変化する環境に対応し、そして常に逆境を乗り越える精神力んだ。どんな状況だろうと負けない気持ちの強さだ。そういう精神力を持ったチームだけが生き残り、強くなれる。そういうものあと思う」
君嶋は訴えた。「日本蹴球協会という不運な組織が管理していることが問題なんです。サッカーにせよバスケットボールにせよ、スポーツの改革成功事例は多くあります。そこに必要なリーダーが現れれば、日本のラグビー界は必ず変われる。きっと強くなれる。そう思います。目先のコストではなく、ラグビーというスポーツの本質にご理解をいただけませんか。我々はいま本気で優勝しようと頑張ってるんです。お願いですから、将来を閉ざさないでください。この通りです」
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日本でラグビーワールドカップが開催される直前、ラグビー未経験者である君嶋が社内では経営陣からの収益性に乏しい不採算部門であると攻撃を受け。社外では旧態依然で改善提案を全く取り合わない日本蹴玉協会との格闘を描く。TVドラマを先に見ていたので、どうしても君嶋と大泉洋が重なって見えてしまう。古い体制に凝り固まった組織は君嶋のような、予備知識もしがらみもない人のほうが実効性のある改善に取り組みことができることに強く同意する。
池井戸潤さんの作品はたくさん読んでいますが、最高傑作でした。銀行の汚職や町工場の奮闘に少し飽きてきた所に、スポーツを通しての人や企業あり方を問うてくる物語に読み進める手が止まらず、ラグビーをまったく知らないのに夢中になって応援していました。繰り返しますが最高傑作です。
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なんとなく手に取ったけど、とても面白かった。
テンポの良さ、読みやすさはさすが。長さも丁度いい。池井戸作品らしい企業の社内政治シーンもありながら、ラグビーの面白さも伝わる良作。
安心の読後感。一気に読めます。
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やっぱり池井戸潤さんはすごい。人の感情を上下に振り回して、思い切り爽快感を感じさせてくれる。
そして、怒涛の展開にページを繰る手がとまらない。(オーディブルで聴いたので比喩ですが)
今募集中のブックリストじゃないけど、文句なしに「一気読みしたくなる」小説だ。
出世街道爆進中の突然の左遷人事。
工場の総務部長となり、充て職でラグビーチームのGMに着任した君嶋隼人。
ラグビーに関しては素人同然だが、持ち前の経営感覚を駆使して、旧態依然としたラグビー界の体質や廃部を求める上層部と闘いながら、チームを建て直す姿を描くー
聴きながら、何度も胸が熱くなり、何度も舌打ちし、何度も心の中ガッツポーズをした。その姿は、挙動不審のおっさんだったことは間違いない。
聴き終わって、世界に浸ろうと、ドラマ版主題歌の米津の「馬と鹿」を聴いたけどなんか違う。ドラマは未視聴だが、米津と池井戸さんは、それぞれ好きだけど、世界観がまるっきり合わないと思う。
ちなみに、「馬と鹿」はコロナ直前に、カラオケで必ず歌っていた大好きな曲。
そろそろカラオケ行きたい、歌いたい!
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この話のドラマも観てなかったのですが、最近になってようやくハマりだした池井戸さん。
この話も、めちゃくちゃ面白かった!
池井戸さんが書く、とても仕事ができる登場人物の理路整然とした思わず唸ってしまうくらいのセリフがスカッとする!
それに加えて今回は、私が好きな熱いスポーツ。
この2つがあって最高なお話でした。
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「ノーサイド」というラグビーの精神は本当に大切でラグビー選手以外の普通の人にとっても守るべきものだと思いました。ラグビーの試合の描写もとても細かくて熱気に溢れたものでした。改めてラグビーの素晴らしさが伝わる本作でした
あいかあらずの爽快感!
池井戸潤先生の作品は、過去作品からドラマで拝見し、最終的な爽快感がたまらなく好きで、今回はドラマで毎週待つことが苦痛だったので、この本を手取りました。先生の作品は、最終的にこうなるという展開はいつもですが、そこか、そうくるか、まじかっという展開にはいつも驚かされます。今回のこの作品もその展開んい見事に誘導されました。また、ラグビーの臨場感や試合での身体のぶつかり合いや選手の思い…。なかなか圧巻であったため、あっと言う間に読んでしまいました。この爽快感が癖になる作品でした。
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ドラマを最後まで観ることができなかったため、こちらで不足分を補完する事にしました。
人財は、どこでも輝く。
ラグビーのゼネラルマネージャ(GM)が主人公ですが、どのスポーツでも、プロチーム運営にあたって同じ様な問題を抱えていそうだなと思いました。
初めは、ラグビーのことを何も知らないGMに対して懐疑的だったラグビーチームの面々が、徐々に打ち解けていく姿は読んでいて元気をもらいました。
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話しの展開はさすが!普段あまりなじみのないラグビーのゲーム展開も面白く最後まで一気によみきりました。ただ、このあときっとこうなるんだよね?っていうかこうなって欲しい!の通りに話しが展開する安定の池井戸節。予定調和的な安心して読めるエンターテイメントとして面白かったです。
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大手自動車メーカーを舞台に、左遷された主人公が低迷するラグビー部を再建する物語。ドラマ版では、大泉洋が主演。
企業のスポーツ部ってなかなか辛いものがある。
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池井戸氏の作品は最後が気持ちよく終わるから自分の気分も上がる。文章が読みやすいし、私の知らない、これから知ることもない社会の難しい話も新鮮で面白い
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押しも押されもせぬ大人気作家の池井戸潤、自分も大好きです。
この作品はお得意パターンの企業+スポーツで、個人的に最強の大好物です。ドラマも観るくらいハマって、めちゃめちゃアツくなれました。オススメ。
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ラグビーを全く知らずに、池井戸作品ということで読みました。一癖も二癖もある人達がいる会社の組織の中で、主人公がラグビーに魅せられていくストーリーは、読み応えがありました。最後のノーサイドの捉え方は考えさせられました。
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池井戸 潤 2作品目。
ドラマで使われた米津さんの「馬と鹿」が頭の中をグルグル回っている。
トキワ自動車の総務部長に飛ばされた君嶋隼人の、ラグビーチーム・アストロズのGM奮闘記。
「中身のない奴が一時の栄華を誇ったとしても、所詮、泡沫の夢だ。」「最後には道を過たず、理に適った者だけが残る。」重い言葉で締めくくる奮闘記は、正統派の戦いである。
ラグビーチームを強化して、ファンを獲得し、優勝を目指してゆくのですが、スポーツシーンは少なく、チームを取り巻く環境(監督とか、ファンとか、予算とか、協会とか)の話題が中心です。そしてそこに全精力をかけるのがGM。リーダー論、マネジメント論とか、君嶋さんの発言に一つひとつ納得・感動させられる。
大企業の経営戦略室はこういう方の集まりなんだと、感心する。「現実を認識し、夢を語り、筋道をつけて戦う」
企業の資本に依存している社会人チーム。そして、ラグビーは黒字化が可能だろうか?1チーム最低16億円かかる予算を(もし真実ならば)、入場券売り上げ、TV放映権、ファンクラブだけで、賄うことは本当に可能だろうか? JリーグやBリーグ、野球に比べ、圧倒的に年間試合数が少ない。
また、ラグビーの場合、ほとんどが大学卒業後入部し、選手生命も意外と短い。プロ化・プロリーグ化が進められているが、引退後も考えてスポンサー企業も考えていかなければいけない。
いずれにしても、安穏とした選択肢は残されていないのかもしれない。
Posted by ブクログ
テレビドラマを先に見ていたので、原作も読んでみた。ラクビーの試合描写は映像で見ないとイメージしづらく感じた。他の池井戸さんの本に比べるとビジネス面の話は物足りないかも。
Posted by ブクログ
2年ぶりに読んだ本。ラグビーに経営的視点が持ち込まれてるのが、相変わらずに面白い。
結果を出すことが求められる世界に、素人君嶋はどのようにチームを支えていったか。
監督選びから廃部の危機、取締役会での激論、そしてプラチナリーグ。胸が熱くなる1冊でした。
Posted by ブクログ
大泉洋主演のTVドラマの原作。
ドラマは盛り上がりがあり、感動的であった。
最終戦前のロッカールームの男達の熱い思いが爆発するシーンは興奮した。
原作は落ち着いた展開。