【感想・ネタバレ】空飛ぶタイヤ(上)のレビュー

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悲しい事件がどのような結末を迎

2014年08月19日

内容をいうと面白くないので、悲しい事件とだけ申し上げておきましょう。
その後の結末をどのように下巻で書かれているのか大変気になります。
おそらく、犯罪まがいの後ろめたいことをしているのは大企業、中小企業を問わずあり得ることです。
私たちが社会で生きていくうえで何を大切に取捨選択していくべきか読者に投...続きを読むげかける意味をもっている読み応えのある作品だといえます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月23日

理不尽な大企業や銀行に対して必死に争おうとする中小企業の闘いと善戦虚しく押し寄せてくる現実が表されていて素晴らしいと思います

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Posted by ブクログ 2023年10月28日

7章構成 社会派小説

・メインストーリー
とある運送会社が、タイヤの脱輪により
母子の死傷事故(事件)を引き起こした。
運送会社社長は、事故の要因に納得できず、
その真相追究に奔走する話。

・サブストーリー
小学校のモンスターペアレント処理

・構成
運送会社視点、銀行視点、大企業の販促部視点、...続きを読む
品証保証部視点など、今回の事件に絡みあう
様々な立場の視点から物語が描かれていく。

・特に印象的な場面など
物語中盤以降に描かれたワンシーン(p.325,326)
主人公の赤松が遺族の法事に参列した際に
涙を堪えながら遺族に向かって事故への向き合い方・償い方を発言するシーン。

事故を起こしてからの赤松の血の滲むような努力や、赤松本人がどれだけ事故に真摯に正義感を強く持って向き合ってきたか、、
赤松に強く感情移入してしまった。

・気づき
中弛みするため少し忍耐力がいる。
色々なポジションの人が出てきて、登場人物の名前も多いので、覚えるのが難しい気がするが、
それぞれ登場人物の個性や特徴が分かりやすく書かれていて、自分の中でのイメージと名前を結びつけやすく、意外と覚えれる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月03日

序盤からタイヤが飛び人が死ぬ。
逆境から始まり、少しずつ本当に少しずつ追い風を吹かせ、最後には大逆転!
池井戸さんの書く作品の爽快感が大好きだが、この作品は逆転までがとても長い。ただ、複数の視点からそれぞれの戦いを描くので、長くても飽きがこない。
それぞれの置かれた場所で、各々が本音と建前を繰り広げ...続きを読む、最後に勝つのは1番正直で真っ直ぐな主人公。現実もこうであって欲しいなと思う。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

池井戸さんの作品は面白いですね。
この作品、題名から想像すると未来の自動車みたいな感じですね。
ハラハラドキドキしながら読み終えました。
素晴らしい^_^

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Posted by ブクログ 2023年07月02日

仕事がら概要は以前からなんとなく知っていたけど、ちゃんと読んだ事がなかった。メディアで取り上げられないであろう当事者達の思い描かれていた。しかも池井戸先生の勧善懲悪的な痛快ストーリーで最後はスカッとする。映画化やドラマ化されているのでどちらもオススメかも。

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Posted by ブクログ 2023年06月11日

これは面白い小説。大企業の不正を暴く街の中小企業との戦い。それぞれの思惑が交差する展開は興奮へと誘う。1日半で読み終えてしまった。
後半が楽しみである。

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Posted by ブクログ 2023年05月01日

2002年、走行中のトラックの左前輪が外れ、歩道を歩いていた母子を直撃し、母親が死亡した事件をモチーフにした小説。
ってか、事実そのものってな感じ。
リコール隠しを暴いていく。
ここまで、財閥系企業をこき下ろしちゃって大丈夫か?

山崎豊子の作風に似ていて、大変面白い。
まだ下巻があるので楽しみ。

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Posted by ブクログ 2021年02月14日

トラック運送会社を営む赤松は、タイヤ脱落事故の原因とされる整備不良の責任を問われる。中小企業の赤松が、巨大企業に立ち向かい事故原因の核心に迫る。伝統企業でありがちな、縦社会が生み出す隠蔽工作。被害者家族に嫌厭され巨大企業から門前払いを食いながらも、家族や社員の生活を守るために諦めず真実を暴こうと奮闘...続きを読むする。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月02日

とまらない。早く早くと次が読みたくなる。奇想天外な展開も奇抜なキャラも存在しないが、ただ予定調和的な勧善懲悪の中にこんなにも面白さを描き出せるなんてすごい。登場人物が、全員「人」だと感じた。人間を構成する概念の一つ一つを抽出して、それぞれの描き出したような、幅広くて深い小説だと思う。理想と現実の狭間...続きを読むでもがく姿は、泥臭くて美しくて、何より強い。

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Posted by ブクログ 2020年10月29日

トラックのタイヤが外れて歩いていた母子に当たり若い母親が亡くなった実際の事件を元に書かれている。トラックを所有していた運送会社の赤松社長は整備士の門田の詳細な整備記録を信じ、原因がホープというトラックの製造会社が欠陥のある部品を使っていたことを倒産の危機に追い込まれながらも最後まで諦めずに追求し、つ...続きを読むいに警察を動かしホープ幹部の逮捕、また犠牲者の理解を得る。社員や家族、また自分自身の名誉や生活を守るためにも決して負けないで奮闘した赤松社長と彼を信じた周りの人々との信頼関係に感動した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月14日

なかなか進まない感もあるのと、沢田に品質保証部のパソコンが渡された時点で最後のキーアイテムになるだろうと程度予測できる部分がいくつかあったが、上下巻あるにも関わらず話は面白いので一気に読めた。

何名かの視点で話が進められるが、話の纏めて方がうまく人物名がなくとも数行読み進めると誰の視点なのか理解で...続きを読むき、ごちゃごちゃにならないのが解説されている池井戸潤の巧さなのだと思う。

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Posted by ブクログ 2020年08月28日

水戸黄門でいうお代官様の、ホープ自動車の狩野常務
わかりやすく悪役で、どうにかして悪事を裁けないのか
やきもきしながら読み進めました。
越後屋、そちも悪よのぉみたいな人も出てきます。

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Posted by ブクログ 2020年08月25日

上下巻の長編作だが、終始どハマりでドキドキして読んでた。犠牲者を出した脱輪事故を巡り、大手自動車会社VS中小の運送会社。各々の人間性も企業内の関係性も企業の傲慢体質も、色々と上手く描かれてるなぁと感心するし、最近だと日産なんかのニュースが思い起こされた

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月24日

オーディオブルで耳読。
池井戸潤作品は、やはり面白い。
ナレーションが、内容を更に引き込ませる。
映画も見たが、内容が本の方が断然濃い。
下巻もすごく楽しみ。

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購入済み

面白い

2017年03月07日

とにかく面白い。読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2023年10月29日

トラックのタイヤの脱輪により母子死傷という悲しい事故を起こしてしまった小さな運送会社。事故の原因を調査してもらうも、整備不良と診断され、世間からのバッシングもあり、窮地に立たされてしまう。だがしかし、本当は原因を調査した自動車メーカーが何か隠蔽しているのではないかと、疑惑が膨らみ、下巻へ続く。
運送...続きを読む会社はまだまだ窮地に立たされていて、見えた希望も潰えてしまいかねないし、死亡事故になってしまったのは事実なので、下巻でどうまとめるのか楽しみ。

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Posted by ブクログ 2023年08月13日

下町ロケットに続いて読むの2作目の池井戸潤作品。なんとなく話の流れは下町ロケットに似てるけど面白い。下巻へ

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Posted by ブクログ 2023年06月08日

池井戸作品は読んだ事がなかったが、こんなに面白いとは思わなかった。所謂、企業小説に分類されるのかもしれないが、大企業サラリーマンの心情を、何故こんなに把握しているのか関心すばるばかり。ハラハラドキドキ、勧善懲悪ハッピーエンドの読後感も悪くない。評価が高いのも頷ける。audibleで聴了

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Posted by ブクログ 2023年02月10日

絶体絶命、どん底の主人公が、今度こそダメか…と思っても何度もそこから這い上がってくる。
大企業の論理で小さいもの弱いものを踏みつけても構わないと思っている社員たちが恐ろしい。小さくても弱くても正しいものは正しいんだ!と戦い続ける主人公たちを何とかして助けたい!でもどうにもならない…もどかしくて悔しい...続きを読む。まだ上巻だけど、下巻で大逆転があると信じて読みたいと思います。

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Posted by ブクログ 2022年09月09日

大企業の論理に支配された社員の行動は、当事者意識を麻痺させて、あってはならない状況を次々と生み出していく。それが、正に社外から見れば非常識極まりないことであっても、当然とるべき行動として遂行されていく。
たとえば、会議などで少し極端な意見をぶち込むことで、当たり前と考えていたことを見直すきっかけにな...続きを読むればと思った。
また、伏線として走らせる子供の学校での事件で描かれる親子関係も、なかなかの見せ場となっている。

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Posted by ブクログ 2022年08月31日

経済系好きなら池井戸作品ですね。タイヤが空を飛ぶ?そういうことか、、、まだ上巻なのてどうなるか楽しみ。

難易★★☆☆☆
感動★★☆☆☆
涙線★★☆☆☆
興奮★★★☆☆
感心★☆☆☆☆
伏線★★★☆☆

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Posted by ブクログ 2022年08月13日

読み進めるのがつらかった。つらい理由は憤るから。
真面目に真摯にお客様や従業員に向き合ってきた会社が、こんな目にあうなんて。そしてこの物語が実話を元にしているなんて。
四面楚歌、八方塞がり、崖っぷち。そんなどこを向いても出口がないような状況で、社長はくじけない。諦めない。戦う。ホントにこんなことがあ...続きを読むったんだ。私が社長だったら戦えただろうか。そんなことを考えるとまたつらくなった。

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Posted by ブクログ 2022年01月27日

かなり長かったけど、面白くてすらすら読んじゃった。
悪意ある大企業に立ち向かって闘う、赤松の強さがカッコよかった。実話に基づいているというのもあって、大企業の不正とかたまにニュースで見るけど、それによって苦しい思いをしてる人がいるんだなっていうのをはじめて考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2022年01月04日

フィクションだけどノンフィクションのような大企業による隠蔽工作に翻弄される運送会社社長を主役とした物語。
上下巻かつ複数の企業や人が関わっているので読みごたえありますが、面白いのでサクサク読めました。

『整備不良』と決めつけられて四面楚歌となっても家族のため、社員のために奮闘する社長:赤松の底力・...続きを読む人間力がすごい!

ただ状況は悪くなるばかり。大企業でぬるま湯体制につかる人たちに負けないでほしい。
人や取引先も離れ、不利な状況のなか出てくる希望の光。上巻読んだら続きが気になってすぐ下巻を読み始めました。

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Posted by ブクログ 2021年12月25日

七つの会議同様、企業のリコール隠しを題材とした小説ですが冒頭被害者の追悼文から始まるため、問題の重みを感じながら読み進める事となるのが七つの会議とは違った赴きとなっている。
登場人物それぞれの立場や心情が巧みに表され、関わりあって様々な事件や問題が発生しハラハラする展開は、相変わらずの面白さでさすが...続きを読むとしか言いようがない。赤松が補償金1億円を提示された時は「魂を売らないで!」と心で思ってしまったほど(笑)。
上巻でこんなに濃厚なのに同じくらい、いやそれ以上の展開が下巻であるのかと思うと楽しみだったり気合が入ったりするのですwww

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

いいと言われてる本は面白いんだな。
話の展開は初めから分かるけど面白い話。
それぞれの登場人物の心情が丁寧に描かれてて良かったと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月03日

2002年に横浜市瀬谷区の中原街道でおこったトラック脱輪母子死傷事故。実在したそれを下敷きに三菱自動車を「ホープ自動車」として書かれた小説です。あの事故は鮮明に覚えている。こんなことがほんとにあり得るのか、そう愕然とした事件だった。

池井戸氏のフィールドである銀行・巨大企業・そしてその内輪の論理に...続きを読むうごめく有象無象と、中小企業や市井の人という弱きものそれぞれのキャラをお得意の設定で描いている。

一気に読ませる展開もさすがだし、感情移入せざるをえない。そして下巻に。

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Posted by ブクログ 2020年06月21日

登場人物が多くて、頭の整理は大変。企業の闇に暗い気持ちになるけれど、温かい人情味もあってどんどん続きを読まされる。割と分厚めだけど一気読み!下巻も楽しみ。

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購入済み

マニアル馬

2016年02月14日

メインハーネスの異常で配線が、9本以上が焼けました。
過電流で車載CPもご臨終です。
ディーラとメーカの嘘にビックリ。
運転手としては、異常のモニターを撮ってたので、グウの根もでなかった。
トラックドライバの仲間さん、互いに頑張りましょう。

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Posted by ブクログ 2020年07月27日

ああ何て面白いのだ。三菱自工の横浜母子タイヤ脱輪殺傷事件をベースに、池井戸なりの肉付け。虚実あいまったストーリー。銀行という奴は、警察という奴は、財閥系という奴は… 親方日の丸の嫌な面をこれででもかとのしかけてくる。◆◆下手な実用書よりも世間を知る切っ掛けとなる。◆◆解説で大沢在昌が経済小説の歴史小...続きを読む説版というのも頷ける。組織を描くのがいい。

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Posted by ブクログ 2023年06月15日

初めての池井戸潤

結末がどうなるか分からないワクワクを味わいながら読む本とは違い、目的達成の為の過程を読んでいる感覚。

個人的には結末が分からないワクワクの方が好きなのだと再確認しました。

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Posted by ブクログ 2020年05月19日

序盤から中盤、後半ギリギリまで主人公がずっと追い込まれている状況が続くので(途中ちょっとしたステップはあるものの、、、)かなり見ていて重い印象があり、池井戸潤さんの他の作品よりも爽快感はなかった。最後の最後ではしっかり回収していくが、なかなか道のりが長かった。

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