【感想・ネタバレ】空飛ぶタイヤ(下)のレビュー

あらすじ

事故原因の革新に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠がない。激しさを増す、大ホープグループの妨害工作。家族と社員を守るために、赤松はどうしても真実を証明しなければならないのだ――。歯をくいしばって闘う男の姿を描いた感動長編。(講談社文庫)

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一気読み

最後まで楽しめました。で、どーなるのよと。先が読めない展開に
一気読み。
いい時間を貰いました。
もっと読みたい

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2014年07月09日

Posted by ブクログ

実話ではないと知り驚きを隠せない。大企業のエリート気取りサラリーマンが実際にいると思ってしまう。それだけ感情移入できたし想像できる内容であった。終始赤松社長の筋の通った姿勢に感銘した。自分では信念を貫き通せない、諦めてしまうだろうと思った。苦しい場面に遭遇しても赤松社長を思い出し、自分の信念を曲げずに頑張りたいと思わせる作品であった。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さてさて、続きです。入院中に読破してしまった「空飛ぶタイヤ」文庫下巻。
なんだよー!解決の糸口は週刊誌のスクープかと思ったら違って、警察のやる気でした。それなら最初からちゃんと捜査してくれればいいやん!と思いました。
日本の警察は、本当に圧力に屈したりはしないのかな、そこ、マジで心配。
あと、赤松社長と三菱…いや、失礼、ホープ自動車との闘いの物語と思ってずっと読んでいたのに、銀行の融資の話がかなり大きなウェイトを占めていた!
ちょうど最近、「奇跡の経済教室」という本を読んで、銀行が融資をすることで将来的な価値を生み出している、ということを理解し、非常に興味深いと思っていたところだったので、それと合わせてかなり面白く読めました。
赤松運送の整備士の門田くんが好きです。人は見かけで判断してはいけないっていう教訓を得ました(あ、これは上巻の部分だな)。沢田の奥さんもちょっとしか出てこないけどいいキャラよね。映像化したときに、こういう人をうまく描いて欲しいけど、出てくるのかな。
退院したけどしばらく動けないから、映画も観ようかね。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

池井戸作品を読むのは2作目だが、今作のような悪代官をとっちめる構図作品は初めて。
半沢直樹など映像としては見ていたのでその構図は把握していたが、やはり爽快感がありますね。
その結果に至るまでの苦労を知ればこそよりその爽快感が増します。

今更ながら他の池井戸作品も読んでいこう

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

ただの隠蔽を解決するストーリーではなく、人の感情も豊かに事細かに書かれていてとても良かった。
主人公の赤松社長は感情の起伏が激しく男臭い、不器用で情に熱いところがなんとも言えないかっこよさがあった。
ホープ自動車の品証部にしっかり腹が立ったのでそこも良かったです。
被害者の柚木親子には幸せになってもらいたいと感じた。

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2025年04月24日

Posted by ブクログ

これぞエンターテイメント小説!

主人公の社長が男くさくて、泥にまみれて、情に厚くて。

これでもか!と苦しめられて、残りのページを確認しながら「本当にハッピーエンドになるのだろうか?」と不安を抱えながら読んだよ。

でも、流石。最後にはちゃんと敵役の人も懲らしめられて、溜飲を下げる事が出来た。

池井戸小説ってパターンわかっているのに、おもしろいってすごいな。

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2024年10月24日

Posted by ブクログ

気持ちが晴れた。
というのが、読み終えた直後の感想だ。
登場人物が置かれた様々な環境で葛藤する人々。信念を貫くことの大切さ、正しいことを正しく実行することの大切さを改めて感じた。ただ、それらを愚直に実行するには多くの葛藤が伴うこともある。
だけれども、結果は自ずとついてくる。
そう感じた作品です。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

苦しい時も決して諦めず、読んでる側が苦しくなるくらいだった。悪を倒す痛快さより、誠実を貫く精神力に憧れたし、とても面白かった。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ


・メインストーリー

・サブストーリー

・構成

・特に印象的な場面など
沢田が英里子に異動の旨を伝えた後の英里子の反応。(p.34)


・気づき

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2023年10月30日

Posted by ブクログ

仕事がら概要は以前からなんとなく知っていたけど、ちゃんと読んだ事がなかった。メディアで取り上げられないであろう当事者達の思い描かれていた。しかも池井戸先生の勧善懲悪的な痛快ストーリーで最後はスカッとする。映画化やドラマ化されているのでどちらもオススメかも。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

町の中小企業が大企業の不正を真っ向から暴いていく。大企業と銀行のやり取りなど様々な思惑が交差する様は読んでいて興奮とスリルを感じた。
とっかかり辛かった池井戸潤作品は初めてだったが読みやすく閉塞感漂う現代に生きる中で前向きな気持ちにさせてくれる。傑作だった。

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

感動しました!

勉強など二の次。
大切なことは、人様に迷惑をかけないこと、友達を大事にすることだと教えられた。
親はいつまでも生きていられない。困った時に頼れるるのは友達だぞ。
だから友達はたくさん作れ。
そして大事にしろ。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

これは、1日で一気読み。
それほど面白かった。
まるで映画を見ているようだ。

ドラマにもなったようですね。
たしかにこれをもとにドラマにしたら面白そうだもんな。

普通に走行しているトラックの前輪が外れ、側を歩行中の主婦に直撃、死亡してしまう所から物語りが始まる。
トラックの運送会社(50人程度の規模)の社長が主人公。
整備不良が疑われるが、社員の仕事を信頼する社長はメーカーに問い合わせるもけんもほろろ。
警察からは容疑がかけられ、運送の仕事も取り消され、銀行からは融資回収を迫られ、窮地に立たされる。
メーカーは整備不良として処理。
しかしながら、以前より同様の事故が発生しており、本来はリコール対象になるものの隠蔽している。
そういう状態から、だんだんと解決していくんだけど、最後は正義が勝つのだ。

上下巻800ページを超える長編小説だけど、とても読みやすいので中学生ぐらいからでも楽しめるんじゃないかな。
とてもお勧めです。

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2023年05月01日

an

購入済み

よくぞ闘い抜いた!

最後の最後までドキドキしながら読みました。
こんな結末を迎え、心に残る作品です。
タイヤがいきなり飛んで来て、人が亡くなったというニュースは当時驚き、それが本になっていたのですね。読めて良かった。

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2018年02月06日

購入済み

空飛ぶたいや

下巻の話の進み方から、多分こうなるんだろうとは予想できたものの、どんな経過でそうなるのかな、とつい、先へ、先へとと読み進みたくなってしまいました。絶対にお勧めの小説です。

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2017年03月08日

購入済み

最高です

空飛ぶタイヤ?なんだそれ・・・と、なんの先入観しに、とりあえず読んで見ようと思ったのですが。完全にハマりました。

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2014年10月05日

購入済み

面白かった

面白かった。同じ作者の本を読む事にします。

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2014年05月22日

Posted by ブクログ

大企業に立ち向かう中小企業の社長が、様々な不運や困難、妨害工作などにより窮地に陥るが、社員や家族に支えられてやがて大企業に一矢報いる。
このストーリーは面白いのだが、やはり二番煎じにも感じられてしまい評価4とした。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

未だ全部読んで無いが、組織犯罪に、一般人が、巻き込まれ、中小企業が、廃業に追い込まれる大事件と、日本を代表する、言わば四菱グループの一企業が、3年前にリコール隠ししたのに、その役員が、又リコール隠しは、あり得ないし、リコール隠しが単純過ぎる、とは言っても、一気呵成に読み終える内容ではあるなー
事故原因の革新に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠がない。激しさを増す、大ホープグループの妨害工作。家族と社員を守るために、赤松はどうしても真実を証明しなければならないのだ――。歯をくいしばって闘う男の姿を描いた感動長編。(講談社文庫)

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

自分の会社の事だから、世間一般の人とは違う、どこか特別な視点で作品を読んでいた気がする。

作中で描かれるような卑しさは、二年目の私にはまだ感じられない。だがもしまた同じような状況に会社が陥った時、普段我々が見ないもう一つの体質が顔を覗かせるかもしれない。

勿論、不祥事から会社全体を悪だと決めつけることは出来ないが、長年一つの会社で働いていると、その邪悪な体質に気付かぬうちに飼い慣らされていくのも事実だと思う。

結構な長編小説なので、途中飽きが来ることもあったが、最後はじんわりと目頭が熱くなるのを感じた。
会社に守られた私は、死に物狂いで働いたことはあったか?何をしても自分の生活は安泰だというこの意識そのものが、サラリーマンなのだと感じる。
自分のいる環境について一度立ち止まって思いを巡らすには良い体験だったと思う。

•どんなことがあろうと、常に目指すべきはことの本質だ。形式や先入観にとらわれた時、その本質は見失われ、安直だが見当違いな結論だけが目の前にぶら下がってるわけだ。

•大企業にいる時に周囲を囲っていた見えないバリアが取り払われ、世の中の荒波と強風がまともに吹き付ける中、大型客船から帆船に乗り換えたようなものだ。生きることとはこういうことかと思った。その厳しさを認識こそすれ、嘆く暇も恨む余地もなく、ただひたすらがむしゃらに、無骨に奔走してきたのだ。

•会社の都合と個人の都合を使い分け、体よく、つつがなく、定年まで勤め上げようというサラリーマンそのものだ。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

スッキリする結末は良かったけど、
もしも大企業サイトが一枚岩で
関係者の不満なく対応していたらどうなっていたのか。
現実に置き換えるとこわい。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

事態の解決まであとどれくらいかかるんだろうというくらい上巻も下巻も長いが、中弛み感が全くなく気づいたら読み終わっていた。
赤松に比べたら私の悩みは大したことないなと元気になれちゃいそう

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

【ここだけ】お返しは良くないんだね。(あれ?倍返しだ!!は?)

【感想】大企業病、派閥問題、社員の慢心。だからと言って中小企業がいいのか。どこでもいいから自分の信じられる人や組織に貢献していきたいと思った。
会社資金繰り、遺族との関係、PTA、子供問題、私はこれらを並行で処理できんです。
最後はハッピーエンドでよかったよかった。

ゆぎ…強い。お金ではない、ホープに掻き乱されたくない。未来のために生きていきたい。

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

こういったスカッとする企業小説は読んでいて気持ちがいい。様々な人達から裏切られ、罵られ、馬鹿にされてフリにフリまくった後の大逆転。
ただ自分の性格的にそれまで馬鹿にしてきた奴らにもっと反撃してほしかった。
特に片山、相模マシナリー、そして柚木。
奥さんが亡くなってしまったとはいえ全く赤松のことを信じず完全に犯罪者扱い、無責任呼ばわりなどひどい言いようの柚木にはもっともっと言い返してほしい。
「ほらね、言っただろ。あんたあの時全く信じなかったよな?責任逃れだなんだ言ってたけど違っただろ?なぁ?今更謝られても遅いんだよ。あの時すぐ信用してくれてたらこんな嫌いになることはなかった。」こんな具合に。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

沢田ーー!!!ってなる笑(色んな意味で)
彼も含め人間味があって、ドロドロした話なのになぜか生き生きとしてて羨ましくも思えてくる。
映画と元の題材も気になってしまう作品でした

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2025年04月11日

Posted by ブクログ

何度も何度も、なぜいつもこうも上手くいかないのか、いつか報われるのか、と悲しみながらも希望を捨てきれずにいました。主人公や、その周囲の人々の気持ちに入り込み、絶望も希望も喜びも悲しみも味わうことができる小説だと思います。
最後のどんでん返しでやっとすっきりすることができましたが、その全ての過程でも飽きることがなく引き込まれ続けて、早く続きが読みたい!知りたい!となりました。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

面白い!今から18年程前の作品ですが、今も尚起きるであろう大手企業の悪事と隠蔽、立ち向かう下請け中小企業、絡み合う人間模様、そういった関係性や構図がとても分かりやすくリアルに描かれてます。本当に腹が立ってイライラしながら読みましたが(読書として良い意味で)そのストレスが一気読みを加速させてくれます。きっと良いゴールが待っているであろう前提では読んでいましたので、早くスッキリしたい早くスッキリしたい、その一心で読み進めていました。しかし池井戸作品によく出てくる、あの悪い役員達や銀行員はホント腹立ちますね。企業がどうあるべきか、守るべきものは何なのか、屈しない強さ、色々と励みにはなりますが、現実はなかなかそう上手くはいかないものです、、、ただ、小説というエンタメとして楽しみながら、少しでも勇気づけられたり、やっぱあともう少し頑張ってみようかなと、ちょっとしたキッカケを与えてくれる感じがとても好きです。とても素晴らしい作品に出会えたと思います。この後、映画版も観たいと思います。

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2024年10月15日

Posted by ブクログ

面白かった!落ちるところまで落ちたけど最後はスカッとした。仕事とか勉強が出来ても、人として小さい人間にはなりたくないなと思う。

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2024年07月04日

Posted by ブクログ

サラリーマンだなぁと感じさせる上下左右の人間関係や会話が面白かった。超大手企業と取引ややり取りある人にはわかる、自分たちはエリート、ていう態度、本当あるんだよねぇ。個人的には販売会社の人の描写が、まさにあの人のことみたい!と思わせるリアリティがあった。

赤松社長をはじめとして、ビジネスなのに口調が荒すぎてそこは現実味なかったけど、20年前くらいのイメージ?だとそんなもんだったのかな。個人的には好きなタイプの人間ではなかった。1番好きなのは沢田かな。(みんなそうかな笑)

ドラマの半沢直樹と下町ロケットを見てて、こんな口調の人いるか〜??ドラマだから大袈裟なのかな、と思ってたけど、この方の本に出てくる人はわりとこうゆう感じなのね笑

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2023年05月07日

Posted by ブクログ

(上下巻合わせてのレビューです。)

三菱自動車のリコール隠しが元ネタのフィクション。
フィクションだけれども、どこまでもリアル。
登場人物の考えていること・感情がよく表現されている。

この本は是非、三菱自動車で働く人たちに読んでもらいたい。
三菱は諸悪の根源のように書かれていて、
なかなか読むのがためらわれるかもしれない。
それでも、リコール隠しによって、
苦しんだ人たちのことを切実に知るためには、
ときには毒薬も必要かと。

この本を読んで感じたのは、
「嘘をつけばもう後には戻れない」ってこと。
決して嘘をつくことを否定はしないけれど、
つく場合はそれ相応の覚悟を持ってつかないといけないということ。
特に企業の不正については、正直が一番かな。
自分が可愛いのは皆同じだから、難しい選択ではあるけれど。。

あっという間に読んでしまいました。
★4.5個って感じ。

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2022年09月21日

Posted by ブクログ

難局に直面したときに、人頼みにせず、自身で解決への道筋をつないでいくことの大切さを感じた小説。何事に対しても、傍観者ではなく当事者として最大限の努力をすることが、最善の結果を生み出すことになるのだろう。

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2022年09月10日

Posted by ブクログ

人は偉くなればなるほど、自分のことしか考えなくなるらしい。保身や自分の利益、損得のことで頭がいっぱい。
子どものままの純粋な心でいろなんて言わない。きれい事だけでは世の中すまされないのも知ってる。けど、汚れすぎだろ。

もうこんなことが二度と起こらないことを、心から祈りたい。

けど人間はバカだから、同じ過ちを繰り返すのだろうけれど。

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2022年08月13日

Posted by ブクログ

おもしろい。上は悔しい話ばかり、下も途中までは悔しいけど最後はスッキリ。本当にリコール隠しはあったみたいだからとんでもないなと思った。実際は赤松運送は廃業してしまったらしくそこはとても残念。

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2022年01月17日

Posted by ブクログ

勧善懲悪の結論ありきの安心感がいいです。ただ、時代劇っぽい刑事の言葉が古臭くリアリティが欠けているというより、気恥ずかしい。

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2023年11月27日

Posted by ブクログ

上巻からの続き。スッキリ。三菱か?逆転まで時間がかかったなあ。

難易度 中
感動★★★☆☆
涙線★★★☆☆
興奮★★★☆☆
感心★★★☆☆
伏線★★★☆☆

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2022年09月12日

購入済み

自動車メーカーのこと

史実とどこまでにているのか、興味があり該当の自動車メーカーを調べたら資本の変化は 違う模様。残念。

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2014年10月14日

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