あらすじ
事故原因の革新に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠がない。激しさを増す、大ホープグループの妨害工作。家族と社員を守るために、赤松はどうしても真実を証明しなければならないのだ――。歯をくいしばって闘う男の姿を描いた感動長編。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
さてさて、続きです。入院中に読破してしまった「空飛ぶタイヤ」文庫下巻。
なんだよー!解決の糸口は週刊誌のスクープかと思ったら違って、警察のやる気でした。それなら最初からちゃんと捜査してくれればいいやん!と思いました。
日本の警察は、本当に圧力に屈したりはしないのかな、そこ、マジで心配。
あと、赤松社長と三菱…いや、失礼、ホープ自動車との闘いの物語と思ってずっと読んでいたのに、銀行の融資の話がかなり大きなウェイトを占めていた!
ちょうど最近、「奇跡の経済教室」という本を読んで、銀行が融資をすることで将来的な価値を生み出している、ということを理解し、非常に興味深いと思っていたところだったので、それと合わせてかなり面白く読めました。
赤松運送の整備士の門田くんが好きです。人は見かけで判断してはいけないっていう教訓を得ました(あ、これは上巻の部分だな)。沢田の奥さんもちょっとしか出てこないけどいいキャラよね。映像化したときに、こういう人をうまく描いて欲しいけど、出てくるのかな。
退院したけどしばらく動けないから、映画も観ようかね。