池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【アキラとあきら】
昨年購入して読んでいなかった池井戸潤氏の作品。
町工場の息子として生まれた山崎瑛と、日本でも有数の創業一族の長男として生まれた海堂彬。
同じ社長の親を持つ二人、生い立ちに違いはあるものの同じ大学、そして同じ銀行就職での出会い、そしてお互いを認め合う関係性、そして人としての成長が培われていくところに共感することが多くありました。
時代が平成突入してバブルが弾けた時代背景は私自身にも重なり、当時を懐かしみながら読み進めることが出来ました。
経営者の苦悩は計り知れないものがある、またそれを理解して経済の血液とも言えるお金を扱うバンカーも数々の経営者のことを真剣に思っていても -
Posted by ブクログ
2021(R3)8.24-8.26
テレビドラマにもなった花咲舞が、上司の相馬とともに問題のある銀行の支店に乗り込み、問題を解決していく短編集。
正義感が強く、筋が通らないことは、たとえ相手が上司であっても決して負けない。問題が大きくて何回でも決して諦めない。
面白すぎて一気に読んでしまった。そしてスカッとした。
それはなぜか?
勧善懲悪のストーリーであり(実際にはそんなにスッキリとは解決しないと思うのだが)、悪いヤツは痛い目に遭う展開であること。
組織の中で生きている自分にとって言いたくても言えないことを、花咲舞が代わりにズバッと言ってくれる。その辺りの痛快さ。
その辺りが理由なのかな -
購入済み
ゾッとする
とても面白かった。ドキドキわくわくする展開で流石だなと思った。それにしても、フィクションとはいえ、実際に題材になった事件が存在し、そっちも死亡事故が発生した上で、風評被害で会社が倒産しているという… この本を三菱の人たちはどういう気持ちで読むのだろうか
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