池井戸潤のレビュー一覧

  • 空飛ぶタイヤ(上)

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    ネタバレ

    理不尽な大企業や銀行に対して必死に争おうとする中小企業の闘いと善戦虚しく押し寄せてくる現実が表されていて素晴らしいと思います

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    2024年02月23日
  • 新装版 BT’63(下)

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    池井戸潤の作品の中で語彙が急に難しくなったと感じた。
    内容は後半につれて面白くて、最後は止まらず寝ずに読んでしまった。
    主人公が自分の人生を投げやりになっている中、親とその相棒トラックが息子を救う。そのために主人公は過去に呼ばれた。彼は、過去と現在を行き来し父の本当の姿を見つけ、これから生きていく糧を得た。
    過去と現在という時を行き来したり、主人公がどの過去を見ていたのか明記されていなかったりして難しいが、内容がとても面白い

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    2024年02月22日
  • 民王

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    ネタバレ

    池井戸潤、どの本も面白い!
    体が入れ替わった翔が若者の視点で政治やマスコミのおかしい所を、バッサリとぶった斬ってくれる所がめちゃくちゃ痛快でした。
    知らない間に自分も社会や会社の理屈に毒されてるなぁと思いました。正しい事をするって大変で難しいんですけどね。
    最後スッキリした終わり方でしたが、翔が政治の単位をどうやって取れたのか気になるなぁ。

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    2024年02月15日
  • 新装版 BT’63(上)

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    通勤の帰宅時には小説にしていますが、1日の仕事を忘れられるわずかな時間ですが、銀行の話やビジネス関連の話が中心の池井戸潤氏の作品とは違った黒い部分が全面的に出ているこの作品は惹かれます。後編も楽しみ!

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    2024年02月11日
  • ノーサイド・ゲーム

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    ネタバレ

    日本でラグビーワールドカップが開催される直前、ラグビー未経験者である君嶋が社内では経営陣からの収益性に乏しい不採算部門であると攻撃を受け。社外では旧態依然で改善提案を全く取り合わない日本蹴玉協会との格闘を描く。TVドラマを先に見ていたので、どうしても君嶋と大泉洋が重なって見えてしまう。古い体制に凝り固まった組織は君嶋のような、予備知識もしがらみもない人のほうが実効性のある改善に取り組みことができることに強く同意する。

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    2024年02月09日
  • ロスジェネの逆襲

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    後半に向けて良いテンポで進み、最後は痛快な逆転劇。

    現状に文句を言うのではなく全力を尽くす。そんな姿を読みながら、自分も頑張ろうと思いました。

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    2024年02月08日
  • 果つる底なき

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    これも重厚な内容で、最高に面白い。池井戸潤は文章ディテールの描き方が上手く、ストーリーに入り込める。

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    2024年02月03日
  • 新装版 BT’63(下)

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    ネタバレ

    上巻からの一気読み。
    ファンタジー的度合いはますます増して、憎々しげな悪役も幅をきかせ、ホラー小説の気配。
    読み進めるうちに目を背けたくなるような想像するだに恐ろしい場面まで。
    不思議さばかりではなく人としての愛情とは、親子の血の深さ、またひとつの会社組織の終焉や経済成長期の社会問題などオールラウンドエンタメとしても楽しめました。

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    2024年01月10日
  • 銀翼のイカロス

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    ネタバレ

    «どこまでも堅実に誠実に。仕事内容に「プライド」を持て»
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    ※この物語はフィクションです。実在する人物及び団体とは一切関係ありません


    この一文を再確認しないと、今にも怒髪が天井を突き破りそうな方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
    私もそのひとりですが、安心してください、フィクションです(再掲示)
    ジョージ・オーウェル先生の『動物農場』を読んだ時にも感じたのですが、(ロシア革命を上手いこと風刺した名作です。)筆が立つ小説家の方は、人の感情を操作するのがほんっとに上手だなと思いました。(拍手とともに)

    本題ですが、今回ガッツリネタバレを含んでおりますので、以下未読の方は

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    2024年01月04日
  • ロスジェネの逆襲

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    «置かれた環境で全力を尽くす。全ては顧客のために»
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    「置かれた場所で咲きなさい」

    この言葉がしっくりくる本は今年何冊か読みましたが、彼、半沢直樹はやはりそのモデルとなる人物だなとあらためて強く感じました。
    親会社に案件を横取りされるという、私なら人間不信で寝込むのではと思われる状況でも、負けずに立ち向かっていく半沢の姿に、今回も大きな勇気を貰いました。

    私自身も転職を経験した今年。
    今仕事をしていると、「あの人がやっている仕事、いつ私にも振ってもらえるのか」とヤキモキしてしまうことがありますが、私自身も「顧客のために」今与えられた仕事に誠実に向き合っていきたいなと感

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    2023年12月31日
  • 民王

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    「ドラマは観てたけどそういえば読んでないなあ」と読んでみたけど面白かった。内閣総理大臣とそのバカ息子の入れ替わりから始まる”笑撃”のサスペンス。官房長官のバッシングに対して泰山の中の翔が言う「誰だって間違いはある、オトナになろうぜ、みんな」の一言が、“知らない”からこそ真っ直ぐで、重い。貝原さんのキャラクターが好きだったなあ。作中では理想の政治、社会の在り方が語られるが、忖度とか色々なしに政治を出来る“民王”は日本に現れるのか?と考えてしまう。

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    2023年12月24日
  • 銀翼のイカロス

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    作中、富岡さんと誰かさん(はっきり名前が出てこないけど、読んでいればわかる)がサシ飲みしているときの会話で、富岡さんのセリフにハッとするような印象深いものがあった。

    「ただ、欲にも、身の丈ってものがある。身の丈に合わない欲を掻くから、面倒なことになる。人もそうだし、実は会社だってそうだと思いますね。できもしないことをやろうとするから無理がある。結局、そんな会社は誰も幸せにしない。社業もうまくいかないし、社員だってストレスで参っちまう。全ての会社には、その会社に合った身の丈の欲ってのがあるんですよ」(P329)

    この小説に登場するものは、銀行だったり大企業だったり政治家だったりで、なにもそう

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    2023年12月21日
  • ロスジェネの逆襲

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    ネタバレ

    過去にドラマ視聴済みで、本の内容もすんなり頭に入ってきた。
    電脳の粉飾を見抜いて、銀行の取締役会で暴くシーン以降は読んでいて爽快。

    半沢も他の出向者と同じく、早く銀行に帰ることしか考えていないのだろうと思っている森山に、半沢が「自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中味だ」と説いたセリフが印象的だった。

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    2023年12月03日
  • 果つる底なき

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    ハラハラドキドキする作品。ここ最近読んだ池井戸さん作品の中では、もっともサスペンス性の高いものだった。

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    2023年11月28日
  • 半沢直樹 2 オレたち花のバブル組

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    1巻がおもしろかったのですぐに手に取りました。
    悪いことは悪いとキチンと言える人間を尊敬します。読んでいて気持ちがいいですね。近藤さんは出向先で四面楚歌でしたが、やることをやると決めた途端、吹っ切れたように行動が変わりました。人間ってそうなんですよね。腹を決めたら強い。また続きを読みたいです。

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    2023年11月19日
  • 半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

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    読んでいてスカッとしました。
    諦めなければ何かしらの糸口が見つかる。コレってとても大事なことだなと改めて実感しました。
    続きも読もなくちゃ。

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    2023年11月17日
  • 半沢直樹 2 オレたち花のバブル組

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    ずっと前に見たドラマなのに、鮮明に思い出せます。展開もわかっちゃいるのに、やっぱり面白い。あっという間に読み終えました。

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    2023年10月31日
  • 空飛ぶタイヤ(下)

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    ネタバレ


    ・メインストーリー

    ・サブストーリー

    ・構成

    ・特に印象的な場面など
    沢田が英里子に異動の旨を伝えた後の英里子の反応。(p.34)


    ・気づき

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    2023年10月30日
  • 空飛ぶタイヤ(上)

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    7章構成 社会派小説

    ・メインストーリー
    とある運送会社が、タイヤの脱輪により
    母子の死傷事故(事件)を引き起こした。
    運送会社社長は、事故の要因に納得できず、
    その真相追究に奔走する話。

    ・サブストーリー
    小学校のモンスターペアレント処理

    ・構成
    運送会社視点、銀行視点、大企業の販促部視点、
    品証保証部視点など、今回の事件に絡みあう
    様々な立場の視点から物語が描かれていく。

    ・特に印象的な場面など
    物語中盤以降に描かれたワンシーン(p.325,326)
    主人公の赤松が遺族の法事に参列した際に
    涙を堪えながら遺族に向かって事故への向き合い方・償い方を発言するシーン。

    事故を起こしてか

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    2023年10月28日
  • 新装版 BT’63(下)

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    ネタバレ

    自分の父親を過去を知る旅。うつ病で長期入院したことで仕事も妻も失った主人公。あることがきっかけで、5年前に他界した父が倒産した会社に勤めていたことを知る。また、過去にタイムスリップもできるようになった。過去には、自分の母とは別に父が愛した女性がいて、会社を倒産させまいと奮闘する父の姿があった。過去と現代を行き来しながら父の人生の真相が解き明かされていく。上下巻でボリュームがあり、話自体も全体的に暗いが続きますが、気になり一気に読みました。自分も子供を持つ父として「何でもない日常を過ごせることが、どれだけ素敵なことか」を教えられた1冊です。時間がある時に一気読みすることをオススメします!

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    2023年10月20日