池井戸潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昨年社会現象になるほど爆発的ヒットだった「半沢直樹」の著者、池井戸潤による銀行ミステリー。
私はまだ半沢直樹シリーズの小説3冊しか読んでいない初心者であるが、著者の人物描写や組み立ては私好みであり、機会があればもっと読みたいと思っていたところなのだ。
本作品は1999年から2002年にかけて週刊小説などで連載された短編集を集約したものであり、今から10年以上前の銀行が舞台ではあるが、それほど古臭さを感じず読み進められた。
感想としては一言。
面白い。
300ページほどのボリュームだが、あまりの楽しさに、数時間で一気に読み終えてしまった。まず、主人公の設定がお見事。かつて都市銀 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2020年11月
テレビドラマ見終えて、6年ぶりに改めて原作を読み返した。
原作に登場しない大和田常務を、わざわざ引っ張り出したのは、やはり見栄えを考えてのことだろう。
そのために原作にない"架空の"添加シーンをたっぷり盛り込んだ一方で、原作の終盤で物語のanchorとも言えるシーンだった、富岡さんと頭取?が酒を酌み交わす場面、その後頭取室での紀本常務との場面がまるまるカットされてたところに、ノーサイド〜と同様の据わりの悪さを覚えることになった。
ドラマでは、富田さんのフォローもして欲しかった。
話題性もあり、ドラマは大変楽しんだが、映像を思い浮かべながら活字を追うほうを支 -
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悲しい事件がどのような結末を迎
内容をいうと面白くないので、悲しい事件とだけ申し上げておきましょう。
その後の結末をどのように下巻で書かれているのか大変気になります。
おそらく、犯罪まがいの後ろめたいことをしているのは大企業、中小企業を問わずあり得ることです。
私たちが社会で生きていくうえで何を大切に取捨選択していくべきか読者に投げかける意味をもっている読み応えのある作品だといえます。 -
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面白かった!
半沢シリーズはだいたい中盤から後半にかけて、展開が加速していくイメージでしたが、今回は待ちに待っていたせいか、最初からワクワクドキドキしながら読みました。途中2回ほどスカっとする場面があり、中だるみする箇所もなく一気に読み終わりました。
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面白かった
先制点を取られ、一点返してもまたすぐに追加点を取られ、終盤にはダメ押しの追加点……しかし野球は9回3アウトまでわからない。そんなストーリー構成になっています。野球好きにはたまらない。欲を言えば沖原のプロ入りも見たかったかな。
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購入済み
サッカー好きな人も是非
僕はいつから野球を見なくなったのだろうか?
いつの間にか世の中もサッカー人気が野球のそれを凌いでいる。
ルールは違えど、サッカーも野球もその他のスポーツも単純な構造は共通だ。
練習して本番に備える。
勝つこともあれば負けることもある。
肉体だけではなく精神力も必要だ。
そう考えれば人生と全く同じじゃないか。
エラーなんかいつでも取り返せる。
そんな気持ちにさせてくれる本。
読み終わった後は実際に体を動かして汗をかいたような爽快感。
久しぶりにグローブを探してみよっと。 -
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ルーズベルトゲーム
池井戸潤の作品という事で、楽しみにして読みましたが、エンディングの野球シーンは手に汗に握る感覚で興奮して、読みました!!
痛快さは半沢シリーズさながらでした!